Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

Jazz ざんまいDay。

2007-05-15 06:08:10 | music/festival
つい先日、たまたまスシカルでゲストとしてベースを弾いていたKさん(日本人)と知り合いになった。
実はこの方、バークレーの隣町エルセリートにある100円ショップ“壱番館”のオーナーで、何と恐ろしいことに同じ町出身それもご近所同士ということが判明。
このたび壱番館が開店3周年を迎え、Kさんがお仲間たちとJazzトリオライブを店の前でやるというので、マサコ夫妻とPちゃんと4人でおにぎわしに見に行くことにした。


ライブはこんな感じで店の前でひっそりと行われていた。
Pちゃんはどちらかというと100円ショップに夢中で、所帯じみたものを買い込んでいて、みんなに「主婦」と呼ばれていた。


セイヤさん、セツコちゃんも登場。あとでセッちゃんの歌も始まったが、このあと私たちはそそくさと、とあるライブに向かった。

それは・・・

Mark Murphy。
イーストコースとを中心に活躍する“もっともhippiestな”男性ジャズヴォーカリストのひとりで、この日はJazz Schoolの主催するヴォーカル・ワークショップの講師として招待されていたのだった。おしくもそのワークショップに参加することはできなかったが、ポールも彼の30年来の大ファンということもありこの後のライブのチケットを購入しておいたのだった。

彼の歌声は、いわゆる「きれいなお手本どおりのJazz」とは対極にある、“浪花節・ヴォーカル”。自由自在なスキャット、観客に語りかけるような歌詞表現、そしていつ始まっていつ終わるかわからない不思議な“間”が独特の世界を醸し出していて、観客は何か不思議な魔法にかかったかのように固唾をのんでただ彼の世界を聴いていた。


Mark彼の奔放な世界をきっちり支えたのが、このトリオ。

Larry Dunlop(piano), Seward McCain(bass), Eddie Marshall(drums).

完璧なリズムセクション、歌の邪魔をせず欲しいときに欲しい音(トーン)のみを出してくれる謙虚なピアノとベースのコンビネーション。
演奏に自信があるプレーヤーほど、とかく自分をshow offしたがりヴォーカリストの歌伴を邪魔してしまうものだが、このトリオにはそのかけらもない。これぞプロ!Markが選ぶだけのことはある。
とにかくぞぞ~っと鳥肌の立つような最近見た中で一番心を打たれるヴォーカル伴奏だった。


一枚だけ持っていた彼のCDにサインをしてもらい、一緒に記念撮影。
両手の指にはどでかい宝石。髪の毛はもろカツラ。
エルトン・ジョンとロッド・スチュアートをたして割ったようなというゲイまるだしの風情。
近づくと顔の大きさに圧倒される・・・



夜、飲みながら聴くのにオススメです。
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