僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

半沢直樹と半熟目玉 ?

2013年07月31日 | 日常のいろいろなこと


いちおう語呂合わせのつもりで、こういう題名をつけました。

(どこが語呂合わせや。最初に「半」がついているだけやんか!)


何度も書きますが、「半沢直樹」は本当に見ごたえがありますね。世間でも、ものすごく話題になっているようです。堺雅人の魅力が200パーセント出ていますね。これはもうこの人以外の俳優には演じられない見事なハマリ役でしょう。

 


 

    
    
    この表情がねぇ…何とも言えませんね

 

これまで第3話が終わりましたが、物語はいよいよ佳境に入りますね。このドラマは、見ているうちに完全に筋書きの中に引き込まれ、自分が主人公になったような気分になります。半沢を左遷させようと躍起になる支店長や人事部次長その他の役付きの面々の言葉や態度がホントに憎々しく、見ているとマジに腹が立ってきて、「くそ、この悪党たちめ、おまえら、死ね!」などと、アタマに血がのぼるほど一生懸命になって見てしまうんですよね。体も思い切り力が入って硬くなります。だから見終えると、本当に体の芯から疲れます。たぶん見ている時は血圧がかなり上がっているんではないかと思いますよ(笑)。


ストーリーは皆さんご承知のとおりですが、少しおさらいしておきますと…


半沢直樹の上司である浅野支店長が、西大阪スチールの倒産に伴う債権額の5億円の責任をすべて融資課長の半沢に押し付けるのだが、元々その融資は浅野支店長が強引に半沢に命じてさせたものだった。その西日本スチールは、融資を受けたあと、粉飾決算を交えて計画的な倒産をし、社長の東田は5億円をまんまと懐に入れて行方をくらまし、檀蜜という、素性のよくわからない愛人と、秘密の豪邸でプールに入ったり、焼肉をほおばったりしてバカ贅沢な生活を送っているのである。第3話では、半沢の深謀遠慮によってある人物から東田の居場所を教えてもらい、彼に協力する竹下(赤井英和)がその場所へ行く。そこで、なんと東田と浅野支店長が親しそうに話しているのを目撃し、竹下はそれをカメラに収めて半沢の携帯に送る。半沢は2人が繋がっていた事実をつかみ、浅野支店長に詰め寄る…。ジャジャジャジャ~ン。


第3話はそこで終わったわけですが、次回に半沢直樹の支店長に対する強烈な復讐 ~倍返しどころか「10倍返し」の復讐~ が始まるのかと思うと、ゾクゾクしますねぇ。


ところで今「美白剤事件」で問題になっているカネボウの親会社は花王ですが、昨日のニュースで「花王の経営にも影響が出てくるのでは?」などと報じられていましたが、この「半沢直樹」は花王の提供でしたよね。スポンサーの都合で、番組は中止します…な~んてことにはならないでしょうね(ならん、ならん)。


で、このドラマは全部で何回ぐらいあるのだろうか…とちょこっと調べてみましたが、9月まで10回か11回ぐらいあるみたいです。でも、はっきりしたことはよくわかりません。ただ、半沢とこの支店長ら「クソ上司」たちとの対決が決着したら、第二部として、また別のストーリーが展開する、というふうには書かれてありました。今とは関係ない他の事案をめぐって、半沢直樹に立ちはだかるもう一人の人物…国税局の片岡愛之助との対決が第二部のメインになるとか…。何かそういうことが書かれてあるのをチラッと見ましたが、もちろんいい加減な情報ですから確信は持てません(すんまへん)。


…というわけで「半沢直樹」に関する話はひとまず置いて、次に「半熟目玉」の話をしなければなりません(なんのこっちゃ?)


最近、モミィは食べ物にうるさくなってきたのですが、その一つが毎朝の目玉焼きの形に不満を漏らし始めたことです。油を引いたフライパンに玉子を割り入れて、少々水を入れ、蓋をして蒸す…というふうに、普通に作るのですが、モミィは「白身の形がくずれてるやん」「黄身が真ん中にきてへんやん」などと言い、さらには半熟が好きなので、黄身が固くなると「半熟、食べた~い」と嘆きます。まあ、そんな、まん丸で真ん中に黄身が来るという美形でしかも半熟…という目玉焼きが、僕の腕ではなかなか作れなくて、「しゃ~ないやろ」と誤魔化してきたわけです。それが、つい先日、百均のダイソーで、「目玉焼きの型」というものを見つけたので、さっそく買いました。なにせ105円ですから、こういうのは「衝動買い」とは言いませんよね(笑)。


この「目玉焼きの型」にはまん丸ともうひとつ、ハート型が入っていました。モミィはそれを見るとたちまち「ハート型の目玉焼きが食べた~い」と言うので、作ってみました。半熟だと調理時間を短くしなければならず、そうすると白身の型がまだカチッと定まらないのでうまくハート型にはならず、結構取り出すタイミングがむずかしいのですが、1分で火を止めて蓋をしたまましばらく置くと、なんとかモミィの要望にこたえるものができました。

 

    
    

 


写真にはありませんが、僕にはまん丸の型のほうがおいしく見えます。でもモミィは“うら若き乙女”なので、やっぱりハート型がいいのでしょうか。まったくもう、世話の焼ける人ですわ。


…ということで、「半沢直樹と半熟目玉」のお話。7月最後の日を飾るにふさわしい、まさに取ってつけたわざとらしいタイトルでした(笑)。


では今日はこれから支度をして、1泊で白浜へ海水浴に行ってきま~す。

 

 

 

 

 

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モミィのことやサッカーのこと

2013年07月29日 | 日常のいろいろなこと


今日はモミィがプールがあるので、朝から学校へ行った。夏休みには7月に計4回プール教室があり、今日が3回目。明日もう1回行ったら予定終了である。あとは8月下旬に一度登校日があるだけで、いよいよ「完全夏休み」に突入しようとしているところである。


こうなると、僕も妻もゆっくりしていられない。一応、明後日から1泊で白浜へ海水浴へ行き、来月中旬には神戸で1泊して「キッザニア甲子園」というところへモミィを連れて行く予定。そのほか習いごとでは、水曜日に通っている音楽教室で、8月25日にエレクトーンのコンサートがあるので、そこで弾く曲、ディズニーの「ハイホー」を現在特訓中。金・土と通っているダンスでは、8月11日に市民会館でダンスコンクールが開催される。


8月の第4週にはコスパで開催される子どもスイミングの「夏季集中レッスン」が5日連続で行われるので、それに申し込んだ。そして、これはいつものことだけれど(お盆休みを除き)毎週月曜日にはECC英語教室のレッスンがある。


…という具合に、いろいろと予定はあるのだが、それがないとモミィの夏休みがダレてしまいそうなのだ。こちらとしては、夏の暑い時期でもあり、どちらかと言うとダレた生活を送りたいと望んでいるのだけれど、小学生が家にいるとそういうわけにもいかない(とほほ)。


