僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

インフルエンザの予防にはお酒が有効?

2019年11月29日 | 心と体と健康と

日増しに寒さが厳しくなってきましたね~ それで、またインフルエンザが流行し始めたとのことです。大阪府でも昨日、インフルエンザの患者数が増えてきたことで「流行期に入った」との発表がありました。

僕は先日、肺炎球菌ワクチン接種をしたので、一定期間を置かなければならず、まだインフルエンザの予防接種はしていませんが、もう少し日が経ったらするつもりです。

インフルエンザといえば、子供の頃から一度も罹ったことがなかったのに、よりにもよって、3年前にロサンゼルス旅行へ行った先で罹ってしまいました。

予防注射をしていたのに罹るんですよね。ロスでは発病した翌日は1日中ホテルのベッドで横になっていたけど、その次の日は帰国の日だったので寝ているわけにもいかず、長時間飛行機に揺られて帰ってきました。その日は大晦日で、僕は帰国の翌日、つまり元旦に休日急病診療所へ行き診察を受け、インフルエンザとわかったわけです。でも、ひどく苦しいというほどでもなかったのは、やはり予防接種をしていたからだと思います。罹っても症状が軽いんですよね。

さて、予防接種のほかに、日常生活の中でインフルエンザから身を守る方法を、ある著名な医師が語っていました。それにはまず、アルコールがとても大事なんだそうです。

アルコール! それなら任してちょうだい! 
毎日欠かさず摂取しています(笑)。

違うがな。 アルコール消毒液で手を洗ったり拭いたりすることが大事、とのことでした。

それから、もうひとつは、お酒をこまめに飲むこと。15分に一度、一口だけ飲む、というのが一番いいそうです。だはは。 違うやろ、それも!

正解は、お茶。それも緑茶をこまめに飲めばいい、とのこと。

緑茶に含まれるカテキンを多くとるとインフルエンザになる確率が低い、というデータがあるそうなんです。

ハイ。おチャでした。おチャケ(酒)じゃなかったんだ(当たり前やろ)。

ホントに寒くなりましたが、皆さま、インフルエンザにはくれぐれもご注意くださいませ。

僕もぼちぼち冷たいビールや缶チューハイから、日本酒の熱燗や焼酎のお湯割りに変えなければ、と思っている今日この頃でございます。

友だちからは、アルコールを飲みすぎて「アルチュウハイマー」になったらあかんで、な~んて言われていますけど。

 

 

 

 

 

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小6女児誘拐事件に思うこと 

2019年11月27日 | ニュース・時事

大阪市の小学6年生の女の子を誘拐したとして35歳の男が逮捕されました。マスコミでは「またSNSを使った犯罪」ということで、さまざまな議論が渦巻いています。それと、なんだか不思議なこともある。

被害を受けた女児の自宅は、大阪市住吉区にある。住吉区と言えば、大阪市内の南部で、僕が住む地域からもさほど遠くないところ。僕は子どもの頃、住吉区に住んでいたことがあり、小学校も今回の女児が通っていた小学校のすぐ隣の小学校に入学した(その後、東住吉区に引っ越しましたけど)。

その住吉区は、むろん大阪市内なので都会である。お昼前に女児が家を出て男と近所の公園で待ち合わせ、「あびこ」という賑やかな場所にある駅から地下鉄に乗ったという。でも公園からあびこ駅まで、人通りも多いし防犯カメラも沢山あるはずなのに、なぜ2人が映っていなかったのか、不思議である。

不思議と言えば、男は自分が住む栃木県から新幹線に乗って大阪へ来たというのだが、女児を連れて帰る時は栃木まで在来線を乗り継いで行ったという。どういう意図があったのだろう?

さて、この事件でまたSNSとかツィッターとかいうものの弊害が叫ばれている。たしかに、今はツイッターなどで「家にいるのがイヤ。誰か助けて」とか、「家出したので、泊めてくれる人いませんか」とか、あるいは「自殺したい」などと発信する女子中高校生らを含めた若い女性が増えてきているという。またそういう書き込みを検索で探して、手あたり次第にメールを送る男も驚くほど沢山いるそうだ。「家に来ませんか」とか「僕でよければ泊ってください」とかいうようなメッセージを送ったりとか。

今朝のワイドショーを眺めていると、ある研究班が、女子高生を装い「家を出たいです。泊めてくれる人を探しています」とツィッターで流す実験をしたみたところ、30分で50人以上の男からメールが来たという。

いやまぁ、ホント、SNSも怖いですね~。僕はツィッターとかは、やり方も知らないしどんな仕組みになっているのか全然わからない。最近よく言われているインスタグラムというのも、なんのことやらさっぱり。

以前、次男のお嫁さんからフェイスブックというのを教えてもらい、設定してもらいましたが、使ったのは最初だけで今はもう放置したままです。さらにモミィにLINEも設定してもらったのですが、これも最初だけで、今はやっていません。僕としては、パソコンでこのブログをして、あとは昔ながらのメールで連絡をする、というのが精一杯です。

