昨日サムから “デイヴがこんなん見つけたけど、どうよ(^.^)” というメールをもらった。それがこの「誰にも見えない、匂いもない 2011」(by ランキン・タクシー & ダブアイヌバンド)というメッセージ・ソングで、福島の原発事故発生以降私がずーっと感じていたモヤモヤ感を吹き飛ばしてくれるような痛快な歌詞に大いに共感、早速このブログでも紹介することにした。
私は日本のレゲエ・シーンに疎いのでこのランキン・タクシーという人のことは名前すら知らなかった。色々調べてみたところ、この曲はチェルノブイリ事故を受けて1989年に彼が発表した反原発ソングがオリジナルで、今回の事故の直後にダブアイヌバンドの Oki という人がこの曲を再プロデュースしてリメイク・ヴァージョンを作ろうと思い立ち、ランキン・タクシーに連絡を取ってこのプロジェクトがスタートしたという。
このニュー・ヴァージョンは今回の事故に合わせて原曲の歌詞を一部書き換えたもの(←チェルノブイリの描写が “まだ警戒区域” から “今じゃゴーストタウン” にアップデートされてる...)だが、ランキンのヴォーカルはオリジナル・ヴァージョンよりも更に説得力を増しているし、バックのサウンドもパワーアップされていて、聴く者に強烈なインパクトを与える完成度の高いメッセージ・ソングに仕上がっている。プロモ・ビデオもよく出来ていて、ブラック・ユーモアに満ちたこの曲の世界観を見事に表現している。それにしても原曲で歌われていたシュールな内容の歌詞がまさか現実のモノになろうとは...(>_<)
この歌は反原発メッセージ・ソングなのでまず歌詞ありきなのだが、後半部で「Old McDonald Had A Farm(ゆかいな牧場)」のフレーズである “イヤイヤヨ~♪” を織り込むなど、楽曲としても中々巧く作ってあると思う。レゲエの単調なリズムに乗って繰り返される、一聴コミカル実はシニカルなフレーズの数々はライミングも絶妙で(←ウルトラセヴンとレベル7にはワロタ...)、気が付けば脳内リフレイン状態だ。
それと、 “放射能ツヨイ... 誰にも負けない~♪” のフレーズを聴いて、去年の M1 で準優勝したスリムクラブが漫才ネタで “この世で一番強いのは... 放射能” とやって笑いを取っていたのを思い出したのだが、あの漫才のオチは確か “何とかならんかねぇ”---“民主党ですか?” で、場内大爆笑だった。あれから半年が経ったが、未曾有の大震災の後も無策で迷走を続ける今の日本政治のアホバカぶりにはさすがに笑っていられない。それにしてもホンマに何とかならんのかねぇ、被災地の事は二の次で我がの事しか考えられへんクサレ外道だらけの今の政府は...(*_*)
尚、この音源は DIY STARS というサイトで投げ銭形式のファイル・ダウンロードでの配信が行われており、その収益はすべて震災の復興支援に充てられるとのことなので、興味のある方はコチラ↓をどうぞ。
http://www.diystars.net/hearts/DL0031.html
Rankin & Dub Ainu Band "You can't see it, and you can't smell it either "
【1989年のオリジナル・ヴァージョン】オバマ、サルコジ、ビヨンセ、、ペヨンジュンらが登場するニュー・ヴァージョンに対し、こちらはマイク・タイソン、ベン・ジョンソン、聖子、明菜、光源氏と、1980年代という時代を感じさせる名前が並んでます。
誰にも見えない、匂いもない / RANKIN TAXI
【おまけ】反原発ソングといえばまず思い浮かぶのがコレ。23年前にエディー・コクランのロックンロール・クラシックにこの歌詞を乗せて歌った清志郎は今の日本の危機的状況をあの世からどういう思いで見ているのだろう...
