最近 B-SELSの勢いがハンパない。特に先月なんか私が今ハマっているペルー盤を立て続けに出品されて全く油断も隙もあったもんじゃないが、Sさんのペルー盤攻勢を何とか凌ぎ切って(笑)一息ついた私は久々にペルー盤以外の盤も聴かせてもらおうと思い、前々から気になっていた「Abbey Road」のイスラエル盤の試聴をさせていただいた。
私:今日はコレを聴かせて下さい。
Sさん:「Abbey Road」のイスラエル盤ですか...(いつもと違って何となく歯切れが悪い...)
私:えっ、何か問題でも? この前こちらでいただいたイスラエルの「Rubber Soul」がめちゃくちゃ良かったんで、イスラエル盤に興味が湧きましてん...
Sさん:そうですか。まぁとりあえず聴いてみて下さい... UKマザーで低音がよぉ出るんです。
私:(A①「Come Together」が店内に鳴り響く...)おぉ、コレは凄い!
Sさん:何故かベースがよぉ出るんですよ。
私:巨大な音の壁が津波のように押し寄せてくる感じですね。
Sさん:良いでしょう?
私:仰るようにベースの押し出し感がエグいですね。それと、リンゴがオラついてる...(笑)
Sさん:音がUKマザーっぽくないんですよ。
私:こんな「Abbey Road」があったとは驚きですねー 。もうキレッキレですやん(≧▽≦)
Sさん:UK盤よりもこっちの方が音大きいですよね。
私:UKマザーなのに、ホンマに不思議です。
Sさん:イスラエルだけ、超合金のプレス機を使ってるとか...(笑)
私:それにしてもA⑥「I Want You」の圧がスゴイですね。音の奔流に飲み込まれる感じです。
Sさん:仰る通りですね。
私:これをお店に出さはった頃はトルコ盤集めるのに忙しくって、で、その後ペルーでしょ? ずーっと気になってたんですよ。でもこんな凄い音やのに、よぉ売れんと残ってましたね。
Sさん:実はあるお客さんに聴いていただいたんですが、“こんなん毎日よぉ聴かん!” って言われまして...
私: ハッハッハッ(大爆笑)
Sさん:別のお客さんには “これは僕の求めてる「Abbey Road」と違う...” と言われたんですよ。
私:何となくわかる気がします、その気持ち(笑) 例えるなら一般ピープルが通勤の足にフェラーリやランボルギーニをあてがわれるようなモンですからね。さすがにちょっと身が持たない...
Sさん:ハハハ、確かに。お客さんの中にも “ラウド・カットはやかましすぎてちょっと...” っていう方、結構おられるんですよ。このレコードは今まで何人ものお客さんに聴いてもらってみんな同じ反応やったんで、shiotchさんが試聴したいって仰った時にちょっと複雑な気持ちやったんです。
私:なるほどね。
Sさん:一言で言うと “優雅さ” が無いんですよ。
私:このB①「Here Comes The Sun」なんかジョージまでオラついてますもんね。肩で風切って歩いてますよ(笑)
Sさん:めっちゃ攻撃的でしょ? 何か “ケンカ売っとんのか!” みたいな(笑) 優雅にB①を聴くというのはこのレコードでは無理ですわ。
私:B③「You Never Give Me Your Money」にロック魂を感じますね。初めてですよ、こんなの(笑)
Sさん:UKマザーをイスラエルでプレスしたら単に音がデカくなるだけじゃなくて力が入りますね。
私:B⑥「Polythene Pam」~B⑦「She Came In Through The Bathroom Window」もめっちゃアグレッシヴやなぁ... これはジョージ・マーティンの音やないですね。まるでマット・ラングやブルース・フェアバーンがプロデュースしたかのような “ロックな” アビー・ロードになってます。
Sさん:B⑩「The End」、このギター、ホンマにスタジオでバトルしてますね(笑)
私:マジでバトルしてますやん(笑) リンゴのドラム・セットも前にせり出してくる感じです。聴くのにめっちゃ体力いりますね。
Sさん:最後のB⑪「Her Majesty」まで存在感バッチリです。
私:確かに普通の人やったらこれを毎日聴くのはキツいでしょうね。でも私の感覚は普通じゃないんで... これ、いただきますわ!
Sさん:えっ、ホントに?
