これまでの感覚でいえば、ちょっとダサい店。
さほど飾りつけするわけでもなく、店主もあま
り顔を出さず、商売っ気があるとはいえない。
木造の古い、半分壊れかけたような小舎?を
(ただ放っておくのもナニだからと)店にした
ような感じなのである。
鎌倉山のバス通りに面した花屋。
表には雑駁とした植木(鉢植え)がおいてあり、
足を踏み入れると水花瓶に入った花は数種ある
ものの、これまで花を買うお客を見たことがない。
さらに奥に入ると、2坪くらいの庭があり、
そこにもコケやら山野草みたいのが雑然とおいて
ある(並んでいるのではない)。
そして、やはり物置小舎みたいなのがあって、
それでもドライフラワーがいくつかぶら下が
っていた。
花屋といえば、色とりどりの花がこれでもか!
って具合に美をきそい、時節柄、春らんまんと
いった感じであろうに、ここは一体?
まるで無人の山小屋か、浜辺にある番小屋と
いった風体なのだ。
暮れに1度だけ30代半ばとおぼしき女性の
店主が奥の小舎を掃除しているのを見た。
「今日はお(正月)飾りの講習があったもの
で……」
それで、ああ、この店、機能してるんだわ、
と思ったほどである。
(こんな何でもない、むしろ廃屋みたいな店に
意味を持たせるのが鎌倉なのかもしれない、
と思いながら)
ところがここで、思いがけない珍客に出く
した。
ちょうど写真の植物の下方になるのだが、
よほど目をこらさないと気がつかない。
張り紙をしてあるわけでもなく、それらし
き入れ物に入っているわけでもないから、
4度目にして一緒にいった人から聞いた
のである。
その名はウーパールーパー。
その実態は次回に。
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