僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

横峯も議員辞職せよ

2011年09月30日 | ニュース・時事


なんだか毎回ボヤいてばかりで申し訳ありませんが、今日もまたボヤキです。

コッカイでは復興増税などを巡り、論戦が繰り広げられている最中です。
とにかくわが国は財政が逼迫しているのだからムダをなくさなければなりません。
いろんなムダがあると思いますが、中でも国会議員の歳費(お給料)を減らし、
さらに国会議員の定数そのものも減らすことが何よりも先決ではないかと思うのです。
とくに、何の役に立っているのかもわからない参議院議員に対して一層そう思います。

そんなことを思うこのごろ…

悪事を働いた民主党参院議員の横峯良郎がまだ辞めていない…と思うと、
ホント、この国はいったいどうなっているのか…と首を傾げざるを得ません。

皆さん、このことはもうご承知でしょうね。横峯議員のこと。
「娘の七光り」か何か知らないけれど、最低のおっさんです。

何週間か前のことになりますが、
「横峯議員が請求放棄へ」という見出しの小さな新聞記事が出ていました。

こういう記事です。

2007年8月~9月に、週刊新潮に次のような記事が掲載されました。

横峯は、暴力団の組長と賭けゴルフをしたり、
女性に酒を強要し、服を脱がしてペンで落書きし写真を撮ったりした。

…という記事でした。
信じられないような話です。

これに対して横峯が、名誉毀損で週刊新潮を裁判所に訴えたのです。
が、東京地裁は審理の結果、横峯の行為は事実であると認定しました。

横峯は判決に納得がいかないということで、二審に控訴しました。
そりゃそうでしょう。事実でなければ、とんでもないでっち上げですから。

しかし、その二審の判決が下される直前になって横峯は請求を放棄したのです。
つまり、このたび、彼は控訴したことを、取り下げた、というわけです。

…ということは、週刊新潮の記事が事実であると認めたということです。
旗色が悪くなると裁判から逃げ出す…って、最低だろ。

ええんかいな…?

こんな国会議員に、今も国民の税金から給料その他を払っているのです。

災害の復興には莫大な国費が必要になってくるというのに、
こんなおっさんに、まだ高額の給料を払っているというのは、
まあ、どう考えても、不思議で不思議で仕方ない。

マスコミも、閣僚の失言には鬼の首を取ったような大騒ぎをするわりに、
こういうことにはほとんど言及しないというのが、また不思議である。

まことに不思議なことだらけの今の世の中である。

…とまあ、こんなボヤキが出てくるのも、年のせいでしょうか。 
 ぐすん。

 

 

 

 

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卑劣だぞ 韓国サポーター

2011年09月28日 | スポーツの話題


すべてが嫌いだとは言わない。
僕もこの国の言葉を学び、ぶらり旅したこともあるのだから。

しかしことサッカーに関しては、韓国という国が大嫌いである。
そのことを、今回また、イヤというほど痛感させられた。

わがセレッソ大阪が、アジアクラブチームの覇権を争う大会で、
昨日、韓国チームと順々決勝を戦った。  場所は韓国である。

その試合で、スタジアムに信じられない横断幕が垂れ下がったのである。

「日本の大震災をお祝います」 (原文まま)

という横断幕を、韓国のサポーターは垂らしていたのである。

目を疑う、とはこのことである。お前ら、正気か? 

その上、そんな垂れ幕を見ても何もたしなめようとしなかった韓国人たちに呆れる。
セレッソの抗議によって試合途中で垂れ幕は外されたというが、何なのだ、それは。
それまで、平然とその垂れ幕が、スタジアムの中で誇示されていたのである。

このニュースを見て、僕はムカついてムカついて仕方なかった。

ベルギーのサッカーリーグで、相手側のサポーターが、日本人キーパーの川島に、
「フクシマ~」のコールを浴びせたのにも気を悪くしたが、これは当地でも問題になり、
ベルギーサッカー協会は、サポーターらに謝罪と罰金の刑を課したことで決着した。
その記憶もまだ生々しい時、今度は隣の韓国がこんなことをした。こいつらアホか!

意味もよく考えないまま叫んだベルギーのサポーターよりも、性質(たち)が悪い。
垂れ幕に「日本の大震災をお祝います」と書くのは、明らかに確信犯である。
日本人として許せない暴挙であり、まったく卑劣きわまる行為だと言いたい。

もともと韓国というのは、そういう国なのだ。
2002年のサッカーW杯日韓大会で日本がベスト16でトルコに敗れたとき、
韓国の報道陣席から大きな拍手がわき、みんな握手をして喜んだという。
この国はマスコミであろうが何であろうが、「日本人嫌い」を露骨に表す。

それに比べて日本はどうか。
日本のマスコミは、日本がトルコに敗けてしまうと、
「さあ皆さん、これからは共同開催のお隣の韓国を応援しましょう」
と、能天気なことを良い子ヅラして言っていた。程度が低いにもほどがある。
日本を応援していた僕たちが、急に韓国の応援にまわるなんてこと出来るか?

そんなことを言っているから、日本は韓国にナメられるのだ。
(もっともナメられているのは、韓国だけにかぎらないけど)。

結局、昨日の試合は、6対1でセレッソ大阪は敗れた。

それにしても、セレッソもセレッソだ。
こんな時にこそ、奮起して勝たなければならないのに…。
6対1の大差で負けるとは、あまりにも意気地がなさすぎる。

韓国の汚いラフプレイがあったとはいえ、実にひ弱い。
ほんまにもう情けない。何しとんねん。大阪の恥やろ!

