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LOUIS VUITTON VOYAGEZ、旅するルイ・ヴィトン展

2016-05-04 17:50:19 | 日記・エッセイ・コラム

LOUIS VUITTON VOYAGEZ、旅するルイ・ヴィトン展が東京にいると無料で見られるなんて、贅沢なことです。

4月23日から6月19日まで千代田区麹町で開催されています。

私は予約なしで行きましたが、すんなり入れました。予約すると何かいいことがあるのかもしれない。なぜかって?予約する段階で人の情報を集められるでしょ。情報はお金そのものですから、対価があってしかるべきこと。

なぜ、ルイ・ヴィトンで飛行機が出てくるかって?

実は何代目かのヴィトン一族で飛行機を作っていたものがいたからです。

一族は野心家で冒険家なんですね。

キャメル色に塗られたシトロエンがいい味を出しています。

フランスはアフリカに進出していた。

最初は冒険だった。

今でもフランス人は長距離の旅を好みます。

それでパリ・ダカールレースを作り、サハラ砂漠横断マラソンなどを企画したり、基本的に長距離大会が大好きです。

自動車レースではル・マン24時間レースが有名ですし、、、。

持久系のスポーツが好みなのかな、フランス人は。

さっそく、麹町へ行ってきました。

いつものマラソンコース内ですから、走っていってもいいけど、ここはやはりルイ・ヴィトンに失礼のない格好じゃないと。

入口に置かれたケースは、いかにもルイ・ヴィトンそのものです。

衣装ケースですね。

いわば移動用タンス。

こちらは移動用靴箱。

ブーツが幾つか入れられるように背が高い、それと手入れ用品などが収納できる。

こちらは移動用洋服ダンス。

吊るしたまま閉まる。

これらのハードケースは、ルイ・ヴィトンが発足当時のコンテナからヒントを得て作られたもの。

木製で軽く丈夫なケースを作ったところ、ヨーロッパの貴族たちに大絶賛された。

最初が馬車の旅行。

次が船旅で使われ、鉄道が普及してきて、オリエント急行などに代表される長距離列車で使われてきた。

その後、旅が自動車になり飛行機用になって来た。

旅が優雅であった時代です。

この空間はフランスの道路を再現したもの。

まわりには自動車が発明されて旅に使われるようになった時のぐっつで埋められています。

自動車で行くピクニック用の食器箱です。

このソファーはオリエント急行のラウンジを再現した空間。

私もヨーロッパは鉄道で移動していましたが、オリエント急行には乗ったことがなかった。

昔は40年ほど前は、、、オリエント急行はさほど高級な列車じゃなかった。長距離列車ではあったが、列車を贅沢な時間つぶしには使っていなかったのだ。

今ではオリエント急行は時間を贅沢にかける船のクルーズのような位置づけにあるが、当時はオリエント急行は出稼ぎの東欧人が利用するものだった。

たぶん、時代・時代でオリエント急行の用途が代わってきているんだと思う。

ヨーロッパの列車の旅は快適で、寝台はコンパートメントになっていて、各国の方とお話ができ面白かった。スペインのタルゴトレインの寝台車はデザインが素晴らしかった。贅沢な特急寝台列車だった。しかも、40年前から新幹線じゃなくても200km/hで走っていた。

ヨーロッパでも、今のように長距離バスがなかったのだ。

移動用本棚、、、!

タイプライターまでビルドインです。

優雅な旅行中に手紙を書くのでしょう。

移動別荘とでもいうのか。

白黒写真がいいですねー。

ワードロープというか、高級荷箱が20個ぐらい運び込まれたそうです。

貨車が必要じゃないか?

客車に貨車を連結しなきゃいっぱいになっちゃうじゃない。

そうそう、大昔の日本のローカル線の木次線、芸備線(山陽と山陰を結ぶ)では客車1両に後ろに貨車が5両ぐらい連結されていた。

シュシュポポ蒸気機関車で、ループ線で高度を上げて、山をぬって走っていきました。

蒸気機関車の煤煙で顔が黒くなったものです。

汽車の窓から後ろを見ると、貨車が長ーく連結されていた。もちろん上流階級の荷物を載せるためじゃなく、中国地方の山間部のローカル線だもの、単に貨物と旅客をいっぺんに運びたかっただけ。

貨物輸送が車にとって代われる前の話です。親父に連れられて山の中を走る汽車に夢中になったものです。きっと、親父はまもなくしてなくなる汽車の旅を体験させようと思ったのだろう、それは親父の歳になって、ふと気が付いたことです。

これらは、実際に銀幕のスターや社交界の貴族たちが使っていたもの。

いやいや良くできています。

和のティスとをいれたもの。

明治時代の板垣退助さんが使っていたルイ・ヴィトン。白洲次郎さん愛用のトランクもあったそうです。

日本人でも海外に出た人たちは知っていたんですね。

日本の行李と使い勝手はどうでしょう?

確か先月読んだイザベラバードの今日極東の旅では、日本か中国の竹で編み和紙を何重にも貼った行李を使っていたと思う。

 

中国奥地紀行1

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

中国奥地紀行2

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラ・バード日本紀行(下巻)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラ・バード日本紀行(上巻)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e


ルイ・ヴィトン展は無料だし良いもの、良いものを作ろうとする魂が見れるので、ぜひお時間を作ってご覧ください。

展示物だけじゃなく、いたるところにいる案内係に話を聞いてください、、、LOUIS VUITTON VOYAGEZ、旅するルイ・ヴィトン展から、何かを得られると思います。

東京都千代田区麹町5-1-3


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2 コメント

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フランス魂 (KIM)
2016-05-09 12:57:58
shimoさん

麹町開催ですか、行ってみたいです。
フランス人が企画された長距離レースには驚きました。
冒険心が豊富なのか、先祖の遺伝なのか…詳しくないですが、間食はせず、食事を存分に楽しみ、上質な物を少しだけ持ち、大切に使うそうですね。
学生時に第二外国語でフランス語を学びましたが、難しかったです。
返信する
Unknown (shimo)
2016-05-09 20:53:15
開催期間が長いので、ぜひ見てきてください。
ブランドのそこ力です。
フランス人やドイツ人はアドベンチャーが大好きですよー。あと日本人もねー。
返信する

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