shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「Double Fantasy」ペルー盤

2021-10-11 | John Lennon
 最近B-SELSで買ったレコードのことばかり書いているような気がするが、Discogs はセンター・レーベルの違いすら分からないアホバカ・セラー(←マトリクスやスタンパーの話が通じない...)が跋扈するロシアン・ルーレット状態だし、eBay もここのところコレ!というような魅力のあるブツが中々出てこず、売れ残ったしょーもない盤の見本市と化している。そんな中で私の好みを見透かしたかのようにSさんがペルー盤をガンガン出してくるものだから、私のレコード購入記録であるこのブログもついつい B-SELS 専になってしまうのだ。
 この前もポールの「Wings Greatest」の激レア・ペルー盤を B-SELS の「日記」で取り上げられた翌日にゲットしてその骨太なサウンドを満喫していたのも束の間、今度は激レア度では引けを取らないジョンの「Double Fantasy」のペルー盤が出品されたのだ。やはり秘密の南米コネクションでも持っておられるのだろうか...(笑) 私は “うわぁ、又ペルー盤かよ... ” と嬉しい悲鳴を上げながらSさんの説明を読んだ。
 まず “超レア! ペルー盤のスゴイ音” というタイトルに注目。本文にも “1曲目の STARTING OVER からベースの音が腹にズドンと突き刺さる。これもスゴイ音だ。” とべた褒めだ。Sさんが使われる形容詞にはいくつかのパターンがあり、その中でも私が最上位と考えているのが “最高の” “理想的な” “大迫力”、そして “スゴイ” なんである。ペルー盤の音で聴くジョンのヴォーカルの凄さは前回の「Rock And Roll」で思い知らされたばかり。盤質も “B4にコキズ、B6-B7の内周に少しサーノイズが出る。いずれもヨーコさんの曲だ。ジョンの曲はすこぶる良い。” とのことで、ヨーコのトラックなど一切聴かない私にとってはまさに理想的なレコードと言える。これは是が非でも手に入れたい... と思った私は早速その翌日に B-SELS に直行した。

 私:今日は聴きたいレコードが一杯あるんですが、まず最初に「Double Fantasy」のペルー盤を聴かせて下さい。
 Sさん:わかりました。
 私:わがまま言って申し訳ないんですけど、ヨーコは飛ばしてジョンの曲だけ聴かせてもらえます?
 Sさん:(笑いながら)いいですよ。(A①「Just Like Starting Over」がかかる...)どうですか?
 私:うわぁ、音が飛び出してきますねぇ!!!
 Sさん:期待を裏切りませんでしたか?
 私:いやいや、期待以上ですよ。ペルー盤で聴くジョンの声は絶品です。“水も滴る” とはこういう声をいうんですね。
 Sさん:確かに。こないだの「Rock And Roll」もそうでしたけど、ペルーとジョンの相性は抜群ですね。A③「Cleanup Time」がこれまたエエんですよ。
 私:グイグイきますね。まるで「Double Fantasy」のラウドカットを聴いてるかのようですよ、これ。
 Sさん:引き締まった音ですね。
 私:実にパワフルで骨太な音作りです。ユンケルとかレッドブルみたいなエナジー・ドリンクを飲んで力が漲ってる、そんな感じですね。
 Sさん:ハハハ...
 私:このB③「Woman」めっちゃいい... (≧▽≦)
 Sさん:リズムがカッコ良いんですよね。
 私:リズムが要所要所をキリリと引き締めてるんで決して甘さに流れないですね。
 Sさん:そうですね。
 私:バックの力強い演奏がジョンの声を引き立ててます。これはタマランですよ。
 Sさん:気に入っていただけて良かったです。
 私:これ、いただきます。
 Sさん:ありがとうございます。
 私:ジョンのペルー盤ってホンマに出てこないんですよ。今日はエエ日になりましたわ(^.^)
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