僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

藤井寺市出身の辰巳ゆうと君をよろしく~

2024年06月20日 | 映画の話やTVの話など

僕は小学生の頃から歌謡曲が好きで、特に橋幸夫や舟木一夫の若い頃の歌は今でも1番から3番まで歌詞を見ないでも歌えます(笑)。

そんな歌番組は、昔は前田武彦と吉村真理が司会の「夜のヒットスタジオ」とか、久米宏と黒柳徹子が司会の「ザ・ベストテン」などの時代が全盛でした。
僕もこれらの番組をどれだけ楽しみに見ていたでしょうか。

さて、
あれからずいぶん年月が経ちました。
今ではテレビはほぼBSでしか、古い昔の歌は放送されない。
地上波では、歌番組自体はあっても若い子らの歌ばかりで、歌手のグループ名も英語が多いから、曲名なのかグループ名なのかもわからない(笑)。

そんな中で、地上波では火曜日夜に放送される「うたコン」だけは楽しめるんですよね。古い歌手も沢山出てきますからね。

ところで
古い歌手しか関心がなかった僕ですけど、今は若手の演歌歌手に声援を送っています。その名前は、辰巳ゆうと君(26歳)です。

大学生の時に演歌歌手とデビューしたそうですが、その当時、各家庭に配られる広報誌(つまり「広報藤井寺」ですけど)の表紙に辰巳ゆうと君の写真が大きく載って、「誰、この人?」と思いながらページをめくったら、
「藤井寺出身の歌手、辰巳ゆうと君を応援しましょう」
という記事が載っていたのです。へぇ、藤井寺出身でこんな歌手がいたのか、と広報を見て驚きました。

それで僕は彼の存在を知ったのですが、そのあと、歌番組にもちょこちょこ出ていたので、「あぁ、これがわが藤井寺の辰巳ゆうと君や」と妻と話していました。でも、演歌なので少し地味で、ちょっと彼のキャラと会っていないかな~と思っていました。

それが、
先週の火曜日の「うたコン」で辰巳ゆうと君が出てきて、「迷宮のマリア」という歌を歌ったのですが、この歌は、これまでの演歌とは違い、まるであの西城秀樹が蘇ってきたような情熱的な歌で、思わず聞き惚れてしまいました。

まぁ、そんな話ですが、先日、藤井寺の駅の向こう側の商店街、(わが家から見て駅の手前はイオンなどいろんな施設ができてますが、向こう側は今やすたれてしまった商店街です)。そこを久しぶりに歩いたところ、この辰巳ゆうと君のポスターがあらゆるところに貼られていたのでした。

 
  お店のシャッターにもこのポスターが。

 

 
  ここのお店の入
り口にも。

 

 
  ポスターをアップにしました。

それから、最後になりましたが、この辰巳ゆうと君をウィキペディアで調べたところ

おどろいたことに、ゆうと君の誕生日は1月9日でした。
実はこれ、僕の誕生日と同じなんですよね。
え~~~~~!
そうか、藤井寺市出身だけではなく、誕生日もいっしょなんや。

もちろん、生年月日の「月日」だけですけどね。
(当たり前やろ~)

でも、ますます深い縁を感じましたわ。

 

 

 

 

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TVコメンテーターの「軽はずみ」

2024年04月22日 | 映画の話やTVの話など

大谷翔平選手に関わる例の問題ですが、水原一平という元通訳が巨額の窃盗疑いで球団を解雇され、大谷選手はそれを全く知らなかったということで、先月からテレビのワイドショーで連日大々的に報じられていた騒動も、ここへ来てようやく収まってきたようです。

最初の頃は、大谷選手自身が、水原元通訳のために自分の口座から送金したのではないか、という話も出ており、まさに微妙な空気が漂っていた。

そんな時、テレビのコメンテーターは、この問題に関しては、必ずと言っていいほど意見を言う前に、
「軽はずみなことは言えないのですが
という意味の前置きをしていました。
それを言ったあと、ムニャムニャとわかったような、わからないような話をするんですよね(笑)。

僕はそれを聞いて、
「へぇ~。じゃぁ、いつもは軽はずみにしゃべっているのか?」
と思うんですよね。
だって大谷選手問題に関しては、
「軽はずみには言えない」
な~んて前置きをするんだから。

この、ワイドショーのコメンテーター、特に芸人のコメンテーターの発言を聞いていると、八方美人的な発言ばかり。毒にも薬にもならないようなセリフしか言っていないように思えます。本番前に「失言」しないよう、打ち合わせをしているのかどうか知らないけど、とにかくこの人たちのクソ面白くないセリフは不快感にあふれています(なのにテレビを見ている僕?)。でも、特に見たい番組がない場合、ついそんな番組でもつけっぱなしにしていること、ありますよね。

「誰からも突っ込まれない意見、誰からも文句が出ない考えというのは、何も言っていないのと同じ」とある作家が書いていました。

まぁ、鋭い意見というのは、見方によれば「暴論」とも取られる時があり、それが今の社会ではマスコミやSNSなどで批判されたりするので、自由に物が言えない、という側面もあることは事実なんでしょうけどね。

それにしても、お笑い芸人なんかは、もっと芸の修業を積んで、みんなを笑わせてほしいと思っているのに、コメンテーターなんかでギャラをもらい、
「軽はずみには言えないのですが」などと言いながら、何の説得力もない凡庸な言葉を並べている。

お笑い芸人がそんな場所に出て来ること自体が、
「軽はずみなこと」ではありまへんのか?

