僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

飯のない寿司 麺のないラーメン

2017年08月31日 | 日常のいろいろなこと

8月も今日で終わりですね。明日から9月。
毎回同じことを言いますが、本当に早いです。早い、早い。

さて、2週間ほど前のブログに「うどん一玉は角砂糖14個分」という本を読んだことを書きました。その本には、炭水化物にはいかに糖質が多く含まれているかが力説され、炭水化物をとればとるほど糖分過剰になって血糖値が上がり、太る要因になるうえ、生活習慣病にかかりやすくなり、体に悪影響が出る、ということでした。うどんに限らず、ご飯、パン、そば、ラーメンなどの炭水化物は「諸悪の根源」とまでこの本には書かれていました。

実は僕もそれには少~しだけ影響されています。ご飯やパン、うどん、ソーメンなどはもちろん食べますが、ご飯の代わりに豆腐やゆで卵やモヤシなんかを食べることも時々しています。そんな折に、昨日の新聞にこんな記事が載りました。

シャリなしの握り寿司 麺抜きのラーメン

という見出しです。

回転ずしチェーン「くら寿司」が「酢飯を使わない寿司」の販売を31日から始めるという記事でした。

やはり健康志向で、糖質を抑えた食事のニーズが高まっているんですね。


 


写真は、酢飯の代わりに酢漬けの細切り大根を使った「シャリ野菜ビントロ」というのだそうです。

そのほか、酢飯の量を通常の半分にした「シャリプチ」もあり、これは糖質も半分になりますよね。

さらに、ラーメンの麺をニンジンやモヤシなどの野菜で代用した商品も発売するとのこと。麺のないラーメン? これはもうラーメンとは呼ばないのでは!

くら寿司の副社長さんはこれを発表した時、「シャリをお皿に残す人も増えてきたので、これを機会に残さず食べてもらいたい」と話したそうです。ふ~ん。ご飯だけ残す人が結構いるんですね~

また、新聞によると糖質抑制メニューは外食業界ではすでに広がりつつあり、牛丼チェーンの「すき家」は牛丼のご飯をコンニャク麺に代えた「ロカボ牛麺」というのがあり、「松屋」では50円プラスして定食のライスを湯豆腐に代えられるサービスもしているということです。知りませんでしたけど。

炭水化物には、角砂糖の数で示してみたらわかるように、驚くほどの糖分を含むということでしたが、健康志向が強くなったことと、ダイエットを志す女性が増えたことなどから、この糖質制限がある種のブームのようになってきていることは確かですね。

ただし、これも「やり過ぎ」になってしまうと、弊害も出るようです。昨日、NHKテレビだったと思うのですが、この話題が取り上げられていました。その中で、ある専門医の方がこんなことを言ってました。
「外食でも健康に気をつけながらおいしく食べられる食事が広がっているのは望ましいことだと思います」と前置きしてから、
「ただ、糖質だけでなくカロリーも制限すると、筋肉がやせ衰えてしまいます。脂質やたんぱく質、食物繊維などもしっかりとって、糖質を緩やかに制限するのが正しい方法です」と指摘されていました。覚えておきたいですね。

最後に自分の話になりますが
僕は「くら寿司」へ行くとビールを飲むので、寿司はすぐにお腹が膨れるのであまり食べず、イカ天、エビ天、フライドフィッシュ、とうもろこしのかき揚げ、なんかを取ります。モミィに「のんちゃん、お寿司食べへんの?」などと言われても「ムニャムニャ」と言ってごまかしています。

しかし、実はたったひとつだけ「シャリのない寿司」があるのです。それは「海鮮ユッケ」というものですが、ネットで「くら寿司」のメニューを見ても出てきません。公式メニューではないのでしょうね。でも、僕たちが行く店にはそれが回ってきますし、回ってこないときはパネルで注文します。細かく切った魚介類に温泉卵が乗っています(卵がシャリ代わりでしょうか)。これをまぜて食べると、その美味しいこと! 実によくビールに合います(笑)。

つまりまぁ、この「海鮮ユッケ」は、シャリのない寿司の「さきがけ」と言えるでしょうね~ 

ネットでいろいろ写真を探してみたのですが、なんとか見つかりました。

こういう感じです。

 


