ロストのユッコの実家。
明治11年(1878年)に建てられた古民家だ。築142年の風格!
この年に、大久保が暗殺され・・・前年には、西南戦争で西郷さんが没し、翌年には琉球処分、琉球が沖縄県にされて、長い王朝の歴史が終わった年だ。
彼女たちの住まいは、同じ敷地に真新しく建っている。
この古民家はご両親が住んでいたが、他界して今は、住む人もいない。
ここに現在アパート住まいの、ご長男夫婦が家を建てて住むらしい・・・
取り壊される前に、見に行った。
風格のある佇まいであった。黒光りした柱はえもいわれぬ風格だった。
仏壇もお見事だものだった。
縁側・・・・縁側はあこがれだ。これがあれば、日の差す穏やかな空気の中、昼寝も出来、読書も楽しいに違いない。
実は俺は縁側が欲しくて、小さいながら作ったが、もはや、物置・サンルームと化して、昼寝も出来ない小ささなのだ。
そうだよなぁ・・・昔の家は、こんな電気の配線であったなぁ・・・
農家の家は、土間があった。
土間もあこがれだ。
壊される前に見学出来て良かった。
部外者が何も言えんが、ちょいと、無念。