韓国に対しては、これ以上の言葉もないほど腹立たしいけれど、
それを甘んじて受け入れているようなふがいない日本にもムカつく。

ムカムカ、ムカムカ。

 

 

 

 

 

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石巻から

2011年09月27日 | 日常のいろいろなこと


先日、石巻の「大将」から、久しぶりにハガキをいただきました。
大震災と津波で大きな被害を受けた石巻で、花屋さんしておられる男性です。
僕が20歳の時の自転車旅行で知り合った40年以上前からの知り合いの方です。

http://blog.goo.ne.jp/non-ap/e/fe2d3140d4a351ce1f6e91143c3d5b7a

大将からのハガキは、このような文面でした。 

あの日より半年。月日の流れの早さに驚いています。
町全体が、復興に向け、頑張っています。
我が家もお蔭様で店を仮再開し(かなり厳しいですが)、
外壁、あの日よりベニヤ板でしたが、今月中旬、やっと大工が入ります。
形だけでも一応それが最後。あとは、頑張り次第です。
長いようで早い早い半年でしたが、手付かずの所、まだまだあります。

大変な毎日の中で、あの大震災からこれで3通目のハガキをいただいたことになります。
お返事のハガキを書きましたが、僕には通り一遍の言葉しか書けず忸怩たる思いでした。

思えば…
大震災から9日後の3月20日に、石巻の大将から「無事だった」との電話がありました。
翌日、そのことをブログに書いたのですが、約3ヵ月後、そこへコメントが入りました。
「縁の下の力持ち」という、支援活動団体の代表・土井様という方からのコメントでした。

こちらは震災の被害にあった方たちを支援している団体です。
新しい支援の形をと、現在、被災した花屋さんを探していました。
よかったら紹介していただけませんか?

さっそく僕は、大将の住所、氏名を、その方にメールで送りました。
すぐに、お礼の返事もいただきました。

今日、久しぶりに「縁の下の力持ち」のサイトにアクセスしました。
今日も更新しておられます。根強く支援活動を続けておられる様子がよくわかります。

大震災から半年以上が過ぎましたが、まだまだ、被災地では厳しい闘いが続いており、
今も献身的な支援活動が粘り強く続けられているということを忘れてはならない…と、
改めて身の引き締まる思いがしました。

「縁の下の力持ち」のHPをご紹介します。
ぜひ、ご照覧いただけたら、と思います。           

    http://ennnosita.web.fc2.com/

このことをブログに書きたいと思いつつ、つい時機を逸して、数ヶ月が経ってしまいました。
今回、大将からハガキが来ましたので、これを機にこの団体を紹介させていただきました。

土井様はじめ、当団体の皆さまに、心より敬意を表したいと存じます。

石巻の大将も、「形だけでも一応それが最後。あとは、頑張り次第です」
と、ハガキに書かれていました。

頑張り次第…とは、まことに厳しい条件ですが、「頑張ってください」とお返事するしか…。
でも、体だけは壊されないように…と願っています。

 

 

 

 

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“遠隔操作” にぶったまげた

2011年09月25日 | 日常のいろいろなこと


いや~、これには正直言って、ぶったまげた。
初めて経験したパソコンの「遠隔操作」という機能なんですけど。
パソコンの知識に乏しい僕は、天地がひっくり返るほど驚いたのだ。

数日前、楽天ブロードバンドの代理店というところから電話がかかってきた。
若い女性の声で、今の僕のパソコンのプロバイダー「TOPPA」から、
「楽天ブロードバンド」の方に変更されませんか?という勧誘の電話だった。

いつもなら、結構ですと電話を切るところだが、このTOPPAという
インターネット接続サービスは、2年前に「フレッツ・光」を入れた際、
自動的についていただけのプロバイダーで、
別にこれでなければいけない…ということは全然なかったし、
楽天ならプロ野球で好きな球団でもあるので、なじみ深い。
おまけに、今のTOPPAより毎月の料金が安くなる…
ということなので、電話を切らずに話を聞いてみることにした。

工事をしたり、パソコンの難しい操作をしたりすることはない、という。
「パソコンでの変更作業はすべてこちらでさせていただきます」

「あ、そうなんですか?」 意味があまりよくわからなかった。

まあ、こちらで難しいことは何もしなくてよい、ということだったので、
「では、楽天ブロードバンドに変えてみましょう」と、返事をした。

相手は「ありがとうございます」と礼を言い、僕の住所、生年月日、
電話番号などを確認し、折り返し電話します、と電話を切った。
その時その女性は、
「20分後にこちらからもう一度お電話をさせていただきますので、
 その時は、恐れ入りますがパソコンをお開きになって、
 ヤフーの画面を出しておいていただけますか」と言った。

そこで僕は、自分のノートパソコンを電話の近くへ運び、起動して待った。
すると、きっちり20分後にまた電話がかかってきた。

「パソコン画面は大丈夫でしょうか?」と相手の女性が念を押す。
「大丈夫です。いま、ヤフーのホームページを開けてます」
「では、検索のところに、『えんかくそうさ』と打ち込んでください」
「はい、えんかくそうさ、ですね」と、僕はパタパタとキーを打つ。
画面が変わる。
「いちばん上に、TeamViewer なんとかというのが出ていますよね」
「はい、出ていますけど」
「そこをクリックしてください」
「はい」と僕はクリックする。

そのあと、指示されるままにクリックし、インストールがどうのとか、
何がどうのとか、僕には理解できない画面が出ていたが、途中から、
カーソルが勝手に動き始めたのだ。これにはホントにぶったまげた。

僕は何もしていないのに、目の前のパソコンの画面は、
カーソルが動き、次々といろんな画面を出しては消し、出しては消す。
まるでここに透明人間がいて、マウスを操っているかのごとくである。
なんだか気持ちが悪い。

あっけにとられているうちに、
「はい。いま、作業が終わりました。遠隔操作を切ります」
という女性の声が受話器に響いた。

僕は言うべき言葉が思いつかず、ただただ「へえ~~」と感心し、
相手の女性に、
「そちらから、こちらのパソコンを操作できるんですか…? すご~い」
と、ため息混じりにつぶやくしかなかった。
相手の女性は
「はい。この遠隔操作でお客様のサポートなどをいたしておりますので」

つまり、パソコンにトラブルがあった場合、電話で尋ね、教えてもらっても、
こちらに何の知識もないものだから、言われた言葉の意味さえわからず、
なかなか解決につながらない、ということが往々にしてある。
それならいっそ、サポートする人が自分でマウスを操作するのが一番だ。
しかし、遠く離れているからそれもできないしなぁ、と思っていたのに…。

遠隔操作ができる…とはねぇ…

その数日後、楽天ブロードバンドから書類が届いた。
それが届けば代理店に電話するように言われていたので、また電話した。
電話の横には、前回と同様、パソコンを置いて起動させている。