今日は、先ほど、妻が羽曳野市にある大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターへモミィの薬をもらうために出かけて行った。学校のプールへ行ったモミィは11時前に帰ってくるので、僕はコスパに行かず(行っても軽く身体を動かすだけだが)、自宅待機中である。その時間を利用して、今このブログを書いているというわけですが、まあ夏休みはそんなことで、日常生活がかなり変則的になる。


あ、そうそう。先日のECCでのこと。モミィたちが教室の中で外国人講師とお遊びを入れた英会話レッスンをしている時、保護者たちは廊下の椅子に腰掛けてガラス越しにそれを見ているのであるが、横に座っていたママ同士の会話の中で、「あぁ、もう夏休みで子どもがずっと家にいると思うと、ぞ~っとするわ。昼食メニューを考えるだけで疲れるのよ。早く9月にならないかしら」とため息まじりに話していたのが聞こえた。まあ、そんなものなんでしょうね。よ~くわかります、その気持ち(笑)。


  ………………………………………………………………………………

 

さて話はガラリと変わるが、昨日のサッカー東アジア杯最終戦。日本が韓国を2対1で破って本大会初優勝を決めたのには、大いにしびれた。アウェイで、しかもほとんど韓国が主導権を握っていた試合展開の中で、一瞬のスキをついてよく先制点を取り、そして同点に追いつかれた後も、終盤ギリギリのロスタイムで決勝のゴールを決めたことは賞賛に値する。


これまでは、攻めてもなかなか点が取れない日本だったのに、昨日は一味違うところを見せてくれたわけで、これで海外組抜きのJリーガーたちにも、日本代表としての自信が少しはついたのではないかと思う。日本サッカーの選手層を分厚くするためにも大いに喜ばしい結果となった。


日本はアジア杯では優勝しまくっているのに、不思議なことに、もっと狭い地域である東アジア杯ではこれまで一度も優勝がなかった。このブログでも、たとえば2008年2月に行われた大会では、決勝戦でいよいよ韓国と対決するという日、期待に胸を膨らませてコーフンしながら記事を書いた。


http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/f960e05c9a841f15f223c164e74ac2eb


しかしその大一番は痛恨の引き分けで、結局、総得点差で韓国に優勝をさらわれてしまったのだ。ブログを読み返すと、今でもあのときの脱力感を思い出す。


http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/73baf684fa6f34e92592c47dcc06f975


続く2010年2月の東アジア杯は日本で開催され、今度こそ優勝を…と願ったものの、これまた最終戦で当たった韓国に3対1で敗れてしまい、中国に優勝を持って行かれてしまったのである。この当時のブログを探してみたら、サッカーについてはほとんど触れていなかった。韓国戦に敗れた後「なさけないわ」と、ほんの一行ほど書いているだけだった。最後に優勝を飾ったらドカっと書こうと思っていたのに違いないが、幻に終わってしまった。


そんなことだから、今回の初優勝は飛び上がるほど嬉しかった。


ま、おかげで昨日の同じ時間帯に放映されたドラマ「半沢直樹」は録画しただけで、まだ見ていません。今日のお楽しみ…ということで。

 

 

 

 

 

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夏休みもラクじゃない

2013年07月27日 | 日常のいろいろなこと


今週の24日(水)に元職場のランニングクラブのメンバーが久々に集まり、飲み会が開かれた。何十年も前からランニングを通じて苦楽を共にしてきたかけがえのない友人たちである。みんな僕より若いので現役の職員が多いけれど、ここ数年で退職した人も増えている。24日は、そんなメンバーが集まって、メチャメチャ楽しいひと時を過ごしたのである…と書きたかったのに~ それがねぇ…


…ぐすん。 体調不良で“痛恨の欠席”と相成りました。


「暑さ疲れ」からか、断続的に気分が悪くなり、発汗がひどく、さらに不整脈も出やすくなり、また、暑さを追っ払うはずの冷え冷えのビールを飲むといっそう不整脈が出やすくなる…というやっかいな症状で、うかつに飲んで騒いでいる最中にみんなの前で倒れでもしたら目も当てられない、と思い、涙を飲んで飲み会への参加を断念したのだ。メンバーの一人として出席されたびんさんが一昨日、コメント欄に「暑さを忘れいろんな話であっという間の3時間でした」と書いてこられたように、その日の盛り上がった様子がありありと目に浮かぶ。ホント、残念無念! あぁ、みんなとワイワイ騒ぎたかったなぁ。


どうも夏が本格化する季節になるとこんな調子なので、我ながら困ったものだ。7年前、不整脈が原因で軽い脳梗塞を起こしたのも夏の始まりの頃だったし、翌年、その不整脈がまたひどくなって心臓のカテーテル手術を決めたのも7月だった。2年前にも心身のバランスを崩し、6~7月に、わが飲酒歴の最長記録となる2ヵ月間の禁酒を断行したりもした。ともかく、何だか調子がへんてこりんになるのがこの季節なのだ(心理的なものもあるかも知れないが…)。


運の悪いことは続くもので、さらに翌日の25日(木)は例の「日本ウダウダ会」の歩こう会があったのだが、これもやむなく欠席することになった。


今月初旬にウダウダ会の会長さんから届いた案内状には、「ウダウダ会大暑行のご案内」と題され、「大雨決行!」とした上で、今回の行く先は…


京都北山の一番北になる芦生原生林を歩きます。由良川の源流部にあり、大正10年以降、京都大学農学部の演習林として保存されています。山の中ではありますが、かつて使用されていた森林軌道(トロッコ)を歩きますのであまり起伏はありません。安心してご参加ください。コース=松原→吹田→大山崎(京都縦貫道)→園部→美山かやぶきの里→芦生。


とあった。そして由良川沿いの森林軌道に関する資料が同封されていた。


このように「日本ウダウダ会」は、酒飲みたちがウダウダとほっつき歩く会でもある一方で、歴史の名残や各地の生活・文化などの背後に深く感じられる風情を求めて歩く会…でもあるのだ~


そのウダウダ会も、今回は欠席ということになってしまった。いつもメールで連絡をくれる女性(ウダウダ会には麗しい女性会員もいるのだ!)に、「体調が悪く欠席しますので会長さんによろしくお伝えください」とメールを送ったら、翌日の朝に会長さんから携帯に電話がかかってきた。「欠席と聞いたけど、どうしたん? あんたが来なかったら寂しいがな。何とか来られへんか?」と言ってもらえた僕は幸せ者だった。しかし僕が、あれやこれやと現在の症状を述べると「う~ん、そうですか。残念やけど、じゃぁお大事にね。次回は必ず参加してや!」会長さんはそう言って電話を切った。


