Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

4th Street Jazz Festival (Berkely)

2007-05-22 07:02:19 | music/festival
この時期のベイエリアは、週末ともなるとフリーイベントがいっぱい。
子供向け、大人向け、音楽好き向け、アスリート向け・・・と、年齢や目的に合わせて各種さまざまなイベントがてんこもりだ。しかもこの時期はめったに雨が降らないので野外のイベントにはもってこい。

というわけで、今日は地元の商店街で行われるJAZZフェスティバルというのに行ってきた。
今年で11回目を迎える“4th ストリートJAZZフェスティバル”は、バークレーのちょっとおしゃれなショッピング・ストリートとして知られる4thストリートで毎年行われるJazzイベント。ライブステージはたったふたつ。しかも同時に演奏が行われることはないので参加グループはプロ3グループ、アマチュア2グループ、合計たったの5グループという、じつにこじんまりとした、でもそれが売りのイベントなのだ。

マサコ&ポール夫妻が車で家に迎えにきてくれて、Pちゃんと4人で正午きっかりに出陣。ステージは始まったばかりだった。
まず、ハラペコだったPちゃんと私は久々にジャンキーなものが食べたくなってメキシカンレストランでなにやらおいしそうなものをゲット。



午後から大好きなマーカス・シェルビー・クァルテット(MARCUS SHELBY QUARTET)を堪能し、そのあとはベイエリアのブルースバンドと伝説のソウルシンガー、シュガー・パイ(sugar Pie)との共演を見る。
なんなんだ!この恐ろしいほどのソウルは!
歌は聞こえど小さすぎて姿が見えない。なのに、この会場を包み込む迫力の歌声に思わず身震い。
やっと手を伸ばして撮影してみると・・


いたいた!このまんなかの白髪の女性がMs.シュガー・パイ


おちゃめなベーシスト


デブもたまらず踊りだす


何とおん歳、71!!超弩級のど迫力。どんな巨体のバックミュージシャンも彼女の迫力の前ではかすんでしまうほど。


演奏後のサインタイム。
近くで見ると本当に小柄なおばぁちゃん、といういう感じだった。
さっそく図書館でCD借りてこよう、シュガー・パイ。名前もすごいな。


そしてトリを飾ったのは、地元のホープ“バークレー・ハイスクール・Jazz Combos”(Berkeley High Jazz ensemble and combos)
このハイスクールバンド、1965年から始まったJazz教育のおかげで今では全米でも数々の賞を総なめにするほどのレベルの高さ。モントレージャズなどのジャズフェスやYoshi'sなどにも出演する本格的なJazzコンボ(ビッグバンド)で、David Murray, Craig Handy, Josh Redman, Benny Green and Peter Apfelbaumなど、有名Jazzミュージシャンも多く輩出している。
この夏には夏休みを利用して日本に演奏旅行の予定で、日本公演中は日本の家族にホームステイするという。アメリカはこういった若い芽を見出す文化的な教育が本当に盛んでうらやましい限りだ。

このビッグバンドの演奏は、とにかく若さがみなぎっていて、下手な大人のような小細工がなくて、とにかくすばらしかった。若いとちょっとしたスキルにおぼれてしまいがちだけれど、彼らは何が一番大切かをちゃんとわかっていてそのコラボレーションの妙が実にすがすがしかった。
いい指導者に恵まれると若い才能はこうやってぐんぐん伸びていく。うらやましい。


ベースくん、ドラムくん、ビブラフォンくんの3人は特にすばらしかった。



ディレクターのPhil Hardymon氏。
彼がこの学校を全米一のレベルに引き上げた。
見た目はレイ・チャールズみたい。


見るほうも真剣。


祭りのあと。現地で会ったセイヤさんと友人のブレンダ(右)と一緒に。

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