早いもので2016年も残すところあと僅か、この時期になるといつもその年のベスト・バイなど音楽面での収穫を振り返るのがお約束なのだが、今年は久々に大物を何枚もゲットできた実り多い1年だった。特に秋以降はコレクター魂に火がつき怒涛の勢いでビートルズの各国盤を買いまくり、ここもすっかりB4一色になってしまったが、そのきっかけとなったのが9月にリリースされた「ハリウッドボウル・ライヴ」のリマスター盤であり、ほぼ同時に封切られた映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」だった。
この映画は本編に加えてシェア・スタジアム公演のリマスター映像が大画面で見れるということもあって3回も映画館に通ったが、予約しておいたBlu-ray盤が先週届いたこともあってこの1週間ほどは「ハリウッドボウル・ライヴ」と「エイト・デイズ・ア・ウィーク」熱が再発、毎日飽きもせずにCD・LP・Blu-rayを取っ換え引っ換えしながら楽しんでいる。そういうワケで今年のシメは「エイト・デイズ・ア・ウィーク」関連のアイテムを取り上げたい。
まずCDだが、あのジャイルズ・マーティンが最新のテクノロジーを駆使してリミックスを施したということでお父さんがプロデュースした77年のオリジナルLPとどれくらい音が違うのか、聴く前から興味津々だった。初めて聴いた時のインパクトは強烈で、“うわ~、同じ音源やのに音の聞こえ方が全然違うやん!!!” とビックリ(゜o゜) 音が格段にクリアーになって演奏やMCの細部までもハッキリと聞き取れ、ジェット・スクリームと呼ばれる大歓声も鑑賞の邪魔にならないレベルまで抑えてあるのにも感心したが、それより何より音が立体的に聞こえ、各楽器の音像があるべき位置に屹立しているのが凄いと思った。まるでハリウッドボウルのステージど真ん中にマイクスタンドを固定して録音したかのように、ジョン・ポール、ジョージ、リンゴがスピーカーとスピーカーの間に盛大に4つの音の噴水を噴き上げながら熱演しているのである。15歳の時からこのレコードを聴いていて音質は熟知しているつもりだったが、こういう音の出方で鳴るとは知らなんだ(≧▽≦) まさにテクノロジーの進化恐るべしである。この分だとあと数十年もすれば自宅に居ながらにしてビートルズのライヴをホログラム映像で楽しめる夢のような時代が来るかもしれない。
このアルバムはLPでもリリースされるとのことだったので、送料込みで一番安いアマゾンUK(£22.74)で予約、CDリリースよりも約2ヶ月遅れの11/18発送で11/29に我が家に到着した。CDではあまり気にならなかったが、LPサイズになるとやっぱり “このダサいジャケットはないよなぁ...” と思ってしまう。映画のプロモーションの一環として今回の初CD化が実現したようなモンなのでこのジャケットもしゃあないといえばしゃあないのだが、ハリウッドボウルとは何の関係も無いシアトルの空港での写真を使うというのは余りにもジャケットというものを軽視し過ぎではないか。アナログ時代からのファンとしては「アット・ザ・ハリウッドボウル」を名乗るならオリジナルと同じジャケットにしてもらいたかったというのが正直なところだ。
しかし音の方は文句なしに素晴らしい。CDと比べるとアナログらしい温かみと深みのある音に仕上がっており、特に高域のキツさが上手く抑えられているのでヴォリュームを思いっ切り上げていっても耳が痛くならないのが何よりも嬉しい。 “ライヴ盤は大音量で音の洪水の中に身を委ねるようにして聴く” というのが私の信条なので、これはLPも買って大正解だった。CDは車の中で鳴らすとめっちゃエエ音してたので、そちらで活躍してもらうことにしよう(^.^)
The Beatles Live Hollywood Bowl 2016 Remastered Full Album (Available in some countries only)
この映画は本編に加えてシェア・スタジアム公演のリマスター映像が大画面で見れるということもあって3回も映画館に通ったが、予約しておいたBlu-ray盤が先週届いたこともあってこの1週間ほどは「ハリウッドボウル・ライヴ」と「エイト・デイズ・ア・ウィーク」熱が再発、毎日飽きもせずにCD・LP・Blu-rayを取っ換え引っ換えしながら楽しんでいる。そういうワケで今年のシメは「エイト・デイズ・ア・ウィーク」関連のアイテムを取り上げたい。
まずCDだが、あのジャイルズ・マーティンが最新のテクノロジーを駆使してリミックスを施したということでお父さんがプロデュースした77年のオリジナルLPとどれくらい音が違うのか、聴く前から興味津々だった。初めて聴いた時のインパクトは強烈で、“うわ~、同じ音源やのに音の聞こえ方が全然違うやん!!!” とビックリ(゜o゜) 音が格段にクリアーになって演奏やMCの細部までもハッキリと聞き取れ、ジェット・スクリームと呼ばれる大歓声も鑑賞の邪魔にならないレベルまで抑えてあるのにも感心したが、それより何より音が立体的に聞こえ、各楽器の音像があるべき位置に屹立しているのが凄いと思った。まるでハリウッドボウルのステージど真ん中にマイクスタンドを固定して録音したかのように、ジョン・ポール、ジョージ、リンゴがスピーカーとスピーカーの間に盛大に4つの音の噴水を噴き上げながら熱演しているのである。15歳の時からこのレコードを聴いていて音質は熟知しているつもりだったが、こういう音の出方で鳴るとは知らなんだ(≧▽≦) まさにテクノロジーの進化恐るべしである。この分だとあと数十年もすれば自宅に居ながらにしてビートルズのライヴをホログラム映像で楽しめる夢のような時代が来るかもしれない。
このアルバムはLPでもリリースされるとのことだったので、送料込みで一番安いアマゾンUK(£22.74)で予約、CDリリースよりも約2ヶ月遅れの11/18発送で11/29に我が家に到着した。CDではあまり気にならなかったが、LPサイズになるとやっぱり “このダサいジャケットはないよなぁ...” と思ってしまう。映画のプロモーションの一環として今回の初CD化が実現したようなモンなのでこのジャケットもしゃあないといえばしゃあないのだが、ハリウッドボウルとは何の関係も無いシアトルの空港での写真を使うというのは余りにもジャケットというものを軽視し過ぎではないか。アナログ時代からのファンとしては「アット・ザ・ハリウッドボウル」を名乗るならオリジナルと同じジャケットにしてもらいたかったというのが正直なところだ。
しかし音の方は文句なしに素晴らしい。CDと比べるとアナログらしい温かみと深みのある音に仕上がっており、特に高域のキツさが上手く抑えられているのでヴォリュームを思いっ切り上げていっても耳が痛くならないのが何よりも嬉しい。 “ライヴ盤は大音量で音の洪水の中に身を委ねるようにして聴く” というのが私の信条なので、これはLPも買って大正解だった。CDは車の中で鳴らすとめっちゃエエ音してたので、そちらで活躍してもらうことにしよう(^.^)
The Beatles Live Hollywood Bowl 2016 Remastered Full Album (Available in some countries only)