電話口に出た人は今度は男性だったが、その人から、
「じゃぁ、アカウントのお知らせ というのを出していただけますか」
と言われ、書類の中からそれを見つけて、はい、出しましたと返事する。

「そこに書かれているパスワードを教えてください」、
アルファベットの大文字と小文字が混在するパスワードを告げる。

「じゃぁ、これから遠隔操作に入ります。
 デスクトップにTeamViewer のアイコンがありますよね」

先日の遠隔操作で、見慣れぬアイコンがわがパソコンに入っていた。
それをクリックした。
「これから遠隔操作をしますので、パソコンには触らないでくださいね」
そう言われて、僕はまた何もせず、チラチラと動くカーソルと、
パッパッと切り替わっていく画面を不思議な思いで眺めるだけであった。

そして遠隔操作が終了し、プロバイダーの変更は完了した。

あとは、楽天ブロードバンド支払い方法申込書に記入して送ることと、
TOPPAに電話して解約書類を送ってもらうこと、だという。

そこでTOPPAに電話してみたが、何度掛けてもつながらない。
通話中か、あるいは呼び出し音のまま誰も出ない状態が続く。
仕方なく、また楽天の代理店に電話したら、
「そうですか。それでしたらこちらからお宅に送ります」
この代理店は、TOPPAの解約書類も持っているのだった。

いや~。それにしても…
パソコンに詳しい人なら遠隔操作なんてとっくの昔から知っていたのだろうけど、
そんなことを何も知らない僕にとっては、まるで魔法を見せられているようだった。

遠く見知らぬところから、自分のパソコンが操作されるのである。

便利といえば便利だけれど、怖いといえば、これほど怖いものはない。

 

 

 

 

 

 

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ラストマネー 愛の値段

2011年09月23日 | 映画の話やTVの話など


先日のブログで、テレビを見るとアホになると書いた。
今回は、テレビを見ると賢くなる、という話を書きます。
どのみちこのブログは、ハチャメチャなんだもんね~。

先週の火曜日から、「ラストマネー」というドラマが始まった。
NHK総合テレビで、午後10時からのドラマである。
サブタイトルは「愛の値段」。 全7話ということだ。

ご覧になっている方も多いでしょうね。

テーマは、生命保険。

生命保険会社の査定員の伊藤英明が主人公である。

生命保険は保険金詐欺などともからみ、複雑な背景を持つことが多い。
詐欺ではなくとも、通常でも受取人が誰になるか、難しい場合もある。

先週の第1回目を見て、本当に難しいのだなぁ、と思った。
そこで査定係という、生命保険会社の調査員の役割の大きさを知った。

第1回のストーリーは、こんな感じだった。

夫婦と子ども2人と妻の母親が乗っていた車が、崖から落ちる。
そして夫婦と子ども2人は死に、妻の母親だけ奇跡的に助かる。

夫には6千万円の保険が掛けられていた。
保険金の受取人は、妻である。
しかしその妻も、夫とともに死んだ。
子どもたちも、2人とも死んでしまった。

では、その保険金は誰が受け取るのであろうか…?

ドラマは、そういう展開で進んでゆく。

この場合、夫婦と子どもたちの4人は、「同時死亡」と見なされる。
…ということは、夫に掛けられた6千万円の保険金は、
本来であれば受取人であったはずの妻が亡くなったので、
妻の両親に受け取る権利が発生する…ということなのである。

これに納得できないのが、夫の両親であった。

「うちの息子が死んだのですよ。しかも、生命保険のお金も息子が掛けていたんじゃありませんか。それが、なぜ息子の嫁の親に保険金の全額が行くのですか?」

夫の両親は、保険会社の説明に抗議する。

この主張もまあ、何となくわかるような気もする。
しかし、あくまでも保険金は、受取人を中心に動く。

生命保険査定員の伊藤英明が、事務的に制度の趣旨を説明する。
顔色ひとつ変えることなく、淡々と生命保険の仕組みを説く伊藤英明。

悲痛な叫びで訴える夫の両親を前にしても、
「規則は規則ですから」との態度を崩さない。

このドラマでの伊藤は「情け無用の男」のキャラを演じている。
かつて「白い巨塔」で演じた気弱で誠実な医師役とは正反対だ。

そんなストーリーで、最後は意外な展開で終わるのだけれど、
こんな話って、見ていてなかなか勉強になって、面白かった。

先日放映された第2話は、また違うストーリーだけれども、
一方では、第1話から継続する話も、併行して展開される。

子連れで独身の高島礼子の家に出入りする、男の話だ。
男には、家庭があった。つまり男にとっては、不倫である。

女(高島礼子)は、男を愛してはいるが、
男の言葉の最後の一滴までは信じていない。
男には家庭がある。その一点で、男を全面的に信じられない。

男は「僕は君を心の底から愛しているんだ」と言う。
「では、私の言うことを聞いてくれますか?」と彼女は言う。
彼女…高島礼子は、相手の男にこう言う。
「生命保険に入ってください」と。

3日前に放映された「ラストマネー」第2話は、
当然のことながら第1回とは別のストーリーだったけれど、
この2人の話に限っては、第1話から共通して出てきている。

来週の火曜日がますます楽しみになってくる。

このドラマは生命保険を巡ってのトラブルがテーマだが、
若い査定員が、先輩の伊藤英明に、
「生命保険は亡くなった人からのプレゼントですよね」
と言ったことに対して、
「違う。生命保険は、魔物だ」
と言い放つ。

このドラマが訴えたいことを、端的に物語る言葉である。

たしかに、生命保険って、魔物かも知れない。

と同時に、生命保険や相続というものの仕組みがよくわかる。

テレビって、見ていて賢くなりますよね~

 

 

 

 

 

 

 

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風邪にご注意を

2011年09月22日 | 心と体と健康と


おととい(20日)の朝、起きたときに、のどの奥の方が少し痛かった。
つばを飲み込むと痛い。ありゃぁ~、もしかして、
風邪を引いてしまったのか…

しかし、そうかと言って布団でじぃ~っと寝ているわけにも行かず、
起きてモミィの弁当を作り、8時半になると幼稚園へ送らねばならない。
また、この日は火曜日なので、夕方にモミィのエレクトーン教室がある。

