キタ━━━(゜∀゜)━━━!!! いきなり冒頭から大コーフン状態で恐縮なのだが、ついにあの「エスキモー・カヴァー」を手に入れた(^o^)丿 6月に戦線に復帰して以来、「レット・イット・ビー」のボックスや「ヘイ・ジュード」のUKエクスポート盤のように “入手をほぼ諦めかけていた盤” を立て続けにゲット出来たので “もう一丁いったれ” と調子こいてビッドしたのだが、まさかビートルズLPコレクションの中でも最難関といわれる超稀少盤を取れるとは夢にも思わなんだ…(≧▽≦) ということで今日は「エスキモー・カヴァー」入手の顛末を書いていきたい。
ビートルズのレコードにはオリジナルLP以外にも、レコード・ジャケットに魅かれて欲しくなるような盤がいくつも存在する。世間でいうところの「〇〇カヴァー」というヤツだ。ビートルズに限らず私がアナログLPを好きな理由の第1はもちろんその音の良さにあるが、ただ音を楽しむだけではなく、素晴らしいデザインのジャケットを眺めながら聴くことによって感性が刺激され、より素晴らしい音楽体験ができるというのもレコードの大きな魅力だ。
このように “ジャケットを聴く” という発想はアナログ・レコード・ファンに共通のものらしく、ジャケット・デザインが魅力的な盤はジャンルを問わず引っ張りだこの人気盤と化す傾向があるが、それがプレス枚数の少ない稀少盤となると更に競争は激しくなり、中古市場価格も怒涛の勢いでハネ上がってしまう。例えば通称「ホース・カヴァー」と呼ばれるフランス盤「Dans Leurs 14 Plus Grands Succes」なんか、内容的には普通のコンピレーション物なのにそのジャケット写真と色合いの素晴らしさのせいでコレクターに人気があり、だいたい£300~£500ぐらいの高値で取り引きされている。
今回私が手に入れた「ビートルズ・ホッテスト・ヒッツ」はデンマーク・パーロフォンの独自編集によるコンピレーション盤で、そのジャケット写真からマニアの間で通称「エスキモー・カヴァー」と呼ばれているレコードだ。収録曲は上記のフランス盤「ホース・カヴァー」とUS盤「セカンド・アルバム」を足して2で割ったような感じで、ビートルズがアイドルとして最も輝いていた時期(←ちょうど「ウィズ・ザ・ビートルズ」と「フォー・セール」の間あたりか...)のLP未収録シングルAB面曲が並んでいて超お買い得だし、エスキモーの格好をしたビートルズをフィーチャーしたジャケット写真がとってもチャーミングで、ファンならもうそれだけで手元に置いておきたくなるような逸品だ。しかもわずか3,028枚だけしかプレスされず、どういうワケかリリース後2~3週間してすぐに回収され市場から姿を消してしまったということでコレクターの間で “幻の名盤” 化していることもあり、“ジャケット良し、選曲良し、レア度(?)良し” と三拍子揃った超人気盤になったというワケだ。
このレコードがeBayに出品されているのを偶然見つけた時は “おぉ、「エスキモー・カヴァー」出とるやん... 欲しいなぁ...” と思っただけで、とてもじゃないが実際にビッドしようなんて考えもしなかった。しかし商品説明欄に“VERY LOUD PRESSING... RECORD PLAYS GREAT WITH THE MUSIC OVERPOWERING MOST CRACKLE... AND IS STILL VERY ENJOYABLE!! PLAYS MUCH BETTER THAN IT LOOKS!!!”(めっちゃデカい音で入ってるよ... 音圧が高く少々の傷なんて笑い飛ばしてしまうほどの大迫力サウンド... 楽しめること間違いなし!! 見た目よりもずっと良い音がするよ!!!) と書いてあるのを見て、 VERY LOUD PRESSING という言葉に敏感に反応してしまった(笑)というワケだ。