僕ももちろんこのウダウダ会にはぜひ参加したかった。しかしこの体調では、炎天下を歩くのと酒を飲むのが目的のウダウダ会へ出席するのは、ちょっと無謀だと思った。特にこの会では、歩いた後に酒盛りするのが僕たちメンバーの大いなる楽しみなのである。だいたい歩いた時間の倍の時間は飲んでいる…というのがウダウダ会の常識だ。これでは「歩こう会」というより「あるこーる会」と呼んだほうがいいのかも知れませんけど。


そんなことで、24日、25日と、僕にとって大切なグループ、大切な人たちとの交流の機会を両方とも見送ることになって、とても残念な思いである。


でもまあ、数日間おとなしくしていたのが功を奏したのか、今は少しずつ回復してきたのがわかる。何となく体が軽くなったみたいに感じる。


今月末にはモミィが楽しみにしている南紀白浜への海水浴を兼ねた1泊旅行もあるし、すでに夏休みに入っているモミィから「プールへ連れて行って」などとせがまれているので、一日も早く元気を取り戻さなければならない。う~ん。夏休みもラクじゃないなぁ、ほんとに。

 

 

 


 

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半沢直樹の呪い

2013年07月23日 | ニュース・時事


昨日の続きです。参院選と「半沢直樹」に関するヒマネタですが、昨晩、ちょっと思いついたもので…


一昨日の参院選で自民党は圧勝したわけですが、思えば6年前の7月、同じ安倍政権のもとで行われた参院選で自民党は「歴史的大敗」と言われる惨敗を喫しました。そしてその2ヵ月後の9月26日に福田康夫内閣が誕生しました。


(僕にとって6年前の7月といえば不整脈(心房細動)のカテーテル手術を控えて緊張の日々を送っていた頃で、さらに2ヵ月後の9月26日は耳鳴りが発症した日でもありました)


つまり、安倍さんは6年前の参院選に大敗し、それによって「衆参ねじれ現象」が現出し、やがて民主党に政権が移る…という流れになったわけですよね。安倍さんにとっては、死ぬほど悔しかった選挙だったに違いありません。


それが6年後、同じ参院選で今度はこれだけの大勝利をおさめたのですから、安倍さんも「どうだぁ~!」と、見事に仇討ちを果たした心境でしょう。


ところで、これって…


「やられたらやりかえす! 倍返しだぁ!」


ドラマ「半沢直樹」の決めゼリフそのままだと思いません?


昨日のブログに、選挙速報のおかげで「半沢直樹」が来週までお預けになったことが残念だったと書きましたが、ドラマがなかった代わりに、安倍さんが「やられたらやりかえす! 倍返しだぁ!」と半沢直樹のセリフを地で行く展開を実現したことが、何となくおかしくて、ちょっとここに書いてみました。


今回の選挙の呼び名は、『半沢直樹の呪い』でいかがでしょうか? 


  ………………………………………………………………………


…と気楽なことを書いていますが、実は少し前から少々体調がおかしくなっています。また自律神経のバランスなのか、何だかよくわかりませんが、不整脈の出る頻度が高くなったり、何となく気分が悪くなったり…。ランニングから帰ってきたときも頭がボーっとなって軽いめまいがしたり…(高速道路下の日陰を走っているのですが)。いわゆる夏バテというやつでしょうか。まさか半沢直樹の呪いではないでしょうけど、皆さんも酷暑の折、お体にはくれぐれもお気をつけくださいね。

 

 

 

 

 

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「半沢直樹」見たかった~

2013年07月22日 | ニュース・時事


昨日の夜のテレビは、参院選の開票速報があったためにドラマ「半沢直樹」を飛ばされて残念!…と同番組のファンである妻が悔しがっていました。


このドラマは、これまでの2回、確かに見応えがありました。優しくて温厚そのものの表情をたたえた堺雅人が、ここ一番というところで颯爽とタンカを切るシーンには胸のすく思いがします。このドラマが週間視聴率ランキングで2週連続1位となったのも、よくわかります。ちなみに、タイトルになっている主人公の名前とウチの次男が同じ名前(字も同じ)というのも、ドラマへの親近感を増しています(カンケイないか?)。それが、選挙のあおりを受けて、今週は1回飛ばしになってしまったわけですよね。


…ということで、昨日はその参院選で、投票の締切時間である午後8時の少し前からNHKはじめTV各局がいっせいに選挙特集番組を流しましたね。まあ、いつものことですが、どのチャンネルも選挙・選挙・選挙…で、ひとつやふたつは通常の番組を流す局があってもいいんではないか…とも思うのですが、国政選挙の結果発表となるとそうもいかないのでしょうか。でも見ているほうは、何時間もずっと選挙関連の同じような画面ばかりを見せられるのもつらい。しかも、時間の経過とともに徐々に情勢がわかっていくのならともかく、8時ジャストに発表される出口調査の結果で、いきなり大勢が判明するのですから、注目されるのはその瞬間だけ。あとはただダラダラと引っ張られている感じです。


そんな中で、フジ系列だけは9時前からサッカーの東アジアカップ、日本・中国戦を実況中継したので、この大会を楽しみにしていた僕は喜んで見ました。画面下には、各政党の獲得議席数の速報が出っ放しだったり、「〇〇当選確実」というテロップが出たりするけれど、それはいいとして、選挙以外の番組を流す姿勢には賛成です。だから、サッカーを見ている僕の横で、妻が、それなら「半沢直樹」も9時から10時までの1時間だけ、やってくれたらよかったのに~とボヤくのです。NHKでは「八重の桜」を1回飛ばしにせず、時間を繰り上げ7時10分から放映していました。さすが国民的大河ドラマ。格が違いまんなぁ。


それにしても、午後8時の時報とともに、「自民、小泉政権時以来の大勝利」とか「民主、史上最低の議席数か」とか、だれそれが当選確実とか、まだ開票作業も始まっていないのに次々と「投票結果」が「判明」し、8時半にもなれば選挙の大勢はほとんど確定状態になる。まだ、1票も開票されていないというのにねぇ。


開票作業に従事するのは主に役所の職員ですが、各投票所から開票場まで票を運んでいる途中、車のラジオなどで「〇〇さん、当選確実です」と言われると、ガクッと来るでしょうね。これから大勢の手で開票作業をするというのに、気が抜けてしまうじゃあ~りませんか。


こういう傾向はもう10年以上も前から始まっており、出口調査の結果で「当選確実」等を報じるのはもう「ニッポンの常識」になっていますよね。


しかし僕などこれまで投票所で出口調査なんぞに出くわしたことはありません。NHKでは全国千何百ヵ所の投票所で計20万人前後の投票者のデータをもとに分析した…ということですが、僕らのように人数の少ない投票所には、出口調査の手も届かないのでしょうね。


で、話は元に戻りますけど、「半沢直樹」やその他、通常番組が見られず残念がっていた人も多かっただろうと思います。選挙速報は、五輪中継のように、NHKと、あと民放の連合みたいなものの2局程度でいいのではないでしょうか…。ま、こんなことを言うと、選挙に無関心だからそういうことを言うのだと、怒られそうですけど、無関心ではありませんよ。ちゃんと投票にも行っていますし。でもね~、何か国政選挙のあった夜のテレビ局は、過剰なお祭り騒ぎをしているような印象を、いつも持ってしまうのです。


さて、これで今回当選された参議院議員さんたちは「センセイ、センセイ」と呼ばれ、向こう6年間、解散という名の波乱もなく、もっと言えば、何もしなくても、高額の収入を得て、安定した生活が保証されるわけです。よほどしっかり仕事をしてもらわないと困りますよね。
 

 

 

 

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縁起でもない!

