血糖値を下げるためにとにかく歩きなさい!と医者から言われた母親へのクリスマス・プレゼントとして買った電動ウォーカーが今日届いた。面白そうなので自分もやってみようとマシンに乗り、退屈しないようにテレビをつけてから歩き始めたのだが、その時たまたまCSのミュージック・エアでビートルズの「青盤ドキュメンタリー」をやっており、何の気なしに曲のテンポに合わせて歩いてみたところ、これが思いのほか面白い。「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」が通常歩行に一番ピッタリで、「レヴォリューション」でペースを上げ、最後は「レット・イット・ビー」でクールダウン... という感じ。結局30分間やって70キロカロリーの消費に成功した。コレ、家でビートルズを観ながら運動不足も解消できるってめっちゃエエやん! 明日はポールの武道館ライヴを観ながらやってみよう(^.^)
さて、ブログの方は相も変わらずの各国盤シリーズだ。ここ何年かで色んな国のビートルズ・レコードを買ってきたが、そんな中でも音質的に一番気に入ったのがデンマーク盤である。私の好奇心に火つけたのは以前ここでも取り上げた「ヘイ・ジュード」のDK(デンマーク)盤の音の良さで、カートリッジが同じデンマーク製のオルトフォンだから相性が良いのかもしれないが、とにかくUKオリジナル盤に勝るとも劣らぬ高音質にビックリ(゜o゜) そしてそんな私のデンマーク熱に更なる燃料を投下したのが例の「エスキモー・カヴァー」だ。175gもある分厚いビニールに刻み込まれたラウドでクリスプなサウンドにすっかり魅せられた私は “ひょっとして他のレギュラー・アルバムも重量盤やったら聴いてみたいなぁ...” と思い立ち、eBayで60年代プレスのビートルズのデンマーク盤を検索してみた。
すると運よくイギリスのセラーが何枚もデンマーク盤を出しているのを発見、商品説明には “173 gram vinyl!” みたいな感じで各盤ごとに重量が書いてあり、ご丁寧にも “Old thick vinyl seldom let you down.(昔の分厚い盤はあなたの期待を裏切りませんよ~)” という殺し文句まで添えられている。弱いところを突いてくるなぁ...(笑) 慌てて手持ちのUK黄パロ盤の重さを量ってみると大体みんな140~160gぐらいだ。重量盤信仰が抜けきらない私は試しにこのセラーから安くて盤質が良くて重たいの(笑)を何枚か買ってみることにした。それから10日ほどたってから届いたのが「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ハード・デイズ・ナイト」「オールディーズ」「ホワイト・アルバム」の4枚だ。
いの一番にターンテーブルに乗せたのが「ウィズ・ザ・ビートルズ」(マト枝番:-1N/-1N)だ。UK盤が156gなのに対しこちらは164gもあり手に持った感触もずっしり重い。早速聴いてみるとラウドカットのUKオリジ盤に勝るとも劣らない轟音で(←特にA①のド迫力には思わずのけぞってしまった...)、値段を考えるとコスパは抜群に高い。しかもレーベルはUK黄パロとは違うデンマーク独自のもので、8 star "shadowed" Parlophone と呼ばれるカッコ良いデザインだ。ただしジャケットはUK盤のものをそのまま流用しているようで、Garrod & Lofthouse のフリップバック式コーティング・ジャケが使われている。
「ハード・デイズ・ナイト」(マト枝番:-3N/-3N)も同じくBlack/Silver 8 star "shadowed" Parlophone Label なのだが、こちらは更に重くて173gもある(←UK盤は166g)。音の方は言わずもがなの爆音で、アルバム・タイトル曲A①のイントロの “ジャーン!” の衝撃は強烈無比だし、A⑥「テル・ミー・ホワイ」やB①「エニー・タイム・アット・オール」のジョンのヴォーカルの押し出し感も凄まじいものがある。B③「シングス・ウィー・セッド・トゥデイ」やB⑥「アイル・ビー・バック」のアコギのストローク音の力強さなんかもう快感の一言だ。セラーの煽り文句の通り、昔の分厚い盤は期待を裏切らへんね(^_^)
「オールディーズ」(マト枝番:-1G/-1G)は60年代中頃のプレスのためか上記の2枚より軽い152gだが、それでも同タイトルUK盤の141gに比べると10g以上重い。音の方はステレオということもあって(←UKモノラル盤の音の悪さはショッキングだった...)実にクリアーでクリスプなサウンドが楽しめる。重量が効いているのか低音域の贅肉を削ぎ落としたかのようなサウンドで、A⑥「ミッシェル」のポールのベースがUK盤では量感豊かに響く感じなのに対し、DK盤の方はキリッと引き締まって聞こえた。
「ホワイト・アルバム」(マト枝番:-1/-1/-1/-1)はUK初盤と同じトップ・ローディング方式ジャケのアーリー・プレス盤ながら、143g / 138g とUK盤の149g / 143g よりもやや軽い。しかし音の方は素晴らしく、躍動感溢れるA①「バック・イン・ザ・USSR」、鬼気迫るリンゴのドラミングが炸裂するA③「グラス・オニオン」、ギター・ソロの説得力がハンパないA⑦「ホワイル・マイ・ギター...」、地を這うようなポールのベースにゾクゾクさせられるC①「バースデー」、アコギの響きのあまりの美しさに耳が吸い付くC③「マザー・ネイチャーズ・サン」など、UKオリジナル盤に勝るとも劣らない生々しいサウンドがスピーカーから飛び出してくる。D①「レヴォリューション1」のグルーヴは圧巻だし、C④「エヴリバディーズ・ゴット・サムシング...」でのジョンとジョージのギターもキレッキレだ(^.^)
