シャガ 目立たず美しい。
発達相談のために、K保育園に行きました。
継続の子と、新規入園のお子さんとのお付き合いでした。
実は、30日からデンマークとフィンランドに、福祉・教育の視察の旅に出るものですから、このところ、その関係の本を
読みあさっていました。日本との違いに愕然ですね。
どちらも、労働時間は週37時間、残業なし。5時になれば保育園も学童も空っぽになるといいます。夕食は家族とともに。
フィンランドでは、教師の労働時間はさらに短く、週24時間。保育士はもっと短いのだそうです。それは大事な子ども
と付き合う仕事だから。
保育士の配置では、3才児は4対1(4人の子に保育士一人)、日本では20対1です。
4歳以上児では7対1、日本では30対1です。
学校はおおむね20人学級、実際には1学級12~13人とのこと。
学童保育は、長野でも施設は狭くて指導員も劣悪な待遇で満杯状態です。
フィンランドの学童保育(プレーパークと呼ばれています)は、人口60万人のヘルシンキに71箇所あります。
すべて国営、指導員はヘルシンキだけで230人。国家公務員で資格が必要です。
施設面積は100~200㎡の建物に、敷地がなんと1ヘクタール!
「資源のない小さな国、人材こそが財産」と、1968年に大胆な教育改革を行いました。キーワードは「信頼」。信頼し
て、基本は現場主義。デンマークでは、学校の予算を決めるのに、教員、保護者のみならず、子どもの代表も入ります。
矛盾も起きており、新自由主義も北欧諸国をむしばんできているようです。しかし、フィンランドは女性の8割以上がフ
ルタイムで働き、国会議員の42・5パーセントが女性、そんな国をマイナスも含めて丸ごとみてきたいと思っています。
それにつけても、日本の先生方は本当によく頑張っているし、子どもたちもすごいなあ・・・とおもいます。
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