  

   温泉卵が上に乗ってます。


  

 こうして混ぜて食べます。
 「昼ビール」には最高ですよ。えへへ。

 

 


 

 

 

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北朝鮮ミサイル騒動

2017年08月30日 | ニュース・時事

昨日の朝、6時に目覚まし時計が鳴り、リビングへ降りてきて取りあえずテレビをつけた。すると変な画面が出ている。画面全体が黒で、上のほうに
「国民保護に関する情報」
と、大きな字が出ている。
左側に縦書きで「Jアラートの画面です」という文字も。

「なに、これ?」と別のチャンネルに変えると、やはり同じ画面。次々変えたチャンネルのどれも同じ画面である。そこには「ミサイル発射」とあり、北朝鮮からミサイルが発射されたと書かれていた。

「対象地域」は北海道と東北の各県と新潟、及び茨城など関東地域に加え、長野県まで入っていた。

ぎぇっ。日本が狙われたのか、と一瞬思ったけれど、すぐに「北海道の上空を通過しました」と放送があり、数分後に、襟裳岬から千百何キロの太平洋上に落下した模様ですと報じられた。いや~しかし、すごいスピードである。「頑丈な建物や地下に避難してください」と急に言われても、こんな短時間では避難もできない。実際、テレビで街頭インタビューを受けた人たちは「逃げようがないですね。テレビを見ていただけです」と言っておられた。

北朝鮮の意図としては、マスコミではトランプ政権を威嚇するのが目的とか、アメリカよりむしろ日本を脅すのが目的、というようなことを言っている。北朝鮮に近い日本は最も危険な位置にあることは間違いなく、以前から嫌な予感がしていたが、いくら平和ボケしている僕たちでも、こんな調子では、今後何をされるかわからない危機感が募る。

トランプも口ばかりで、ツィッターなどで自分に都合の良い好き勝手なことを言っているが、アメリカさえよければ日本なんてどうなっても知るものか、と思っているんじゃないか。トランプ政権になってから、北朝鮮がミサイルを放つ回数が増えてきた感じだし。もう少しまともな人物に大統領をしてもらいたいものである。

それにしても、今回は「襟裳岬」という地名が何度も繰り返された。襟裳岬から千キロ以上も離れた海にミサイルが落下したのだが、「北海道から千百何キロの太平洋上に落下」ではなく、「襟裳岬の」という表現だった。

この時、森進一の「襟裳岬」が浮かんだ。
「襟裳の春は~ 何もない春です~」
というあの歌。僕も襟裳岬には行ったことがあるので、あの壮大な景色が今も脳裏に焼き付いている。

森進一のヒット曲には「港町ブルース」というのもある。この歌詞に
「みなと~ 宮古 釜石 気仙沼~」
というのがあり、あの東日本大震災では、これらの港が津波で大きな被害を受けたのは記憶に新しいところである。

で、今度は北朝鮮のミサイルと「襟裳岬」である。

森進一も、心を痛めていることだろう。
話の本質と何の関係もありませんけど。

しかし、何ですね。
日本のすぐ近くにこういう国があるというのは、本当に不気味です。

もう何十年も前、僕が市役所の議会事務局で仕事をしていた頃、普段からいささか軽々しくものを言う年配の議員が、
「あぁ、わしも70歳やから、あと10年もせんうちに死ぬわ。でもな、その前に北朝鮮からミサイルが飛んできて日本が滅びるから、同じことや」
と笑い話のノリで言ったことを覚えている。
心の中で「このおっさん、めちゃくちゃなこと言うな」と思ったものだけど。

「めちゃくちゃな話」だけで終わってくれればいいんですけどね。

 

 

 

 


 

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オープンキャンパスとハヤシライス

2017年08月28日 | 日常のいろいろなこと

土曜日に3人で、大阪市の中央区にある私立中学校のオープンキャンパスへ行ってきました。オープンキャンパスというのは「体験授業」とか「学校案内」いうような意味ですが、今年になってこの言葉の意味を知りました。いや、意味を知るというより、そういう言葉自体を知りませんでした。モミィが小学6年生になり、中学受験を目指すようになって、初めて知った言葉です。

