今日はあちこちの保育園の入園・進級式が行われていました。
孫の通う保育園もそうでした。
上天気です。保育園前のお花も入園をお祝いしてきれいに咲いています。
もう34回になるのですね。娘たちが通い、今は孫が通っています。娘の同窓生も何人か子どもを入れています。保護者会でまた一緒。じぃじ、ばぁばも昔の保護者会のメンバーです。
また、保育士さんも、保育園の同窓生がいます。
地域の保育園ってものですね。子どもたちは、みんなに見守られています。
長野市は待機児童がいないように思われていますが、とんでもありません。規制緩和で園児の定員よりオーバーしても、入れてよいことになっているのです。
それに、入れたくても保育料が高くて入れない子もたくさんいます。
保育士さんはてんてこ舞い。定数基準が厳しいからです。たとえば国の基準では、年長さんは30人に保育士一人です。
小学校さえ30人学級を叫んでいて、ヨーロッパ並みに20数人にしてほしいと願いは切実です。
わかる授業、一人一人に声をかけてあげられるきめ細かい実戦のために、最低の条件です。
やっと国は小学校1・2年生の35人学級を実現、親と先生などの運動のたまものです。
しかし、このたび長野県では、小中全学年に小人数学級が実現できました!!ずっと運動してきた私も、これはうれしい出来事でした
だから学校よりさらに、きめ細やかな手立てが必要な保育園で、30人とは、やり切れないではありませんか。
赤ちゃんにいたっては6対1です。
どの保育園も、やりくりして3対1にするなど努力していますが、そのつけは、先生の給料の低さにつながるのです。
先生たち、本当によく頑張っています!!
さて、私は孫を送ってから、風の子保育園に直行、風の子保育園の入園式での記念講演を行いました。
保護者のかたが全員集まる機会です。ご両親でお出でになった方も多かったですね。じぃじ、ばぁばも来てくださったか!みなさん、熱心に聞いてくださいました。
難しい演題がついていましたが、全年齢に共通するように中身は「向かい合い子育て」にしました。子どもに代わって、子どもはきっとこうしてほしいだろうなあ・・・との思いを伝えるお話にしました。
特に今、憲法が危険になっています。96条から手を付けて改憲のハードルを低くし、九条の改悪、そして97条も削除されようとしています。天皇は元首、自衛隊は国防軍、基本的人権ははく奪、まるで戦前です。
子どもの人権を守るために、「子どもは人間だ」という当たり前のことが実は勝ち取ってきたことであることも強調しました。
児童心理学が日本で始まったのは、戦後です。「天皇の赤子」とされていた時代には、子どもにも障がい者にも人権はありませんでした。天皇の持ち物、大人の持ち物でしたね。
「子どもの権利条約」の実現のために、大人が頑張らなくてはならない時です。条約の中身を広げて運動にしてゆかなければ。新しい保育システムはもってのほかです。国連の勧告にも抵触します。
講演の後、子育て相談もありました。若いママも頑張っています。みんなの頑張りが実る政治にしたいですね。