「認知症で行方不明者がほぼ1万人」
こんなニュースがこのところ立て続け
に出ている。
先日はNHKの報道番組をみていた
家族から申し出があって、
7年ぶりに再会したというニュース
もあった。
それに不随して、施設に入っていた間
の生活費、介護費用(1000万円)
を自治体が請求するとか、しないとか、
現実のきびしさに愕然とした人も
多いだろう。
そんな中、私は新聞の折り込みチラシ
に、スーパーの安売りと並んで
「遺品、財産整理いたします」
というのを見つけて、ぎょっとした。
TVでは何回か観たことはあるけれど、
ここまできたか、という感じ。
つまり、一人暮らしの人が誰にも看取
られることなく病気などで死亡し、
しばらくしてから遺体が見つかる孤独
死のケース。
遺族に連絡しても忙しいとか、心情的
に拒否して、代わって遺品整理をおこ
なう代行業者のことをいう。
最初は「すきま産業」だなと、興味
深くみていたが、このところは業者が
増えて、なかには
「天国へのお引越しのお手伝い」
などと銘打ったものもあるらしい。
それだけ需要が多いということだろう。
しかし、ただ単にゴミ屋敷を片づける
とは異なって、その人の一生と向き合
う仕事、
生半可な気持ちでやれる仕事でない
ことは確かであろう。
ああ、生きるのも大変、
死ぬのも大変である。
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