中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

栄村、経験したことのない水害

2005年08月17日 21時08分28秒 | 活動日誌
 数ヶ月前より予定されていた、養護教諭との学習会を午前中に終え、2時には栄村に到着。
 
 飯山と同じように、長時間降った雨の被害がひどい。役場で説明を受けた後、鈴木村会議員、支部の皆さんと現場を回って、実態調査と村民の皆さんを激励し、お話を聞いてきました。
 人的被害がなくて何よりだったのですが、水路のオーバーフォローで、村全域200箇所以上に及ぶ大小崩落、道は遮断され、多くはありませんでしたが田んぼが流されたところもあり、被害は甚大。
 
 年に1,2度、石坂ちほさんたち仲間と利用している村営「トマトの国」の裏山は大崩落で、道の土砂は片付けられていたものの、水はまだものすごい勢いで水路から外れてじゃあじゃあの状態。
 森地区でも、土砂防止のコンクリートの壁が土砂に押されて、林がそのまま道に移動していて、重機とチェーンソウで役場の方が汗をたらして、復旧作業です。

 「あぜを直すにも金が要るから、もう、そこの田んぼは直さない。そこの米はやめる。」との深刻な話。収入に即響く、生活が掛かっている問題です。栄村産のお米で売り出し、新潟の魚沼に負けないと張り切っている時なのに、胸が痛みます。
 「夫が入院しているから、飯山線がだめになって困る」
 また「人身事故がなくて何より、命さえあれば何とかなるさ。」との話にほっとしたりでした。

 「90年ここで生きているが、こんなことは初めてだ」とお年寄りがいっています。雪解け水でも、何ともなかったのに、長く降って保水力がなくなったためだけなんだろうか、中越地震との関係はないのだろうか・・・私の疑問です。

 飯山では、アスパラの畑に水がたまって、排水できないうちにカーと照ったものだから、長く水についただけでも大変なのに、水がお湯になってしまったので、もう完全に根ぐされを起こして、来年はだめだと、農家の方がため息ついていました。
 栄村は、水ははけているので、違う形の被害、いずれにしても、北信の農業をどう守っていくかも、深刻な課題です。

 復旧のために議員とも力をあわせ、お役に立てるように働ければと思っています。
コメント
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