一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

ラストソング

2016-05-01 06:18:45 | 雑記



       先日、知り合いのお父様が亡くなられた。
       99歳の大往生だったが、日頃からお坊さんは
       要らない、戒名も線香も要らない、
       ジョンレノンのイマジンをかけてくれ、と云わ
       ていた通り、子や孫たち30人ばかりの葬儀
       だったそうだ。

       亡くなったのは、入院もせず、輸血をするため
       に病院にいく日だったというから、これぞ
       理想の死に方ではないかと羨ましくなった。

       現在はこのように、本人が望めば、そのように
       葬(おく)られるのだと安心もする。

       ところで、
       この世の最期に聞きたい歌をラストソングと
       呼ぶらしい。
       米国などではホスピスなどの看取(みと)り
       の現場で、音楽を取り入れたケアが確立して
       いるという。

       日本でそこまでいっているかどうかは分からな
       いが、あるところの調査によると、
       「人生の最期に聞きたい曲」はこうなるそうだ。

       ① アメージング・グレイス(讃美歌)
       ② 糸(中島みゆき)
       ③ 故郷/ふるさと(唱歌)
       ④ カノン(バッヘルベル)
       ⑤ 時代(中島みゆき)
       ⑥ 川の流れのように(美空ひばり)

       一位のアメージング・グレイスは「神様に感謝」
       というより、荘厳なメロディーに惹かれての
       ことだろう。
       日本ではトワ・エ・モアの白鳥英美子さんや
       さだ・まさしさんも歌っているから馴染み深い
       かもしれない。

       他に「虫の鳴き声」や「家族の声」を挙げた人
       もいたとか。

       私は?

       まだ決まらない。聞きたい歌と聞いてほしい歌は
       違うと思うから。

       あまり湿っぽいのもどうかと思うし……。

       考えようによっては、これからラストソングを
       考える楽しみができた。


       ※ 鎌倉のコケ寺として有名な妙法寺のコケ
       

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