つちのこ、カメラシリーズⅨ
OLYMPUS PEN D f1.9
骨董カメラを集めていると、カメラがカメラを呼ぶようになります。コレは友人から貰い物です。
私が物心付いたころでは、私にはペンDは高嶺の花。明るいレンズが付き、セレン露出計がかっこよく、重量もあるので私のペンSに比べ、ゼイタク品の風格すらあります。
露出計が表示したライトバリューに、絞りとシャッタースピードをあわせます。むろんピンとは目測でレンズ脇下の丸いレバーをまわして調節です。
32mmなのでピントの焦点深度が深く、目測でも十分でした。
昔のカメラは端正な姿。
コレにはまだアクセサリーシューが付いていない。ライトバリューを上から読み取らなきゃいけないので設置が難しかった。
レンズはFズイコー 32mmf1.9
つまりレンズは4群6枚のガウスタイプ、コンパクトカメラなのに、ずいぶん贅沢な造りです。
ハーフサイズカメラでも手抜きなし。
毎日新聞社発行のレンズ白書でも、いつも好成績でした。
ピントは左の半円レバーで操作する。
レンズの上にあるセレン露出計の指針を読み取り、レンズ鏡胴にあるライトバリューを合わせる。
アバウトな露出計です。
シャッター125と絞り5.6の組み合わせが、ライトバリュー12です。12になる組み合わせで撮影しろと言うこと。
露出計がある部分を除けば、ペンSと同じ作りでした。
カメラ本体の滑り止め皮絞はパターンが違う。
左からフィルム巻き上げのボタン、三脚ネジ穴、裏蓋ロック。
ペンサイズという言葉ができるくらい、ペンは売れました。
パーフォレーションを噛んでフィルムを送るギアーは制度が良さそうな金属製。
もしかして、ギアーは巻き上げノブに直結しているのか???
動線が一直線になっていて、故障が少ないだろう。
この辺のつくりは、ペンSと時代が近いので同じ。
今、姉妹機種ペンSにTMAX400を入れて撮影しています。72枚も撮れるのでプリントは半年後?
フィルターは43mm径でコンパクトカメラでは標準サイズ。
フードも同サイズの汎用品を付けられるだろう。
ペンEE3の記事
https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e8c4a4fefbdbde5fe99678f113811adc
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