更に“PLAYS SURPRISINGLY GREAT WITH LIGHT OCCASIONAL CRACKLE AND A COUPLE OF CLICKS”(時々軽いチリパチ音は入るけど、ビックリするくらいエエ音で鳴るよ)という補足説明はあるものの、盤自体のコンディション表記はVG-というコンサバ・グレーディングにしてくれたおかげで(←サンプルとして聴けるサウンド・クリップを聞いた限りでは全然OKで私なら迷わずVG+を付けるレベル)由緒正しいコレクター諸氏は敬遠する可能性が高い。ジャケット・コンディションもVG-~VGと自虐的なくらいの低評価なのだが、私の目から見れば50年前のレコードとしては平均的な部類に入る。それで美麗盤コレクターが撤退してくれれば、これはひょっとするとひょっとするかもしれない。私は体中のアドレナリンがドバーッと出まくるのを感じた(笑)
オークション〆切はラッキーなことに祝日の午前6時過ぎということで、当日は早朝の5時半ぐらいから起きてスナイプに備えたのだが、待ってる間に為替レートを見てみると何と前日の103円から3円近く下がって100円台に突入しているではないか! 国際経済で何があったのかは知らないが、私はこの急な円高で一気に眠気が吹き飛んだ(笑) まさに天は我に味方せり、である。結局スナイプは無事成功し、夢にまで見た垂涎盤を$300で手に入れることが出来た。因みにユニオンでの買い取り価格は14万円(!)とのことなので、送料込みでも3万円少々でゲットできたというのは大ラッキーと言えるだろう\(^o^)/
届いたレコードは看板に偽りナシのラウドカット盤(もちろんモノラル!)で、強烈無比なエネルギーの塊が鼓膜をビンビン直撃する。それは爆音好きの私でも思わずのけぞってしまうほどの凄まじさで、まるでビートルズのロックンロールを風圧で身体に浴びているような感覚だ。もちろん哀愁舞い散る「ディス・ボーイ」にも涙ちょちょぎれるが、やっぱり初期ビートルズは「シー・ラヴズ・ユー」や「ロング・トール・サリー」のような疾走系ロックンロールをドデカい音で聴くのが最高だ。「シーズ・ア・ウーマン」のイントロのギターが切っ先鋭いナイフのように耳に突き刺さってくるし、「マッチボックス」のリンゴのヴォーカルがこんなに不良っぽく聞こえたのは初めてだ。ジャケットも十分良い状態で、“思い切って買ってよかったぁー(^o^)丿” とルンルン気分だ。
このレコード以外にもここのところビートルズのアナログ盤をガンガン買いまくっているので来月のカード支払い日がちょっとコワいが、気にしたら負け(笑)と自分に言い聞かせている。私にとってビートルズのレコードは一生モノであり、これからもずーっとこの盤を聴いていけると考えれば安い買い物だったと言えるだろう。
ビートルズのレコードにはオリジナルLP以外にも、レコード・ジャケットに魅かれて欲しくなるような盤がいくつも存在する。世間でいうところの「〇〇カヴァー」というヤツだ。ビートルズに限らず私がアナログLPを好きな理由の第1はもちろんその音の良さにあるが、ただ音を楽しむだけではなく、素晴らしいデザインのジャケットを眺めながら聴くことによって感性が刺激され、より素晴らしい音楽体験ができるというのもレコードの大きな魅力だ。
このように “ジャケットを聴く” という発想はアナログ・レコード・ファンに共通のものらしく、ジャケット・デザインが魅力的な盤はジャンルを問わず引っ張りだこの人気盤と化す傾向があるが、それがプレス枚数の少ない稀少盤となると更に競争は激しくなり、中古市場価格も怒涛の勢いでハネ上がってしまう。例えば通称「ホース・カヴァー」と呼ばれるフランス盤「Dans Leurs 14 Plus Grands Succes」なんか、内容的には普通のコンピレーション物なのにそのジャケット写真と色合いの素晴らしさのせいでコレクターに人気があり、だいたい£300~£500ぐらいの高値で取り引きされている。
今回私が手に入れた「ビートルズ・ホッテスト・ヒッツ」はデンマーク・パーロフォンの独自編集によるコンピレーション盤で、そのジャケット写真からマニアの間で通称「エスキモー・カヴァー」と呼ばれているレコードだ。収録曲は上記のフランス盤「ホース・カヴァー」とUS盤「セカンド・アルバム」を足して2で割ったような感じで、ビートルズがアイドルとして最も輝いていた時期(←ちょうど「ウィズ・ザ・ビートルズ」と「フォー・セール」の間あたりか...)のLP未収録シングルAB面曲が並んでいて超お買い得だし、エスキモーの格好をしたビートルズをフィーチャーしたジャケット写真がとってもチャーミングで、ファンならもうそれだけで手元に置いておきたくなるような逸品だ。しかもわずか3,028枚だけしかプレスされず、どういうワケかリリース後2~3週間してすぐに回収され市場から姿を消してしまったということでコレクターの間で “幻の名盤” 化していることもあり、“ジャケット良し、選曲良し、レア度(?)良し” と三拍子揃った超人気盤になったというワケだ。