しかし小学生でもスマホを持ちツィッターをしている子が結構いるんですね。今回の女児もツィッターで「家も学校も嫌い」と発信し、「ぜんじろう」と名乗る男から「迎えに行くよ」とメールが来て、実際に迎えにきたその男と栃木県まで行くということになったんですよね。そんな遠くまで、知らない男について行くというのも不思議ですが、イヤな家にいなくて済むし、嫌いな学校にも行かなくて済む、というのが魅力だったんでしょうか。

また、犯人の自宅にはもう一人、15歳の少女もいたんですよね。この子は普通にこの家で暮らしていたそうで、すっかり犯人と馴染んでいたようです。やはり嫌いな家や学校から離れて暮らすのが嬉しかったのか? 6月から消息を絶ち、当時は捜索願も出ていたようですが、今回のようにマスコミ報道はされていない。だから氏名も顔写真も公開されていなかった。親はどういう思いだったのか? と、これも不思議の一つです。

スマホのない時代なら、家や学校がイヤでも、普通の子だったら我慢する。そのうち成長して情緒も安定し、自立していく、というケースが多かったように思います。それが今ではこういうツールがあるものだから、つい男の言葉につられて家を出てしまう。

うちのモミィは中学校からスマホを持つようになり、LINEで沢山の友だちと盛り上がっているようですが、ツィッターやゲームは全くしていません。まぁ元々賑やかなのが好きな子だから、そういう「孤独っぽい」ものは嫌いなんでしょう。今回も、ニュースを見ながら、
「えぇっ? 知らん人について行くのん?」
と、首を傾げていました。

ところで、SNSを悪用した犯罪といえば、必ず思い出すのが、2年前に神奈川県の座間市で起きた「9人殺し事件」。ツィッターで自殺願望をほのめかす多くの若い女性たちに「一緒に死にましょう」とメールを送り、自分のアパートに誘い込み、次々殺害したという恐ろしい事件。9人も殺害ですよ! あの事件は本当に衝撃的でした。

若い女性がSNS上で不満や嘆きを発信すると、すかさず男から「救いの手」が差し伸べられるが、それは実は「魔の手」である、ということを肝に銘じておかなければならないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

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機内のCAは男ばかりだった という話

2019年11月23日 | 旅行

僕は酒井順子さんのエッセイが好きなのですが、先日「泡沫(ほうまつ)日記」という本を読みました。その中に書いてあったことですが、これまで女性の専門分野だった職業に男性が進出してきたという話がありました。

それを読んで「な~るほどなぁ」と思った次第。

まず、昔は看護婦さんとか保母さんとか、女性だけの仕事だったものが、男性も加わり、それに伴い「看護婦」が「看護師」に、「保母」が「保育士」に呼び方が変わったのがその代表的な例です。ついでの話として「なぜ看護師は『師』で保育士は『士』なんだろう?」とその本に書かれていましたが、言われてみればそうですね。どう違うんだろ? ま、いいけど。

また、化粧品売り場にも男性店員がいて、女性客にメイクをする、という光景も見られるようになったという(ほとんどオネエ系の男性らしいですが)。

そして「某ヨーロッパ系航空会社では男性CAが多い」とも書かれていました。 ここを読んで、この夏に行ったパリ・ローマへの旅行を思い出しました。

あの旅行では、まず関西空港からエールフランス機でパリへ飛んだのですが、その飛行機のCAは全員が男性でした。あ、1人女性がいたっけ。でもチラっと見えただけで、ほとんど通路には出て来なかった。とにかく、男のCAさんたちが乗客のお世話をしてくれるのです。これには少しビックリ。

過去の海外旅行の飛行機の中で、男性のCAに出くわすということはほぼゼロに近かった。機内に男性がいても、その人は、いわゆる昔で言うスチュワーデスの上位職のパーサーで、彼らが食事や飲み物を運んだりすることはなかった。今ではスチュワーデスとは言わず、CA(キャビン・アテンダント)と呼ばれていますけどね。

それが今回のパリ行きの機内のCAは男ばかりで、そういう雰囲気に慣れていない僕としては、何となく殺風景な印象も受けた(まぁ、気分の問題ですけど)。CAの仕事は体力勝負といったところも多いので、むしろ男性のほうが職務を遂行しやすいかも知れない。だから考えてみたら、ちっとも不思議ではないんですけどね。でも、何か違和感を覚えるんだなぁ。

その後、パリからローマへ、そして帰途のローマからパリ、パリから関西空港へと乗った飛行機には、男性CAは全くいませんでした。繰り返しますが「気分の問題」として、やはりCAさんは女性がいいな、という感想は変わりません。

あの最初の飛行機だけが「男だらけ」で、妙に印象に残っていたので、酒井順子さんの文章を読んで「そうそう」と共鳴したんですよね。

酒井さんはその章の最後に、これまでの女性の職業分野へ、どんどん男性が進出するようになってくると、 「そのうち女性下着売り場でも男性店員が応対するようになるのかも」 と書かれていましたが、さすがにそれはないでしょうねぇ。いや、化粧品売り場と同じようなオネエ系の男性だったらOKかも。か、なぁ?

