蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

美しい星

2018年06月03日 | 映画の感想
美しい星

ニュース番組のレギュラー気象予報士:大杉(リリー・フランキー)は、予報が当たらないことで有名だったが、家庭は安定し、しかし若い愛人(番組のアシスタント)もいて何の不満もない生活を送っていた。
しかし、ある日突然啓示を得て、火星人(だったかな?)として目覚め、環境破壊を進める地球人たちに(番組中で)警告を始める。
やがて大杉の息子(亀梨和也)と娘(橋本愛)も水星人、金星人として覚醒するが・・・という話。

本作の監督の吉田大八さんは、「クヒオ大佐」「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の監督でもあって、いずれも私としてはとても楽しめた作品だった。
特に後者2つは、原作とは異なる視点を取り入れていて、原作と映画で異なる味わいが楽しめました。

本作も(キャストが豪華ということもあり)期待したのですが、発想や筋立てが突飛すぎてついていけませんでした。

大杉の妻(中島朋子→マルチ商法にひっかかる主婦役)を含めて、ひとりひとりのエピソードは面白そうな部分もある(亀梨さんが長時間出演する映画を(多分)初めて見ましたが、俳優としてもいい感じでした。また、橋本さんを勧誘するチャらい広告研究会の学生役の人がよかった)のですが、なんというか、皆惑星人としてマジメすぎて、「何かオチがあるのでは?」という期待もかなわなくて、ちょっと残念でした。

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