Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

10周年。

2011-08-24 13:14:23 | アメリカ生活雑感
今からちょうど10年前の2001年8月。
スーツケースひとつ携えてサンフランシスコ空港に降り立った日から、私のアメリカ一人暮らしが始まった。
パソコンに筆記用具、Gパンと数枚のTシャツ、大好きな大きなお皿にお茶碗、お椀、それになぜかmy箸、数枚のCD、これが荷物のすべてだった。
誰も知らないところで一から英語を身につけよう、と選んだのがベイエリアの町、バークレーだった。

それからちょうど10年。
本当にあっという間の、しかし人生の中で最も充実した10年だった。

到着早々、2週間後に9.11テロが発生。
アメリカで暮らし始めていきなり、戦争へと突っ走っていくアメリカを生々しく見ることになった。
幸いにもアメリカ一リベラルな町に住んでいたために、まわりの人々は極めて教育レベルが高く冷静で、
戦争に反対する人たちが多くを占めていた。
しかし、ブッシュ政権による戦争へと向かう勢いは止められず、2003年3月18日、ついにあのイラク戦争が開戦。
激しくなる人種差別、無能な政治家たちの政策に賛成する70%のアメリカ人・・・嫌なことだらけだった。

しかし、そんな政情とは裏腹に、私のアメリカ生活は素敵な人々との出会いでどんどん濃く、楽しくなっていった。
何よりも、私の周りには素敵な女性たちがたくさんいた。
バークレーアダルトスクールの恩師Anne、学校の同級生でエジプト人のHODA、HODAの大家さんSylvia、Sylviaの友人でその後私にとってかけがえのない友人になるDede、Dedeの友人でホスピスのナースをしているマルグリー・・・・
彼女たちは間違いなく私の目を世界へと広げてくれた。

2004年7月、日本に帰国。もうアメリカに戻ることは旅行以外でないだろうと思っていた。
2005年、東京に居を構え、フリーの編集者として仕事を始める。よく働いた。楽しかった。
2006年、Pちゃんと結婚して、3月に再びバークレーへ逆戻り。再びアメリカで暮らそうとは夢にも思っていなかったので今でも不思議だ。人生は何が起こるかわからない。
2007年10月、Pちゃんの仕事先変更と共にシカゴへ移ることになった。カリフォルニアからシカゴまで、西から東へアメリカ横断の車の旅は今でも忘れない。
そして、今年でシカゴ郊外生活3年目。
大好きなBluesとJazzと、素敵な友人たちに囲まれた大好きな町。
来年も再来年も、ここにいられますように・・・・。
Pちゃん、いつもありがとう。


若かりし頃 (2004年7月 オークランドにて)
Comments (5)
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