逆に、これまで「男性の仕事」とされていた分野へ、多くの女性が進出していることもまた事実です。つまり今は「これは男の仕事で、これは女の仕事」と分ける時代ではなくなってきているってことね。

それはそれで理解できるんだけれど。
でも、どこまでそれが広がって行くのか? 
ちょっと気になるところです。

 

 

 

 

 

 

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賞味期限をめぐる冒険

2019年11月21日 | ズレズレ草

スーパーで売っている食品の「賞味期限」。
あれは、買う時にきちんと見なければね~

たとえばパックの牛乳やジュースにしても、
売り場の手前に置いてあるのは賞味期限が短く
奥の方にあるのが賞味期限が長い
というのがありますね。
(ま、店によりますけど)

買う時はちゃんと見ましょう!

そしてまた、‪家の冷蔵庫に入れたまま、
食べるのを忘れて、賞味期限を見ると
「あっ、昨日で期限が切れているわ」
と、ガクっとすることがあります。

でもまぁ、1日遅れくらいなら大丈夫だろう、
ということで、あわてて食べちゃいます。
(モミィには食べさせませんけど)

さて、先日のこと。
わが家の冷蔵庫にあった「釜揚げしらす」を見たら、
賞味期限がちょうどその日になっていた。
「あっ、はよ食べなあかんで!」
と、あわてて夕飯の食卓に加えました。
そしてみんなで、むろん残さず食べました。

次の日。
台所の収納の中を見てみたら、

 乾燥パスタ(スパゲティ)があった。
これはかなり前に買ったような記憶がある。
で、念のため賞味期限を見たら
2022年7月20日、とあった。
えぇ? 2022年? なに、それ? まだ3年も先やんか。

そして僕は妻のほうを向いて叫んだ。
「はよ食べな、あかんで!」と。

妻は不思議な顔をして、
「なんで、はよ食べなあかんの? まだ3年もあるのに」
と言ったので、僕はこう答えました。

「はよ食べな、死ぬで」

品物の賞味期限が来る前に、
こっちが先に死ぬかもなぁ。

だから、はやいうちに食べておかなければ。

 

 

 

 

 

 

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エリカの花散るとき 

2019年11月19日 | ニュース・時事

さて、「森田健作問題」とか「桜を見る会問題」などで騒いでいたワイドショーが先週末、沢尻エリカが麻薬で逮捕されると、今度は一転してそのニュースばかりになりました。

これで森田健作も「桜を見る会」の安倍総理も、 「ええぞ~、エリカ報道をどんどんやれ。これで俺たちも助かるわ」 な~んて喜んでいるのかもしれません。

森田健作も安部総理も、今回のことでマスコミがそっちへ向いて行ったので、まさに「神様、仏様、エリカ様!」と感謝しているかも(笑)。

まぁ、それにしても芸能人やスポーツ選手らが薬物を使っていたというニュースが多い中で、今回のような人気女優が逮捕、というのはあまり耳にしたことがない。最新の情報では、10年以上前から数種類の薬物に手を染めていたということも報じられています。驚きですね。

僕は以前、東野圭吾の「手紙」という小説を読んで深く感動しました。これについては、このブログでも長い長い文章を書いています。

東野圭吾「手紙」のこと

長い文章なのでお読みすることはお勧めできませんが、一応出しておきます。

その「手紙」が映画化されて、その映画がまたすごくよかったのです。

これに沢尻エリカが出演していて、その演技がとても素晴らしく、僕は彼女に魅せられました。

 

また、「エリカ」という名前にも、僕には思い出があります。

西田佐知子という昔の歌手をご存知でしょうか? 僕は大ファンでした。 「アカシアの雨がやむとき」が大ヒットし、旦那さんは「サンデーモーニング」の司会の関口宏さんです。

そして西田佐知子さんは僕よりちょうど10歳年上。しかも誕生日が1月9日で僕と全く同じだと知った時は本当に驚きました。

その西田佐知子さんの歌で、僕が最も好きな歌が「エリカの花散るとき」。

青い海を見つめて 伊豆の山かげに エリカの花は 咲くという~

という歌ですが、まぁ、知っている方は少ないでしょうけど。

僕が結婚して新婚旅行に行った先のホテルで、部屋に入るとテーブルにエリカの花が飾られていました。そこに、 「ご結婚おめでとうございます。お二人にエリカの花をお贈りいたします」 と、メモ書きがされていました。エリカの花にはそんな思い出もあります(恥ずかし!)。

沢尻エリカ、という名前を初めて聞いた時、真っ先に「エリカの花」のことを思い出したことは言うまでもありません。だから、何となく気になっていたタレントさんだったのですが、映画「手紙」に出演した翌年ぐらいに、舞台挨拶の時の「べつに」という発言でバッシングされ、一気に嫌われ女優になってしまった。

その後、また頑張って復帰してきたというのに、今回は薬物という犯罪で逮捕された。この間、陰でず~っと薬をやってきたわけか。ほんま、おバカさんやなぁ。

この先、彼女はどうなっていくの?

あの西田佐知子の「エリカの花散るとき」という歌のタイトルそのままに、 「沢尻エリカの花」も散ってしまうのだろうか? 