ということでパワーと繊細さを高い次元で見事に両立させたデンマーク・プレスの音がすっかり気に入った私は他のアルバムもその音で聴いてみたいと思い、eBayやDiscogsを駆使してビートルズのデンマーク盤を探し始めた。 (つづく)
さて、ブログの方は相も変わらずの各国盤シリーズだ。ここ何年かで色んな国のビートルズ・レコードを買ってきたが、そんな中でも音質的に一番気に入ったのがデンマーク盤である。私の好奇心に火つけたのは以前ここでも取り上げた「ヘイ・ジュード」のDK(デンマーク)盤の音の良さで、カートリッジが同じデンマーク製のオルトフォンだから相性が良いのかもしれないが、とにかくUKオリジナル盤に勝るとも劣らぬ高音質にビックリ(゜o゜) そしてそんな私のデンマーク熱に更なる燃料を投下したのが例の「エスキモー・カヴァー」だ。175gもある分厚いビニールに刻み込まれたラウドでクリスプなサウンドにすっかり魅せられた私は “ひょっとして他のレギュラー・アルバムも重量盤やったら聴いてみたいなぁ...” と思い立ち、eBayで60年代プレスのビートルズのデンマーク盤を検索してみた。
すると運よくイギリスのセラーが何枚もデンマーク盤を出しているのを発見、商品説明には “173 gram vinyl!” みたいな感じで各盤ごとに重量が書いてあり、ご丁寧にも “Old thick vinyl seldom let you down.(昔の分厚い盤はあなたの期待を裏切りませんよ~)” という殺し文句まで添えられている。弱いところを突いてくるなぁ...(笑) 慌てて手持ちのUK黄パロ盤の重さを量ってみると大体みんな140~160gぐらいだ。重量盤信仰が抜けきらない私は試しにこのセラーから安くて盤質が良くて重たいの(笑)を何枚か買ってみることにした。それから10日ほどたってから届いたのが「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ハード・デイズ・ナイト」「オールディーズ」「ホワイト・アルバム」の4枚だ。
いの一番にターンテーブルに乗せたのが「ウィズ・ザ・ビートルズ」(マト枝番:-1N/-1N)だ。UK盤が156gなのに対しこちらは164gもあり手に持った感触もずっしり重い。早速聴いてみるとラウドカットのUKオリジ盤に勝るとも劣らない轟音で(←特にA①のド迫力には思わずのけぞってしまった...)、値段を考えるとコスパは抜群に高い。しかもレーベルはUK黄パロとは違うデンマーク独自のもので、8 star "shadowed" Parlophone と呼ばれるカッコ良いデザインだ。ただしジャケットはUK盤のものをそのまま流用しているようで、Garrod & Lofthouse のフリップバック式コーティング・ジャケが使われている。
「ハード・デイズ・ナイト」(マト枝番:-3N/-3N)も同じくBlack/Silver 8 star "shadowed" Parlophone Label なのだが、こちらは更に重くて173gもある(←UK盤は166g)。音の方は言わずもがなの爆音で、アルバム・タイトル曲A①のイントロの “ジャーン!” の衝撃は強烈無比だし、A⑥「テル・ミー・ホワイ」やB①「エニー・タイム・アット・オール」のジョンのヴォーカルの押し出し感も凄まじいものがある。B③「シングス・ウィー・セッド・トゥデイ」やB⑥「アイル・ビー・バック」のアコギのストローク音の力強さなんかもう快感の一言だ。セラーの煽り文句の通り、昔の分厚い盤は期待を裏切らへんね(^_^)
「オールディーズ」(マト枝番:-1G/-1G)は60年代中頃のプレスのためか上記の2枚より軽い152gだが、それでも同タイトルUK盤の141gに比べると10g以上重い。音の方はステレオということもあって(←UKモノラル盤の音の悪さはショッキングだった...)実にクリアーでクリスプなサウンドが楽しめる。重量が効いているのか低音域の贅肉を削ぎ落としたかのようなサウンドで、A⑥「ミッシェル」のポールのベースがUK盤では量感豊かに響く感じなのに対し、DK盤の方はキリッと引き締まって聞こえた。
「ホワイト・アルバム」(マト枝番:-1/-1/-1/-1)はUK初盤と同じトップ・ローディング方式ジャケのアーリー・プレス盤ながら、143g / 138g とUK盤の149g / 143g よりもやや軽い。しかし音の方は素晴らしく、躍動感溢れるA①「バック・イン・ザ・USSR」、鬼気迫るリンゴのドラミングが炸裂するA③「グラス・オニオン」、ギター・ソロの説得力がハンパないA⑦「ホワイル・マイ・ギター...」、地を這うようなポールのベースにゾクゾクさせられるC①「バースデー」、アコギの響きのあまりの美しさに耳が吸い付くC③「マザー・ネイチャーズ・サン」など、UKオリジナル盤に勝るとも劣らない生々しいサウンドがスピーカーから飛び出してくる。D①「レヴォリューション1」のグルーヴは圧巻だし、C④「エヴリバディーズ・ゴット・サムシング...」でのジョンとジョージのギターもキレッキレだ(^.^)
ということでパワーと繊細さを高い次元で見事に両立させたデンマーク・プレスの音がすっかり気に入った私は他のアルバムもその音で聴いてみたいと思い、eBayやDiscogsを駆使してビートルズのデンマーク盤を探し始めた。 (つづく)