shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

【追悼】ロニー・スペクター

2022-01-13 | Wall Of Sound
 今日、仕事の休憩時間に何気なくヤフーニュースを見ると、そこに「米ロニー・スペクターさん死去」というショッキングな記事が出ていた。あのロニーが亡くなったって... うそやろ??? う~ん、これは大ショック(>_<)  ハッキリ言ってもう仕事どころではない。その後はずーっとテンション下がりっぱなしで、勤務時間を終えて早々に帰宅した。
 私はフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドが大好きで、フィレス・レーベルのレコードはビートルズやゼップに次ぐレコード棚の特等席に並んでいる。最初のうちはオリジナルのUS盤を1枚また1枚と手に入れるたびに大コーフンしていたのだが、US盤すべてをコンプリートした後はついに禁断の(?)各国盤にまで手を出し、UK盤やカナダ盤、オーストラリア盤に至るまで色々と買いまくって聴き比べをして楽しんできた。このお正月も新しく手に入れた例の超音波洗浄機でフィレス・レーベルの盤をすべてピカピカにして、ほぼノイズレスであの濃厚なサウンドに浸ったばかりだった。
 そんなフィレス・レーベルのレコードの中でも断トツに好きなのがロネッツの「Presenting The Fabulous Ronettes featuring Veronica」で、ビートルズ関連を除けば、いわゆる “無人島ディスク” の最有力候補と言って憚らないくらいこのレコードに惚れ込んでいる。もちろん一番の魅力はロニーの “ザ・ワン・アンド・オンリー” な歌声で、大袈裟ではなく人類史上最高の女性ヴォーカルの一人と言っていいと思う。音壁処理されたハル・ブレインのカッコいいドラムで始まる「Be My Baby」や「I Wonder」といった名曲の数々を大音量で聴きながら今夜は彼女を追悼したいと思う。
𝗧𝗵𝗲 𝗥𝗼𝗻𝗲𝘁𝘁𝗲𝘀 - 𝐁𝐞 𝐌𝐲 𝐁𝐚𝐛𝐲 - l𝗶𝘃𝗲 | [𝗰𝗼𝗹𝗼𝗿]

The Ronettes-I Wonder

The Ronettes - Do I Love You?

BABY I LOVE YOU (ORIGINAL SINGLE VERSION) - THE RONETTES


 ロニーを語る上で個人的に欠かせないと思うのが、彼女がゲスト参加したエディー・マネーの1986年のヒット曲「Take Me Home Tonight」だ。初めてラジオからこの曲が流れてきた時のインパクトは今でもよく覚えているが、最初 “ノリが良くてカッコエエ曲やなぁ...(^.^)” と思って聴いているとサビの部分でエディーの “Just like Ronnie sang....” に続いていきなり “Be my little baby~♪” とロニーの歌声が聞こえてきてビックリ。更に彼女のキラー・フレーズ “ウォッ、オッ、オッ、オ~♪” を惜しげもなく連発するのだからこれはもうたまりません。 何という圧倒的存在感!!! “ビー マィリル ベイベ~♪” と“ウォッ、オッ、オッ、オ~♪” だけで完全に主役を喰ってしまっている。私に言わせれば彼女は “人間国宝” レベルのシンガーだ。この曲のビデオも最高で、彼女のシルエットでじらすだけじらしておいて後半でその姿を見せるという展開が実にニクイ。エディーも3年前に亡くなってしまったが、きっと今頃はあの世でこの曲を仲良く歌っていることだろう。R.I.P. Ronnie Spector. I will miss you.
Eddie Money - Take Me Home Tonight/Be My Baby

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