そんなわけで、身体に鞭打って起き上がり、
いつものように、弁当作りと洗濯の朝の日課をこなした。

そしてモミィを送って行き、帰ってくると、しばらくして、
2歳になる次男の子、ケイがママに連れられてやって来た。
ママが所要で数週間、午前中出かけなければならなくなり、
ケイは連れて行けず、その間わが家で預かることになった。

人見知りの強いケイも、最近は妻に慣れたのか、ママなしで遊べる。
妻がケイと遊んでいる間、僕はこういう体調なので水泳にも行けず、
何となく重い身体を持て余しながら、ボンヤリと過ごしたのである。

午後3時にモミィを迎えに行き、帰宅してまたすぐに外出だ。
行く先は、モミィが習う駅前のエレクトーン教室。
今日は4時半からの普通のグループレッスンに加え、
それに先立ち、4時から同じ先生による個人レッスンもある。

そんなわけで、夕方の4時から5時半までの90分間、
エレクトーン教室にいたが、教室の冷房がまたよく利いていて、
じわじわと身体が冷えてきた。それで余計に調子が悪くなった。

くしゃみも出るし、鼻水も出る。困ったことである。
教室を出たときは、両腕が氷のように冷たくなっていた。

昨日の21日(水)になるとさらにのどが痛くなった。
熱は7度前後で大したことはないのだが、身体がだるい。

勤めていれば体調を壊したら、仕事を休むという手がある。
あとは、家でゴロゴロしながら「安静」にしておけばいいが、
「カジメン」や「イクメン」になるとそうも言っていられない。
身体が動く限り、やることはやっておかなければならないのだ。

改めて、家事や育児に明け暮れていた女性たちの苦労がわかる。

昨日はまた朝から大雨である。これにはうんざりさせられた。
こんな大雨の中を、幼稚園へ送り迎えするのも一苦労である。

…と憂鬱な気分でいたら、テレビの天気予報で、
大阪府全域に暴風警報が出たことが報じられた。
台風に関連する警報がどれかひとつでも出たら、
幼稚園は休園するという申し合わせになっている。
暴風警報が出たのを喜ぶわけではないが、今日は休園だ。

こんな体調だから、送り迎えする必要がないだけでも助かる。


午前中は、台風15号の影響で、激しい雨風が窓を打っていた。
午後からこちらは雨は止んだようだが、列島各地は危険な状態だ。
昨日は、NHK総合テレビでは1日中、台風情報を流していた。

台風はまだまだ予断を許さない。
東京も交通機関が寸断されたり、
まるで3月11日を思わせる混乱ぶりが、
夕方のニュースで何度も映し出されていた。
今朝のニュースでは、東北地方の被害状況も報道されていた。
今回の被害が最小限にとどまってくれるよう、祈るばかりである。

結局、昨日僕は1日中どこにも出かけず、家にいた。
ブログも書きたかったが、根を詰めると疲れるので、
朝、コメントをいただいた方へお返事を書いただけだった。

夕方もパソコンを開けてみたが、ブログをアップする余力なく、
じゃぁこの機会にでも…と思って、テンプレートを変えてみた。
以前から変えたかったのだけど、気に入ったのがなかった。
新しいデザインにはマンダリンシャーベットの写真が出ている。

夏も終わり、これから涼しくなる時にシャーベットとは変だけど、
字の大きさがちょうどよく、色合いも気に入ったのでこれにした。

涼しいときのシャーベットって、何か周囲の空気を合っていませんが、
僕のブログ自体もそんな感じなので、お似合いだろうと思っています。

さて、今朝は少し元気が戻ってきました。

みなさん方も、気温が急激に変化し始めるこの時期、
お風邪など引かれませぬように、お気をつけください。

 

 

 

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どこが AKB48 やねん !

2011年09月18日 | 映画の話やTVの話など

テレビを見ているとアホになる。
わたしはアホになりたくないから、テレビは見ない…

4年前に46歳の若さで亡くなったユニークな哲学者・池田晶子さんが、
以前、どこかの週刊誌の連載の中で、そんな文章を書いておられた。
ほんとですよね~
テレビには、人をアホにするような要素がゴマンとある。

僕も、テレビを見ているとアホになりそうな気がしてくるのだけど、
(テレビを見んでもアホちゃうんか…? って言わんといてね)
ビールを飲みながら気楽にテレビを見る時間は、それなりに楽しい。

スポーツ番組や良質のドラマやドキュメントを見ると、
やっぱり、テレビはいいなぁ、と改めて思ったりする。
バラエティもつまらんと思いながら、可愛いタレント目当てに見たりする。
まあね。何歳になっても、可愛い女性は見ていて楽しいのだ。わはは~。

昨日だったか一昨日だったか忘れたが、新聞のテレビ欄を見ると、
「めちゃ×2いけてる!」という、題だけを見ても意味のわからん、
それこそアホみたいな番組(と勝手に思っている)があったのだけど、
中身を見ると「AKB48だらけの爆笑アイドル大運動会」とある。
僕はこんな番組なんて、これまで見たこともない。
しかし今日は「AKB48だらけ」らしい。う~む。気になる。
「だらけ」というくらいだから、うじゃうじゃ出るのだろう。

何だかわからないけれど、AKB48がいっぱい出るというので、
そ~か、よっしゃ、AKB48のたとえ1人でも顔や名前を覚えよう…
という魂胆で、テレビのチャンネルをそこへ合わせた。

見ると、アイドルの女の子たちの、相撲大会が行われていた。
それを、他のタレントたちが、ワイワイと囃し立てている。
「低劣」の2文字を絵に描いたような光景である。

しかし、可愛いアイドルに関心のある僕は、
「ははぁ、この女の子たちがAKB48のメンバーなんやなぁ」
と思いながら、テレビ画面を凝視した。

でも、なにか雰囲気が違う。

AKB48と言えば今や日本のトップアイドルグループ…
…というぐらいは、僕でも知っている(顔は知らないけど)。

しかし、目の前で展開されているアイドルたちの相撲大会は、
あまりにもお下劣で、筆舌に尽くしがたいほど低俗である。

次々とアイドルっぽい女の子たちが登場して来るのだが、
その扱われ方が、なんとなく「格下」という感じがする。
「これって本当にAKB48なのか…?」

と、疑問に思った僕は、もう一度新聞の番組欄を確かめた。

すると…

なんと。
よ~く見てみると、その番組欄に書かれてあったのは、
「AKB48以外だらけの爆笑アイドル大運動会」であった。

なにィ…?

