殿は今夜もご乱心

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手抜き料理・男メシ女メシ

2023年08月07日 09時12分28秒 | 手抜き料理
夏になると、野菜の頂き物が増える。

特にキュウリ、トマト、ナス…そして私の敵、ズッキーニ。

一度にたくさん実が成るので、家庭菜園を楽しむ人々から

お裾分けが押し寄せるのだ。


そんな野菜たちがダブついてきたため

ガッツリした男メシが主流の我が家でも

チマチマした女メシを作らざるを得なくなった。

我が家で言う男メシとは、男にわかりやすくて取り組みやすく

腹にドカンとおさまる“おかず”のこと…

女メシとは、味が微妙でおかずにならならいが

彩りだけは良い“ままごと”的な料理のことである。


『女メシ・貰い物サラダ』


①貰い物のミニトマトどんぶり1杯を半分にカットし

砂糖小さじ1杯、塩少々をまぶして下味をつけておく

②貰い物のタマネギ1個、貰い物のミョウガ数本

貰い物の大葉数枚をみじん切りにしてトマトに混ぜる

③オリーブオイル、酢、砂糖、醤油、塩コショウを

テキトーにかけて全体を混ぜる


夏野菜がたくさん食べられる、目にも美しいサラダである。

酸っぱいのがお好きなら、トマトの下味は不要。

味付けがかったるければ、オリーブオイルと調味済みのカンタン酢だけ

あるいは市販のドレッシングを使ってもいい。



『女メシ・貰い物スパゲティ』


①貰い物のニンニク、貰い物のトマト、貰い物のタマネギ

貰い物のズッキーニ、貰い物のピーマンをそれぞれみじん切りにし

オリーブオイルで炒める

②粉末のスープの素かコンソメ、あとは塩コショウで味付け

③そこへ茹でたスパゲティを入れ

野菜から出た水分に絡めるように軽く炒めたら出来上がり


男どもの怪しむズッキーニがたんまり入っているが、秘密だ。

炒める時、ピーマンの一部を色が変わらないうちに取り出しておき

仕上げに粉チーズと共に飾ると美しい。



『男メシ・焼きおむすび』


①塩むすびに味付けのりを巻く

②フライパンにバター大さじ1杯程度を入れ

溶けきらないうちに、おむすびを入れる

③弱火でおむすびの全面、あるいは面積の大きい二面をじっくり焼く

④醤油をおむすびにかからないよう(かかったら崩れやすい)

フライパンの端に回しかけ、おむすびの一面だけに醤油が少し付いたら出来上がり


以前、ここでご紹介したことがあるけど

写真は載せなかったので再度ご紹介したい。

写真では醤油が付いた面を表にしてあり、裏は白い。

箸でつついたり、ひっくり返す回数を最小限にとどめるのが綺麗に焼くコツ。

食欲が無い時でも食べられる一品なので、夏の昼ごはんにいかが?



料理とは関係ないけど、最近の驚きはこのコットン。


私にとってコットンは、化粧前に拭き取り化粧水を使う時や

化粧水を付ける時に欠かせないアイテム。

化粧用のコットンは、いつも同級生のマミちゃんの店で

資生堂のを買っていた。


しかしこのほど、コットンの在庫が切れる。

先月の末、彼女の店に行ってあれこれ買い物をしたというのに

買うのを忘れた。

次に彼女と会うのはお盆のお寺料理なので、完全に間に合わない。


「コットンが無いわ〜」

そうつぶやいたのを聞いていたらしく

夜、ドラッグストアへアイスクリームを買いに行った夫が

ついでにコットンも買って来てくれた。

それがこれ。

化粧水をあんまり吸い込まない新種らしい。


化粧水を付ける時、手よりコットンを使った方が

肌の調子は断然いい。

コットンに化粧水をたっぷり含ませ、顔が冷たくなるまでパタパタしたら

年寄りの肌でも明るくなり、化粧乗りが良いのだ。


が、コットン使いの難点は、化粧水が早く無くなること。

最初の2プッシュは、完全にコットン様への貢ぎ物。

しっかり吸っていただいて、ご満足なされたら

3プッシュ目からようやく人間に回してもらえる。


が、それも束の間、コットン様はすぐに喉がお乾きになり

パサパサになって追加を要求なされるので

何度も容器をプッシュし、化粧水を補充してはパタパタ。

つまり化粧水を1本買っても、半分はコットン様の獲物になるので

何だかボッタクリ商法に引っかかっているような気分になるのである。


不況や値上げの影響か、この製品はそこに目をつけたらしい。

コットンが謙虚で遠慮深いため、化粧水の吸収量が少ない。

コットン様のご機嫌をうかがうことなく

そのまんま肌に供給できる明朗会計だ。

化粧水の使用量は確実に減った。

みずみずしい使用感もさることながら、気持ち的にも感じが良い。


夫が、それを知っているわけがない。

たまたま手に取った物を買ったのは明白。

もしも私が自らコットンを買いに行っていれば

年寄りにありがちな保守的心理によって

「化粧水、半分いただきます」の従来タイプを買っていただろう。

夫の大手柄だ。
コメント (2)
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