SUMMER TIME BLUES
私は日本のレゲエ・シーンに疎いのでこのランキン・タクシーという人のことは名前すら知らなかった。色々調べてみたところ、この曲はチェルノブイリ事故を受けて1989年に彼が発表した反原発ソングがオリジナルで、今回の事故の直後にダブアイヌバンドの Oki という人がこの曲を再プロデュースしてリメイク・ヴァージョンを作ろうと思い立ち、ランキン・タクシーに連絡を取ってこのプロジェクトがスタートしたという。
このニュー・ヴァージョンは今回の事故に合わせて原曲の歌詞を一部書き換えたもの(←チェルノブイリの描写が “まだ警戒区域” から “今じゃゴーストタウン” にアップデートされてる...)だが、ランキンのヴォーカルはオリジナル・ヴァージョンよりも更に説得力を増しているし、バックのサウンドもパワーアップされていて、聴く者に強烈なインパクトを与える完成度の高いメッセージ・ソングに仕上がっている。プロモ・ビデオもよく出来ていて、ブラック・ユーモアに満ちたこの曲の世界観を見事に表現している。それにしても原曲で歌われていたシュールな内容の歌詞がまさか現実のモノになろうとは...(>_<)
この歌は反原発メッセージ・ソングなのでまず歌詞ありきなのだが、後半部で「Old McDonald Had A Farm(ゆかいな牧場)」のフレーズである “イヤイヤヨ~♪” を織り込むなど、楽曲としても中々巧く作ってあると思う。レゲエの単調なリズムに乗って繰り返される、一聴コミカル実はシニカルなフレーズの数々はライミングも絶妙で(←ウルトラセヴンとレベル7にはワロタ...)、気が付けば脳内リフレイン状態だ。
それと、 “放射能ツヨイ... 誰にも負けない~♪” のフレーズを聴いて、去年の M1 で準優勝したスリムクラブが漫才ネタで “この世で一番強いのは... 放射能” とやって笑いを取っていたのを思い出したのだが、あの漫才のオチは確か “何とかならんかねぇ”---“民主党ですか?” で、場内大爆笑だった。あれから半年が経ったが、未曾有の大震災の後も無策で迷走を続ける今の日本政治のアホバカぶりにはさすがに笑っていられない。それにしてもホンマに何とかならんのかねぇ、被災地の事は二の次で我がの事しか考えられへんクサレ外道だらけの今の政府は...(*_*)
尚、この音源は DIY STARS というサイトで投げ銭形式のファイル・ダウンロードでの配信が行われており、その収益はすべて震災の復興支援に充てられるとのことなので、興味のある方はコチラ↓をどうぞ。
http://www.diystars.net/hearts/DL0031.html
Rankin & Dub Ainu Band "You can't see it, and you can't smell it either "
【1989年のオリジナル・ヴァージョン】オバマ、サルコジ、ビヨンセ、、ペヨンジュンらが登場するニュー・ヴァージョンに対し、こちらはマイク・タイソン、ベン・ジョンソン、聖子、明菜、光源氏と、1980年代という時代を感じさせる名前が並んでます。
誰にも見えない、匂いもない / RANKIN TAXI
【おまけ】反原発ソングといえばまず思い浮かぶのがコレ。23年前にエディー・コクランのロックンロール・クラシックにこの歌詞を乗せて歌った清志郎は今の日本の危機的状況をあの世からどういう思いで見ているのだろう...
SUMMER TIME BLUES
レココレ7月号買いましたよん。
この先レココレの表紙をアイドルが飾ることがあるでしょうか。
「誰にも見えない、匂いもない」についてはすみませんスルーです。どうもこの手はカラダが受け付けないようです。
しかーし、SUMMER TIME BLUESは素晴らしいです清志郎ほど反原発を強烈に発信しながら自分のロックを貫いた人はいないでしょう。
ラブミーテンダーの替え歌なんてたまりません。
やはりレココレ買われましたか!
ロンバケ→クイーン→レインボーときて
いきなりキャンディーズですもんね。
レココレの購買層に支持されるアイドルって
キャンディーズ以外には思い浮かびません。
ランキン・タクシーを受けつけないというのは何となく分かる気がします。
私もレゲエは苦手なので、このビデオが無いとちょっとツライかも。
ただ、このシニカルな歌詞はエエと思います。
でもやっぱり自分は根っからのロック人間なので
「サマータイム・ブルース」が一番グッときます。
それにしても清志郎ってホンマに凄い人ですよね。
心に響く歌を歌える本物のシンガーでした。
そして何よりもその生き様がロックそのものでしたね。
「サマータイム・ブルース」も「ラヴ・ミー・テンダー」も最高ですわ!!!
レゲエでぎりぎり許容できるのはポールサイモンの「母と子の絆」までです。(笑)
話は飛びますが、以前ビーチボーイズのPet Soundsを無理に好きになろうとしていたことがあったのですが、siotchさんのブログで世間の評価が高くても私は苦手だとおっしゃっていたのを見て胸のつかえが取れたような気がしたことがありました。
苦手なものは無理に好きにならなくていいですよね、特に音楽はね。
レゲエは昔からどうも苦手です。
まず音楽誌で絶賛の嵐だったボブ・マーレイでいきなり挫折、
クラプトンもクリーム時代は大好きだったのに
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」は身体が受け付けず。
それ以降レゲエは対象外になりました。
ただ、ポールサイモンの「母と子の絆」だけは大大大好きです。
>以前ビーチボーイズのPet Soundsを無理に好きになろうとしていたことがあった
↑私も全く同じ経験をしました。アレの一体どこがエエんでしょうね???
ウキウキさせてくれなくて何のビーチ・ボーイズか!と言いたいです。
若い頃は世評を結構気にしてたんですが、
最近は自分の感性を信じて音楽を聴くようになりました。
大好きな趣味の世界ぐらい自分に正直にいきたいですからね。
他人は他人、自分は自分でエエと思うとります。
そのうち「苦手な名盤特集」でもやろうかな(笑)
The song is a perfect example of this saying: Music is art. Art changes people. People change the world.
Also loved that cover of Summer Time Blues. Very cool!
SAM & DAVE are my inspiration! I can't thank you enough.
The vocalist who sings SUMMER TIME BLUES is Kiyoshiro Imawano.
He is called the KING OF ROCK in Japan.
He sang this awesome song in 1988... simply amazing!!!
He died of cancer 2 years ago, but his spirit lives forever.
Rankin Taxi was inspired by this song, I hear.
I've found the English subtitled version;
http://www.youtube.com/watch?v=fvnKcdR9LgA
I'm so glad you like Kiyoshiro. He's one of my favourites.
Maybe you can find his performances on YouTube by searching the word 清志郎.
Yes, he's got the soul, and sings from the bottom of his heart...very persuasive. That's why he is called "THE BOSS" in Japan.