中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

佐久で涙で迎えた入党者、「この日の来るのをまっていました」

2008年01月24日 21時37分18秒 | 活動日誌
 (雲で隠れている浅間山を背に  固まっている私、藤岡君はコートを事務所に忘れてひどく震えてた。)

 朝陽駅での朝の街頭宣伝はふぶきの中、宣伝を終えたら晴れ。なんという意地悪な天気!

佐久地域で、入党のお勧めと党員訪問で歩きました。地区常任の藤岡君といっしょです。彼は昨年の春の県議選で候補者として頑張りました。

 佐久地区は浅間おろしの風が冷たく、「寒い」を通り越して「痛い」一日でした。道はガチガチに凍っており、運転してくれた事務所のS君が、すってんころりの場面もありました。
 風で舞ってくる雪が、まるでダイヤモンドダストのように光っていました。

 でも、ずっと後援会で頑張ってくださっていたMさん夫妻が入党してくださって、寒さも吹き飛ぶようでした。

 Mさん夫婦と親しくしている支部のKさん、仕事で遅れるとのことなので、藤岡君と先にお邪魔してお話ししました。

 昔は、違う政党の人をしょってやっていたくらいの方、「市会議員一人分くらいの票は集める」と言われるように、大変な人脈を持っておられます。人脈を作る日常の「人情あるおつきあい」を心からなさっている方でした。
 この話がまた感動で、いくら聞いても聞き飽きることなく、耳を傾けました。

 Mさん夫婦は、偶然支部のKさんに赤旗を勧められ購読、共産党の演説を聴く機会もあって、Kさんとの深いお付き合いの中で「だんだん、共産党に引き込まれていった」そうです。

 いまは、私たちが恥ずかしくなるくらいのもすごい活動をしてくださっています。「先日、あんた赤旗読みなって近所の人に勧めたさ」と妻殿。
 「おじいちゃんは外でやってくることも多いけど、足場を固めているのは私だよ」と朗らかで屈託ない笑顔で言います。

 「でも、後援会員のままのほうが影響力があるのでは・・。党に入ってしまうと、票もまとめられるか、それが不安だ」と躊躇されていました。

 「支部会議に出ること、党費を納めること、この二つが増えます。日本を、この地域をどう変えてゆこうかと、話し合う本拠地にいてもらえば、もっと後援会が大きくなります。Kさんがどんなに喜ぶことでしょうか」

 それでも、戦争の経験や近所付き合いの話、お孫さんの話などしながら、大分躊躇しておられました。膝に「入党申込書」をのせて、何度も「おさそい」文書を眺めながら。
 
 最後は顔を上げて、「Kさんを驚かしてやろうか」と決意してくださいました。

 そして「遅くなって」と入ってきたKさんに「書いたよ」とMさん。Kさんは、「うれしい!」とぴょんぴょんと小躍りし、M夫婦に抱きつきました。


 「今までだって、裸の付き合いをしてきた。でも、もう、本当に何も垣根がなくなった。こんなにうれしいことはない。この日の来るのを待っていました」と涙を流されました。私たちも、目頭が熱くなりました。

 少し前、長野市の野々村市会議員と一緒に行って入党していただいた方が、こう言っていたそうです。
 「生活保護を受けたいけど、嫌がらせばかりであきらめてきました。でも、私は共産党員になったのだから、もうあきらめません。強くなります」
 
 これを聞いたとき、私は「希望を語り合える仲間がいるって、なんておおきな生きる勇気を与えてくれるんだろう」と、胸がいっぱいになりましたが、今日も、同じように、胸がいっぱいでした。

 このあとも、「さびー、さびー」と肩をすくめながら訪問を続けました。昨日の「エホバ」さんに負けるわけにはいかないわね。

 明日は上田方面です。今月もあと一週間、入党者の目標までちょっと大変。みんなでやれば何とかなるんだから、頑張ろう!

 
コメント
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