先日、知り合いのお父様が亡くなられた。
99歳の大往生だったが、日頃からお坊さんは
要らない、戒名も線香も要らない、
ジョンレノンのイマジンをかけてくれ、と云わ
ていた通り、子や孫たち30人ばかりの葬儀
だったそうだ。
亡くなったのは、入院もせず、輸血をするため
に病院にいく日だったというから、これぞ
理想の死に方ではないかと羨ましくなった。
現在はこのように、本人が望めば、そのように
葬(おく)られるのだと安心もする。
ところで、
この世の最期に聞きたい歌をラストソングと
呼ぶらしい。
米国などではホスピスなどの看取(みと)り
の現場で、音楽を取り入れたケアが確立して
いるという。
日本でそこまでいっているかどうかは分からな
いが、あるところの調査によると、
「人生の最期に聞きたい曲」はこうなるそうだ。
① アメージング・グレイス(讃美歌)
② 糸(中島みゆき)
③ 故郷/ふるさと(唱歌)
④ カノン(バッヘルベル)
⑤ 時代(中島みゆき)
⑥ 川の流れのように(美空ひばり)
一位のアメージング・グレイスは「神様に感謝」
というより、荘厳なメロディーに惹かれての
ことだろう。
日本ではトワ・エ・モアの白鳥英美子さんや
さだ・まさしさんも歌っているから馴染み深い
かもしれない。
他に「虫の鳴き声」や「家族の声」を挙げた人
もいたとか。
私は?
まだ決まらない。聞きたい歌と聞いてほしい歌は
違うと思うから。
あまり湿っぽいのもどうかと思うし……。
考えようによっては、これからラストソングを
考える楽しみができた。
※ 鎌倉のコケ寺として有名な妙法寺のコケ
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