Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

Pちゃんまじギレ事件。

2006-12-13 05:48:57 | ダーリンはドイツ人
12/10 (Sun)

朝から大喧嘩。理由はほんのつまらないこと。
新しいアパートのドアには二つの鍵があるのだが、ひとつは機能していないから触らないでとオーナーに言われていたのに、Pちゃんが興味本位で触ってしまい、ふたりでさくっと外出しようとして外に出たとたんロックされてしまったのだ。
こうなったらオーナーに連絡して開けてもらうしかない。オーナーは隣町のオークランドに住んでいるので、すぐにはどうにもならないこと必至。ただでさえ忙しいのになんでダメって言われてることやるんだよ~まったくよ~!!と半ばむかつき半ば呆れて思わずPちゃんを責めてしまったのだ。
普段はくしゅんとなるPちゃんも、このときばかりは思わぬ反撃に出てきた。
「ふたつキーがあったらふたつとも触ってみて確かめるのが普通だろう?それを一つしか使うなって言うほうがおかしい。しかもこんなことになるんだったら、初めから両方のキーを渡すべきじゃないか。それをおかしいとおもわないときみはいふのか?彼ではなくボクを責めるのか!?シンジラレナ~イ!!」

一度怒り出したらラテンの血は止められない。
道を歩きながらもPちゃんの怒りはつのるばかり。結局「今一緒にご飯を食べる気になれません。今日は勝手にして」と道で捨てられてしまった。
いいも~んだ。私だって一人でいくらでもやることあるもん・・と、私はスタバで朝のコーヒーを飲み、そのあと前アパートに行って大掃除をすることにした。床をごしごし、お風呂をごしごし、キッチンをごしごし磨きながら、いつ頃鍵が開くかなぁ、と考えていた。
どっちにせよ、冷蔵庫の中にまだいろんなものを残していたのでこれらを持って帰らなきゃいけない。こういうときのShare Car。急いで近くのコピーセンターでインターネットを借りて車の空きをチェック。ついでにメールをチェックをするとPちゃんから「3時半にオーナーが鍵を開けてくれる。ボクは事務所で仕事中」というメールが入っていた。そこで、急いで3時15分から4時45までの1.5時間、車を借りることにして冷蔵庫のものを車に詰めこんで新しいアパートへ向かった。食物を無事に冷蔵庫に収め、残った時間を利用してお次は食料の買出しへ。
そうはいっても今日が新居での初ディナー。ここはひとつ、初「カタプラーナ」をやることにして、鯛、頭つきのエビ、野菜をバークレーボウルでしこたま買い込み、ついでにおいしい白ワインもゲット。

8時過ぎ、Pちゃんが帰ってきた。いろいろあったけど、今は無事にこうして新しい家でディナーを楽しめることに感謝しつつ、ふたりでゆっくりとワインを開け、初カタプラーナを堪能したのだった。


最後はおいしいものでしめくくり、っと。

2006。最後の引越しプロジェクト

2006-12-13 05:21:56 | アメリカ生活雑感
12/9(Sat)

前夜の大雨でお天気が心配だったけれど、今日は雨もやんで絶好の引越し日和。
ほとんどパッキングを終えているとはいえ、過去の引越しの経験から今日はハードな一日になりそうと、夕べからふたりともちょっと憂鬱な気分だった。
こんな私たちに朗報は、現アパートの大屋さん・ジェイソンが私たちの引越しのために引越しサービスをプレゼントしてくれるというのだ。Pちゃんがここに引越ししてきたのが2年半前。今では彼がこのアパートで一番の古株になってしまった。その間にはもう、ランドリールーム事件騒音事件など、筆舌に尽くしがたい数限りない被害をこうむってきたPちゃんへのせめてもの餞ということらしい。最後に気分よく送り出してくれるところなど、憎いほどの商売上手だ。

12時半。
引越し業者「EZ-Moving」(イージームービング)からふたりのノリのいいガイがやってきた。私たちの荷物をみて「な~んだ、カンタンさ」とこともなげに言う。今日は一日力仕事になると覚悟を決めていたPちゃんはちょっと拍子抜け。ふたりのガイが乗ってきたのは、なんと家族が丸ごと引越しできるような4トントラック!そのなかに、あっという間に私たちの荷物が積み込まれていく。


作業前


1時間後

1時半。ほぼ全ての荷積みが終了。は、早すぎるぜ!
Pちゃんと私がトラックの座席に乗り、お兄ちゃんのひとりを荷物室に押し込んで、車で5分ほどの新居に到着。


ルンルン移動中(Bancroft)


これからがまたまたあっという間。荷物が次々と新しい部屋に運び込まれる。

このあと、残してきたクローゼットのものをピックアップするのに4トントラックでもう一往復し、午後3時半に全ての引越しが終了。そのあまりのあっけなさにPちゃんは「Wow!Wow!この引越しはボクの人生で一番すばらしい!」と大興奮、大絶賛。あまりにあっけなくことが進んだので、なんだかふたりのガイとも名残惜しい。引っ越したばかりなのに「また今度も頼むね!」と一緒に記念撮影。


とっても気持ちの良いガイ、オースチン(左)とダン。


こんなトラックできてくれたけど、使ったのは3分の1くらいのスペース。

引越しが終わってしばらくすると、いきなりの大雨。(間一髪、ラッキーだった。)
すっかりおなかがへっていた私たちは、引越しそばならぬ引越しラーメンを食べに行ことにした。向かったのはバークレーにある“菱和ラーメン”。


味はいまいちだけれど、背に腹は変えられない。

家に戻って再びふたりで黙々とものも言わずに荷物整理に没頭する。おかげで数時間後にはすっかりと片付いてしまった。今日は、最悪の場合寝る場所さえキープできればいいやと思っていたのにこれは予想外の展開。
しかも、この付近は本当に静か。雨の音しか聞こえない。まるで田舎の別荘にやってきたような気分だ。


引越し当日のリビングとキッチン。

ダンボールはあるものの、ほとんどセッティング完了。

このムービングはきっと、今まで我慢してきた私たちへのクリスマスプレゼントだね。
ありがとう!