2013年07月19日 | 日常のいろいろなこと


たびたび書いていることですが、僕は2ヵ月に一度、徳〇会病院へ通っています。不整脈の状態や、1日4錠服用している脳梗塞予防薬ワーファリンの効き具合(効き過ぎてもいけないので)、あるいは血糖値、尿酸値、さらに(これが最も気になるのですが)肝臓ガンマGTPの値などを、血液検査してもらいます。


で、検査当日は、採血するまで何も食べないことにしています。これは別に医師から指示されているわけではなく、採血するなら空腹時のほうがいいだろう、と自分で勝手に思っているだけですけどね。


朝の8時過ぎに病院に着き、受付を済ませてすぐ検査の場所に行き、採血をしてもらいます。それが終わってから、診察で名前を呼ばれるまでの間が1時間以上あるので、とりあえず、採血が終わったら、病院内の売店へ行き、パンと飲み物を買って、隅っこのほうの長椅子に座ってモグモグと朝食をとる…というのが、その日の習慣になっています。


前回、病院へ行った時のことです。いつものように採血を終え、売店へ行ってパンと飲み物を買い、レジでお金を払っていると、そこへ一人、大柄な年配男性がズカズカと入ってきました。男性は狭い店内の陳列をひととおり見渡した後、女性店員さんに大きな声で、「香典袋、あるか?」…と聞いたのです。女性は少し言葉に詰まりながら、「いえ、ここには置いていませんけど」と言うと、男は不機嫌そうに「そうか?」と言ってさっさと出て行きました。


病院内の売店で香典袋…? 売っているわけありませんよね。


もしも、院内売店に「香典袋あります」とか、「黒ネクタイ、格安大バーゲン」な~んて貼り紙がしてあったら、ひっくり返りますでぇ~


なかなか手回しのええ病院やなぁ…と思う人が、
中にはひょっとして、いるかも知れませんけど… 

 

 

 

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ヘバーデン結節とは何か?

2013年07月18日 | 心と体と健康と


2、3週間前から、両手の指に痛みを感じ始めていた。右手も左手も、人差し指と中指の第1関節を曲げると痛いのである。痛みは日増しに強くなり、それぞれの第1関節に、かたいコブのようなものができて、赤く腫れてきた。指を少し曲げるだけでも、痛い。


数日前からやや痛みもやわらぎはじめ、左手のほうはかなり指を曲げられるようになり、腫れもマシになったかなぁ…というところだけど、右手の人差し指と中指は、今もまだ第1関節が赤く腫れているし、曲げると痛い。


何年か前もこれとよく似た感じで指が痛くなったことがあった。でもその時は、指の第1関節がこんなに赤く腫れたりはしなかった。整形外科医に行っても、レントゲン検査では異常なしで「大した症状ではありません。単に使い過ぎですね」と医師から言われ、湿布薬をもらって帰ってきただけである。なるほど、そのうち気がつけば治っていた。


その時医師から「指先にあまり負担をかけないように」と言われたのを覚えている。しかしそう言われても、僕は料理を作るのが好きなので、どうしても両手の指はよく使うし、また長時間パソコンのキーを打ったりマウスをクリックしたりもするので、「指を動かさないように」って言われてもなぁ…と思ったけれど、それでも、まあ料理はしばらくの間、簡単に作れるものを主にし(つまり手抜き)、パソコンを打つのも控えめにしていたら、やがて自然に治癒したのである。


今回はその時よりも症状がきつい。第1関節が赤く腫れて痛む、というのが何だか不気味だった。それでも、以前のこともあるので、そのうち治るだろ…と医者にも行かず、放置したままでいた。そして昨日、ようやくこれをネットで調べてみようという気になった。


ヤフーで「指の第1関節の痛み」と打って検索すると、「ヘバーデン結節」という名の症状に行き着いた。読んでみると、症状がピタリと一致した。「ヘバーデン結節」なんて、これまで聞いたこともない言葉だったけれど。


http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/heberden_nodes.html



そして、手近な治療法としては、やはりまず指を安静にすること、とある。どうしても使わなくてはならないときはテーピングがお勧めです、とも書かれている。僕は料理やパソコンなどの他に、モミィの練習を手伝うためにエレクトーンを弾いたりもしているけれど、夢中になって長時間弾いていると指を酷使することになるので、これも控えなければ。でも、パソコンはねぇ…。ブログも、せっかく皆さんにお励ましをいただいたのですから、これからも続けたいし、これはちょっと控えにくいわけで…。


うん、そうだ。ブログも短いものを心掛ければいいのですよね。むしろそのほうが、読んでくださっている方にも負担が少なくなるでしょうし。


これから、なるべくそうすることにします。

 

 

 

 

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ヨガ体験…ハマる予感

2013年07月13日 | 心と体と健康と


駅前のSビル4階にあるコスパは午前10時から開くのだが、10時前になるとエレベーターの前は会員の人たちで一杯になる。僕は人ごみや行列が苦手なので、それより数十分ズラせて行くようにしている。しかし昨日はそうも言っていられなかった。10時半から始まるヨガのレッスンを受けるため、10時ちょうどぐらいには、エレベーター前の人ごみの中にいたのである。そこに顔見知りのミッちゃんがいて「あ、のんちゃん、どうしたん? 今日はえらい早いやん」と声をかけてきたので「ヨガをやろうと思って…」と僕は小声で彼女に説明した。


ロッカーで着替え、ジムに入ったのは10時10分ぐらいだった。ヨガのレッスンが始まるのは10時半だったので、まだ早いかなぁと思いながら、念のため「スタジオB」をのぞいたら、すでに多くの女性が中にいて、それぞれヨガのマットを敷き、数人でおしゃべりをしたり、マットに寝転んだりしながら、開始を待っている。中には荷物だけポンと置かれているマットもある。


ややっ、これは…。早く場所を確保しなければ、と、僕は入り口近くにいた年配の女性に「すみません。ここは靴を脱いで入るのですか?」と尋ねたら、「入るのは靴のままでええよ。やるときは脱ぐけど」と言いながら、「(ヨガを)やらはりますのん?」と聞いたので、「えぇ」と返事すると、「マット、持ってきてあげるわ」と奥へ走って行き、マットを抱えて自分たちのグループの横にそれを敷いてくれた。「ここで、やらはったらよろし」。ご親切な方である。