 

 

 

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NHK朝ドラ 今週が最終

2023年09月26日 | 映画の話やTVの話など

朝ドラ「らんまん」も、今週で終わりですね。

僕は5、6年前までは、テレビドラマ(特に朝ドラ)はあまり見ていませんでしたが、最近はいろいろと見るようになっています。

それで、きょうはそのNHKの朝ドラの話ですけど。

NHKのBSで午前7時15分から「あまちゃん」(2013年の再放送)と、同30分から「らんまん」のふたつを録画して、毎日楽しみに見ているのですが、両方とも今週で終わってしまう、ということで寂しいです。
二つとも、面白いですよね~
再放送の「あまちゃん」は、宮藤官九郎の脚本がホント、面白い。

それで、この2つのドラマ。
最終回近くなって、どちらのドラマにも大災害が起きるんですよね。
先週から今週にかけて、恐ろしい大災害の様子が描かれています。

「あまちゃん」は、舞台が東北の岩手県で、東日本大震災が起きます。
まだ記憶にも新しい、2011年3月11日のあの大災害です。

そして「らんまん」では、大正12年9月1日に関東大震災が起きます。
(今年はこの大震災から100年目ということでした)

両方とも、この時のドラマのシーンには、ぞ~っとしました。

いずれも、主人公たちは、この大災害によって、大きな人生の転換を迫られることになるんですよね。

この半年間、楽しく見ていた二つのドラマが、最後にこんな災害の恐ろしいシーンが映し出されるとは、ホント、怖かった。

でも、どちらのドラマもその厄災から立ち直って幸せな道を歩む話に展開していくのですから、まぁ、それはそれでいいんですけどね~

でも、二つの震災のシーンは怖かったです。

ということで、再放送の「あまちゃん」と「らんまん」は今週で終わり。
来週から、再放送は「まんぷく」ですけど、これって、わりに最近見たばかりです。「あまちゃん」のように、自分が見ていない過去の名作を再放送してほしいのにね~

それで、「らんまん」のあとは10月2日から、「ブギウギ」というドラマ。

どんなんでしょうね~

ネットで見ると、
戦後の大スターでブギの女王と呼ばれた笠置シヅ子をモデルにした作品。
とあります。

笠置シヅ子という人は僕も少しは知っていますけど、やたら騒がしいおばちゃんというイメージでした。ウチの親の世代の若かった時代の歌手です。

ところで、ドラマの主演は趣里という女優さんで、この人、「相棒」の水谷豊の娘さんだそうです。ということは、「キャンディーズ」の伊藤蘭ちゃんの娘さんでもあるわけで、まぁそこは興味がありますけどね~


  「ブギウギ」に主演の趣里さんです 


 

 

 

 

 

 

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あなたは何曜日生まれ?

2023年08月20日 | 映画の話やTVの話など

日曜日の午後10時から放送されている「何曜日に生まれたの」というドラマがあって、ご存知の方も多いと思います。

 

高校時代のある事件をきっかけに「引きこもり」となった女性が主人公。
物語はその10年後から始まります。つまり10年間引きこもりが続いてきたわけですが、そのドラマを見ていたら、「なんうま」という言葉が出てきて、それに興味を持ったので、その話を少し。

で、その「なんうま」とは
引きこもりの主人公の社会復帰を画策し、それを小説のネタにしようとしている男性作家が、女性主人公に、人と接する時にはまず「なんうま」という言葉をかけることから始めるといいよ、と言うんですよね。

「なんうま」とは何かというと、そのあとで説明されるんですけど、
「あなたは何曜日に生まれたの?」という意味だとのこと。
そういえば、このドラマのタイトルは「何曜日に生まれたの」だから、まぁ、そのままですわね。

男性作家は女性主人公に、
「日本では血液型や星座とかで占いをしますよね。それと同じようにタイやミャンマーでは何曜日に生まれたかが大事で、その人の性格や相性を占うものです。あなたも人と接するときは、『なんうま』の話題から始めればいいと思います」
というようなセリフが続きます。
つまり、「なんうま」を会話のきっかけとして、いろんな人と接していくうちに社会復帰へ踏み出していける、というのが男性作家の主張でした。

そこで、それを聞いた主人公は、そのあと街角で出会った高校時代の男の同級生に、いきなり挨拶も抜きに真面目な表情で「なんうま?」と言って、相手を戸惑わせるシーンがあり、思わず笑ってしまいました。

ところで、
自分の誕生日はむろん知っているけれど、その日が何曜日だったかを知っている人って、案外少ないのかな。僕は以前、何かのきっかけで自分の誕生日の曜日を調べて、日曜日だったことを知りました。はい、僕は日曜日に生まれたのです。

で、先日、妻に「何曜日に生まれたの?」と尋ねたら、「え? それは知らない」という返事。
そこで、スマホを取り出し、
「〇〇年(妻が生まれた年)のカレンダー」
と入力したらその年の1月から12月までのカレンダーが出てきて、それで月日を見たら曜日がわかりました。妻は火曜日の生まれでした。

そこでモミィの生年月日を見ると、妻と同じ火曜日。
長男は木曜日。次男は月曜日でした。

ちなみに「曜日占い」をネットで検索するといろいろ出てきました。
そのうちの一つをご紹介しておきます。

 

【曜日占い】あなたの生まれた曜日で性格占い!あなたは何曜日生まれ?

 

★蛇足ですが

「なんうま」と言えば、僕なら、
「なんか、うまいもん」を連想してしまいます(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ロバート・デ・ニーロ はすごい~

2023年05月10日 | 映画の話やTVの話など

今朝のテレビワイドショーで、
「79歳になるロバート・デ・ニーロさんが
と言ったので、見ていた僕は、ハッとして画面にくぎ付けになった。
あのアメリカの、僕の大好きな俳優が、もしかして、死んだ??

「ゴッドファーザー・2」で、ドン・コルレオーネの若い頃を演じたあの映画から、僕はずっと彼のファンだった。
その後、「タクシードライバー」とか「ケープ・フィアー」とか「アンタッチャブル」とかで、怖い役を演じていたのも印象深い。

その「ロバート・デ・ニーロ」がというので、てっきり死んだのかと。

と、思ってテレビに眼を凝らしたら、
「7人目のお子さんが誕生したということです」という話だった。

あぁ~あ。
ビックリさせんといて。

しかし、なに? お子さんができた?
じぇじぇじぇじぇじぇ~!