オープンキャンパスといえば、数日前、徳島自動車道でマイクロバスが大型トラックに追突され、運転手と女子高生の2人が死亡するという痛ましい事故が起きましたが、バスに乗っていたのは神戸市にある専門学校で開かれたオープンキャンパスに参加した高校生と保護者らだったということでした。オープンキャンパスというのは、自分の将来を夢見つつ参加する行事で、モミィもこれまでいくつかの学校のオープンキャンパスに参加していますが、前日から「楽しみやわぁ」とウキウキしています。そんな夢を乗せたマイクロバスだったはずが、一転して死者が出るほどの大事故に遭遇したのは、いかにも気の毒なことでした。

さて、僕たちが行った学校のオープンキャンパスは、実は5月にも一度行っており、保護者を対象にした講堂での説明会はその時とほぼ同じ。ただしモミィの体験授業は前回は英語だったのが、今回は美術でした。保護者説明会が終わった頃に子どもたちが戻ってきて、そのあと、校内見学をしました。これも、以前に来ているので、今回は案内による見学には参加せず、フリーであちらこちらをウロウロ。モミィがお気に入りの図書館でかなりの時間を過ごしました。ここの図書館は2階建てになっており驚くほど本の量が多く、わが街の藤井寺図書館よりはるかに蔵書が多かったです。

図書館で過ごした後、モミィの希望で校内食堂へ行きました。前回は学校を出て、阿倍野で昼食をとったのですが、モミィがどうしてもここで食べたいと言うのでね。ま、もしこの学校へ通うようになったら、ここで食事をとることも多くなるので、モミィとしては当然の希望ですが。

そこで僕は食券の自動販売機の前で、何にしようかと迷いました。普通は、阿倍野に戻ってどこかの食堂に入り、まずビールを注文するんだけど、学校内の食堂にビールなんてありませんし(当たり前やがな)。そこで目についたのがハヤシライスでした。

僕が子供の頃、どれだけハヤシライスが好きだったのかは
「京都府立医大病院事件とハヤシライス」

というブログに書いています。

また、学生時代、学校を終えて夜の速記学校に通っていたことがあり(妻とはそこで知り合いました)、夕食はいつも速記学校に近い上本町6丁目というところの食堂でハヤシライスを食べていました。それだけ好きだったんですね。

しかし妻もモミィもカレーライスが大好きで、ハヤシライスを作るのだったらカレーにしてほしい、という要望が強く、料理担当の僕としては定年退職以来8年間、ハヤシライスは一度も作ったことがありません。それに、外食の場合は主に和食で、ビールを頼みますのでハヤシライスを食べる機会というものが全くなかったのです。だから、ここの学校の食堂の食券販売機でハヤシライスを見つけた時はなんだか「初恋の人」と巡り合ったような気分になり、もちろんそのボタンを押しました。そしてセルフサービスのカウンターで受け取り、テーブルに運び、スプーンでハヤシライスを口に運んだ時、「う~ん、これぞまさしくハヤシライス!」と、訳の分からないことを口走って、おいしくいただきました。

あ~よかった。モミィの付き添いも、こういうことに巡り合うのだから捨てたものじゃありませんね。

ちなみにこのハヤシライスのお値段は300円でした。
さすが校内食堂。安いですね~

 

 

 

 

 


 

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「18歳と81歳の違い」 とは

2017年08月25日 | ズレズレ草

18歳と81歳の違い、という話をご存知でしたか?
僕は最近まで知りませんでした。
どんな話かというと……

もう1年半以上も前のことですが、テレビ番組「笑点」の大喜利コーナーで、この「18歳と81歳の違い」というお題が出され、その回答がとても面白かったということで、ネットなどで話題になったそうです。

僕がそれを知ったのはつい先週のことでした。BSテレビで放送された桂文枝の芸能生活50周年の記念番組を見ていたら、文枝が同窓会の席で「笑えるお話をします」と言ってスマホを取り出し、それを見ながら、
「道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳」
「まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳」
などとしゃべるシーンがあったのです。