 

 

 

 

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老人福祉施設で 「職場体験」

2019年11月17日 | 日常のいろいろなこと

モミィの中学校で先週、3日間の「職場体験」が実施された。毎年、中学2年生はこの時期に、市内のいろいろな事業所やお店へ行って、その仕事を実際に体験して働くことの意義を学ぶ、という趣旨なんだそうです。

どういう職場へ行くか、というのは先生から指定されるそうで、2人1組でどこかの職場へ行くということだった。そしてモミィが行くことになったのは、なんと特別養護老人ホームだった。特養のほか、ショートステイ、デイサービス、在宅介護支援センターなどを運営する総合的な老人福祉施設です。

「コンビニとかマクドとかに行く友だちもおるのに、なんで私がそんな所へ行くねんなぁ」とボヤいていたモミィ。他は、市内の普通のお店や会社、工場などの職場体験がほとんどのようでした。

そして先週の水曜日から金曜日まで、もう一人のクラスメートと一緒に、その施設で「職場体験」をしたのです。

その初日。午後5時半頃に帰宅したモミィは、「ただいま~」と言ったあと、食卓にバタンと倒れるように両手をつき、 「あぁ、しんど。疲れたわぁ。家がええわ。家がええ!」 と叫んでいました。どうやら大変な一日だったようです。

そのあと、食事をしながら「どんなことしたの?」と聞くと、モミィはため息をつきながら、 「食事を運んだり、お片付けやお掃除をしたり、お年寄りの人たちとお話をしたり、いろんなことをいっぱいするねん!」

話を聞いていると、お年寄りと会話をする時は、 「私がしゃべっても、お年寄りの人は耳が遠いから何回も『ハァ?』と聞き返されるし、反対にお年寄りの人がしゃべっても、歯が抜けているのでモゴモゴと何を言ってるのかわからんし」 と、嘆き節が続く。

そして2日目はデイサービスのお年寄りが来て、その人たちとの交流があったという。その人たちの前で自己紹介で名前を言っても、ほとんどの人が「あぁ、おぼえられへんわ」と言い、全然違う名前で呼ばれたりしてガックリした、と言っていた。

そんなことで3日間、特別養護老人ホームでの職場体験をしたモミィ。初日より2日目、2日目より3日目と、1日ずつ落ち着いてきたようで、やはり慣れるというのは大事なことなんだなぁと実感。総括的な感想を聞くと「いい勉強になったわ」というのがまず第一番目の感想。次に「あんな沢山お年寄りばかり集まってるとこがあるっていうのがビックリした」との印象を述べ、そして最後に言ったことは

「あそこで仕事するのは、私にはムリ。すごい力がいるんよ。特に握力が強くなかったらあかん。私は握力はクラスで最低に近いから絶対にムリ」 という感想だった。

まぁ、何もかも初めてのことなので戸惑うことばかりだったろう。

「コンビニへ体験に行った子は、帰りにお菓子もらったりしてるのに」 などと、ボヤいてもいました。女の子はお菓子に弱いですからね(笑)。

でも、わずか3日間だったけど、たぶんモミィにとって一生忘れられない経験になったことでしょう。コンビニよりもこういう施設のほうが、きっと職場体験としては貴重だと思いますから。

 

 

 

 

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森田健作やら 桜を見る会やら

2019年11月14日 | ニュース・時事

政治家の不祥事や失言が相変わらず多いですね。最近も、2人の大臣の辞任や文科相の「身の丈」発言などがありました。そして今は、千葉県の森田健作知事の災害時の不可解な行動と意味不明な弁解、それと「桜を見る会」の招待対象者の不透明さや「総理が私物化しているのではないか」との疑惑。この二つが大きなニュースになっています。

まず千葉県の森田健作知事のこと。9月の台風15号で千葉県に大きな被害が出た時に、公用車で自宅に向かったという批判を浴びて会見に応じた。そこで言った言葉が「南の方が大変だったので東の方はどうかなと思って自宅まで行き、そこから私用車で私的視察をした」とのこと。普通、行くなら甚大な被害を受けた南へ駆け付けなければならないのに、全く違う方向(それも自分の家)に行くってねぇ。おまけに「私的視察」とは、なんのこっちゃ。「視察」という言葉の意味が分かっていないんじゃないか。

普通、知事のような公人が「視察」と言えば公務でしょう。だから「私的」に視察するというのは、それ自体おかしな言い回しです。「東」へ行ったというのは、そこにある自分の家の様子を見に行ったとしか考えられない。

その森田健作知事の第一報を報じた週刊文春が、本日発売の第二弾では、また新しい疑惑を暴露したようです。新聞広告には「森田健作知事に新疑惑。『私的視察』のウソと政治資金ネコババ」という見出し。さらに彼が書いた「青春の力」などの本を政治資金600万円で購入したとか、あの豪邸は自宅でなく別荘だとか、責任はいつも部下に押し付けるとか、経歴詐称疑惑とか、いろんなことが書かれているようだ。それに対して、今日もまた記者会見があり、聞いていると先日の会見と同じように、森田知事の口から出る言葉は、こじつけと言い逃ればかり。とにかく言葉だけでごまかそうという意図がありありですね。

もう、さっさと辞任すべきだと思います。台風に遭った多くの被災者の方たちが今も苦しんでおられるというのに、少しくらい自分の不謹慎な行動を反省したらどうなのか。

かつて、これまで見た中で最も感動した映画「砂の器」で、丹波哲郎と共に刑事役で出た時の森田健作はよかったのになぁ(しかも僕と同い年だし)。彼の現在の無能知事ぶりを見ていると、残念でならない思いです。