つまり、ロバート・デ・ニーロに子供さんができたというニュースでした。
それも79歳ですよ。すご~いですね。

見ていたテレビは羽鳥慎一さんの「モーニングショー」だったのですが、コメンテーターの玉川徹さんが、
「え? それって、養子ということじゃないの?」
と怪訝な表情で言ったら、羽鳥さんが、
「いや、養子ではニュースになりませんよね」。
つまり、正真正銘、79歳のロバート・デ・ニーロさんに7人目の子供さんが生まれたということなのでした(奥さんは3人目だそうですが)。

いや、すごいですね~

ロバート・デ・ニーロの映画の中で一番好きなのを上げろと言われたら、そうですね~、やっぱり「恋におちて」でしょうか。相手役はメリル・ストリーブ。
お互いに家庭を持つ男女が恋に落ちるという、まぁ「不倫もの」ですけど、とても素敵な映画でした。何度見ても感動します。

   


で、先日、新聞のテレビ番組欄のBSプレミアムで「恋におちて」とあったので、また見ようと思って録画をして、昨日、それを見たのです。

しかし、ワクワクしながら見始めたのに
それは僕が思っていたその映画ではなく、確かにロバート・デ・ニーロが主演でしたが、全然別の刑事ドラマでした。
で、不思議に思って新聞のテレビ欄をよ~く見たら、
「恋におちて」ではなく、
「恋におちたら」でした。

なんとまぁ、紛らわしい邦題をつけるんでしょうねぇ。
ストーリーも、ドジばかり踏んでいる刑事が最後に手柄を立てるというような安直なもので、見終えてガッカリしました。

   

とまぁ、ごく最近、ロバート・デ・ニーロにそんな思いを抱いていた矢先、きょうの「7人目の子供さんができました」というニュースを見たので、ついつい今日はその話題を取り上げることになりました。

それにしても、
79歳で子供をつくる。

さすが~、ロバート・デ・ニーロ!

 

 

 

 

 

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朝ドラ「らんまん」の土佐弁が 胸を打つ

2023年04月08日 | 映画の話やTVの話など

NHK連続テレビ小説は、東大阪と五島列島を舞台にした「舞いあがれ」が3月末に終わりました。東大阪は僕が住んでいるところの近く、五島列島は自転車旅行で行った思い出の場所、ということで、共に馴染み深い土地が舞台だったのですが、4月3日から始まった「らんまん」も、これまた馴染み深い土地が舞台になっています。

「らんまん」は、日本の植物学の父と言われる牧野富太郎という人がモデルで主人公なんですけど、この人の生まれたのが高知県の佐川村とのこと。

この佐川村(現在は佐川町)なんですが、実はうちの妻のお父さんの生まれ故郷なのです。だからドラマを見て、妻も僕もちょっと驚きました。

妻のお母さんのほうは佐川村ではありませんが、やはり同じ高知県の須崎市で、つまり両親ともに高知の人なのです。

お母さんはよく僕らの家に泊まりに来ていたのですが、バリバリの土佐弁を話していました。

妻は10人きょうだいの末っ子だったので、上に何人もの兄さんやら姉さんがいたわけですが、年に2回ほどその家族が集まって親睦会を開いていました。僕も親族の一員になったので、その集まりに参加して、お酒を飲んだり皆で歌を歌ったりしてきました。そんな時、必ず出る歌が、
「よさこい節」とか、
「南国土佐を後にして」とか、
高知にちなんだ歌でした。
そして宴会も佳境に入ると、みんなの口から冗談めかした土佐弁がポンポンと飛び出してくるものだから、何だか「高知県人会」みたいな雰囲気になったりしたものです(笑)。

そういう過去があったので、この「らんまん」では、登場人物がすべて土佐弁で話すので、それを見ていたら、過去のそのお母さんの口調や、宴席での土佐弁での盛り上がりを思い出すんですよね。

土佐弁は、たとえば、
「〇〇をするので」というのは「〇〇をするきに」と言い、
「今、しているよ」というのは「今、しちゅう」と言う。
「あんたは何がしたいのだ」は「おまんは何がしたいぜよ」
という感じ。
「何もないわ」というのは「なんちゃないが」と言う。
わが家でも、妻が時々面白がって「なんちゃないわ」な~んて言ってます。
先日、このドラマの中で「なんちゃないが」というセリフが出てきたので、二人で笑いました。

この土佐弁のセリフのやりとりだけでも十分に楽しめるのが「らんまん」ですね。

ということで、今日はこれで終わりじゃき。
おやすみなさいぜよ(ちょっと無理ある?)

 

 

 

 

 

 

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「ブラッシュアップライフ」が面白い

2023年02月12日 | 映画の話やTVの話など

前回ブログで、フィリピンを拠点とする特殊詐欺容疑者の4人が逮捕されたことを書いたのですが、ひとつ書き忘れていました。

「ルフィ」というのが事件の首謀者だと言われていますが、
むかし、「ルフィの指輪」という歌が大ヒットしました。
僕もよくカラオケで歌ったものです。「ルフィの指輪」。
(それ「ルビーの指輪」やろ。しょうもない!)
すみません。もう言いません。

  …………………………………………………………………

さて、1月から始まった各局のテレビドラマの中で、僕がいま一番好きなのは、
「ブラッシュアップライフ」というドラマです。主演は安藤サクラ。

その安藤サクラ演じる麻美は30代。幼なじみの女友達と会って、3人で延々と交わす、ごく普通の会話は、聞いていてとても楽しい。女性同士が交わす会話というのはこういうもの? というすご~い新鮮な感じ。

そういえば、モミィの話でも、友達との間でこういう他愛もない楽しそうな会話を交わしているようで、聞いていると思わず口元がゆるみます。そんな親近感もこのドラマで感じています。

