館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

ゴスペルライブ2005・ハレルヤ!第1話・お客編。

2005-12-19 12:44:10 | 音楽を思う
僕の住むG県の東毛地域にある4つのアマチュア「ゴスペルグループ」の合同コンサートに行ってきた。表題の?は客として純粋な(不純ではないのだが・・どうもどこぞの総理大臣のようにボキャ貧だ)参加ではなく、裏方のお手伝いとしての参加だったからである。実は昨年もPAのお手伝いで参加していたのである。今回は館林ロストのアバウトとフラットそしてフラットの友人と4人でお手伝いをした。アバウトとフラット友人はビデオ、フラットはアナウンスとオ サムの手伝い、オ サムはマイク運びが仕事だった。


客としてなあ・・ゴスペルライブ

実はゴスペルは好きなのである。アイドルは「マフェリア・ジャクソン」だ。1958年のニューポートJAZZフェスの記録映画「真夏の夜のJAZZ」のマフェリア辺りで、ノックアウトされて以来である。最近はもっぱらオールドタイムやフォーク三昧であるが、こちらでも「キリスト様」の主題は多い。ちょっと不案内の方向けに解説。(かなりデフォルメあり)
 アメリカの音楽は知る限りでは「キリスト教」を抜きにはその歌詞など、解読できないものが多々ある。それは肌の色を問わずである。このあたり、葬式の時或いは困ったとき以外お世話にならない、僕のような日本人には信じられない程である。その神への「賛美歌」で白人の形式での歌が「セイクレッド・ソング」であり、黒人(上手な表記が見つからず・・アフロアメリカンでも変だしなあ)の賛美歌がゴスペルなのである(当然同じ曲も歌われる。良く知られた「スイングロー・スイートチャリオット」や「アメージング・グレース」など双方良く聴くが奏法はかなり違う)。歌唱力秀でたマフェリアが仲間のミュージシャンからブルースもやらないかと誘われ「ブルースは悲しみの曲よ、私は神への賛美を歌い続けるの」と言った話は結構有名。
さて、本題。tacumi@grace(太田?)say☆shine(太田)キャラメルソウル(館林)soul joy(邑楽町)の4グループがGospelCommunity東毛という横の集まりを作って臨んだコンサートである。今回は各グループ共に楽器の演奏陣もかなりのてだれ、或いは「プロ」をお願いしたと思われるが、充実した演奏だった。以下感想を列挙。(昨年と比べつつ)
① まず、練習をしっかりしたのが見て取れる。
② ソリストも合唱部分もあぶない部分が少ない(音的に破綻が少ない)。聴いていた安心できる。(心地よく音楽を感じながら、ウトウトすることも出来ます)
③ なにより「この人たちゴスペルが或いは歌うことが好きなんだろうな」と思わせてくれます。
④ まあ、即興的に出るんでしょうが、振りなども結構大胆になってきました。(まだ恥ずかしそうに振っている方もありましたが)もともと黒人の振りはランダムで1人はやってるのに、あいつ全くやってない状態なのですが、この勝手さがある意味開放感を見る人に与えている気がします。やるなら、恥をすててやるべし!!後先考えず、いや深慮でしたか?「大ホール」を借りちゃう勇気があれば、できるだろう?
⑤ ノリの部分で原語である、英語で歌うというのは、実に良くわかる。それでもあえて、1曲くらいは日本語を選択して聞かせるってのも、お客さんへの配慮かもしれない。結構曲の伝わる深度が深くなる気がするが?どうだろう?(そんな試みをしているゴスペルグループもあるらしい)


当日は無料だった。アマチュアとはいえ、長く続けようと思ったら、資金は必要だ。都度自分達の家計から出さず、資金をためていくことは大切だ。いくらにするかは論議ありとしても、十分お金の取れるコンサートであったと思う。
 同じ地元にゴスペルのグループが頑張っているのはうれしい。ロックあり和太鼓ありフォークありそしてゴスペルあり。若いストリートミュージシャンをT市でも時々見かけるが、「官」などに頼らず、自由に自分達の歌う場を自分達で作って、文化は豊かになると思う。
自分達で作るその行為は「責任をしっかり自覚」でき、聴いてくれる方へ、好きで聴いて欲しくて歌うそして、聴きたくて、このグループを感じたくて聴くという「同じ視座」に立って向き合えると思う。「お呼ばれ」もありだが、べつな煩わしさも覚悟しなければならない。音楽が疲れた体と精神を揺さぶり、別な世界へいざない「元気」や「絡まった心の結び目を解いてくれること」もある。そんなことをたとえ数人にでも、出来たとすれば、歌者冥利ではないかい?
 お疲れ様でした。4グループの皆さん!「練習以上に本番では歌えない!」を高く掲げて、さあ「公民館へ」練習だ!(客は勝手に語ります)。


*写真は看板・リハーサル模様(客席から)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする