「加藤清正妻子の研究」「続・同左」「加藤清正と忠廣ー肥後加藤家改易の研究」など一連の肥後加藤家研究の第一人者の福田正秀氏から頭書の「放送大学日本史学論叢」をご恵贈給わった。
深く感謝を申し上げる。この冊子の中に氏の論考「徳川家康養女清浄院の母方系譜ー清浄院書状を解析するー」が、30ページに亘り掲載されている。
今迄の業績に加え「妻子の研究」は更なる進展をしている。つまり清浄院の生母(目加田氏)の存在が明らかにされ、清浄院の実父・水野忠重(家康生母・於大=伝通院の兄)との関係が明らかになってきた。
氏は「清浄院の人間関係や人柄、功績に新たな知見を開く」論考と言って居られるが、まさしくこれまでの氏の研究の成果としてこのような貴重な資料がもたらされて、氏の許に蓄積された多くの資料と共に更なる校合研究がなされて新たな世界が開かれてきた。
氏とはずいぶん長いご厚誼をいただいているが、今般またこの論考掲載誌をご恵贈給わり、論考をいち早く拝見できたことに感謝を申し上げる。
また機会を得てご講演を拝聴できる機会が訪れるのではないかと期待している。
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