  ………………………………………………………………………

もうひとつ。 いま最も話題になっている「桜を見る会」をめぐる話ですが。

「桜を見る会」というのは、これまでテレビニュースなんかで見たことはあるんでしょうけど、よく知りません。こんな会があったんですね。「桜を見る会」って、のどかな名称ですが、始まりが1952年というから70年近くの歴史を持つ行事のようです。ただ、こういう行事は、毎年続けていくうちに、時代も変わっていくし、当初の目的からだんだん外れて行くというケースが多いけれど、これもその典型に見えます。

まず驚いたのは、招待された人の人数で、今年4月には18,200人が参加したとのこと。ビックリしました。新宿御苑ってどれくらいの広さか知らないけれど、それだけの人数が入れるんですね。でも、なんでそんな大人数?

こんなに沢山の人々を招いて「桜を見る会」なんて、どんな会やねん? と思いますわ。どういう人が招かれるかといえば、政府の要領によると「各国の大使、衆参議長、最高裁長官、大臣、国会議員、一部の知事らに加え、その他各界の代表者等」と書かれているそうだ。

問題は「その他各界の代表者等」の「その他各界」ってどんな各界? つまりどんな分野でもいいわけね。おまけにその「代表者等」の「等」というのは? つまりもう誰でもいいという意味にしか取れない。そんなことだから、安部首相の後援会の人たちなども多数招待されるということになるわけですよね。

そしてこれの経費ですが、政府は来年度予算として5,729万円を盛り込んでいるという。ワイワイ集まって桜を見て、ただで飲み食いする、というこんな会に国民の税金が使われる? そりゃぁ一般の国民は怒りますよ。折しも消費税率を上げたばかり。税金は国民のために有効に使ってもらえる、という前提があるから、みんな我慢して税を払っているのに、こんなところで「税金の無駄遣い」をされているんじゃ、たまったものではありません。

そうこうしているうちに、政府は昨日、来年の「桜を見る会」は中止する、と発表した。これ以上いろいろ探られるともっと不都合が生じ、政権に大きな影響が及ぶことを懸念しての中止決定だろうが、あくまでも来年だけ、ということらしい。都合が悪くなったら中止をし、「見直し」をしてまた翌年から開催するということなら、いずれ今と同じような形になることは明白だ。ほとぼりがさめるのを待っているだけでしょ。 

もう、こんな何の役にも立たないような行事を税金を使って行うことは、今後、永久にやめてほしいです。

 

 

 

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初めてのバイオリン演奏会

2019年11月11日 | 日常のいろいろなこと

昨日の日曜日、近くのホールで「バイオリン ピアノコンサート」という催しがあって、モミィが初めて舞台でバイオリンを演奏しました。

今年の2月に習い始めたばかりで、まだまだ人に聴いてもらえるほどの技量ではないのですが、今回はモミィのバイオリンの先生が主催する会で、教え子たち全員が出演するのでモミィにも出番が回って来た、というわけ。ちなみにモミィの先生はバイオリンとピアノの両方を教えておられるとのことです。

出演したのは3歳の幼児から高校生まで約20人。大半が小学生かそれ以下で、中学生以上はモミィを含めてわずか4人でした。

幼い子がピアノを弾いたり、バイオリンを弾いたりする姿を見ると、胸がキュンとなり、少し熱くなりますね。客席はたぶんすべて家族の方たちなんでしょう。カメラやスマホを掲げて熱心に写真や動画を撮っておられました。

僕らはモミィのパパである長男の車に乗って会場まで行き、長男は一眼レフのカメラを持って、写真の撮りやすい場所で待機していました。むろん僕もデジカメを片手に、モミィの出番を待っていました。

第一部は個人の演奏で、第二部は連弾・合奏。ともに、先にピアノで後がバイオリン。その第一部に出ていた20人中、モミィは17番目でした。


 
 ようやくモミィが舞台に出てきました。
 何となく緊張しているみたいです。
 すぐ左に見えるのがモミィの先生。
 後ろの女性はピアノで伴奏をされる方。


 
 演奏が始まりました。ちょっとドキドキしますね、やっぱり。

曲目は「翼をください」と「イッツ・ア・スモールワールド」。2曲ともよく知っている曲だけに、モミィが時々トチって変な音を出すとすぐにわかるんですよね~(笑)。

2月から初めて月2回のレッスンで、いちおう舞台に立って演奏できたんだから、まぁよく頑張った、と思っておきますわ。

さて第一部が終わり、15分間の休憩の後、第二部が始まりました。

今度は9組が出演。そのうち、ピアノが2人ずつのペアで7組。1台のピアノを2人で弾くのは合奏とは言わず、連弾というんだそうですね。

そしてピアノの7組の連弾が終わって、次はバイオリン。ピアノは7組ありましたが、バイオリンは数が少ないので2組だけ。第1組は5歳の双子の女の子の合奏で、とても可愛かった。そして次にモミィたちが出てきたのですが、これは先生を入れて6人の合奏です。「メヌエットNo.3」と「エーデルワイス」を演奏しました。