僕は約20分間、ちょこんとマットに座って待っていた。どんどん人が増え、マットが増え、間もなく満員になった。総勢40名近く。男性は?…と見渡すと、僕のほかに2人いた。あ~、よかった、と、わけもなくホッとする。


そこへ、スリムを絵に描いたような細身で脚の長い若い女性が「どうも~」とにこやかな笑顔を浮かべて入ってきて中央に立った。インストラクターである。そのとたん、う~む、これは来週もその次も、いや、これからず~っと参加しなければ…と、まだヨガも始まっていないのに思ってしまった僕なのである(笑)。


「では、マットに仰向けに寝転んでください。両手をあげて思い切り全身を伸ばしてくださぁい」…という感じで、45分間のレッスンが、始まった。


さまざまなポーズを取るのだけれど、思ったよりハードである。そのポーズのまま、静止している時間がかなり長い。「うぅ…」といううめき声のようなものもどこからか聞こえてくる。どんなポーズの時も、インストラクターのお姉さんは「息を止めないでくださいね。常に呼吸を意識してください」と随所にその言葉をはさみ、「息をとめると力が入ります。やわらかく、楽に、呼吸をするのが大事です」と、静かな口調で、やさしく語りかけるのである。


しかしまあ、いろんなポーズがあるものだ。仰向けになって両足を抱え、右に左にゴロゴロするのも簡単なようで、むずかしい。さらに「仰向けに寝転んで、右足を左足に組むようにしてかけて、右手を両腿の隙間に差し込んで、両手で左太ももを抱えます~」なんて言われると、それがどういうポーズなのだかさっぱりわからない。わからないまま適当に足を抱えると「あ、それは足が反対ですよ」と、お姉さんに言われてしまった。そこで隣や前の人のポーズをチラリチラリと目で確かめながらやることにした。次々といろんなポーズを続けていくと、冷房が効いているにも関わらず、背中が汗でジワジワと濡れてくる。ひとつのポーズが終り、「はい、楽にしてくださ~い」と言う声がかかると、皆さんホッとしたようにマットにバタッと倒れこむ。


四つんばいになったあと、身体をまっすぐ伸ばして、片手と片足を上げて静止するようなポーズもあったが、僕などはバランス力に乏しいのでグラグラ揺れてしまう。床についているほうの手と足に、グ~ッと力も入れなければならない。なかなか大変である。みんな歯を食いしばるように頑張っている。そんなとき、インストラクターのお姉さんが「は~い、呼吸を忘れないようにしてくださいね。呼吸ですよ。ため息ではありませんよ」など、思わずクスッと笑わせる。


それやこれやでヨガの45分間は、あっという間に終わってしまったのである。いや~、楽しかった。そして、確かに体の各部分が強くなったり柔らかくなったりするような気分になる。慣れてくるともっと楽しんでやれるに違いない。それに、いろいろなポーズを徹底的に体に覚えこませたいので、ぜひこれからも続けよう…と思った次第である。


かつてヨガの本を買って自宅で一人でやったことがあるが、三日坊主に終わってしまった。やはり長続きするためには、こういうスタジオで、大勢の人と一緒にやるということが、僕みたいに持続力に乏しい人間には必要なのかもしれない。いろんなポーズを取りながら、自分が気持ちいい~と思う時は一緒にやっている人たちも気持ちいいだろうし、自分がしんどい時は他の人たちも同様にしんどいのだ…というような体感を共有できるのがいい。スタジオ全体に、何か「連帯感」のようなものも生まれてくる。その雰囲気をより高めてくれるインストラクターのお姉さんが、これまたいい。(なんのこっちゃ…?)


ハイ。そんなことで、これから毎週金曜日は「ヨガの日」に決めました。お勧めくださったジンさん、ありがとうございました。

 

 

 

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スポーツジムよもやま話

2013年07月11日 | 心と体と健康と


いつもコメントをくださっているジンさんが、なんと25年間もスポーツジムに通い続けておられるということを、一昨日にいただいたコメントで知って
驚きました。今でこそスポーツジムに通う人は珍しくもありませんが(むしろブームと言っていいほどですが)、たぶん、25年前といえばそういう施設も少なかったでしょうし、そこへ通う人も今のように多くはありませんでしたよね。そんな頃から始められ、これまで25年間(四半世紀!)も続けてこられたとは…いやはや、その先見の明、意志力、そして継続力に敬服するばかりです。


僕の場合は、たまたま自転車で5分ほどの駅前にコスパが出来たこともあり、仕事を退職した2009年(平成21年)の秋から通い始めたのですが、一度やめて半年以上のブランクの末、去年の秋から再び通い始めました。…ということは通算しても3年少しという計算になります。ですから「25年」と聞くと、すごいなぁ、と感嘆してしまうのです。


以前、僕の住む町にニチイというスーパーがあった頃、その地階にスポーツジムがありました。当時としては珍しかったので「どんなことをしているんやろ?」と、外からのぞいてみたことがありますが、中でトレーニングしているのは若い人ばかりで、なんだかテレビで見るボクシングジムみたいで、とにかく人並み以上に身体を鍛えるための、厳しそうな場であったような記憶が残っています。当時はそんな感じだったんですよね。


しかし歳月が経って、今のジムのトレーニングルームやプールには圧倒的に中高年の方が多いですね。特にプールでは60代後半から70代が主流で、中には84歳という、ウチの母親とほぼ同い年の女性も元気に泳いでおられたりしています。それと、皆さん仲良くおしゃべりに興じておられ、このおしゃべりもまた「それが楽しみでここへ来てますのよ」と言う女性も数多くいらっしゃる。


で、まあそういう場所では、僕などまだまだ若いほうなのです。モミィに付き添って行くヤマハ音楽教室やECC英語教室では、お母さん方に混じり、僕ひとり、そのお母さんたちの親御さんの年代なんですけど、しかしプールではバリバリの若手なのでございます(笑)。


そう考えると、今のジムというのは、老化をなるべく進ませないようにするとか、リハビリで機能復活を図るとかの場…のような役割も併せ持っているような感じがします。先日テレビで、要介護のお年寄りが、デイケア施設で、ジムのマシンと同じようなもので運動している光景が映し出されていました。それを見て僕は、高齢の方の多い日頃のジムでの光景を思い浮かべました。


ロッカールームなどでは、運動を終えた高齢の男性が「ああしんど」と本当に疲れ果てた様子でため息まじりに漏らし、隣の人に「…しんどいけど、これも毎日の仕事ですさかい」と漏らしているのを時々見かけます。こういう方たちは、健康維持のためにはつらい「仕事」も乗り切らなければならない、という気持ちでジムで汗を流しておられるのです。涙ぐましい努力と言わなければなりません。むろん、物事を始めるのに遅すぎる、ということは何事においてもないとは思いますが、やはり、できれば、そうなる前に、つまりまだまだ元気なうちから身体を鍛えておくことが必要だな~と今さらながら思うわけです。