このレコードがeBayに出品されているのを偶然見つけた時は “おぉ、「エスキモー・カヴァー」出とるやん... 欲しいなぁ...” と思っただけで、とてもじゃないが実際にビッドしようなんて考えもしなかった。しかし商品説明欄に“VERY LOUD PRESSING... RECORD PLAYS GREAT WITH THE MUSIC OVERPOWERING MOST CRACKLE... AND IS STILL VERY ENJOYABLE!! PLAYS MUCH BETTER THAN IT LOOKS!!!”(めっちゃデカい音で入ってるよ... 音圧が高く少々の傷なんて笑い飛ばしてしまうほどの大迫力サウンド... 楽しめること間違いなし!! 見た目よりもずっと良い音がするよ!!!) と書いてあるのを見て、 VERY LOUD PRESSING という言葉に敏感に反応してしまった(笑)というワケだ。
更に“PLAYS SURPRISINGLY GREAT WITH LIGHT OCCASIONAL CRACKLE AND A COUPLE OF CLICKS”(時々軽いチリパチ音は入るけど、ビックリするくらいエエ音で鳴るよ)という補足説明はあるものの、盤自体のコンディション表記はVG-というコンサバ・グレーディングにしてくれたおかげで(←サンプルとして聴けるサウンド・クリップを聞いた限りでは全然OKで私なら迷わずVG+を付けるレベル)由緒正しいコレクター諸氏は敬遠する可能性が高い。ジャケット・コンディションもVG-~VGと自虐的なくらいの低評価なのだが、私の目から見れば50年前のレコードとしては平均的な部類に入る。それで美麗盤コレクターが撤退してくれれば、これはひょっとするとひょっとするかもしれない。私は体中のアドレナリンがドバーッと出まくるのを感じた(笑)
オークション〆切はラッキーなことに祝日の午前6時過ぎということで、当日は早朝の5時半ぐらいから起きてスナイプに備えたのだが、待ってる間に為替レートを見てみると何と前日の103円から3円近く下がって100円台に突入しているではないか! 国際経済で何があったのかは知らないが、私はこの急な円高で一気に眠気が吹き飛んだ(笑) まさに天は我に味方せり、である。結局スナイプは無事成功し、夢にまで見た垂涎盤を$300で手に入れることが出来た。因みにユニオンでの買い取り価格は14万円(!)とのことなので、送料込みでも3万円少々でゲットできたというのは大ラッキーと言えるだろう\(^o^)/
届いたレコードは看板に偽りナシのラウドカット盤(もちろんモノラル!)で、強烈無比なエネルギーの塊が鼓膜をビンビン直撃する。それは爆音好きの私でも思わずのけぞってしまうほどの凄まじさで、まるでビートルズのロックンロールを風圧で身体に浴びているような感覚だ。もちろん哀愁舞い散る「ディス・ボーイ」にも涙ちょちょぎれるが、やっぱり初期ビートルズは「シー・ラヴズ・ユー」や「ロング・トール・サリー」のような疾走系ロックンロールをドデカい音で聴くのが最高だ。「シーズ・ア・ウーマン」のイントロのギターが切っ先鋭いナイフのように耳に突き刺さってくるし、「マッチボックス」のリンゴのヴォーカルがこんなに不良っぽく聞こえたのは初めてだ。ジャケットも十分良い状態で、“思い切って買ってよかったぁー(^o^)丿” とルンルン気分だ。
このレコード以外にもここのところビートルズのアナログ盤をガンガン買いまくっているので来月のカード支払い日がちょっとコワいが、気にしたら負け(笑)と自分に言い聞かせている。私にとってビートルズのレコードは一生モノであり、これからもずーっとこの盤を聴いていけると考えれば安い買い物だったと言えるだろう。