その筋書きですけど、
ドラマ第1回目の最後に、その主人公が突然の事故で死んでしまう。

真っ白な空間(死の世界)をさまよう彼女は、死後の世界の案内人のところに来る。案内人の兄さんは、安藤サクラに「あなたが次に生まれ変わるのは、ガラパゴス島のオオアリクイです」と告げる。「えぇっ! そんなのいやぁ~」と叫ぶと、案内人は「ではもう一度人生をやり直して徳を積んだら、人間に生まれ変われます」と言うので、「えっ、そういうのもできるんだ!」と、彼女はもう一度自分の人生をやり直すことになる。

これが「人生の2周目」です。
「生まれ変わり」とは、また違うんですよね。

主人公はまた同じ家に同じ環境で「おぎゃぁ」と生まれ、同じ人生を繰り返す。
幼稚園も小学校も、自分が体験してきたことばかりなので、勉強は抜群によくできる。そこで、人に親切にしたり、街のゴミを拾ったりして「徳」を積む。いずれも次の生まれ変わりが人間であって「ガラパゴス島のオオアリクイ」にならないようにとの願いからだ

それで彼女の人生の一部が変わって行く。
変わって行って、一周目の時の交通事故にも遭わず、順調に進んでいくかと思われた時に、また不注意で別の交通事故に遭い、彼女は再び命を落とす。

で、また死後の世界の案内人のところへ行き、今度は、
「あなたが次に生まれ変わるのは、インド洋のサバです」と言われる。

そしてまた、サバに生まれ変わるのもイヤなので、さらに3周目の人生に突入する。
「どうしても人間に生まれ変わりたい」という主人公の執念で、また3周目の人生でも、せっせと徳を積む努力をする

というようなストーリーです。

つまり、「生まれ変わる」というのは、次はどんな生物に生まれてくるか分からないということですよね。オオアリクイかも知れないし、サバかも知れない。人間に生まれ変わってくるのが当然、と思っていたら大間違い、ということですね。

それで、このドラマによると、人間に生まれ変われるためには、前世で徳を積まなければならない、ということになります。

そうか。
次に生まれ変わったら芸術家になりたい。
次に生まれ変わったらイタリア人になりたい。
な~んて、お気楽なことを考えている場合ではない。
ニワトリに生まれ変わって鳥インフルで殺傷処分にされるとか、

もっと遠く、サハラ砂漠のサソリに生まれ変わるかも知れないのです。

せいぜい徳を積んで、また人間として生まれ変わりたい、と思っても、僕は徳など積まないまま、もう人生の大半を消化してしまっている。今ごろ徳を積み始めても手遅れですわ。やれやれ。

とまぁ、
いろんなことを思い巡らせる、面白いドラマです。


 

 麻美(安藤サクラ)は死後の世界の案内人(バカリズム)から、
 「あなたはガラパゴス島のオオアリクイに生まれ変わります」
 と告げられ「なら人生やり直します」と二周目の人生へ。
 さらに、また事故死して、再び同じ死後の世界に来る。
 今度は「あなたはインド洋のサバに生まれ変わります」と言われ、
 がっかりして、三周目の人生へと戻って行く。

 案内人役もしているバカリズムの脚本、めちゃ面白いし、
 安藤サクラの演技も、とてもとても魅力的です。

 

 

 

 

 

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次回朝ドラ「舞い上がれ」は五島列島と東大阪が舞台に

2022年07月29日 | 映画の話やTVの話など

沖縄返還50周年を記念して放映されているNHKの朝ドラ「ちむどんどん」ですけど、僕は期待していた割には面白くないと思っています。これまで、毎日見ていたのですが、最近は週末に1週間分を15分でまとめて放送される「ダイジェスト版」しか見ていません。

その前の「カムカムエブリバディ」はよかったし、いまNHK総合で夕方に再放送されている松島菜々子の「ひまわり」も楽しく見ています。でもこの「ちむどんどん」はねぇ。特にヒロインの暢子の兄(ニーニー)は、画面に出て来ただけでイライラします。

なんか登場人物たちの会話には、共鳴したり感動したりするような心情が感じられないんですよね。「うわべ」をなぞっているような感じ。これは、脚本が悪いんだと思うんですけど、とにかくガッカリしています。

それで今から、次の朝ドラを楽しみにしています。
今年の10月から始まる次の朝ドラは、「舞い上がれ」というタイトルです。ドラマの概要を見ると、舞台が長崎県の五島列島と、大阪府の東大阪市だということで、初めてそれを知った時、ビックリしました。

長崎県の五島列島は、僕も30歳の時に九州一周の自転車旅行をした時に行きました。長崎から自転車ごと船に乗って五島列島の中心の福江島へ行き、島内を走った後、見晴らしのいい岸壁の近くにテントを張って野宿をしました。朝は、近くの教会の鐘の音で目が覚めましたっけ。

それはもう40年以上前のことですが、そんな思い出のある五島列島は、偶然にも、モミィのママの生まれ育った島なのです。

元々和歌山県に住んでいた彼女の母が、そこで五島列島から来ていた男性と知り合い結婚し、男性の故郷の五島へ移り住み、結婚生活が始まった。そこで生まれた女の子がモミィのママだったのです。彼女は十代の頃に島の生活を捨て、大阪へ出てきて、その後成人し、うちの長男と知り合って結婚し、生まれたのがモミィでした。

だから、五島列島と言うと、僕にとっての自転車旅行の思い出と、その地で生まれたモミィのママのことを思い、胸がザワザワとします。

そして、さらに興味深いのは
ドラマのもうひとつの舞台は、大阪府の東大阪市なのです。

東大阪市と言えば、僕の母校の近畿大学のあるところです。
僕は当時、近畿大学の敷地内にあった近畿大学付属高校へ3年間、そして近畿大学へ4年間と、計7年間ず~っと通った近畿大学があった東大阪市。自分にとっては第二の故郷のような、なじみの深い場所です。

その、五島列島と東大阪市が、次回の朝ドラの舞台というのですから、これはもうワクワクします。

10月からの放送が、今から待ち遠しいです。

 
  ヒロインは福原遥(はるか)さんです。

 

 

 

 

 