高齢になり、忍び寄る老いや病を少しでも追払おうと身体を鍛える、あるいは動かす…ということの大切さを身に沁みて感じておられる「高齢者」や「高齢者予備軍」の人々がそれだけ多いということですよね。その人たちの気持ちはよ~くわかります。足腰が弱るとじっとしている時間が長くなり、歩くことも億劫になって「生活不活発病」となり、それでますます筋力が衰えるという悪循環に陥ることが、高齢者にとって最も警戒しなければならないことなのですから。


ジムは、元気な人がさらに運動能力のアップ(女性の場合はシェイプアップも含めて)をはかるため鍛錬する場であると同時に、高齢者の「老化予防対策」の一助としての施設でもある…というのが、最近僕が特に感じているところです。


…何だか社会評論っぽい話になり、恐縮でした。ジムのことになると、そこで頑張っておられる多くのお年寄りを思い浮かべ、常日頃思っていることを、つい力を込めて書いてしまいました。


ところで、ジム通い25年のジンさんが、コメントの中でヨガをやることを勧めてくださいました。ヨガは腰痛やストレスの解消に効果があったとのことでした。実は過去に一度だけ、僕もジムでヨガのレッスンを受けたことがあるのですが、参加者が数十名の中で男性は僕ひとりだけだったので、ちょっと恥ずかしい思いをし、それ以後は参加していません。でも、やはりここはひとつ、何としてもやってみるだけの価値はありそうです。


そこで昨日、コスパへ行った際、僕はジムのスタジオのスケジュール表を見て、いつヨガ教室があるのか探してみました。すると金曜日の午前10時半から45分間、ヨガの時間になっていました。でも、ヨガは他にもいくつかあるので、初心者向きや熟練者向きがあるかも知れないと思い、僕はスタッフに「金曜日のヨガは初心者でもOKですか? 難しくありません?」と尋ねると、「初めての方でもまったく大丈夫ですよ」との答えが返ってきました。よし、決まりぃ~


そんな次第で、金曜日といえば明日ですが、10時半からヨガ教室に入ることに決めた次第です。明日は恥ずかしがらずに、頑張りまっせ~

 

 

 

 

 

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腰痛とストレス

2013年07月08日 | 心と体と健康と

ランニングを続けていると、あちらこちらが痛んできたりする。膝、太もも、足首、足の裏、ふくらはぎ…という具合だ。しかしまあ、これは昔からのことで、僕などは元々ゆっくりランなので、痛みも出たり消えたりを繰り返すだけで、さほど深刻な事態には至らなかった。


今回も、10年以上走らなかったフルマラソンへ向けてトロトロと練習を続けるうち、またいろんなところに痛みが出たり消えたりしている。どれも一過性で大した症状ではないけれど、ただ最大の敵は腰痛であることが、この1、2ヵ月の練習過程でわかってきた。


腰が痛み出してからもう何年経つだろう。勤めている頃からだから、5年以上はなると思う。原因が特定されない慢性の腰痛なので、検査してもらっても「重いものではありません」と医師から言われるだけで、できるのは腰痛体操ぐらい。あとは耳鳴り同様これといった対処法もない。僕の場合は椅子から立ち上がったときや、寝床から起き上がったときに特に痛む。体を動かしていくうちに、少しずつほぐれる…という状態だ。耐えられないというものでは全然ないけれど、やはり椅子でも座り方で痛むときがあり、日常生活に全く支障はないとは言えず、少しだけつらい…という程度である。


スポーツジムでは腰を痛めるような器具はむろん使わないし、プールでは腰に影響のないクロールしか泳がない(泳げない?)。そんなふうに、それなりの注意は払っているのだが、何年経っても良くもならないし悪くもならない。しかし最近は、ランニングの量が増えたことで、走っている時は痛まないのだが、走り終えた後、日によっては日常の痛み以上につらく感じる時がある。これをどう抑えていくかが、マラソンチャレンジへの大きな関門だろう。


そんなときに、先週だったか、NHKテレビの「クローズアップ現代」という番組で「腰痛2800万人時代。変わる常識」というのがあったので興味深く見た。


番組を見て、酷い腰痛を抱えている人が沢山おられることを改めて知ったけれど、一部のヘルニアなど、腰痛の原因が特定されているのは全体の15パーセントで、残りの85パーセントは原因が特定できないそうだ。そして、これまでの常識をくつがえす腰痛のメカニズムについて、医師が解説をしていた。


それによると、痛みというのは、たとえば腰に刺激を感じると、痛みの信号が背中の神経を通って脳に伝わって「痛い!」…と本来は感じるのだけれど、脳の中の側坐核という部分が、痛みを抑える物質を出しているので、そのおかげで痛みは感じない…という仕組みなのだそうだ。ところが、その側坐核は、ストレスを受けると機能が変化し、痛みを抑える物質が少なくなり、わずかな刺激も痛みとして感じるようになってしまうそうなのである。つまり、ストレス、不安、うつなどが、腰痛と密接に関係している…ということのようである。


そういえば3年前に作家の夏樹静子さんの「椅子がこわい・私の腰痛放浪記」という本を読んで、こんな恐ろしい腰痛があるのか…と驚いたことがあり、それは当時のブログにも書いた。原因不明だとされていた夏樹さんの重い腰痛が、実は心身症からきていたことが最後に明かされるのである。そして「心の治療」によってすっかり腰痛が治ったという夏樹さんの話と、この「クローズアップ現代」の話とは、まったく一致している。(夏樹さんの腰痛は1990年代のものだったので、腰痛の心理的要因説は、別に新しいものでもないのだが)


当時のブログです ↓

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/08290da3f4142952a72416bc90e8fc0d


僕の腰痛がストレスから来ているものかどうかは知らないけれど、耳鳴りと同じように、ストレスや不安などをなるべく抱えないように…といつも自分に言い聞かせている。それが叶って2つとも無くなってしまえばどれほど嬉しいことか、と願うのはちょっと欲深いかな~。


そこでマラソンと腰痛との関係を考えてみると、腰痛の悪化を心配して練習を控えたり、大会に出ることを諦めたりしたら、腰痛が良くなるどころか、そのストレスのために余計痛みが増すのではないか…ということも考えられるわけで、むろん注意するに越したことはないが、「こんな腰痛みたいなん、どーっちゅうことないわ」という気持ちで臨むことも大切ではないかと思っている。


なんだかんだと書いているうちに、真夏がやってきた。(このごろはホント、毎日がめちゃくちゃ暑いですね)。夏が終わると秋、秋になると、11月はマラソン大会本番である。


ところで、先日、奈良マラソンは抽選に外れて参加できないことを書いたけれど、もうひとつ申し込んでいた神戸マラソンも、先ごろ「落選です」とのそっけない通知がメールで届いた。大きな大会に当選するのはむずかしいですね~