AKB48 以外だらけ!

おいおい、そんな日本語の使い方って、あるんか?

ええかげんにせい!

やっぱりテレビは、人間をアホにする。

 

 

 

 

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モミィの手紙

2011年09月17日 | モミィの成長日記

子どもというのは、驚くほど次から次へと遊ぶことを思いつく。
モミィの行動を眺めていると、つくづくそれを実感する。

最近では W i i  に凝っているし、DSにも夢中だし、
パソコンの「ラミィの冒険」にもハマっている。
こういうのは僕はまったくできない人間なので、
もっぱら妻がモミィに教えて、自分もいっしょに遊んでいる。

そのほかにも、
絵を描いたり、字を書いたり、塗り絵をしたり、
折り紙をしたり、ハサミで紙をジョキジョキ切ったり、
妻を相手にカルタとりをしたり、トランプをしたり、
飛んだり跳ねたり踊ったり…

時間がいくらあっても足りないほどだ。

ほんと、子どもというのは、疲れを知らない。

そんなモミィのお気に入りの遊びのひとつに「バイキングごっこ」がある。

夏休みに宿泊ホテルで味わったバイキングの雰囲気が忘れられないようだ。

といっても、実際に料理を作って並べるわけではもちろんない。
色紙や広告の紙を切ったり折ったりして、テーブルに並べる。
それがモミィのバイキングなのだ。

ある時も、「今日の夜はバイキングやねん」と言って、
「これを持って来てくださいね」と丁寧な口調で僕に手紙をくれた。

のりで貼られた封筒風の紙袋を切って中を見ると、モミィの字が出てきた。

  こんなんです。

 


読みづらいですね。…というより、ほとんど読めませんよね。

翻訳してみると、まず、左側は手紙の中身である。

「すし バイキング かーど。のん」

バイキングの入り口でこのカードを渡すという意味のようだ。
「のん」と、ちゃ~んと名前入りである。
夏休みのホテルのバイキングレストランの入り口で、
僕が受付のお姉さんにカードを渡したのを見ていたのだろう。

そして、右側が封筒(のつもり)で、僕の宛て名が書かれている。

「のぼる。こやま〇の〇〇」と名前と住所の一部が書かれている。

それにしてもねぇ。

「のぼる」って、宛て名を呼び捨てで書いてどないするねん。
こんなときは「のぼるさま」とか書くんやで~。

おまけに…
「のぼる」の「ぼ」の字の右側が、「ま」になってるがな。
「ぼ」の右側は、突き抜けたらダメなんやで。

ほんまにねぇ。たのんまっせ~

 

 

 

 

 

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リビアの国旗とモミィ

2011年09月16日 | モミィの成長日記

夜7時のNHKニュースを見ていたら、リビアの情勢が報じられていた。
周知のとおり、カダフィ政権と反カダフィ派との抗争で大混乱している国だ。

「あ、リビアや」と、テレビを見ていた5歳のモミィが叫んだ。

それを聞いて、僕は、びっくりした。

「リビアって、知ってるのん…?」と聞いた。
「知ってるで。リビアいう国のことやろ」とモミィ。
そ~やけど。でもなぁ~。「何で知っているのん?」と、僕は尋ねた。

「あのな」と、モミィは言った。
「リビアの国の旗はな、緑色だけで、何も絵が描いてへんねん」

またまた、びっくりした。
リビアの国旗なんて、僕は見たこともない。
なんでモミィがそんなことを知っているの?

「これやで」
とモミィが指さしたのは、リビングの壁に貼ってある世界地図だった。

           

 

 


モミィに世界の国々を知ってもらおうと思って貼った地図だ。

その世界地図のまわりに、各国の国旗が並んでいる。
それを、僕たちが知らぬ間に、モミィは全部見ていたのである。

モミィが言うように、世界の国旗の中で、リビアだけが緑色一色で、
そこに描かれている模様は何ひとつない「ずんべらぼう」なのだ。

何の絵柄もない国旗というのは、知る限り、これだけである。
(カダフィ政権が作った国旗らしいですけど…)


 
   いちばん左端が、リビアの国旗です。


しかしまぁ、えらいもんやなぁ。
ちょっと壁に世界地図を貼っていただけなのに。
モミィはしっかり、見ているんや。
リビアの国旗まで、見ていたとは知らなんだ。

「環境」というものは、すごいもんやねぇ。

 
ということで話は終わったはずでしたが、

先に緑一色のリビアの国旗を紹介しましたが、
これを読んでくれた東京の知人から、今朝、メールがきました。

知人は毎日のようにリビア大使館の近くを通るそうですが、
「大使館に掲げられているリビア国旗は緑一色ではありませんが」
ということでした。ほんと…? おかしいなぁ。

 さっそく調査してみました。
すると、実はこういうことでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110823-00000504-san-int

 

ふ~む。悩むなぁ。


   なのか…


   なのか…



どちらが、現在では正式な旗なのか?

どうもこのままでは緑一色のほうが「旗色」が悪いようですが。


 

 

 



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「親子」の年の差…なぁ

2011年09月15日 | モミィの成長日記

~ 市村サンや加藤チャンに比べたら ~
 

孫であり、養女でもあるモミィは、来月に6歳の誕生日を迎える。

これだけ年の離れた「娘」を持つ身になると、いろんな不安が胸をよぎる。

モミィが成人に達するまで、あと14年の歳月を待たなければならない。
そのとき、僕は76歳である。「後期高齢者」と呼ばれる年齢だ。

彼女がせめて成人式を迎えるまでは、元気でいてやりたい。
そう思い、最近は、マジメに自分の健康を気遣うようになった。

好きなお酒も、これまでみたいな飲み過ぎはいけないと思い、
今後は節酒を心がけるためにと、2ヵ月間の禁酒もしてみた。

なんとか健康を維持し、元気に生きて行かなければならない。

それでも1949年生まれと2005年生まれでは56歳の年齢差がある。
長生きすると言っても、限度がありますしねぇ。

モミィが成人する前に僕も妻も亡くなれば、困るだろうな。
若くして親がいないということは、社会的にも不利益が生じる。
たとえば、就職や結婚にも影響するのではないか…
などと、この先の憂うべき事態を想像してしまうのだ。

