話題のこの本、もう2度も読んでしまった。
慶応大学名誉教授で21全国革新懇の代表世話人でもあるこばやしせつさんも絶賛の本です。
共産党の綱領の神髄となる考えですが、マルクスの難しい膨大な研究経過を志位さんが若者向けにわかりやすく説明していますから、さらさらと読めます。
資本論講座を受けたときに頭を抱えた問題も、「アア、なるほど」と思うところのたくさんありました。
こばやしせつさんも言っているように、「共産党員の皆さんはみな読んで周りの語りかけてほしい。共産党が嫌いな人も読んで欲しい。きっと新しい発見があり、人生を豊かにしてくれることでしょう」と、わたしも思います。
日本共産党ヘの誤解があれば、それを解き放つ本でしょう。
古代からの歴史を解明し、今の資本主義を乗り越える先の社会像を想像するとわくわくします。
資本主義時代に構築した財産は高度な生産技術、民主主義の経験です。それを発展させて、「自由な時間」を作る。「自由な時間こそ富」。
こばやしせつさんの解釈はなるほどと思いました。
この本で言っている「自由」はFreedomではなくてLibertyではないかと。自己実現を勝ち取る能動的な意味があると言います。
それにつけても、新しい未来は黙っていてはやってこない。
総選挙もこの秋、自民党総裁選のあとかとも取りだたされています。
暑い中がんばっている候補者を思うと、体調も整ってきたし「よし、やろう!」と思っているこの頃です。