「おもしろい話やなぁ」と思っていたら、次は今週の月曜日、お昼の連続ドラマ「やすらぎの郷」の第101回目の冒頭で、朝の館内放送のシーンがありました。その放送の内容というのが、
「皆さん、今日は運転免許証の更新をされる方のために高齢者講習会が開かれますので正面玄関にお集まりください。ちまたでは『道路を暴走するのが18歳。逆走するのが81歳』な~んて言われていますよ。ハハッ、気をつけましょうね」
というものでした。

ここでもまた出た、18歳と81歳の話! 

何だろう? こういう話がいま世間で流行っているのだろうか? と思い、ネットで確かめてみたのです。で、「18歳と81歳」で検索すると、ゾロゾロといっぱい出てきました。やはり、ネットでは大きな話題になっていたようです。

そこで、先ほどご紹介した以外の「18歳と81歳の違い」というのを、ネットからそのまま拝借してここへ並べてみますと

・心がもろいのが18才、骨がもろいのが81才

・偏差値が気になるのが18才、血糖値が気になるのが81才

・受験戦争を戦っているのが18才、アメリカと戦ったのが81才

・恋に溺れるのが18才、風呂で溺れるのが81才

・東京オリンピックに出たいと思うのが18才、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81才

・自分探しの旅をしているのが18才、出掛けたまま分からなくなって 皆が探しているのが81才

・「嵐」というと松本潤を思い出すのが18才、鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81才

というようなものでした。むふふ~。

81歳のお年寄りをバカにしている、という批判もあるかも知れませんが、まあ、ここは硬いことは言わず、笑ってゴマかすことにしておきます。18歳の人だって、いつかは81歳になるんですものね(そこまで生きていればの話ですが)。

これらは何となく綾小路きみまろのギャグに通じるようなところがありますが、川柳にも「シルバー川柳」という、似たようなのがあります。みんな高齢者をからかったもので、
「最近は 食事をこぼし 愚痴こぼす」とか
「共白髪 誓った主人 ハゲ頭」なんてのがあります。
この種の川柳は枚挙にいとまがないほど沢山あります。

さらには、
「ア~ンして 昔ラブラブ いま介護」とか、
「手をつなぐ  昔デートで いま介護」というのもあります。

ふむ。「手をつなぐ」といえば、「手つなぎ市議」というのがワイドショーで話題になっています。今井絵理子議員と新幹線で手をつないで眠っていた橋本健という神戸市議のことで、昨今はまた政務活動費の架空請求疑惑が大きく報じられています。この橋本議員を「手つなぎ市議」と呼ぶんだそうです(笑)。

この市議も今井絵理子議員も、今は若いし、手をつないで『ラブラブ』なんでしょうけど、将来は介護で手つなぎ? 

な~んてことを言ってると、そのうち自分に降りかかってきそうです。

そう思うと、今日のブログの題名は、

「明日は我が身」

というものにしたら、よかったのかも知れませんね~

 

 

 

 

 

 

 

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バルセロナの旅を思い出す

2017年08月22日 | 旅行

    

先週、スペインのバルセロナで起きたテロ事件にはショックを受けました。バルセロナと言えば、2001(平成13)年10月に旅行した思い出深い街だからです。

2001年の10月といえば、ニューヨークで起きた同時多発テロから1ヵ月後でした。実は僕たちは10月にニューヨークへ旅行する予定で、すでに旅行社への支払いも済ませていたところだったのですが、そこでテロが起きたので急きょ行き先を変更せざるを得なくなり、かねてから興味のあったスペインのマドリードとバルセロナに行くことにしたのでした。

しかし、スペインもテロの影響でかなり危険な場所だというのは、現地へ行ってからガイドの話などでわかりました。それも一番治安の悪いのがマドリードで、2番目がバルセロナだということでした。なんじゃ、そら。う~ん、でもね~、もう来てしまったから仕方ない。あの時ほど身辺を警戒しながら旅行したのは、後にも先にもなかったですね。