 
 一番右端がモミィです。左から2人目が先生。
 モミィはちゃんと弾けていたのかどうか?
 合奏なのでよくわからない(笑)。

それが終わった後、ラストに先生がバイオリンを弾かれたのですが、やはりすごいですね~。その上手さが素人の僕などにもはっきりわかります。こんなに間近でバイオリンのプロの方の演奏を見るのは初めてだったのですが、特に弦を操る指の動きの速さには驚嘆しました。曲目は、プログラムを見ると「チャールダッシュ」とありました。ゼンゼン知りませんけど。

ということで、2時間余りピアノとバイオリンを楽しませてもらいました。

最後に出演者全員が舞台の上で記念撮影をしました。

 
 モミィは2列目、右から3番目にいます。

こうした演奏会は、モミィがエレクトーンを習っていた頃に何度か見に行きましたが、最後がもう5年前の10月のことでした。

今回は久しぶりにモミィが出た演奏会で、楽しい時間を過ごせました。やはり音楽というのは心を豊かにしてくれますね~

 

 

 

 

 

 

 

 

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聞きまつがい

2019年11月08日 | ズレズレ草

むかし、糸井重里さんが「言いまつがい」という本を出して評判になりました。 「恥の上塗り」のことを「そんなことしたら壁の上塗りや」と言い間違ったり、なんでもよく物を知っている人に感心して「さすが生き地獄ですねぇ」と言ったら「生き字引やろ」と返されたり、アサリの酒蒸しのことを「さかりのあさむし」と言ったりというような言い間違いの話を集めた楽しい本でした。

きょうのタイトルの「聞きまつがい」はそれを真似しました(笑)。

前回の物忘れに続いて、今日は「聞き間違い」の話です。

で、昨日の夕方のこと。 テレビで天気予報が流れていたのですが、気象予報士が、 「最近、気が短くなってきまして」 と言ったので、「えっ、なに?」と一瞬耳を疑いました。が、すぐに 「最近、日が短くなってきまして」を聞き違えたことに気づきました。 気象予報士が「気が短くなってきまして」なんて言うはずないのにね~

聞き間違いといえば、この天気予報でよく聞き間違いがあります。 10月頃だったか「明日は寒くなりますので、浮気が必要です」 と言った。げえ~~~? 寒くなって浮気? よ~く聞いたら「寒くなりますので上着が必要です」 ということだった。「浮気」じゃなくて「上着」でした(笑)。

もうひとつ、天気予報で、「近畿地方は高血圧におおわれて」と聞こえたので、普段から血圧の高い僕はこういう言葉には敏感です。「なに、近畿地方は高血圧?」と思ったのですが、そんなこと言うはずありませんよね。これは「高血圧」ではなく「高気圧」の聞き間違いでした。

また、テレビのニュースで「おバカ前大統領」と聞えたので、見ると「オバマ前大統領」が画面に出ていました。「オバマ」を「おバカ」と聞き違えるなんて、お前こそおバカやん、と自分を叱りました。

また、いつか、大相撲中継を見ていたら、アナウンサーが、 「あわてる行司は木村秋次郎です」と聞こえたのですが、実際は「合わせる行司は木村秋次郎です」と言ったんですよね。行司があわててどないするねん! 

あるタレントが「僕は昔から女好きだったんですけど」と言ったのでクスッと笑いかけたが、よく聞いてみると「女好き」ではなく「音楽好き」と言ったのでした。言うわけないよね「女好きだった」なんて。

歌手のミーシャを「眼医者」と聞き間違え、「変な芸名をつけてる人やな~」と思いながら字幕を見ると「MISIA」と書かれており、ミーシャという歌手だったことを知った次第です。

また積水ハウスが「セクシーハウス」に聞こえたりね(変態か?)。

これらはみんな僕自身の体験だけど、ネットを見ても、なかなか面白い聞き間違いがあります。

たとえば「ケンタッキー食べ放題」を「洗濯機かけ放題」って聞き間違えた話とか、「金沢からの中継です」が「カナダからの中継です」と聞こえたとか、「豚骨ラーメン」が「ポンコツラーメン」に聞こえたとかね~。耳がポンコツになっちゃってるのかも(笑)。

まあ、言い間違いも聞き間違いも、誰にでもあるんでしょうね~

あ、ついでに言いますと、先日「見間違い」もありました。

ある街の中をウオーキングをしていたら、向こうに洗車場が見えてきて、そこの前に旗がヒラヒラと立っていた。少し見にくかったけど、その旗に書かれていた文字は「ノーブラ洗車」 と、僕の目に映ったのです。

「はぁ? ノーブラ洗車? ど~ゆ~こと?」 と、その場所に近づいて行って、よ~く見たところ、それは 「ノーブラシ洗車」でした(笑)。

旗が揺れていたので「シ」の字が見えなかったんですよね。

でもね。いったい何を考えているんだろ、僕は。

 

 

 

 

 

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「物忘れ」 な~んて気にしない 気にしない

2019年11月06日 | 心と体と健康と

最近、物忘れがひどくなったような気がする。

たとえば、買い物に行っても買い忘れるものがあったり、また家の中で別の階へ移動した時、何をするためにこの部屋へ来たのかを忘れてしまう。

新聞を取りに玄関まで来て、そこに腕時計なんかを置き忘れていたのに気がつくと、それを持って、結局新聞を取らずにそのまま元の部屋に戻ったり。え? 何しに玄関へ行ったん? なんてことに後から気がつく。

