添付した写真は5月9日に田植えし、35日たった昨日の稲姿である。約一か月で成長する様子が分かると思う。品種は「はえぬき」で山形県で一番多く作付けされている主力品種である。県試験場では長年品種改良を重ねおいしいコメを求めてきた。ブランド米はそこから生まれた。
連日報道される「小泉劇場」備蓄米の安売り合戦は米作農家の気持ちを少しも持たない非情なものに映る。需給バランスを崩した農水省の失態をお詫びしてから次の政策を打ち出すのが順序である。減反政策は「止めた」と言いながら生産目標を設定し各県に配分している。目標を超えた作付面積の端数も違法でもないのに、破れば「村八分」の力学が働く。
収穫時期になると国は作況指数を発表する。これが現場との乖離が著しい。農家はくず米をできるだけ除いて一等米として出荷する。国のデーターにはくず米も混合して収穫量としている。
一昨年からコメ不足は現場では感じていた。にも拘わらず放置した農林省の結果がこの米騒動である。コメの位置づけをはっきり示して、次の政策に移る以外には答えはない。「瑞穂の国日本」は何処に向かうのか。
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