これまで若い頃に戻りたい…な~んて考えたこともなかったのに、
モミィを引き取ってからは、あと10年若かったらなぁ、と思う。

そんなとき、お昼のワイドショーを見ていたら、
女優の篠原涼子さんが第2子を妊娠…という話題が出た。
彼女は38歳だけど、夫の市村正親さんは僕と同い年の62歳である。

ふ~む。よくやりますよね~。

まあ、母親が30代だから、
子どもが若い時に両親を失うと
いう心配はないけれども、
父親にとってみれば、62歳も年の差がある子どもである。
生まれてきた赤ちゃんが成人となるのが、82歳のとき…。

やっぱり市村さんは、それまで絶対元気でいようと思っているだろうなぁ。

そして、それに輪をかけたようなヒトが、加藤チャンだ。
ご存知のように、このたび、45歳年下の女性と結ばれた。
加藤チャンは68歳で、お相手の女性は23歳である。

その加藤チャンのインタビューを今日、テレビで見た。

加藤チャンは「100歳まで元気で頑張るぜ~」と気炎をあげ、
子どもは2人は欲しいし、その子たちを海外の大学へ行かせたい。
それを自分の目で見届けるのだ、と大いに張り切っていた。

子どもをつくれるのかどうか…多少気になるけれど(笑)、
めでたく授かったとすれば、約70歳年下の子どもである。

子どもが成人に達する時、父親の年齢は90歳ということになる。

そ~か。
…と、ワイドショーを見ながら、何となく気分が安らいだ。

モミィが20歳になったとき、僕は“まだ”76歳なのである。

わか~い…ですよね。 

 

 

 

 

 

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何もしない時間 

2011年09月13日 | 日常のいろいろなこと

「孤舟」を読んいると、いろいろなことを考える。

定年退職後の生き方って、ホント、むずかしいのです。

定年後もいろいろと活動されている方々の話を読んだり聞いたりすると、
それに比べ、何もしてない自分を思い、このままではいけないな~と焦る。
そんなとき、こんな文章に出会った。
あぁ、よかったなぁ~と思った。

何もしない時間を持つことが強いて言えば健康法です。
深呼吸して静かに座り、自分の頭の働きを止めて、ただ無為になる。
そうすると落ち着いて意識もすうっと変わっていきます。
その後は、感性が研ぎ澄まされ、物事にとっても敏感になるから、
何でもスムースにできるようになりますよ~。

何もしない時間を持つこと。
これが大事だ、ということです。

僕なんか、いつもバタバタと無駄な時間ばかり使っている。

何もしないのはいけないことかと思っていた人間にとって、
この言葉は、目からウロコが落ちる思いです。

別に、何もしなくていいのですよ。
何もしない時間を、持ちましょうね。

ただ、これを読むとわかるように、
最後まで何もしないのじゃなくて、
何もしない時間を持って感性を研ぎ澄まし、
物事に敏感になって次にやるべきことをスムースにスタートさせる。

とまあ、こういうことなのですが、いずれにせよ、常にあくせくして、
「何かしなきゃ」と、時間の虜になってアセるのは、よくないわけですよね。

 

 

 

 

 

 

 

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米同時多発テロから10年

2011年09月12日 | 思い出すこと

昨日は東日本大震災から半年を迎えた日であったと共に、
米同時多発テロからちょうど10年になる日でもあった。

2001年の9月11日の夜だった。
その夜のことは、今も忘れられない。

風呂から上がってテレビの「ニュースステーション」を見たら、
その画面で、今、ニューヨークで起きていることが映し出されていた。
(ニューヨークは、このとき、11日の朝である)。

妻が、青ざめた顔をして、テレビを眺めていた。

激しく煙を上げている超高層ビルが映っていた。
「これはいったい、なに…?」
僕が息をのんでテレビの前に立ちつくしていると、
次の瞬間、一機の航空機がもうひとつのビルに突っ込み爆発した。

やがて2つのビルは、粉塵の中で崩れ落ちて行った。
まさに衝撃の映像であった。

見たこともない光景であり、現実のものとは思えなかった。
(半年前の東北の大津波の光景も想像を絶したが…)

この同時多発テロは、僕たちがニューヨーク旅行に行く直前に起こった。
旅行社に旅費も払い込んだ後だったが、これでは旅行は無理である。

翌日、旅行社にキャンセルの電話を入れた。
「そうですよね。今は行かれないほうがいいですよね」
と、電話に出た旅行社の人が、声を押し殺すように言った。
本来なら支払うべきキャンセル料も、この時は請求されなかった。

勤務先で、勤続30年の特別休暇という福利厚生制度があって、
該当者だった僕はその休暇を利用してニューヨークへ行くつもりだった。
妻は初めてのニューヨークを楽しみにし、毎日ガイドブックを眺めていた。
僕も、最初の海外旅行がニューヨークマラソンへの出場だったので、
二度目のニューヨークを楽しみにしていた。

その楽しみも、この大事件で吹き飛んでしまった。

でも、せっかく休暇をもらっているのだから、
行く先を変更すればいいじゃないか、ということになった。

そこで急きょ決めた先が、以前から関心のあったスペインだった。
マドリードとバルセロナの2都市をめぐる個人旅行である。

しかし、まぁ、何も知らない、というのは怖いものである。

スペインは、英国などと共にアメリカの同盟国の中でも、
特につながりの深い国で、テロの標的にされていたという。

ひょっとして、ニューヨークよりもっと危険だったかも知れない…
ということを、あとから知った。

現に、僕たちがスペイン旅行から帰った後、
マドリードの中央駅で爆発テロがあり、
多数の死者を出すという事件が起きた。

おまけに、僕たちがマドリードで泊まったのは、
アメリカ大使館のすぐ前にあるホテルだった。
(旅行社も、なんというホテルを選んだのであろうか)

そんなところへ、のこのこと旅行に出かけた僕たちだったのである。

毎年、9月11日が来るたびに、これらのことを思い出す。

今朝のニュースでは、世界貿易センタービルの跡地のメモリアル広場で、
追悼式典が行われている様子が繰り返し映し出されていた。

当然のことだろうけど、世界中のテレビ局が追悼式典を報じていた。
その中で、スペインのテレビ局だけが、
日本の大震災から半年…
というニュースも取り上げてくれていたのが印象的だった。

あの米同時多発テロから10年。

今回の東北の大災害も、10年後はどうなっているのだろうか?

