とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

陸羽西線の価値を見直そう

2009年07月31日 | インポート

Img_2097  久しぶりに陸羽西線に乗る機会に恵まれた。新庄1時08分発の余目行各駅停車で、二両編成のディーゼル車両。典型的なローカル列車である。始発の新庄では、ほぼ満席だったのには驚いた。席を一人分やっと探し当てて座る事ができた。ワンマンカーは心地よいエンジン音を響かせて走り出した。時速はロケーションの良いところで70キロ位だろうか、まあまあの乗り心地でもある。客層は、学生が多い中で、都会の一人旅風の人や妊婦の人、年配の人などと生活観豊で多彩である。津屋でどっと人が降り、古口でまた大勢のひとが降りた。ここからは、最上川と並んで気動車は走り、まさに絶景である。1時54分に余目駅に着いた。44分の旅で、料金が820円とは安すぎる。
 考えて見ると、こんな短距離なのに山形新幹線を庄内まで、何故延伸出来ないのか不思議な気持ちになってきた。庄内への蔑視なのか、別の力が働いているのか分からないが、多くの県民が便益を共有できる事だけは確かだ。羽越本線の高速化などいつの事やら絵に描いた餅に過ぎない。高齢化が進む中、スピードではなく乗り変えなしの利便性が大事なのだ。映画村庄内を訪れる都会の一人旅へのサービスでもある。「山形県の一体化を目指せ」と誰か一緒に叫んでくれと思った一日だった。

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