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4月期からのドラマも終盤 ~松坂慶子と風間杜夫~

2022年06月09日 | 映画の話やTVの話など

今年4月から始まったテレビドラマもそれぞれ最終章に入っていますが、僕がいま楽しんでいるドラマは4本あります。

まず最初のお楽しみドラマは、日曜日夜の「マイファミリー」です。

 

主人公の二宮和也君の娘をはじめ連続誘拐事件が相次ぎ、これらの誘拐を操作している真犯人は誰なのか? 二宮君の昔からの仲間たち? あるいはライバル社の社長? あるいは警察関係者? あの男か? あの女か? あれとあれが共犯か? 
な~んて、あれやこれや妻と推理をめぐらしています。とにかくドキドキ・ハラハラ・ワクワク。次の日曜日がいよいよ最終回で、ついにその真犯人がわかる!今から日曜日の夜9時が楽しみです。

次は木曜日夜のキムタク主演ドラマ「未来への10カウント」です。

 

これは今日の夜が最終回なので、これも楽しみにしているところです。妻はキムタクが出るドラマは必ず見ており、今回もテレビに釘付けになっています。キムタクが演じる役は、高校時代にボクシングで4冠を達成したけれど、大学時代にボクシングを断念。その後、妻(僕の好きな波留)を亡くすなどして生きる希望を失っていたところ、高校のボクシング部のコーチの話が舞い込み、高校生とともにリングに戻る。「キムタクの暗い役柄が視聴率を下げている」とネットなどで書かれているけれど、逆に僕はその暗さを魅力に感じる。やけに明るかったり熱血だったりする主人公が多い中で、この暗さはむしろ新鮮に映ります。相手役の満島ひかりの快活さがキムタクといいバランスを作っていますしね。


三つ目は火曜日夜の「正直不動産」です。

 

これは一昨日に最終回が終わってしまいましたが、最初は期待していなかったのに、意外に面白いドラマでした。契約のためには嘘をいとわず成績を上げてきた不動産会社の営業マン・山下智久が、地鎮祭の時に祠(ほこら)を壊したことで嘘がつけない体質となり、その後は正直さを武器に不動産を巡るさまざまな問題に立ち向かう。最初はこれまでどおり、お客さんに嘘を交えながら物件を説明していると、いきなりビューンと風が吹いてきて、その瞬間に態度が変わり、正直な本音をぶちまける。そのシーンがこのドラマの見せ場ですけど、なんとも面白かったですね~。不動産に関する知識もいろいろ得ることができたのも楽しかったし。

最後にどうしても取り上げたかったのが、NHKのBSで放送されている「今度生まれたら」というドラマです。

 

地味ですけど、じっくり見られるドラマで、主な登場人物が僕らと同世代というのが共感を呼びます。70歳になった主人公の女性(松坂慶子)が自分の人生を振り返り、これまで、進学、仕事、結婚などの選択は正しかったのか考え、やり直しのきかない年齢になりながらも、やりたいことを見つけようと、今をどう生きるか考える姿が描かれています。落ち着いたストーリー展開ですが、夫(風間杜夫)とのやりとりの場面は面白いです。夫はもう会社を退職しているのですが、熟年夫婦にありがちなエピソードが随所に出てきます。夫の寝顔をしみじみと見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやくシーンには「微苦笑」してしまいました。

ドラマを見ながら、僕もこれまでの自分の人生を振り返ったり、今をどう生きていくべきかと改めて自問してみたり、と、いろいろ考えてしまいます。

ところでこの「今度生まれたら」のキャストですが、主人公が松坂慶子。夫の役が風間杜夫。さらに主人公の姉の夫の役で平田満が出ています。最初、この3人の俳優さんが出ているのを見て、思わず「へぇっ!」と叫んでしまいました。
松坂慶子、風間杜夫、平田満といえば

今からちょうど40年前の1982年(昭和57年)に公開された「蒲田行進曲」という映画に、この3人が主演したのですよね。原作・脚本はつかこうへい、監督は深作欣二だったのですが、僕は妻と2人でこの映画を見に行ったことを覚えていますし、当時人気絶頂だった松坂慶子が、映画の中で妖艶な姿を見せたことにドキッとしたこともよ~く覚えています。

 
 左から風間杜夫、松坂慶子、平田満。

 
 その映画の1シーン。風間杜夫と松坂慶子。メチャ若い。

 
  そして今回のドラマ。そのお二人のシーンです。

あれから40年。
その3人の俳優さんがこのドラマでまた共演なんて。ビックリですわ。

それにしても、40年なんて歳月、あっという間ですね。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「カムカム」が終わり「ちむどんどん」へ

2022年04月11日 | 映画の話やTVの話など

NHKの朝ドラ「カムカムエブリバディ」が終わりました。

朝ドラでは初めてという3人のヒロインが登場し、親・子・孫の三代の100年の物語、ということで、一体どんなドラマなのか? と首をかしげていたのですが、見始めると、すぐに物語に引き込まれ、あっという間に終わってしまったという感じです。今週からもう見られないのかと思うと淋しいです。

そして今日から始まったのが「ちむどんどん」。
ネット上では「カムカム」にひっかけ「チムチムどんどん」と言う人もいて笑いましたが、この「ちむどんどん」とはどういう意味か?

