僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「半沢直樹」見たかった~

2013年07月22日 | ニュース・時事


昨日の夜のテレビは、参院選の開票速報があったためにドラマ「半沢直樹」を飛ばされて残念!…と同番組のファンである妻が悔しがっていました。


このドラマは、これまでの2回、確かに見応えがありました。優しくて温厚そのものの表情をたたえた堺雅人が、ここ一番というところで颯爽とタンカを切るシーンには胸のすく思いがします。このドラマが週間視聴率ランキングで2週連続1位となったのも、よくわかります。ちなみに、タイトルになっている主人公の名前とウチの次男が同じ名前(字も同じ)というのも、ドラマへの親近感を増しています(カンケイないか?)。それが、選挙のあおりを受けて、今週は1回飛ばしになってしまったわけですよね。


…ということで、昨日はその参院選で、投票の締切時間である午後8時の少し前からNHKはじめTV各局がいっせいに選挙特集番組を流しましたね。まあ、いつものことですが、どのチャンネルも選挙・選挙・選挙…で、ひとつやふたつは通常の番組を流す局があってもいいんではないか…とも思うのですが、国政選挙の結果発表となるとそうもいかないのでしょうか。でも見ているほうは、何時間もずっと選挙関連の同じような画面ばかりを見せられるのもつらい。しかも、時間の経過とともに徐々に情勢がわかっていくのならともかく、8時ジャストに発表される出口調査の結果で、いきなり大勢が判明するのですから、注目されるのはその瞬間だけ。あとはただダラダラと引っ張られている感じです。


そんな中で、フジ系列だけは9時前からサッカーの東アジアカップ、日本・中国戦を実況中継したので、この大会を楽しみにしていた僕は喜んで見ました。画面下には、各政党の獲得議席数の速報が出っ放しだったり、「〇〇当選確実」というテロップが出たりするけれど、それはいいとして、選挙以外の番組を流す姿勢には賛成です。だから、サッカーを見ている僕の横で、妻が、それなら「半沢直樹」も9時から10時までの1時間だけ、やってくれたらよかったのに~とボヤくのです。NHKでは「八重の桜」を1回飛ばしにせず、時間を繰り上げ7時10分から放映していました。さすが国民的大河ドラマ。格が違いまんなぁ。


それにしても、午後8時の時報とともに、「自民、小泉政権時以来の大勝利」とか「民主、史上最低の議席数か」とか、だれそれが当選確実とか、まだ開票作業も始まっていないのに次々と「投票結果」が「判明」し、8時半にもなれば選挙の大勢はほとんど確定状態になる。まだ、1票も開票されていないというのにねぇ。


開票作業に従事するのは主に役所の職員ですが、各投票所から開票場まで票を運んでいる途中、車のラジオなどで「〇〇さん、当選確実です」と言われると、ガクッと来るでしょうね。これから大勢の手で開票作業をするというのに、気が抜けてしまうじゃあ~りませんか。


こういう傾向はもう10年以上も前から始まっており、出口調査の結果で「当選確実」等を報じるのはもう「ニッポンの常識」になっていますよね。


しかし僕などこれまで投票所で出口調査なんぞに出くわしたことはありません。NHKでは全国千何百ヵ所の投票所で計20万人前後の投票者のデータをもとに分析した…ということですが、僕らのように人数の少ない投票所には、出口調査の手も届かないのでしょうね。


で、話は元に戻りますけど、「半沢直樹」やその他、通常番組が見られず残念がっていた人も多かっただろうと思います。選挙速報は、五輪中継のように、NHKと、あと民放の連合みたいなものの2局程度でいいのではないでしょうか…。ま、こんなことを言うと、選挙に無関心だからそういうことを言うのだと、怒られそうですけど、無関心ではありませんよ。ちゃんと投票にも行っていますし。でもね~、何か国政選挙のあった夜のテレビ局は、過剰なお祭り騒ぎをしているような印象を、いつも持ってしまうのです。


さて、これで今回当選された参議院議員さんたちは「センセイ、センセイ」と呼ばれ、向こう6年間、解散という名の波乱もなく、もっと言えば、何もしなくても、高額の収入を得て、安定した生活が保証されるわけです。よほどしっかり仕事をしてもらわないと困りますよね。
 

 

 

 

コメント (4)
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