Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

12月は走る。

2014-12-03 16:47:32 | アメリカ生活雑感
サンクスギビングが終わったシカゴには、毎年一大イベントが待ち受けている。
世界最大級の「RSNA2014(北米放射線学会)」が12月1日から5日間開催され、世界各国から医療関係者がシカゴに大集結するのだ。
その数なんと、約6万人!
この週はシカゴが外人(?)だらけになり、ホテルやレストランは数か月前から予約で超満員、一般の人たちが予約を入れる余地もないほどだ。
特に今年は第100回という節目にあたるため、通常よりも参加者が多いのだそうだ。
そういえば、去年もこの時期日本レストランに行ったら背広を着こんだいかにもその方面の方、といった日本人が大勢で飲んでいたっけ。

さて、今年私は、この学会に自社の製品を展示・販売する日本の某大手メーカーの事務局お手伝いをするため、4日間シカゴのホテルに滞在することになった。
仕事内容は、ちょっとした通訳やレストラン予約、事務局本部のメンテナンス(軽い食事や飲み物の用意)、ホテル内の会議室で行われる各種会議のセッティングとそれらの確認、その後行われる商談Dinner Partyのセッティングや飲食の手伝い・・・・といった雑用一般。
とはいえ、朝は7時すぎから毎日入れ替わり立ち替わり会社の人たちがやってくるので目の回る忙しさ。ゆっくりランチを食べる暇もないほど。
まさに怒涛の4日間だった。



ホテルの部屋からシカゴ川がきれいに見える

この学会・展示会に参加するメーカー側の主目的はもちろん自社製品の売り込み。
普段はなかなかお目にかかれないトップドクターたちとアポイントをとりつけ、あの手この手で接待して商談をまとめようという気合がまたすさまじい。
もちろん彼らは1週間のシカゴ滞在の間、市内を観光して歩く暇など微塵もなく、毎日が会議→接待の繰り返し。いったいいつ寝ているのだろう?
朝早くから目を真っ赤にして事務局でカップめんをすするという、まさに“ザ・ニッポンのサラリーマン”の姿を久しぶりに見た気がする。

さて、私はそうはいってもせっかくシカゴに滞在するのだからもちろんこの機会を利用して夜はライブを見に出かけた。
この時期はどこのライブハウスもコンベンション客を狙って一流どころをそろえて待っているので、こちらもうひゃうひゃだ。


第1日 11月28日(金)


大好きなルリー・ベルを見にBLLUESへ。



そんでもって大好きなドラマーのウィリー・ヘイズと久々にツーショット写真を撮り・・


彼の奥さん、デビーとも久しぶりにいっぱいおしゃべり。
結局なんだかんだと帰れなくなって最後まで。ホテルに戻ったら2時半過ぎだった・・・



第2日 11月29日(土)

 

昨夜と同じBLUESへ、デミトリア・テイラーを見に行く。
彼女とは今年の夏一緒に青森のブルース・フェスティバルに行った仲。
私の撮る写真を何故か気に入ってくれていて、近々作る新しいホームページ用にステージ写真を撮ってほしいと正式に頼まれていたのだった。
今晩のデミトリアは気合が入っていた。のどの調子がここ数日悪いらしくしんどそうだったけれど、それでもあれだけの盛り上げてしまうのはさすがだ。
そんでもって、やっぱり2時ごろまで。





第3日 11月30日(日)

この日はT社のPartyのお手伝いが夜遅くまであり、それが終わってから仲間とホテルのバーで一杯・・
のつもりが、2杯、3杯になり、結局1時半。


今年の冬初のシカゴ名物“Hot Toddy”(ウィスキーのお湯割り+はちみつ+レモン)



~翌日をもって一応私のお手伝い期間は終了し、久々に家でゆっくり寝たおした。



12月2日(火)は、昼間は家でお仕事もろもろ。夜からまたシカゴへ。
今日は絶対にはずせないカルロス・ジョンソンのライブを見に出かけるのだ。
彼のバンドともこの夏は青森で一緒だった。みなさんと久々の再会!


 
客席を回ってソロを弾きまくるカルロス。
私に気づいて熱のこもったソロをたっぷりと捧げてくれた。彼の心の声をひとりで受け止めてニヤニヤしてしまった。

1stステージが終わった休憩時間に、今年のジャパン・ブルースフェスティバルのDVDをやっと渡すことができた。
「最後までいるかい?」と聞かれたので
「今日はお客さんと一緒だからあと3~40分で出てしまうかも」と言うと、
「次のステージで2曲くらい聞いてから帰ってよ。君のために歌うから」と優しいお言葉。
その言葉通り、2ndステージでは即興のブルース。

「ショーコ、そこに君の笑顔が見えるよ~♪」
いやぁ、とろけそうでした。なんたる贅沢。ありがとう、カルロス。



昨日まで一緒に机を並べて仕事をしていたT社のH氏と3人で最後に記念写真。彼は大のブルース好きでほぼ毎晩シカゴブルースを一人で堪能しているという。
この日のライブを先日お勧めしたところばったりと入口で遭遇し、一緒に最後までライブを楽しんだ。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サンクスギビング2014 | TOP | 黒人は虫けらなのか? »
最新の画像もっと見る

post a comment