中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

どこ見てる?

2018-05-20 01:57:13 | Weblog
少し前のNHKのプロフェッショナルに取り上げられた、北海道砂川町の小さな「いわた書店」さん。

そこがやってる「1万円選書」。の中に店主が時々入れてるらしい本がこれ。



左の本、日本人がどうして何年かかっても英語が苦手なのか、なるほど~ってな感じで気楽に読める本です。

右手の本。最初、翻訳本かと思うくらい久々に難しい日本語。郁姉さまの国語力なら大丈夫!

江戸時代、明治の初期に日本に来た外国人が見た日本人の姿。
貧しいと思える暮らしぶりなのに、なんと日本人は明るく楽しくお人よしなのだってな具合に見えたんだと。
今の日本人とは、別の日本があるのか?ってくらい違う。
鎖国していたから、純粋培養の日本人が出来上がってたのか?
最後まで読めなかったので、購入していつか読んでみようと思える本です。

「1万円選書」というのは、あなたのお好みの本を1万円分選んでお送りしますって企画。
現在、3000人待ち、らしい。

年に2回、いわた書店さんがネットで募集をかけて、抽選で選ばれる。
詳しくは、「1万円選書」で検索してみてくださいね。沢山あります。

大型店舗やネットの読者が増える中、小さい書店は軒並み潰れる時代。
その中で、3000人の顧客が本を待ってるってすごくない?

どういうわけかと言いますと。テレビの受け売りだよ~。
普通、書店というのは「取次」といわれる所が勧める本を入れるそうな。
で、売れなかったら返本できる。
書店は本を並べるだけってか?

でも、いわた書店さんは、自分が読んで納得したものしか並べない。
だから、ベストセラーも直木賞も芥川賞も店主が納得しないと見当たらない、ってことになる。

「本屋の使命は、作家の思いを読者にパスすること」とおっしゃる。

確かに、本の好みというのは決まってくるのかもしれません。似たようなものを読んでる?
こんな本があることも知らなかった。

自分でこんな本があったんだー!と見つけるのも醍醐味だけど、これ読んでみ!と渡されて、それがバッチリはまるのも楽しい。

「1万円選書」に当選したら、カルテというのがあって、自分の読書歴、人生歴の振り返りをするみたい。
テレビの中の20代女性は、カルテに記入しながら、ポロポロ泣いていた。
そんなに深いものなのか。。。

私も小学生の頃から、新しい教科書をもらったら、国語の本だけはすぐに最後まで読んでいた。
図書館の本も、全然読めないで返却することも多いけど、とにかく読んでない本が手元にないと寂しい。

「活字が好き。暇つぶしの一番が本を読むこと」
これって、認知症にならないための一つの要因になると思います。
頭の回転が速い高齢者は、とにかく読むことと書くことが好き。

食べることが好き、旅行が好き、パチンコが好き、本が好き。同じ程度だけどね。

で、いわた書店さんが、数ある本屋の中で倒産の憂き目にあわなかったのが、「読者のために」。
これだと思う。
「作家の思いを読者に届ける」

見てる方向が、書店では当たり前であるはずの「読者」。
徹底的に読者にとって、どうなのか?を考えた末の「1万円選書」だったのかな。

書店だけでなく、お仕事する人は皆、自分が向く方向はどこなのか?を見失わないようにね。

番組の中で、「で、選書料金(手間賃)はいくらもらっているのですか」と聞いた韓国の人があって、
「本の代金と送料だけです」と答えてた。

やっぱり、読者のために、やね。

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