Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

New Years Eve,そしてHappy New Year!

2013-01-02 13:28:51 | music/festival
さて、大みそかは日がな一日こまごまとした家事やお節(もどき)の準備に明け暮れた。
今年も最後まで雪景色のないまま年明け。
最初の年が豪雪だっただけに、なんだかさびしい。

★ 

おとつい、歌い納めのつもりで行った"Morgan's"で大みそかにも年越しJamをやるから絶対おいで、と誘われていたので、
気の乗らないPちゃんをなだめすかして午後10時過ぎに出かけてみた。

午後11時過ぎ。店は超満員。
しかも平均年齢はかるく70歳を越している感じ。
なんだここは!まるで老人ホームのリクレーションセンターじゃないか。
聞きしに勝るアメリカ人の老人パワーがさく裂していて、私たちはカウンターの隅ほうでたじたじ。

いつも仲良くしてくれているおなじみの常連さんが次々に声をかけにきてくれた。
この人たちのお蔭で、今年私は随分と助けられた。
今年の初めくらいからPちゃんは退屈だといってもう一緒にきてくれなくなったので、毎週のように私だけでここにきて歌っていた。
そんな私をいつも楽しく仲間に入れてくれたのがこの人たちだった。


 
ビルと、彼女のメアリー。互いにバツイチ同志
 
  
毎週決まってダンスをしに来ているふたり。
右の紳士は第2次大戦のベテラン(退役軍人)で、92歳!
左の淑女は妻でも彼女でもなく"ダンスパートナー"だそう。彼女も80歳近いお年。
この年齢とは思えないほど、激しいダンスを披露してくれるので驚く。


(左)シルビア76歳、(右)リチャード(86歳)夫妻もここに通い始めて30年だという。
もう50年以上連れ添っているのかと思いきや、バツイチ子持ち同士の再婚だそうだ。さすがアメリカ。
リチャードは毎回メルトーメのような甘い歌声を聞かせてくれ、その音域の広さと息の長さにはびっくりさせられる。
真ん中は、この日特別に遊びに来てくれた夫妻のお友達でもある、シカゴのJazzシンガー、Frank D'rone


同じくここの〝主″、パット(右)
二回りも年下の彼女、リンダをいつも連れてきていたが、つい最近ブレークアップ。
リンダはこの夜、さっそく新しい彼を連れて登場。早い!



そのリンダと新しい彼のロン。リンダはこうみえても53歳。
スタイル抜群、まるで“アメリカの由美かおる”

 
Frankが特別に「The Shadow Of Your Smile」を歌ってくれた。
シカゴのNo.1ジャズ・ヴォーカリストに選ばれたこともある彼の歌声は、派手さこそないがしっとりと情感あふれるものだった。
「Emotionのない歌は歌じゃないよ」とFrank。



午前零時、「Happy New Year!」の声が一斉に響き、店からシャンパンが振る舞われあたりかまわずみなさんと新年のハグ。
間違いなく人生で一番平均年齢の高いハグだった(笑)
その後元気なご老人たちは疲れたそぶりもなく、午前1時過ぎまで元気に飲んで騒いで踊り狂っていた。


2013年はこうして賑やかに明けた。
今年はいろんな意味で勝負の年!
老人パワーに負けずに突っ走るぞ!
Comments (2)
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