一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

春愁(しゅんしゅう)

2020-04-12 08:28:17 | 雑記
  
        ふと、気がついた。

        例年なら春先独特のけだるさになやまされ、
        どうしようもない倦怠感に襲われるのだが、
        今春はそれがない。

        毎日、新型コロナウィルスの危機感にさらされ、
        それなりに緊張しているからだろうか。

        いいのか悪いのか、分からないけど、
        木の芽どきにあらわれる心の愁い、
        つまり「春愁」は、
        英語圏にもあって、   
        「スプリングフィーバー」というのだそうだ。

        辞書をひけば、
        「春先のものうい感じ、春の憂鬱病」と出てくる。

        「春愁」「春熱」「春困(しゅんこん)」ともいわれ、
        これは世界共通のものらしい。

        それが、いまや、
        世界共通の「春熱」「春困」といえば、
        新型コロナウィルスである。

        心のストレスどころか、
        生命をもおびやかすウィルス危機。

        予防薬、治療薬の開発が一日もはやく望まれるが、
        それまでできること。

        太陽を浴びての散歩などの運動、
        充分な睡眠、
        規則正しい生活のリズム、
        といった、月並みなこと。

        生命力をよみがえらせる季節のサイクルを、
        何とか心身に取り込みたい、
        巣ごもりの春である。

        ※ 見おさめのサクラ  

        

        

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