10年後、見事に復興を遂げた東北…というニュースを、ぜひ見てみたい。

 

 

 

 

 

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またか… 鉢呂経産相 辞任

2011年09月11日 | ニュース・時事

東日本大震災から今日で半年が経過した。

この朝の新聞1面のトップニュースが、

鉢呂経産相辞任 死のまち・放射能発言引責

…である。

発足したばかりの野田内閣でまたこの不始末。
半年という節目の時に「まだこんなことを…」と思うと情けない。
復興復興と叫びながら、いったい政治家たちは何をしているのだろうか。

「死のまち」発言が報じられたときの新聞記事を読むと、
鉢呂経産相は、原発事故現場の周辺町村には人っ子一人いない、
まさに死のまちというかたちだった…と言ったそうである。

その前後の発言をみると、
事故現場のきびしい状況を経済産業省の原点ととらえ、
そこから出発すべきだと感じた…というのが、問題発言の前の言葉だった。

その後には、野田首相の「福島の再生なくして日本の元気な再生はない」
という方針を改めて示し、これを柱に内閣としてやっていく…と話した。

これらの会見内容を全体として捉えてみると、
「死のまち」の「死」という言葉以外は、どこにも問題はない。

最初にこのニュースを知ってすぐ、僕は4ヶ月前のことを思い出した。
自分が5月に宮城県の名取市を歩いた時、見渡す限り瓦礫の中で、
それこそ視界に人っ子一人いなかった光景を目にしながら、
ふと「これはまさにゴーストタウンだ」と思ったのである。
やっぱり実態を見ると、そういう言葉が浮かんでくるのだ。

「死のまち」は、一般の人でもつい口に出しそうな言葉である。
それほどひどい状況だという、ひとつの表現でもあるだろう。

しかし、言う人間の「立場」というものがある。
一日も早くまちに戻りたいと願う被災者の人々がどう思われるか…
言うまでもなく、経済産業省は原子力行政を所管するところである。
そこの大臣がそんな発言をするのが、きわめて異常で無神経なのだ。

それでも僕は、ひとつの言葉だけ捉えられてすぐ辞任というのでは、
今後、当たり障りのない言葉しか発さない大臣ばかりになるのでは…
という懸念もあり、即辞任というのはどうか…? と、思っていた。

が、そんな気持ちも、そこまでだった。

次に明らかになった彼のアホな言動には、あきれ返るしかない。

福島から防災服のまま議員宿舎に帰って来た彼が、新聞記者に、
「放射能をつけちゃうぞ」と服の袖をなすりつける仕草をしたというのだ。

先の「死のまち」の失言は、言葉の使い方のミスであったとしても、
この「放射能をつけちゃうぞ」は、明らかに悪ふざけである。
心の中で被災地を差別し、バカにしているのではないか。
そう思われても仕方のない、およそ信じられない言動だ。

これを見た子どもたちが、福島県の子どもがそばに来ると、
「放射能をつけられるぞ~」と言って逃げるような、
そんないじめまで誘発してしまいそうな悪ふざけを、
復興の担い手となる大臣がやってどうするのか…?

さすがにこれには弁解の余地はないと本人も思ったのだろう。
結局、辞任せざるを得なかった。当然である。

鉢呂氏は「入閣適齢期」で、野田氏を支持したことと合わせ、
能力とは関係なく経産相にしてもらった、という話であるが、
能力がどうのとかいう以前の、人間としての問題であろう。

政府は被災地との信頼関係を築くどころか、
信頼の失墜ばかり繰り返しているのである。

民主党政権は、いったい、いつになったら懲りるのか。

先般、ベルギーのサッカー場で、ゴールキーパーの川島に、
「フクシマ~」と野次を飛ばした相手チームサポーターらがいた。

ベルギーのサッカー協会はこの事態を重く受け止め、
野次を飛ばしたサポーターらに罰金と謝罪を命令したという。

遠く離れたベルギーでも、それだけ日本の災害に配慮をしてくれているのだ。

それなのに…
当の日本国では原子力行政を担当する大臣がこんなことをしている。

そのうち、世界中の笑いものになるだろう。

 

 

 

 

 

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主人在宅ストレス症候群

2011年09月10日 | 読書

渡辺淳一の「孤舟」で、定年退職した夫が1日中家にいるようになり、
しかもあれこれと干渉してくるので、妻は息苦しくなってくる…

そんなシーンを読んでいて、僕は何年か前に読んだことのある、
「夫よ! あなたがいちばんストレスです」(村越克子著・河出書房)
という本を思い出した。

本書によると、全国のミセス134人を対象に行ったアンケート、
「あなたの生活の中でストレスになっているものは何ですか?」
という問いに対する答えの第1位は、「夫のこと」だった。
「夫がいること自体」や「夫の言動」が妻のストレス第1位だったのだ。

結婚前は優しかった夫は、実は優柔不断だった。
結婚前はたくましく頼りになった夫は、実は横暴だった。
結婚前は面倒見がよかった夫は、実はおせっかいだった。
結婚前は繊細でよく気がついた夫は、実は神経質で口うるさかった。

結婚前の美点は、結婚後は欠点に変わることもあるって、
知っておいたほうがいいかもしれません。

な~んてことが、いろいろ書かれている。
もちろん、本の後半部分ではこれらのストレス解消方法も示されている。

しかし、この本に書かれているのは「仕事を持っている」夫である。
その夫ですら妻のストレス源の第1位になるのだから、
定年退職して「毎日家にいる夫」となると、これはもう悲惨そのものだ。

妻にとって、夫が四六時中そばにいることは、大きなストレスであり、
それによって精神的、肉体的にバランスを崩して不安定になる…
そういう「主人在宅ストレス症候群」という疾患が実際にあるそうだ。

