最近はわが家の固定電話にはあまり電話はかかって来ない。
たいていはスマホの電話やメール等で連絡を取り合う。
ほとんどの人たちがそうしているのだろうと思う。
だいたい、変な電話が多いし、詐欺の電話もあるだろうし。
で、先日のことですが。
その固定電話に、電話がかかってきた。
わが家では電話が鳴ってもすぐには出ない。
ま、そういうご家庭が多いと思いますが、
わが家も留守電のままにしておきます。
しばらく鳴り続けた後、電話の音声が、
「ただいま、留守にしております。ピーッという音が鳴ったらご用件をお話しください」
と流れるので、たいていはその時点で相手はガチャっと切る。
むろん、中には知っている相手からの電話もあるので、
「もしもし、こちらは〇〇ですが…」
という声が聞こえたら受話器を取って電話に出ます。
ところが先日の電話は…
「ピーッという音が鳴ったらご用件をお話しください」のあと、
向こうから男性の声での自動音声が流れてきた。
僕と妻は電話のそばに行ってそれを聞くと…
「こちらは総合通信監理局です」
というセリフからはじまり、
「この電話はナントカ(よく聞き取れなかった)の不備がありますので、2時間後には電話の使用ができなくなります。詳細を確認するには1番を押してください」というような内容でした。
一瞬、僕と妻は顔を見合わせましたが、
「怪しいな」と言い合ってすぐに電話の「終了」を押しました。
ホントに奇妙な電話でした。
そのあと、たしか「総合通信監理局です」と言ったように思ったので、
インターネットでそれを調べてみたら…
やはり詐欺まがいの電話だったことがわかりました。
ネットには、総務省の「総合通信局」やNTTでは、
「電話を停止することに関して、自動音声ガイダンスを使って連絡することは絶対にありません」と記されていました。
わが家にかかってきた電話は、日本中のあちらこちらでかかっている、ということだったんですね。
ネットでいろいろ検索してみると、
中には「詳細を確認するには1番を押してください」という音声につられて1番を押した人がいて、
その人によると、電話が男性のオペレターとつながって、
その男性に聞かれるまま、住所、氏名、生年月日を答えたという。
「どちら様なのか詳しく教えてください」と言うと、
相手は「NTTカストマーセンターです」とだけ言ってすぐに電話を切ったそうです。
いずれにしても、「〇〇です」と、電話の相手がどこを名乗っても、
個人情報を伝えることは危険ですよね。
絶対にしてはならないことです。
特に僕たちのような高齢者は気をつけなければ。
この種の電話は、去年の秋ごろから増えてきた詐欺電話だとのこと。
ともあれ、固定電話でも携帯電話でも、
不明な相手からの連絡は全部無視してしまいましょう。