これで参加予定レースは11月3日の大阪・淀川市民マラソン1本となった。
(よく考えれば、目標はひとつのレースだけでいいのですよね)


脳の「側坐核」にストレスを与えないように、楽しんで練習しなくっちゃ。

 


 

 

 

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「容疑者Xの献身」 が…

2013年07月05日 | 映画の話やTVの話など


2年前の6月。初めて東野圭吾の本を読み、すっかり魅了された。きっかけは、当時、テレビで「東野圭吾3週連続スペシャルドラマ」というのが放映されたことだった。どれもストーリーが面白かった。それまでミステリーといえば、いまだに松本清張やアガサ・クリスティーなどを読み、東野圭吾は名前を知っている程度だったのだけれど、面白そうなので本のほうもぜひ読まなければ…と思った。そして最初に読んだのが「容疑者Xの献身」だった。これがまた期待していた以上に読み応えがあり、ハラハラしながら一気に読んだ。著者はこの作品で直木賞を受賞したとのことだった。


その頃僕は2ヵ月間完全禁酒をしている時だったので、その分多くの本が読めた。酒をやめると確実に読書量が増える。酒を飲まない作家の浅田次郎さんは、「酒飲んで時間を無駄に過ごす人間の気が知れない。私はそんな時間があれば本を読む」とエッセイの中で書かれていたが、まあ、そのとおりかも知れません。


で、東野作品はその後「トキオ」「レイクサイド」「白夜行」「秘密」と続けて読んだ。この中では特に「白夜行」が素晴らしかった。後にテレビで放映された映画を見たが、こちらのほうは堀北真希が主演だったけれどイマイチの出来に感じた。一つひとつのシーンが無意味に長すぎるのである。以前に同じ役を綾瀬はるかが演じたテレビドラマのほうが「はるか」にインパクトは強かった。


そのようなことを当時のブログに書いたところ、見知らぬ方からコメントがあり、「『手紙』も映画化されていますが、これもとても考えさせられる良い作品です。他の東野ミステリとは毛色の違うヒューマンな人間ドラマですが、印象に残る言葉がたくさんあり一読の価値ありです」と教えていただき、さっそくそれも読んで感銘を受け、東野圭吾のジャンルの広さに改めて感心したものでした。


また、最近は「麒麟の翼」というのを図書館で借りて読みましたが、これも夢中で読み進めましたね。


さて、冒頭に戻りますが、「容疑者Xの献身」を読んだあと、妻に「面白かった~」と伝えたら、「この間、その映画を見たよ、テレビで…」と言ったので、「え~っ、映画、やってたん?」と僕は地団太を踏んで悔しがった。妻は好きなドラマや映画をモミィが寝てから見るのを楽しみにしている。いつぞやその映画が放映されたので見たというのだ。本のストーリーがまだ生々しく僕の頭の中を駆け巡っている時に、それがどういうふうに映画化されたのかをぜひ見たかった。居ても立ってもいられなくなり、僕は駅前の「ツタヤ」へ走ってそのDVDを探し出し、借りてきて見た。その映画のほうも、期待にたがわずとてもよかった。


ところで、なぜ今日この話題を出したかというと、実は明日、7月6日の土曜日の夜、フジ系列のテレビでその映画「容疑者Xの献身」が放映されるのです。まだ見ておられない方にはぜひ見ていただきたいと思い、どうしても今日、この一文をアップしたかったのです。


差し支えない範囲でストーリーを紹介しますと…


主人公の天才数学者にはひそか心を寄せる女性がいたが、その女性は、元夫から執拗につきまとわれていた。ある時、その女性は娘と2人であまりにしつこくやって来る元夫を殺害してしまう。偶然それを知った数学者は、自首しようとする女性と娘を思いとどまらせ、自分の言うとおり行動するように指示する。何とか彼女たちの罪を逃れさせたいと思ったのだ。そうすることによって、彼は女性への恋心を満たしたい…と考えたのだろう。そして女性と娘のアリバイ工作をし、得意の緻密な数学的思考力で、完全犯罪が成し遂げられようとする…。原作は数学者の側から描かれているので、つい彼の作戦が成功しますようにと応援したくなるのだが、そこへ福山雅治演じる探偵ガリレオが現れるのだ…


…あとは見てのお楽しみでございます。


前述のように、数年前にもテレビで放映された映画ですが、何度見ても楽しめると思いますし、ドキドキハラハラすること間違いなしです。ちなみに、僕はフジテレビの回し者ではありません(笑)。


では皆さん、明日6日の夜9時からですよ、9時。 お忘れなく~

 

 

 

 

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安藤美姫と「ひまわり」

2013年07月03日 | ニュース・時事

ひとりの女性が子どもを産んだ…というニュースでこれだけマスコミが大騒ぎするのも珍しい。フィギュアスケートのミキティ~安藤美姫~のことである。


昨日も一日中、そして今日も朝からTVワイドショーはこのネタづくしである。「安藤美姫、娘を出産していたことを告白」…はまあ、おめでたいことでもあるし、いいのだけれど、「父親は誰か?」をばかり話題にして、かつて「恋仲」と言われた元コーチのロシア人モロゾフ氏に電話をかけたり、写真週刊誌で「同棲相手」と伝えられた日本の若手プロスケーターの実家へレポーターが押しかけて行ったり…と、相変わらずの加熱取材ぶりである。


今朝のあるワイドショー番組で一人の女性が「父親は誰だとか…そんなことをテレビでとやかく取り上げるのは、ご本人や生まれてきた赤ちゃんの人権を侵害することにもなりかねない」と述べていたが、意見としては全くそのとおりだと思うけれど、言っている人もワイドショーのコメンテーターの常連さんだから、う~む、なんだかなぁ…という感じはする。それなら番組が始まる前に、この話題には軽く触れるだけにとどめておくよう進言しておけばよかったのではないか。


ところで、ミキティの赤ちゃんの名前はひまわりちゃん、と決まったそうである。すると、あるキャスターは、「ひまわりはロシアの国の花ですので、父親はロシア人のモロゾフ氏ではないか?…と連想しますよね」な~んてことを言っていたが、ナンだかんだと言われるミキティが気の毒になってくる。まあ、僕もそのテレビを見ているミーハーの一人ではあるんですけど…。


ここから話が飛ぶが、その話から、ソフィア・ローレンが主演したイタリア映画の名作「ひまわり」を思い浮かべた。僕がこれまでに見た中でも、5本の指に入る大好きな作品だ。


舞台はイタリア。愛し合う2人の仲を、第二次世界大戦が引き裂く。男はマルチェロ・マストロヤンニ。女はソフィア・ローレン。男はソ連戦線へ送られ、そこで豪雪の中で死にかけたところを地元の女性に助けられて、一緒に生活を始める。一方、イタリアで男の帰りを待つソフィア・ローレンは、帰国した彼の戦友から彼が現地で生きていることを聞き、ついにソ連まで探しに行くのである。そして、訪ね歩いた末に彼と再会するのだが、地元の若い女性と暮らしていることを知り、悲しみに打ちひしがれて帰国する。列車の中で彼女が号泣するシーンが忘れられない。