話は「孤舟」に戻るが、この小説の中で、妻が夫に対して、
「少しは家事でも手伝ってくださいよ」と言う場面があり、
言われた夫はムッとするが、それでも思い直して、
今までのように亭主面して威張らず、時々家事でも手伝うか…
と反省し、そういうことから新しい生活を始めようと思う。

そこで、かつて作った経験のあるちらし寿司を作ってやろうと考えた。

1人ではスーパーへ買い物にも行けないので、妻を同伴させる。
すると、スーパーの中で、買うものを巡ってまた妻と口論になる。
それでも材料を揃え、帰宅して、夫はちらし寿司作りを開始する。

しかし、「おい、寿司桶はどこだ?」から始まって、
とにかくモノがどこにあるかわからないので、いちいち妻に訊く。

そして気合を入れて料理を始めるのだけど、
米と水の分量、椎茸やかんぴょうの戻し方、錦糸玉子の作り方…
何をやるにしても、一人ではできない。
そのつど「おい、これはどうするのだ?」と妻に尋ねる。
妻の方が、夫にふりまわされて、息をつく暇もない。

悪戦苦闘の末、ちらし寿司ができたのは4時間後であった。
普段の食事の時間はとっくに過ぎ、妻は空腹でげんなりする。
「なんだ、せっかく作ってやったのに喜ばないのか」という夫。
「あなたとお料理を作ると何倍も疲れます。一人のほうが楽です」
そう言って妻は、台所の流しに乱暴に散らかった洗い物を眺めるのだ。

このシーン、僕は読みながら、笑うしかなかった。
夫の奮戦も妻の支えなしには出来ず、かえって妻に負担をかける。
しかし、俺がわざわざ作ってやったのに喜ばない、と妻を責める。

初めての料理に、ちらし寿司みたいな難しいものを作るからだよ。
僕は本の中の人物に向かって、そうつぶやいた。
せいぜい野菜炒めぐらいにしておけばよかったんだ。

この家には、27歳になる娘も同居していた。
しかし毎日のように目の前で夫婦喧嘩を見せつけられて耐えられず、
勤務先の会社に近いワンルームマンションへ引っ越してしまった。
そして次には妻も、「娘のところへ行きます」と家出してしまう。

主人公の家に残されたのは、自分と1匹の犬だけだった。

今日の定年後の男性の、ひとつの典型だろうか。

たしかに中高年の男性は、女性に比べ活力に欠けるところがある。

小説の中でも、
「女はいい。いくつになっても、なんだかんだと集まっては騒いでいる。
 男にない強さというか、バイタリティーがあるんだよね」
という会話が出てくる。

僕が通うスポーツクラブのプールにも、中高年の女性が多い。
男性がいても、黙々と泳いだり、水中歩行したりしているだけ。
それに比べて、女性たちはおしゃべりにも熱中し、大いに楽しんでいる。
見た目の「元気度」が、女性と男性ではまったく違うのだ。

僕はいつもそんな女性たちと混じって会話を楽しんでいるのだけれど、
彼女たちは僕にも「ずっと家にいたら、奥さんが嫌がるでしょ」と言う。
いや、まあ、僕は家事をするからそれほどでもないのでは…
と思うのだけれど、むろんそんなことを口に出せば、
「それはね、あなたが自分でそう思っているだけよ」と言われそうなので、
「う~ん、そんなものでしょうかねぇ…」と曖昧に返事する。

「ウチは主人が1日家いるので、うっとうしいからここへ通ってるのよ」
そういう女性が、圧倒的に多い。
「主人と2人だけでずっと一緒にいると窒息死してしまうわ」
と笑わせたりする。

なんだか、男の立場としては、ちょっと哀しくなってきますけど。

そういえば、かなり昔の話ですが、

亭主元気で留守がいい

という、テレビCMから生まれたフレーズが流行語になりましたね。
今やこれは単なる当時の「流行語」ではなく、
時代を超えた不滅のフレーズとなった感があります。

「孤舟」を読んでいると、さまざまな思いが飛び交い、胸が騒ぎます。

 

 

 

 

 

 

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50年前…

2011年09月09日 | 日常のいろいろなこと

なでしこジャパンが、五輪出場を決めた。

つい半月ほど前に、僕はこのブログで、
W杯の優勝は、まぐれもまぐれ、大まぐれで、
こんな幸運が転がり込んだあとには必ず反動が来る。
五輪のアジア予選ではたぶん敗退するだろう…と書いた。

その不明を恥じるばかりである。
なでしこジャパンには、安定した地力がついている。
特にオーストラリア戦を見ていて、そう思った。

来年の五輪も、ぜひ優勝争いに加わってほしい。
がんばれ、なでしこ。そして、鮫島彩ちゃ~ん。
(どうも、中継を見ていても背番号15ばかり気になる)
なんのことやら…


      

     また、この写真を出す。

 

ところで、
昨日のブログで、松島アキラの「湖愁」のことを書いた。

それを読んでくれたある先輩から、昨日、メールが届いた。
「湖愁」は自分の十八番で、今でもスナックへ行けば必ず歌うという。

へぇ~。スナックのカラオケにも「湖愁」はあるんや。

あれは、50年前。
つまり、1961年(昭和36年)のヒット曲だ。
50年、と一口で言うが、これはもう、えげつないほど昔である。

ちなみに、その時、僕はまだ生まれていなかった。

うっそぉ~。

すみません。もう生まれていました。12歳でした。

その1961年に、今の僕と同じ62歳の人がいたら…

その人にとっての50年前というのは、1911年(明治44年)だ。
日露戦争からまだ数年しか経っておらず、
第一次世界大戦の勃発はそれから3年後のことだ。

ひぇ~~~~~

応仁の乱とか関が原の合戦とかと同じように、
歴史の教科書に載っている出来事ではないか。

「50年前から見た50年前」を考えると…
やはり50年というのは、想像を絶するような長い歳月なのだ。

そう考えてみると、自分がまだ生きているのが不思議なような気がする。

50年前…ねぇ~  

「湖愁」も、遠い昔の話になってしまった。

日本の女子サッカーチームも、この時代にはまだなかったんだよね~。

 

 

 

 

 

 

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