テレビを見ていると、顏を知っているタレントや映画俳優が出てくる。 でも、名前が思い出せない。 「あ、? この人誰やったっけ?」 考えても考えても、名前は浮かんでこない。

妻とふたりで「え~っと、この人は、何て言う名前だった?」と言い合うのだけど、思い出せない。「そうそう、あのドラマに出ていた人ね」と言いながら、しかしそのドラマの題名も出てこない。そこでスマホを取り出し、その人に関連するキーワードから検索したらやっと名前が出てきて「あぁ〇〇さんやったんや」と喜んで、その〇〇さんで検索して、ドラマの題名も思い出してモヤモヤが消えると、そんなことばっかり繰り返しています(笑)。インターネットのおかげで、人の名前やいろんな名称を思い出すことができるのは有難いですわ。

つい先日読んだ「老いを愉しむ習慣術」(保坂隆・著)という本には、いろいろと興味深いことが書いてあったのですが、そのひとつとして、この「思い出す」というのは高齢者にはとても重要なことだということが強調されていました。
つまり

「忘れても、忘れたままにしておかないように。思い出すという作業は、サビつきかけた記憶の回路のサビ落としになりますから、ネットで検索して調べて思い出すのは大事なことです」

というようなことでした。

まあ、同世代の人と会話していると、物忘れに関しては、みんな口をそろえて、「ある、ある。そんなこと私ら、しょっちゅうあるわ。誰でもあるん違う?」と言うので、ちょっと安心します。

多少、物覚えが悪くなったり、覚えたものを忘れやすくなるのは、年齢的に言っても自然現象だと、この本の中に書かれていました。注意すべきは、それを「ボケてきた」と思い、さらには「ひょっとして認知症の前兆?」とまで思う人も多いらしいのですが、そう思うのは絶対に良くない、ということだそうです。

なぜなら、自然現象の物忘れと認知症とは本質的に異なるもので、だからあまり「このごろボケてきたわ」とか「ホンマ、認知症と違うか?」と自分で不安を募らせると、本当にそうなってしまうこともあるそうです。老化による物忘れと、認知症の物忘れというのは全然違うそうですから、「自分がボケてきた」なんてことは絶対に思わないのが大事、とその本の著者は述べています。

認知症による物忘れは日常生活に支障をきたすけれど、普通の物忘れは日常生活に支障はないし、むろん病気でもないということです。

この本には老いを楽しく過ごすためのノウハウも沢山書かれていますが、やはりそのためには、バランスのとれた食事や適度な運動(特に歩くこと)、そして夢中になれるほど好きなものがある、というのが基本だと言うことで、これはもう高齢者に限らず、誰にでも該当する望ましい生活術ですよね。

僕は昔から、自分が年を取ったときのことが全く想像できなかった(年を取りたくなかったからでしょうね)。しかし、こういう本を読んでみると、今こそ人生で一番いい時期ではないか、とも思えてくるから不思議です。仕事に行かなくていいし、好きなことをして過ごしているのだから、これほど楽な毎日はありません。これぞ理想の生活なのだ。な~んて考えたら、むしろ嬉しくなってきます。そして、健康であること以上の望みはないと、しみじみと感じます。そのためにも、体に気をつけ、脳も活性化させておかなければならない、というわけですね。

それと、この本の中で、次のようなことも強く印象に残っています。

メモ程度でいいので日記をつけることが大事。その日はどう過ごしたのかを思い出す有力な手段となり、それを読み返すことで脳の記憶回路が刺激され、記憶回路をもう一度たどることで回路が強化される、と書かれていたのです。なるほどね~。

ついでに「パソコンの好きな人ならブログをやることもおすすめだ」というくだりもありました。僕は日記は書いていないので、このブログが日記代わりと言えるかも知れません。

ただ「読み返すことで記憶回路が刺激」されるということですが、僕はあまり自分のブログを読み返すことはありません。その時に書くブログの内容を補うために自分の過去ブログを「検索」して読んだり調べたりはしていますが、ただ単に読み返すことはしてこなかったですね。

でも、読み返すことで自分の過去を振り返り、脳の記憶回路を刺激するのが大事なんだなぁと、この本を読んで思ったものです。

そこで「またブログを読み返してみよう」という気になっています。

よ~く考えてみれば、長年ブログをやっていますけど、どんなことを書いてきたのかほとんど忘れちゃっていますもんね。

 

 

  

この本は図書館で借りて読んだのですが、
僕もこういう本に惹かれる「お年ごろ」なんですね~

 

 

 

 

 

 

 

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北海道マラソンの思い出

2019年11月02日 | ランニング

東京五輪のマラソンと競歩が札幌で実施されることが正式に決まったようです。なのでもうこれ以上、この問題には触れないで、今日はにわかに注目を浴び始めた北海道マラソンに関する僕自身の懐かしい思い出をつづります。