今日の第一回の放送の中で、その説明が出てきます。

ドラマの舞台は沖縄で、物語の冒頭は1971年(昭和46年)。ヒロインは15歳で黒島結菜さんが演じ、シークワーサーを枝からちぎって食べるところから始まります。沖縄が返還されたのは1972年ですから、このシーンは返還の1年前ということになります。そして物語はそこから7年前にさかのぼって1964年(昭和39年)に。東京オリンピックがあった年ですね。ヒロインはまだ8歳。この時の沖縄はアメリカ同様、通貨はドルで、車は右側通行だったそうです。

海辺でヒロインたちが、東京から来た若者に「ちむどんどん」の意味を説明するシーンがあったので、そのテレビ画面を写真に撮りました。

 
  左から2人目がヒロイン。
  「食べたらおいしすぎて
   ちむどんどんするよ!」

 
  「ちむどんどんって 何?」 


   
  「ここが どんどん」


 
 「心が ドキドキするっていう意味」


ということで、胸が高鳴るようなわくわく感を沖縄言葉で
「ちむどんどん」
と言うんだそうですね~

僕は沖縄へは20年前の2002年(平成14年)に一度旅行しました。海が本当に美しかったのが今も強く印象に残っています。

実は1971年(昭和46年)に、何かの抽選で沖縄旅行が当たったのですが、当時はまだパスポートが必要だったり、何かと手続きが面倒だったので別の賞品に変えてもらいました。あれは返還される前の年だったんですね。今から思えば、あの時、行っておけばよかった。

今年は沖縄返還から50年という記念すべき年に当たります。
「カムカムエブリバディ」は100年の物語でしたが、「ちむどんどん」は沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たちの50年の歩みを描く物語、とのことです。

舞台は途中から東京へ移るそうですが、沖縄にはまだまだ知らないことが沢山あります。ストーリーの展開も楽しみですが、沖縄について知る良い機会なのかも知れません。

あ、そうそう。前述したように、このドラマの冒頭で、ヒロインがシークワーサーの実をちぎって口に入れるシーンがありました。

 


僕は沖縄には詳しくないけれど、シークワーサーなら毎日のように口にしていますよ。

      

僕はこのハイボールの「ドライ」と「シークワーサー」が好きなんですよね。どちらも「糖質ゼロ」だし。
(へへっ。またお酒の話やで)

 

 

 

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「カムカムエヴリバディ」と「サラダ記念日」

2022年03月18日 | 映画の話やTVの話など

前回ブログの最後に、
~ TO BE CONTINUED ~
と書きましたが、これはご存知の方も多いと思いますが、NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のエンディングに出てくる文字で、それをちょっとパクってみました(笑)。

さて、その「カムカムエヴリバディ」も今日が第97回。全部で112回あるそうで、4月8日が最終回になるとのこと。いよいよ物語も大詰めに入ってきましたが、1週間ほど前の放送で、特に面白いシーンがありました。

ドラマの3代目の主人公であるひなたの弟・桃太郎の「初恋」の話です。
桃太郎は高校生で野球部に入っている。姉のひなたの同級生で今は教師をしている小夜子(さよこ)のことをひそかに恋慕している。いわゆる片思いですね。


    


相手が先生なのに、姉の友達で昔から知っているので「小夜ちゃん」と呼んでいる桃太郎だが、ある時「僕、国語が苦手で。なんか面白うて、わかりやすい本あらへんかな」と言うと、小夜子先生が「これやったら読みやすいよ」と言って渡してくれたのが「サラダ記念日」だった。あの俵万智さんのベストセラーになった短歌集ですね(僕も大好きです)。

桃太郎はその本を開き、
「この味が いいねと君が言ったから 7月6日はサラダ記念日」
と、あの有名な短歌を読み上げてポーっとなり、
「この本を 読んでと君が言ったから 4月20日は小夜子記念日!」
と一人で調子に乗って浮かれるのでした。
このシーンで僕は大笑いしました。

そして数ヶ月後、桃太郎はクラブ活動の野球部の練習を終え、汚れたユニフォーム姿のまま小夜子先生のところへ行く。
「どうしたの?」と小夜子先生から聞かれた桃太郎は、ニタ~っと笑い、
「サードに入れと監督が言ったから 7月20日はレギュラー入り記念日」
と、また「サラダ記念日」のパロディを口走る。
「そう、よかったわねぇ。頑張ってね」と励ます小夜子先生。

桃太郎はここまでは有頂天だったけれど

そのあと小夜子先生と一緒に歩いていたら、一人の男性が来た。桃太郎もよく知っている男性だが、どうやら小夜子先生とデートの約束をしていたようで、
「映画にはまだ時間が早いので喫茶店でも行こうか?」
と、話しかけた。
それを聞いて桃太郎は、
「え? え? え?」と心の中で叫び、茫然自失。
「小夜ちゃんに彼氏がいた?」
ガックリと肩を落とす桃太郎。

2人が仲良く歩いて行く後姿を1人寂しく見送りながら、
桃太郎は心の中でこんな歌を詠む。

「さよならと 君の背中が言ったから 7月20日はサラバ 記念日」

このシーンに、思わず拍手を送ってしまった僕でした。

 

 

 

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「鎌倉殿の13人」の時代背景をモミィの教科書で

2022年01月29日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎週見ています。
小栗旬が演じる北条義時が主人公で、いま放送中の時代は、平清盛が天下を牛耳っている「平家の時代」です。まだ源頼朝は陰で身をひそめている。でも次回(明日の30日)は挙兵をして平家を相手に戦う決断をする、という展開になるそうです。

後に頼朝は源平の合戦で、弟の義経の活躍もあって平家を滅亡させ、鎌倉幕府を開いて初代の将軍になったんですよね。でも、その後どうなって、源氏から北条氏に政権が移り、北条氏は執権として幕府を運営するようになったか、というあたりは、あまりというより、全然詳しくありません。もう、学校で習った日本史の知識も頭から消えかけていますからね。

それと、登場人物のそれぞれの関係性もなかなか複雑でむずかしい。見ていて誰が誰だかわからなくなる(笑)。

そこで、少し勉強してみようと、モミィが中学生の時に使っていた教科書を出してもらい、それを読んでみました。


 
 モミィの中学の時の歴史の教科書です。

 
 
 
「鎌倉を中心とした武家政権」というページ。
  右のお坊さんの格好をしたのが北条政子。


鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝が亡くなると、2代将軍は頼朝と北条政子の子である頼家、3代将軍はその弟の実朝だったのですが、実朝が暗殺されて源氏の将軍がとだえると、幕府の実権は北条政子と父の北条時政が握ります。そこから将軍の補佐役だった執権の北条氏が幕府を統括するようになった、と教科書に書かれています。


 