私:もちろん! ブログにも “世に出てるすべてのレコードをラウド・カットで聴きたい!” って書いたでしょ? ロックなアビー・ロードって最高じゃないスか(^.^)
【追記】後日、手持ちの各国盤「Abbey Road」のセンター・レーベルをチェックして「Her Majesty」表記の有無を調べていた時のこと、このイスラエル盤は「有り」だったのだが、それより何よりその前曲のタイトルが「The End」ではなく「Ending」となっているのに気付いてビックリ。各国盤って色々発見があって面白いですな。
私:今日はコレを聴かせて下さい。
Sさん:「Abbey Road」のイスラエル盤ですか...(いつもと違って何となく歯切れが悪い...)
私:えっ、何か問題でも? この前こちらでいただいたイスラエルの「Rubber Soul」がめちゃくちゃ良かったんで、イスラエル盤に興味が湧きましてん...
Sさん:そうですか。まぁとりあえず聴いてみて下さい... UKマザーで低音がよぉ出るんです。
私:(A①「Come Together」が店内に鳴り響く...)おぉ、コレは凄い!
Sさん:何故かベースがよぉ出るんですよ。
私:巨大な音の壁が津波のように押し寄せてくる感じですね。
Sさん:良いでしょう?
私:仰るようにベースの押し出し感がエグいですね。それと、リンゴがオラついてる...(笑)
Sさん:音がUKマザーっぽくないんですよ。
私:こんな「Abbey Road」があったとは驚きですねー 。もうキレッキレですやん(≧▽≦)
Sさん:UK盤よりもこっちの方が音大きいですよね。
私:UKマザーなのに、ホンマに不思議です。
Sさん:イスラエルだけ、超合金のプレス機を使ってるとか...(笑)
私:それにしてもA⑥「I Want You」の圧がスゴイですね。音の奔流に飲み込まれる感じです。
Sさん:仰る通りですね。
私:これをお店に出さはった頃はトルコ盤集めるのに忙しくって、で、その後ペルーでしょ? ずーっと気になってたんですよ。でもこんな凄い音やのに、よぉ売れんと残ってましたね。
Sさん:実はあるお客さんに聴いていただいたんですが、“こんなん毎日よぉ聴かん!” って言われまして...
私: ハッハッハッ(大爆笑)
Sさん:別のお客さんには “これは僕の求めてる「Abbey Road」と違う...” と言われたんですよ。
私:何となくわかる気がします、その気持ち(笑) 例えるなら一般ピープルが通勤の足にフェラーリやランボルギーニをあてがわれるようなモンですからね。さすがにちょっと身が持たない...
Sさん:ハハハ、確かに。お客さんの中にも “ラウド・カットはやかましすぎてちょっと...” っていう方、結構おられるんですよ。このレコードは今まで何人ものお客さんに聴いてもらってみんな同じ反応やったんで、shiotchさんが試聴したいって仰った時にちょっと複雑な気持ちやったんです。
私:なるほどね。
Sさん:一言で言うと “優雅さ” が無いんですよ。
私:このB①「Here Comes The Sun」なんかジョージまでオラついてますもんね。肩で風切って歩いてますよ(笑)
Sさん:めっちゃ攻撃的でしょ? 何か “ケンカ売っとんのか!” みたいな(笑) 優雅にB①を聴くというのはこのレコードでは無理ですわ。
私:B③「You Never Give Me Your Money」にロック魂を感じますね。初めてですよ、こんなの(笑)
Sさん:UKマザーをイスラエルでプレスしたら単に音がデカくなるだけじゃなくて力が入りますね。
私:B⑥「Polythene Pam」~B⑦「She Came In Through The Bathroom Window」もめっちゃアグレッシヴやなぁ... これはジョージ・マーティンの音やないですね。まるでマット・ラングやブルース・フェアバーンがプロデュースしたかのような “ロックな” アビー・ロードになってます。
Sさん:B⑩「The End」、このギター、ホンマにスタジオでバトルしてますね(笑)
私:マジでバトルしてますやん(笑) リンゴのドラム・セットも前にせり出してくる感じです。聴くのにめっちゃ体力いりますね。
Sさん:最後のB⑪「Her Majesty」まで存在感バッチリです。
私:確かに普通の人やったらこれを毎日聴くのはキツいでしょうね。でも私の感覚は普通じゃないんで... これ、いただきますわ!
Sさん:えっ、ホントに?
私:もちろん! ブログにも “世に出てるすべてのレコードをラウド・カットで聴きたい!” って書いたでしょ? ロックなアビー・ロードって最高じゃないスか(^.^)
【追記】後日、手持ちの各国盤「Abbey Road」のセンター・レーベルをチェックして「Her Majesty」表記の有無を調べていた時のこと、このイスラエル盤は「有り」だったのだが、それより何よりその前曲のタイトルが「The End」ではなく「Ending」となっているのに気付いてビックリ。各国盤って色々発見があって面白いですな。