今から23年前のことになりますね~

1996年(平成8年)8月25日に行われた第10回北海道マラソンに、当時47歳だった僕も出場しました。妻と2人で旅行も兼ねて行きました。

北海道マラソンは全国ネットでテレビ中継されるほど大きなレースで、この前年の大会では、故障で低迷していた有森裕子が久々に出場して優勝し、その実績を買われてアトランタ五輪の代表に選ばれました。そして翌96年7月に行われたアトランタで見事に銅メダルを獲り「自分で自分をほめたいと思います」という言葉が大きな話題になりました。

僕はこんな本格的なレースに出るのは初めてで、夏のレースに出るのも初めて。しかも制限時間が4時間。僕にとってはかなり厳しい条件でした。(現在の北海道マラソンは制限が5時間で、参加者も大幅に増えています)。

コースも、当時は真駒内陸上競技場からスタートして、札幌市内を時計と反対方向にグルっと回り、最後は大通りを走って中島公園がゴールでした。今は大通り公園がスタート地点で、コースも大幅に変わっていますけど。

さて、レース当日、真駒内陸上競技場へ行くと、入り口付近に、当時エスビー食品陸上部の監督だった瀬古利彦さんが一人で立っていた。妻も僕も、現役時代の瀬古選手の大ファンだったのでビックリ仰天。僕はとっさに妻に「瀬古さんのところへ行き!」と背中を押し、妻がそちらに向かった時、「瀬古さ~ん」と僕は声をかけ、瞬時にカメラを出し「妻と一緒に写真を撮らせてください」とお願いし、そして妻は素早く瀬古さんの横に立った。瀬古さんは「へぇ?」という顔をしたが、僕は待ったなしにシャッターを切った。

 
 これがその時の写真です。瀬古さんは、
 「へぇ?」という顔をしていますね(笑)。
 ど~も、失礼しました。

そして妻はスタンドへ行き、僕はランニングシャツとパンツ姿に着替えてトラックへ行くと、そこには、ゲストとして、去年の北海道マラソンで優勝した有森裕子さんが来られていて、僕らのすぐ目の前で「頑張って下さ~い」とやさしく声をかけてくれました。この時はつい1ヵ月前のアトランタ五輪で銅メダルを獲ったばかりなので、その有森さんに直接会えるとは思いも寄らず、これまた大感激でした。

さて、レースはお昼の12時05分にスタート。競技場のトラックを半周して外に出ましたが、ふと後ろを見るとほとんど人がいない。男女合わせて2,300人の出場者の中でも、僕はほとんど最後尾を走っていました。

季節は8月なので、札幌と言えども暑い。翌日の北海道新聞によると「正午のコース上の気温は27度。終盤には31度まで上がる厳しいコンディションだった」と書かれていました。

どれだけ暑かったか、今ではよく覚えていませんが、僕の頭の中は、4時間以内にゴールすることしかなかった。札幌の人たちは沿道から熱い声援を送ってくれていましたが、そんな中で時間ばかり気にして走っていたわけです。

ハァハァと走りながらようやく35キロ地点に来ると、大会係員が、 「ここはあと2分で閉鎖します。急いでくださ~い」 と、拡声器で叫ぶ。

交通規制を早く解くため、レースでは5キロごとに制限タイムが設けられているのだけれど、鈍足の僕はどのポイントでもずっと制限タイムギリギリのところを走っていた。ゴールにおける関門閉鎖は3時間59分だ。きわどい!

大通公園へ出るとますます観衆の姿が増え、いよいよゴールの中島公園が見えてきたときは必死だった。周りにも多くのランナーが走っており、みんな時計をにらみながら走っている。そしてゴールイン! タイムは3時間57分09秒だった。ホント、すれすれでの完走でした。

人混みをかき分けて来た妻が「よかったね」と声をかけてくれた。あぁ何とか完走できたぞ~。そう思ったとたん、寒気がしてガタガタっと体が震え、思わずそこにしゃがみ込んでしまった。

ゴール直後にここまで体調が急変したのは、長いマラソン人生でこの時だけでしたが、しばらく休んでいるうちに少しずつ回復し、事なきを得ました。レース中、あまり暑さは感じなかった気がするのですが、翌日の新聞によると、約2,300人の出場者中、完走したのが1,850人だったそうで、やはりそれなりに過酷な条件だったのでしょう。

この時の古い写真を引っ張り出してみますと


 
これが真駒内陸上競技場でのスタート風景。
妻がスタンドから撮ってくれたものです。
僕はこの大集団の最後尾にいました。

 

 
 やっとゴールして、しばらく休んだ後です。
 まだ「あぁしんど」という顔をしていますね。


 
 レースの翌日の北海道新聞1面。
 女子の部で優勝した安部友恵選手が大きく載っています。
 男子の部では外国人選手が優勝していました。


そして同じ新聞のスポーツ面では、2ページにわたり完走者全員の順位と記録が掲載されていました。僕は3時間57分09秒で、男子の完走者1681人中、1597位でした。ギリギリでゴールインした人たちがこれほど沢山いたとは

 
 一番左が順位でその右はゼッケン番号です。


翌日から妻と一緒に、富良野~帯広~釧路などを観光し、旅行気分も満喫しました。マラソンで完走できたので、期待していた以上に楽しい旅行となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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