津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■解析:木簡・くずし字解読システム

2016-03-27 18:51:14 | 花押

 奈良文化財研究所と 東京大学史料編纂所の共同開発で、 解析:木簡・くずし字解読システムの運用が25日から(?)始まった。
一字分の文字画像をドラッグすると、たちまち解析してくれるという優れものだ。
少々意地悪だとは思ったが、の文字をドラッグしてみた。これは熊本独特の文字で、やはり反応してくれない。(御免なさい)
しかしこのシステムは大変有難い。今後多いに御世話に成る事と思う。
皆様も多いに活用下さい。

                    崩し字の解読システムの仕組み(朝日新聞デジタル)

 


 

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■県製作のPR誌

2016-03-27 16:24:16 | 熊本

 「東京の中のくまもと」は県の広報課、「熊本遺産物語」は県の文化企画・世界遺産推進課の作成によるものである。
前者は23頁、後者は104頁に及ぶ立派なもので、こういう企画は今迄見られなかったもので驚かされている。
 

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■県知事選挙

2016-03-27 11:08:04 | 花押

 熊本は今日は県知事選挙、現知事・元熊本市長・新人の三巴である。歩いて五分ばかりの所にある小学校が投票所、朝食後出かけて投票をすます。
あまり出足が良くなさそう、現職有利の報道が成されており、報道のあり様も如何かと感じる。

小学校の南側の道路添いには桜の木が植えられており、足をのばしてまだ三分咲きほどの花を鑑賞・・・・
二三日少し気温がさがり、花の命も永らえそうで結構なことではある。

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■吉浦郷右衛門覺書(四)

2016-03-27 08:02:06 | 史料

一、唐津ゟ一里程の所ニ高崎と申嶋の上ニ天狗下り居候由
   唐津ヘハ注進有之候ニ付 侍衆上下共 各馬上又ハ歩行ニ
   て馳付 礒部より見被申候ヘハ いかにも繪にかきしことくの
   姿故 いつれも驚見候處ニ 中江新右衛門殿と申仁馬上に鉄
   炮を提馳付被申 馬ゟ飛下り 波打際ニてヒザ臺ニて天狗の
   たヽ中を打被申候付 岩ゟ下ニ轉ひ落候を 漁船を乗付 取上ケ
   被申候得者 古き大猿を鷲取候得共 猿達者故心侭に難成
   互ニ組合居申候ニ付 遠方ゟ見分かたく 右之通ニ御座候由
   又 此仁有時 自分門前ニ立居申候處ニ 筑前ゟ唐津へ必多
   度参り候馬口労 兼々腕立を仕 朱鞘の長キ刀ナを指廻り
   其節門前間近く通り候を 新左衛門殿つばきを態トはき
   被申候を 右之通咎り喧嘩ニ及 互ニ抜合 新左衛門殿ハ大脇差
   ニて切合被申候中ニ 踏すべり 横ニ成なから拂切ニ切倒し
   被申 右横ニなり被申候處を 彼者拝打ニ仕候處ニ 能き練
   り之印籠を提被申ニ切付 身ニ当り不申候 新左衛門殿親
   父ハ疋田文五郎弟子ニて 無隠兵法の上手ニて御座候由
   新左衛門殿事ハ唐津崩し以後 京極若狭守様へ千石ニ而
   被召抱候
一、天草一揆之時分 唐津御一老岡崎次郎兵衛と申仁 高
   六千石 此人好者ニ而御座候 様子ハ何某と被申者小身
   なる侍 兼て次郎兵衛殿と不和ニ而御座候 此仁武勇の
   覚有之仁ニて御座候得共 不宜仁ニて常々過言被申候と 自
   身も次郎兵衛と不快ニ付 身上無事ニ者通間敷 御暇抔との被
   仰渡候ハヽ 偏ニ次郎兵衛之所意と存ルニ付 其座ゟ直ニ次郎兵
   衛屋敷ニ踏込 存分を遂可申と被申廻候を 次郎兵衛殿被
   承付 いつとなく手ニ付 懇意ニ被仕候得者 本ゟ浅智なる仁ニ
   て 前々の悪口とハ違 殊之外懇意ニて 其後ハ次郎兵衛殿
   ならでハと被申廻 何そ之節ハ家来同前ニ勝手ニ相詰 昼
   夜入込居被申 次郎兵衛殿取成ニて地行の加増をも被下候上ニ而
   御前散々悪敷申上 一御暇被遣候 其節自分ニ者不存驚
   被申候振ニて 家来数多屋敷/\遣 道具片付させ 他國へ立
   退被申 路銀等合力被仕 夢々不存風情ニて 唐津拂除
   ケ被申候 此仁覚有之仁ニて 無程上方ニて身上有付被
   申候得者 其所ニ飛脚を立て音物等被仕 以来迄疎意無
   之風情ニ被仕 ケ様之奸計なる仁ニて御座候故 武冥加
   ニつくし被申候様子ハ 男子三人御座候處ニ 一揆乱之節
   壱人も用ニ立不申候 嫡子次郎左衛門殿別知三千石 番頭
   ニ而本戸ニ向被申候處ニ 敵の時之聲を聞被申候と 其侭
   遁被申 富岡へも引取得不申 直ニ長崎へ立退被申候 二男
   七郎左衛門殿弐千石 是も其節何之用ニも立不申 三男
   兵左衛門殿ハ 江戸ゟ兵庫頭様御供ニ而罷下候途中ニても
   段々舎兄両人之臆病之沙汰追々ニ承り被申 無念之事ニ
   被存 責て自身壱人なり共何様可被仕との存念ニ而 原之
   城ニ被向候處 落城の節人並ニ出立被申候得共 眼くらミ
   腰立不申ニ付 何之働も成不申 家来ニ被申候者無是
   非仕合ニ候 此上者其方共平生懇意ニ召仕候 情ニ者自分
   を何卒敵の手に懸け呉候様ニとの事ニ付 此仁平生情有
   仁ニて 家来を能被召仕候ニ付 家来とも得其意 精を出し被
   圍ミ本丸際迄押詰申候 其間余り鉄炮 しけく 家来共
   進兼候節ハ 自分者腰立深手ニ当り 其時安堵致され 最
   早是迄ニ候間 御本陳へ連参り候様ニとの事ニ而御座候間
   御前へ被罷出何之御用ニも相立不申 無是非仕合之段被申
   上 無程相果被申候 臆病ハ心の外の物ニ御座候成との由
   一提常々物語仕候 右手負被申以前ハ 言葉も分り兼候
   得共 手負被申候以後ハ 本性に成り言葉も慥ニ御座候由 右
   之通り親父次郎兵衛殿邪智深く 正道に無之仁にて有之
   候故にや 子共衆如此ニ御座候哉と一提折々物語仕候 

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