shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

ビートルズUKシングル盤特集⑧ 1968

2015-01-22 | The Beatles
⑰ Lady Madonna / The Inner Light (R 5675, Mono, 1968.3.15発売)
 ビートルズがアップルを設立したことにより、パーロフォン・レーベルとしては最後のシングルになったのがこの「レディー・マドンナ」だ。「サージェント・ペパーズ」や「マジカル・ミルテリー・ツアー」の “絢爛豪華なポップス絵巻” 的な楽曲も好きだが、やっぱりビートルズはストレートアヘッドなロックンロールこそが最高だと信じる私にとって、この「レディー・マドンナ」は “超” の付く愛聴曲。特にこのシングル・ヴァージョンではガンガン叩きつけるように弾かれるピアノの力強い響きがこの曲のドライヴ感に拍車をかけ、ステレオ・ヴァージョンでは味わえない強烈なノリを生み出している。ハッキリ言ってこれまで聴いてきた中で最強の「レディー・マドンナ」だ(^.^)  プレスリーを彷彿とさせるポールのヴォーカルがよりワイルドに聞こえるのも45回転の成せるワザか...
 1st プレスは ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -3 / -2 で、中でもファンクラブ・インサート付きの最初期プレス盤には鬼のようなプレミア(←ヤフオクでは18,000円!!!)が付いているが、私は英語で書かれたただの紙切れには何の興味も無いので当然パス。インサートなしの通常盤を BUY IT NOW(即決)£6.99(約1,260円)でゲットした。
Lady Madonna


⑱ Hey Jude / Revolution (R 5722, Mono, 1968.8.26発売)
 去年の9月末から2ヶ月ほどかかってようやくビートルズのUK盤シングルを完全制覇出来たのだが、全22枚のうち最初に買った盤が他でもないこの「ヘイ・ジュード」だった。きっかけは前にも書いたようにeBayで衝動買いしたメリー・ホプキンの「悲しき天使」で、その時に「悲しき天使」とほぼ同時期に世界中のヒット・チャートを席巻していたこの曲のことがふと頭に浮かび、ものはついでと eBayで検索してみたところ £1.95という持ってけドロボー価格だったので、 “UKオリジナルのLPはめっちゃ高いけど、シングルは結構安いやん... 「ヘイ・ジュード」のモノ・ミックスはアナログ音源では持ってないし送料入れても1,000円で釣りがくるんやったら取ってみよ...(^.^)” と軽~いノリで買ってしまい、そこからズルズルと “シングル盤桃源郷” の底なし沼にハマって行ったのだった。
 とは言え、実際に聴いてみると、A面の「ヘイ・ジュード」は音質的にそれほど凄いとは思わなかった。7分を超える長さのせいで音溝的に45回転盤のメリットがそれほど活きていないためなのか、低音の低いところがイマイチ量感不足なのだ。一方、手持ちの同名アルバムに収録されているステレオ・ヴァージョンは左右への音の広がりも自然でこの曲の持つ共同体的な雰囲気にピッタリ合っており、私はそちらの方が気に入っている。ポールの闊達なベースがよりクリアに聞こえるのもポイントが高い。
 しかしB面の「レヴォリューション」は 45回転モノラル・パワー炸裂といった感じの強烈無比なサウンドで、私なんかファズをギンギンに効かせたヘヴィーなギターが轟きわたるイントロからテンションが上がりっぱなし... (≧▽≦)  やっぱりこういうゴリゴリのロックは音圧の高いシングル盤で聴くのがエエですな。ということでこのレコードの場合、45回転のご利益はB面にアリだった。
 聞くところによると、このレコードは売り上げに生産が追い付かず、デッカ、パイ、フィリップスといった他社の工場でプレスされた盤もあるみたいだが、1st プレスはすべて ①“Sold In UK”リマーク有り、②マトリクス枝番は -1 / -1 のようだ。購入価格は BUY IT NOW(即決)でたったの£1.95(約350円)だった。
Hey Jude

Revolution
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