これが源氏と北条氏の系図ですが、源氏は将軍で頼朝、頼家、実朝の3代。北条氏は執権で、初代が北条時政。政子や義時の父です。そして2代執権が北条義時。小栗旬クンですよね。

ところでこのドラマには、義時の兄で片岡愛之助が演じる北条宗時という人物が出てきますが、この系図には載っていないし、広辞苑で調べても「北条宗時」という名は出て来ない。つまりこれはドラマで作られた人物、つまり架空の人物かな、と思ったりしていますが、もっとも、この兄の宗時が、いやがる弟の義時をいろんな政争に巻き込んでいって、のんき者だった義時もだんだん気合が入って来る、という展開なのでドラマとしてはわかりやすいですね。

そんなことで、「鎌倉殿の13人」は明日が第4回目です。

これまで大河ドラマは戦国時代と幕末を舞台にした作品が圧倒的に多いですが、過去にこれと同じ時代を背景にしたドラマ「草燃える」がありました。1979年(昭和54年)の放送です。主人公が源頼朝(石坂浩二)と北条政子(岩下志麻)で、「源氏3代による鎌倉幕府を中心とした東国武士団の興亡を描いたもの」という謳い文句のドラマでした。その時に、北条義時を演じたのが、なんと、今回、絶対的な独裁者である平清盛を演じているマツケンさんこと松平健さんでした。もう43年も前のことですからね。このマツケンさんもその当時は26歳という若さでした。

そのマツケンさんが演じた北条義時を、
今回は小栗旬が演じているわけですね。
しかも今回は、その義時が主人公です。

さて、小栗旬ですが、
うちの妻もモミィも何年か前に、「花より男子」というドラマの再放送を見て以来、小栗旬の大ファンになったそうです。で、この大河ドラマも毎回楽しみに見ております。

朝ドラの「カムカムエヴリバディ」も胸が熱くなるシーンが多くて見逃せませんが、この大河のほうも、なかなか面白いですね。

 

 

 

 

 

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いろんなところにガタが出てくるとどうなる?

2021年12月08日 | 映画の話やTVの話など

NHK大河ドラマ「青天を衝け」も大詰めを迎えてきた。そして前回(5日)の放送では、日清戦争に勝利した頃の日本の政界や財界の様子が描かれていた。

そのドラマの最後のほうで、主人公の渋沢栄一が伊藤博文と話す場面があった。
伊藤博文はこれからの日本の躍進を熱い口調で語るのだけど、渋沢はそれに応じず自分の体力の衰えを漏らす、というシーンだった。それが妙に印象に残ったのです。

渋沢は伊藤博文の熱弁を耳にしながら、ソファにもたれて、
「いろんなところにガタが出てくる」
「もう、すっかり年寄りだ」
と気弱なことを口にする。
「なんの。まだ気張ってもらわんといかん」
と伊藤は渋沢を懸命に励ます。
そんなシーンでした。

「いろんなところにガタが出てくる」と言った「ガタ」という言葉。
久しぶりに聞く言葉です。
そういえば、僕も最近「ガタ」を感じることが多くなりました。
耳鳴りと不整脈は以前からの「ガタ」ですが、このごろは腰痛を感じたり、左手の5本の指がこわばってギュッと曲げると痛みを感じたり、胸のあたりが時々キュンと痛くなったり、左腕を上げると肩が痛んだり、椅子から立ち上がろうとしたら膝が痛かったり。まぁ、いずれも大した症状ではないんですが、それこそ渋沢栄一がドラマの中で「いろんなところにガタが出てくる」と言ったのと同じですわ。

ま、「ガタ」で終わればいいけど「ガタガタ」にはならないように。

ということで、「青天を衝け」の前回放送分では、渋沢栄一のこのセリフが強く印象に残ってしまったわけです。

ところで、
「もうすっかり年寄りだ」と言った渋沢栄一はこの時何歳だったのか? 
と広辞苑で調べてみたのですが、1840年生まれでした。天保の時代ですね。そして前回放送分の渋沢と伊藤博文との会話が交わされたのが日清戦争直後なので、1895年。ということは、つまりこの時、渋沢栄一は55歳だったということになります。

55歳といえば、今ではバリバリの現役ですが、明治時代だったらもう高齢者の部類に属していたのでしょうね。だから「もうすっかり年寄りだ」と言っても不思議ではなかったわけです。

しかし、驚いたことにこの渋沢さま。なんと91歳まで生きておられた!
広辞苑に「1840年~1931年(昭和6年)」と載っています。

「いろんなところにガタが出てくる」と言ってからあと、36年も生き延びられたのだから、すご~い。

結局「ガタ」ぐらいは大したこっちゃない、
ということですかね。




 そのシーンです(わが家のテレビ画面から)

 

 

 

 

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「おかえりモネ」 を見て思うこと

2021年05月27日 | 映画の話やTVの話など

今週から関西テレビで「古畑任三郎」の再放送が始まったので、毎日録画して見ています。ただ、今回の再放送は第3シリーズで、もうかなり「晩年」の作品です。う~ん、ちょっと残念かなぁ。僕は第1シリーズと第2シリーズが大好きなんですよね。それに比べると第3シリーズは少しマンネリ化して、ストーリーもひねり過ぎかな、という感じがしなくもないんですよね。

でもまぁ、そうは言ってもやはり面白い。久しぶりに見る古畑任三郎のおかげでテレビを楽しむ時間が増えました。欲を言えばこのあと、第1シリーズか第2シリーズの再放送もしてほしいと思います。特に第2シリーズの1回目、明石家さんまが弁護士役で出た「しゃべりすぎた男」はメチャ面白かったので、ぜひ放送してほしいですね~

 ………………………………………………………………………………

ドラマといえば、NHKの新しい連ドラ「おかえりモネ」が始まりましたね。
ヒロインの清原果耶(かや)さんは僕の好きな女優さんです。

     

