★ RY COODER ライ・クーダー 『MY NAME IS BUDDY』(CD/NONESUCH) 2,390円
ライ・クーダー待望の(俺が待ってた!)新譜である。
2007年作品となるこの作品『MY NAME IS BUDDY』は驚いた。アメリカン・ルーツ音楽を題材にした作品なのである。やってくれましたね~。やりましたね~。
まあ、輸入盤・英語ばっかりなので、内容は詳しくは分からないが、ジャケットの猫(じんざぶろうの様なふてぶてしさがあるぞ)による旅物語(まあ、アメリカを旅するのだ・当然人種差別やアメリカの病巣にぶち当たる)が音楽で語られるのだ。
ゲストがすごい!正確にはゲストでなくコラボに近い活躍をする。明らかに、ライのアレンジ・構想ですべてが進むが、各ミュージシャンの良質な部分をしっかり捕まえ、表現しているから、驚きだ!
さて、配役・アメリカンフォークの巨匠ピート・シーガー、そして マイク・シーガー・ヴァン・ダイク・パークス・ジム・ケルトナー・フラーコ・ジメネス・ローランド・ホワイトらである。
マイク氏は大活躍!ローランドのとぼけた声がたまらない。ジメネスのアコーデオンの哀愁は、信じられないときた!
ちょっと、期待しすぎで、はずれは・・・となれば、パークスさんかな?
トラッド・フォーク・ブルース・JAZZ・まあ、NONボーダーなライの音がぎっしりである。
21世紀の入り口の時代である昨今、音楽的には、ちょっと、クリエーションが無いと思っていた。
これ、あなどれません!ルーツへの切り口・斬新!
お勧め&すぐ入手を!!
01 SUITCASE IN MY HAND
02 CAT AND MOUSE
03 STRIKE!
04 J.EDGAR
05 FOOTPRINTS IN THE SNOW
06 SUNDOWN TOWN
07 GREEN DOG
08 THE DYING TRUCK DRIVER
09 CHRISTMAS IN SOUTHGATE
10 HANK WILLIAMS
11 RED CAT TILL I DIE
12 THREE CHORDS AND THE TRUTH
13 MY NAME IS BUDDY
14 ONE CAT, ONE VOTE, ONE BEER
15 CARDBOARD AVENUE
16 FARM GIRL
17 THERE'S A BRIGHT SIDE SOMEWHERE
全曲・ライが書いたとあるが、メロは聞き覚え満載。
まあ・フォークやブルース、ついでにJAZZよ・・・メロを借りるのは常套手段だ!
ウッディーだって、カーターだって、ジミー ロジャースだって、そうよ。
音楽は、使われて「ナンボ」だで!