⑮ All You Need Is Love / Baby You're A Rich Man (R 5620, Mono, 1967.7.7発売)
「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」は「マジカル・ミステリー・ツアー」や「青盤」に入っているステレオ・ヴァージョンに耳が馴染んでいるのでアナログ盤ではこのシングル盤がモノ・ヴァージョン初体験だ。激しいロック曲じゃないので45回転盤のメリットはそれほどでもなかろうとタカをくくっていたのだが、いざ聴いてみると私の予想以上にジョンのヴォーカルが力強く迫ってきてビックリ(・o・) スローな曲でも音のエネルギー感は大事なんだなぁと改めて実感させられた次第。ポールのベースもズシリ、ズシリと響いてきて気持ち良いことこの上ない。良い音で聴くと名曲名演度が更にアップするという典型だろう。又、ステレオ・ミックスのイントロで “Love, love, love♪” コーラスが入ってくるパートの右チャンネルの処理がめっちゃ不自然に感じられて個人的に不満だったのがこのモノ・ミックスでは気にせずに音楽に浸れるし、エンディングのフェイドアウトがステレオ・ミックスよりも長めなところも気に入っている。
1st プレスは ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -1 / -1 で、A面の Lennon-McCartneyクレジットの真下に “Recorded during 'Live' World Television Transmission” 表記がある盤と無い盤の2種類が存在しており、私のはよく見かける “表記あり” タイプの方だ。ただ、この盤には他にも色んなバリエーションが存在するらしく “表記なし” タイプでマトリクス枝番が -2 / -1のものが初回盤とする説もあるので正確なところはよく分からないのだが、いずれにせよ “Sold In UK” リマーク有りなら '67~'68のアーリー・プレス盤なので音が良いと考えてまず間違いなさそうだ。購入価格は BUY IT NOW(即決)で£4.00(約720円)だった。
All You Need Is Love
⑯ Hello Goodbye / I Am The Walrus (R 5655, Mono, 1967.11.24発売)
これまで再三書いてきたように私は自他ともに認める “モノラル盤至上主義者” なのだが、だからといって別にステレオが嫌いというワケではない。ただ、60年代前半に横行した、音楽性を損なうような稚拙なステレオ・ミックスが嫌いなだけだ。実際、60年代も後半に入るとステレオ・ミックスの左右バランスの不自然さも徐々に解消され、曲によってはモノラルよりステレオの方が合っているケースも増えてくる。サウンド・プロダクションやミックス、カッティングの違いによるものかもしれないが、例えばこの「ハロー・グッバイ」のような煌びやかなポップス・タイプの曲は、音が気持ち良く広がるステレオ・ヴァージョンの方が断然合っている。このシングル・ヴァージョンも悪くはないが、全体的にサウンドがこじんまりと小さくまとまってしまっている感じで、ステレオ・ヴァージョンに比べると躍動感に欠けるのだ。アルバムで言うと「イエロー・サブマリン」のサントラ盤から完全にステレオ盤体制に移行するビートルズだが、音楽的にはこの曲から「ヘイ・ジュード」あたりの1年間がモノとステレオの分水嶺と言えそうだ。
1st プレスは ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -1 / -1。不思議なことにこのレコードのキレイな盤(EX以上)はあまり市場に出てこないので他の盤よりも競争が激しく、入札状況は 5 bidsで落札価格は£7.92(約1,430円)だった。
Hello Goodbye
Hello Goodbye [Stereo]
「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」は「マジカル・ミステリー・ツアー」や「青盤」に入っているステレオ・ヴァージョンに耳が馴染んでいるのでアナログ盤ではこのシングル盤がモノ・ヴァージョン初体験だ。激しいロック曲じゃないので45回転盤のメリットはそれほどでもなかろうとタカをくくっていたのだが、いざ聴いてみると私の予想以上にジョンのヴォーカルが力強く迫ってきてビックリ(・o・) スローな曲でも音のエネルギー感は大事なんだなぁと改めて実感させられた次第。ポールのベースもズシリ、ズシリと響いてきて気持ち良いことこの上ない。良い音で聴くと名曲名演度が更にアップするという典型だろう。又、ステレオ・ミックスのイントロで “Love, love, love♪” コーラスが入ってくるパートの右チャンネルの処理がめっちゃ不自然に感じられて個人的に不満だったのがこのモノ・ミックスでは気にせずに音楽に浸れるし、エンディングのフェイドアウトがステレオ・ミックスよりも長めなところも気に入っている。
1st プレスは ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -1 / -1 で、A面の Lennon-McCartneyクレジットの真下に “Recorded during 'Live' World Television Transmission” 表記がある盤と無い盤の2種類が存在しており、私のはよく見かける “表記あり” タイプの方だ。ただ、この盤には他にも色んなバリエーションが存在するらしく “表記なし” タイプでマトリクス枝番が -2 / -1のものが初回盤とする説もあるので正確なところはよく分からないのだが、いずれにせよ “Sold In UK” リマーク有りなら '67~'68のアーリー・プレス盤なので音が良いと考えてまず間違いなさそうだ。購入価格は BUY IT NOW(即決)で£4.00(約720円)だった。
All You Need Is Love
⑯ Hello Goodbye / I Am The Walrus (R 5655, Mono, 1967.11.24発売)
これまで再三書いてきたように私は自他ともに認める “モノラル盤至上主義者” なのだが、だからといって別にステレオが嫌いというワケではない。ただ、60年代前半に横行した、音楽性を損なうような稚拙なステレオ・ミックスが嫌いなだけだ。実際、60年代も後半に入るとステレオ・ミックスの左右バランスの不自然さも徐々に解消され、曲によってはモノラルよりステレオの方が合っているケースも増えてくる。サウンド・プロダクションやミックス、カッティングの違いによるものかもしれないが、例えばこの「ハロー・グッバイ」のような煌びやかなポップス・タイプの曲は、音が気持ち良く広がるステレオ・ヴァージョンの方が断然合っている。このシングル・ヴァージョンも悪くはないが、全体的にサウンドがこじんまりと小さくまとまってしまっている感じで、ステレオ・ヴァージョンに比べると躍動感に欠けるのだ。アルバムで言うと「イエロー・サブマリン」のサントラ盤から完全にステレオ盤体制に移行するビートルズだが、音楽的にはこの曲から「ヘイ・ジュード」あたりの1年間がモノとステレオの分水嶺と言えそうだ。
1st プレスは ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -1 / -1。不思議なことにこのレコードのキレイな盤(EX以上)はあまり市場に出てこないので他の盤よりも競争が激しく、入札状況は 5 bidsで落札価格は£7.92(約1,430円)だった。
Hello Goodbye
Hello Goodbye [Stereo]