先週から不整脈の発生頻度が高くなり、体調不良だった。
特にパソコンを打ったりするとつい根を詰めてしまい、
それがまた不整脈を誘発したりする。
前回のブログは22日の朝にアップしたけれど、
それがこたえたのか、その日はほぼ1日、
断続的な不整脈に悩まされた。
それからしばらくの間、
心身ともに不安定な毎日が続いた。
厄介なことに、これまでの不整脈(心房細動)とは別の、
期外収縮という、脈が飛ぶ不整脈が頻繁に出るようになった。
ふつう、期外収縮は、自覚症状のない場合が多い。
だから、自分でも気づかないので大したものではない…
というイメージがある。しかし僕の場合は自覚症状が強い。
息苦しい動悸感…と言うか、5回に1回ぐらい脈が飛び、
その時、ズキッと心臓が突き上げられる感じがする。
頭がポワーンとなり、気が遠くなりそうになったり。
(実際に気が遠くなったことはありませんが)
といっても、横にならなければならないほどでもない。
その症状を抱えたまま、何とか日常を過ごす。
もちろん、発作は出たり出なかったりで、
ず~っと出続けているわけではない。
それが、せめてもの救いである。
数時間出て収まり、またチョコチョコと出る…みたいな感じだ。
しかし何より困るのは、服用している薬が効かないことだった。
今までの不整脈(心房細動)なら、薬を余分に飲むと収まった。
でもこの期外収縮は別種の不整脈で、いつもの薬が効かない。
だから、自然に収まるのを待つしかないのである。
そうこうしているうちに1週間が経った。
そして、今週27日の月曜日のことである。
スポーツクラブへ行き、ジムで軽くストレッチをしたあと、
プールへ行った。その時、わずかに不整脈が出始めたので、
プールでは泳がず、水中歩行だけしていた。
が、やはり泳ぎたくなって隣のレーンに移った。
しかし25メートル泳いだら、変な動悸がし始めた。
「これはヤバイ」と、泳ぐのをやめ、再び歩いた。
お昼に帰宅して食事をした後に、
期外収縮の不整脈が本格的に出始めた。
やれやれ。また2~3時間悩まされるなぁ…
…と思いながら、座椅子にもたれ、TVで録画した映画を見た。
(映画は「ハンナ」というサスペンス・アクション映画だった)
その間ずっと不整脈が続き、見終っても収まらなかった。
映画を見ているうちに収まるだろう…という思惑も外れた。
普通はいつの間にか収まるのだが、
なぜか今回に限っては、夕方になっても収まらない。
もう5時間以上続いているわけで、我慢もそろそろ限界だ。
ちょうど、先月下旬に、心房細動の定期検査・診察先を、
8年間通った徳〇会病院から近所の医院に変えたところだった。
そして夕方5時半頃、その医院に駆け込んで症状を訴えた。
その時は、ゼイゼイと、いよいよ息苦しくなっていた。
まず心電図でその不整脈の症状を検査してもらった。
不整脈が出ても、病院に行くまでに収まって、結局、
検査をしてもその不整脈の症状がわからない…
ということがこれまで何度かあったので、
今回、心電図がとれたのは、まぁ幸運…
…といえば、幸運だった。
検査のあと、診察室に呼ばれて入った。
心電図の検査結果を見て、医師は、症状を分析し、
「やはり期外収縮ですね。全く心配いりません」
そして僕の指先に何かをはめて計測したり、
血圧を測ったりした後、
「血中の酸素も十分ですし、血圧も下がっていません」
と言って「大丈夫です」と、再び太鼓判を押してくれた。
この症状が命に関わるような状況を誘発する…
というような心配は、全くないということで、
それはもちろん、大きな安心材料だったけれど、
とにかく今の、この息苦しさを何とかしてほしい。
この期外収縮という不整脈を、早く止めてほしい。
医師は「では、お薬を出しますから」
…と、薬を処方してくれ、
2日後、また来院することに。
帰宅して、心配していた妻に医院での様子を話し、
夕食の後、さっきもらってきた薬を服用したら…
そのちょうど1時間後に不整脈はピタリと止まった。
あぁ、やれやれ…
時計を見ると午後8時半。
実に8時間以上苦しめられていた不整脈が、やっと収まったのだ。
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その薬のおかげか、翌日も1日中不整脈は出なかった。
そしてその翌日の29日(つまり昨日)、
再び、その医院へ出向き、経過を報告した。
当分の間、新しい薬を1日1錠服用することにし、
従来の心房細動の薬は1日3錠から2錠に減らすことにした。
昨日も、1日中、心拍は安定していた。
やっと不安から開放され、気分も落ち着いた。
今、久しぶりにパソコンでこのブログを打っていても、
心臓には全く違和感がなく、調子は良さそうだ。
あぁ、これでようやく、普通の生活に戻れる…
「普通に毎日が過ぎてゆく」ことの幸せを、
また、あらためて感じているところです。