ところが…。イタリアへ帰り、結婚し、子供も生まれた彼女のところへ、彼が「もう一度2人でやり直したい」とソ連から戻ってくるのである。しかし時間を巻き戻すことはできない。いくら深く愛し合っていても、互いに家庭を持つ身である。あのミラノ駅でのラストシーンは、いつ思い出しても涙が出るシーンだ。


動き始めた列車でソ連に戻るマルチェロ・マストロヤンニの悲しそうな表情。ホームでその列車を見送りながらあふれる涙を止められないソフィア・ローレン。バックに流れる音楽も実に素晴らしい。(今もCDでこの曲を聴いただけで泣いてしまう僕です)。そしてその映画が終わるとき、最後にロシアの大地に咲き誇るひまわりの花の大群が、スクリーンいっぱいに広がるのだ。戦争で命を失った兵士たちの無数の亡骸が地中に埋もれる土地に、何千、何万というひまわりが咲いている…という最後のシーンだった。それが戦争の悲劇を描いた映画「ひまわり」のタイトルの由縁でもある。


きょうの午前、スポーツジムで泳いだり自転車を漕いだりしながらも、「ロシア」と「ひまわりちゃん」という2つの言葉が頭から離れず、おまけに「♪タタタ~ンタ~ンタタン」と「ひまわり」の映画音楽も頭の中で鳴りっぱなしだったので、帰宅してから、めったにないことですが、お昼からこんなブログを書いた次第です。まとまりのない話で、どうもすみませ~んでした。


 

            

   http://www.youtube.com/watch?v=GmT1q8RhSUc

 

 

 

 

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耳鳴りに “問責決議”

2013年07月02日 | 心と体と健康と

今年もすでに半分が過ぎた。早いなぁ。近ごろ益々そう感じるようになった。


年齢を重ねるとともに時の流れを早く感じるのは僕だけのことではなく、大抵の人が持つ感想だろう。石原慎太郎の著書の中に、こんなことが書かれていた。


言うまでもなく、時間の流れは1日24時間、全ての人に平等に流れている。なのに若い頃に比べると、最近は年月が流れがあまりにも早いような気がする。それはなぜか…? 石原慎太郎いわく、時間を川の流れに例えると、その川岸を歩く人間のスピードが、年齢の若い人ほど速く、川の流れ(つまり時間の流れ)を遅く感じる。逆に、年を取ると歩くスピードが遅くなりがちであり、そうなれば相対的に川の流れが速くなるので、時間が早く経つように感じてくる…ということだそうである。


なんだか、わかったような…わからないような…話だけれど、比喩としてはなかなか面白いものだなぁ、とは思った。


ところで一昨日、初めての方からコメントをいただいた。最近よく初めての方からコメントをいただくのだけれど、「耳鳴り」で検索をしてこのブログに行き着いた、というケースが多く、今回の方もそう書いておられた。


僕はブログに関する検索は今はほとんどやらないので、「耳鳴り」から自分のブログが出てくるというのもピンと来ないのだけれど、多くの方から「耳鳴りつながり」でコメントをいただくのは、やはりそれだけ耳鳴りでお悩みの方が大勢おられるということなのだろう。しかも「たかが耳鳴り、命に別状はない」という意識が、医師をはじめ医療関係者の間にあるようで、そのせいか研究も進まず、決定的な治療法も薬もないまま、ほぼ放置されてきた…というのが実情で、そうなると、もう頼れるのはネットしかないのだ。


僕も最初は耳鳴りで気がおかしくなるのではないかと恐怖を覚え、必死にネットで耳鳴り情報を集めた。おかげで共通の悩みを持つ何人かの方々と知り合い、何とか心の安定を得ることができた。ネットで同じ症状に悩む人から、少しでも改善できるような情報があれば…と「耳鳴り検索」する方々の気持ちは、痛いほどよくわかるのである。


そういうようなことで、僕も耳鳴りが発症してから6年になろうとしている。ついこの間のような気がするのに、6年ですよ、6年! なんとまあ、早いこと早いこと。もうそんなに経ったのかと不思議な気持になる。


6年というのは一体どれくらいの歳月なのかを考えると…。たとえば僕が20歳の時は大学3年で、自転車の一人旅などをして、子どもから大人への脱皮をはかるような青春の時を刻み込んでいたのだが、その6年後、26歳の時には、3歳の長男と2歳の次男がおり、毎日子どもたちに見送られて出勤するパパになっていた。6年というのはそれほど激しい変化に満ちた歳月なのである。あの頃は、1年1年がどれほど長かっただろうか。


それが、今ではあっという間に月日が経つ。ちなみに6年前、僕の耳鳴りが発症した日…2007年9月26日は、これまで何度か書いたけれど、自民党の福田康夫が総理に就任した日だった。それから6年の間に、福田を始めとして、麻生、鳩山、菅、野田と毎年1人ずつ計5人の総理が就退任を繰り返した。でも僕の耳鳴りはいっこうに退任してくれず、いよいよ「長期独裁政権」に入ってきたのである。僕はこれまで何度も耳鳴りに退陣要求を突きつけているし、また先日は耳鳴りに対して“問責決議”も敢行したのだけれど、耳鳴りは安倍総理と同様に知らんぷり…である。トホホ…と言うほかない。


その耳鳴りが、今年、またきつくなってきた気がするのである。でもまあ、きつくなろうがどうなろうが、これに耐えていかなければ生きていけないというのが残念ながら動かせない現実である。その耐えることを「慣れる」と表現するのなら、僕は耳鳴りに「慣れた」と言えるだろう。じゃぁそれなら、耳鳴りのおかげで精神力が強くなったのか…と自分自身に問いかけてみると、どう考えてもそうはなってはいない。体調の悪い時など、追い討ちをかけるように耳鳴りが頭の中で鳴り響くと、何の因果でこういうことになったのかと…情けないほど弱気になり、ウジウジと塞ぎこんでしまうのである。


マラソン大会出場をめざして日々ランニングをしている…と言うと、何か意欲的な人生を送っているように思われる向きもあるけれど、一方では耳鳴りに意気消沈させられている自分がいる。折をみて、久しぶりに大〇前病院へ行き、TRT療法を再開することにしよう、と心に決めても、いざとなると急に億劫になり、行く気が起こらない。あ~あ(←ためいき)。優柔不断な僕である。


  いつまでもたってもダメなわたしね~


敏いとうが歌った「よせばいいのに」が聴こえてきそうです。
確か20年ぐらい前に流行した歌だったな~と思って調べたら、
昭和54年…つまり、今からおよそ35年前に歌われた曲でした。


もう、それだけの歳月が流れていたとは…
…これまた、トホホな話でございますな。

 

 

 

  

 

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