一昨年9月20日のブログで、連ドラの「なつぞら」が終わったことについて書いたのですが、主人公の広瀬すずの妹役に出ていたのが清原果耶で、そこで彼女のことを書いています。ちなみに、この「なつぞら」に出ていた吉沢亮クンが現在の大河ドラマの主人公・渋沢栄一を演じ、同じ「なつそら」の清原果耶が今の朝ドラのヒロインというのはね~。おもしろい巡り合わせです。

清原果耶は何年か前のドラマ「朝が来た」で「ふゆ」という女中さん役をしていて、僕はその時初めて彼女の存在を知りました。うちのモミィとわずか3~4歳しか違わない若い女優さんですが、何か引き付けられるものがあったんですよね。それに大阪府の出身だし。その果耶ちゃんがいよいよ朝ドラのヒロインとして登場した。これをきっかけに大いに飛躍してほしいものです。

「おかえりモネ」というタイトルは、ヒロインの名前が百音(ももね)で、みんなからモネちゃんと呼ばれているところから来ています。「睡蓮」の絵で有名なフランスの画家のモネじゃありませんよ(わかってるわ!)。

実はモミィの幼稚園時代からの仲良しだった近所の女の子が「ももね」という名前で、小学生時代は毎日一緒に学校へ行っていました。なので「ももねちゃん」と言うと、ついその子を連想してしまいます。

さらに、今は高校生となったモミィはさっそく何人かの親しい友人ができて、わが家に呼んだりしているんですが、先日、遊びに来た友だちの名前を聞くと、
「こもも」ちゃんという名前でした。「ももね」ちゃんも可愛いし「こもも」という名前も可愛いですね~。山口百恵の「ももえ」ちゃんもいいけどね。

さて、その「おかえりモネ」とはどんな話なのかと言うと、知っている方も沢山おられると思いますが「ウィキペディア」の文章をそのまま引用すると、

宮城・気仙沼湾沖の島に生まれ育ち登米で青春を過ごしたヒロインが、天気予報を通じて人々の役に立ちたいと気象予報士を目指して上京し、やがて故郷の島へ戻り予報士としての能力を活かして地域に貢献する姿を描く。

というものです。

今、ドラマは主人公のモネが生まれ故郷の気仙沼市の島から登米に移り住み、そこの森林組合に就職して人生の目標を模索する、というところです。

で、ここに出てくる宮城県の「登米」というところですが

「登米」という地名を見て「あっ」と思ったのです。一時期、親しくしていた知り合いの人が登米の出身だと聞いていたからです。その話を聞いたのはかなり前のことで、今は音信は途絶えていますが、「登米」と聞いて久しぶりに、懐かしくそのことを思い出しました。

まぁ、そういうことで、
「おかえりモネ」を見ていると、
いろんなことが頭の中を巡るのです。

 

 

 

 

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田村正和さん死去 ~さよなら古畑任三郎~

2021年05月20日 | 映画の話やTVの話など

有名人の訃報が毎日のように入ってきますが、田村正和さんが亡くなられたという昨日のニュースにはかなりのショックを受けました。

僕の記憶の中では、テレビドラマで初めて田村さんを見たのは「ニューヨーク恋物語」というドラマでした。相手役が岸本加世子さんで、ドラマの終盤に2人が抱き合ったシーンをよく覚えています。岸本さんがポロポロと大粒の涙を流していたのが印象的でした。

このドラマも素敵でしたが、主題歌が井上陽水の「 リバーサイドホテル」という歌で、僕はこの歌が大好きだったので、カラオケでよく歌いました。テンポがいいので、どこへ行っても、どんなメンバーと行っても、カラオケとなると必ず歌ったのがこの「リバーサイドホテル」と、細川たかしの「北酒場」です。
(なんで「北酒場」が出てくるねん!)

♪ だれも知らない夜明けが明けたとき~
♪ キタァの~ 酒場通りには~ 長い~髪の女が似合う~

(あぁ。もう1年以上カラオケに行っていないなぁ)

「ニューヨーク恋物語」のあとは、ドラマ自体をあまり見ていないので田村さんの出演作もよく知らないのですが、しかし、あの「古畑任三郎」に限っては第一回目を見たとたん、ハマってしまいました。中森明菜が出ていましたね。

それ以来、全編見ていますし、すべてビデオに撮って何度も繰り返し見たのですが、古い型のビデオテープなので処分してしまいました。今から思えばもったいないことをしましたわ。DVDにダビングすることもできたのに、当時はそんなことも知らなかったので残念です。

さて、この「古畑任三郎」については、2年前の1月のこのブログにも書きました。記事のタイトルは、「平成の30年間で最も好きだったドラマは」というもので、その中で、僕自身の平成ドラマのランキングは

1位「古畑任三郎」
2位「ロングバケーション」
3、4がなくて、
5位に「半沢直樹」

という順位をつけました。
やはり僕にとっては、平成時代で最高に面白かったドラマは「古畑任三郎」でしたね。

ところで、このブログを始めたのは2007年の12月だったんですが、それ以前にも短い期間でしたが別のブログをやっていて、そこのプロフィール欄には、今のような自分の顔写真ではなく、これを出していました。

     

つまり、古畑任三郎のシルエットです 笑。

当時の「ブログ友だち」だった “たまごさん” という北海道にお住いの女性の方が僕のために送ってくださったもので、それを僕の「プロフィール写真」として載せていました。

その「自己紹介欄」には次のようなことを書きました。

性別 男性
都道府県 大阪府
職業は探偵です。もつれた謎を解きます。
もつれた問題でお悩みの方はご相談ください。  
というのはウソです。普通の勤め人です(笑)。
この「似顔絵」は、たまごさんからいただきました。

完全に「古畑任三郎かぶれ」していますよね。
それほど大好きだったわけで。
こんなに面白くて見せ場の多いドラマって、
今後はもう出て来ないんじゃないかと思います。
また、ほかの役者さんだったらここまで人気は出なかったでしょうしね。

そんなことで、
田村正和さんのご冥福を心からお祈りいたします。
「古畑任三郎」を、どうもありがとうございました。

 

 

 

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