マドリードで数日観光し、トレドやアランフェスにも足を延ばし、そのあと飛行機に乗ってバルセロナへ。空港で林さんという聡明で親切そうな女性のガイドさんが僕たちを迎えてくれていました。車の中で「同時多発テロ事件以来、日本の中高年の旅行者の方々がパタッと来られなくなりましたよ」と、僕たちが来たことをとても珍しがっていました。そんな珍しがられてもねぇ。

車でホテルへ行くまでに、林さんはいろんな話をしてくれたのですが、「バルセロナは一部特定の地域で治安が悪いので十分に気をつけてください」と言われました。その一部の地域というのが旧市街で、カタルーニャ広場から南に広がる一帯だという。まず、広場から港のほうに延びるランブラス通り。そしてその周辺にあるカテドラル、ピカソ美術館あたりが要注意。ランブラス通りはバルセロナでもっとも有名な通りで、カテドラル周辺は「ゴシック地区」と呼ばれ、見どころの多い観光ポイントだが、このあたりが最も油断ならない地域である、とのことでした。そして林さんはこういうことを言ったのです。

「ゴシック地区には、モロッコあたりから来ている泥棒たちが多く住んでいるので、観光するなら観光客が増える午前11時ごろからにしてください。モロッコ人はスペインの白人より少し浅黒い顔をしていますが、スペイン人と見分けがつきにくいです。色の黒い人はインド系で、目つきはよくないんですが、まじめに働きに来ている人たちなので悪いことはしません。リュックをかつぐ時は背中ではなく前にかつぎ、常時出し入れするお金は5千ペセタ(4千円程度)くらいまでにして、それ以上は奥深く隠しておいてください。そして常にまわりに警戒の目を配ってください。挙動不審と思われるほどキョロキョロしていれば、泥棒は近寄ってきませんから」

そんな具体的なアドバイスをしてくれました。

「治安が悪い」と言われたのは旧市街地で、カタルーニャ広場から延びるランブラス通りだと言われたのですが、今回のテロ事件が起きたのが、ほかでもないこのランブラス通りだったので、やっぱりそうか、と思いました。さらにガイドの林さんは、モロッコ人が治安を乱しているとも言っていましたが、今回のテロ事件の容疑者として最初に報じられたのがモロッコ国籍でバルセロナ在住の17歳の少年でした(警察に射殺されましたが)。その報に接した時、林さんの言葉が、鮮明によみがえってきたのでした。

事件が起きたランブラス通りは、前述したようにバルセロナの旧市街地を貫く並木道で、市民の憩いの場であるカタルーニャ広場から港に近いコロンブスの像まで続く開放的な遊歩道です。確か中央の道が歩行者専用で、並木の両側、つまり日本だったら歩道になる道を車が走っていたような記憶があります。道の途中に大道芸人がパフォーマンスをしたりして、とても魅力的な通りでした。

僕たちは林さんに警告されていたので、前後左右をキョロキョロ見回しながら歩きました。服装も古い普段着を着て、カメラも手に持たず、リュックやバッグの代わりに、クシャクシャのスーパーマーケットの袋に必要なものを入れて持ち、どこから見ても観光客には見えない恰好をして歩いていたのですが、それでも、後ろに怪しげな男がひとり、僕たちをじっと見ながらついて来ているのを感じたので、急にUターンしてその男を振り切ったこともありました。ま、とにかく、自分でもやり過ぎと違うか? と思うほどの警戒をしながら、観光を続けました。

一昨日の日曜日の「サンデーモーニング」で、ある女性コメンテーターが、今回のテロ事件に対して、
「スペインのような平和な国でもこんなことが起きて、驚いています」
と言っていましたが、これはちょっと違うように思います。僕たちがスペインへ行ってから2年余り後に、マドリードの中心にあるアトーチャー駅などで数百人が死亡、数千人が負傷した列車爆破テロ事件も起きています。スペインが「平和な国」でないことは、この事件一つを見てもわかると思いますが

 

 
バルセロナのカタルーニャ広場で。
「治安が悪いので写真を撮ってもらうのも相手を見て」
とガイドさんに言われていたので、このときは、
観光客らしい金髪の女性にお願いをして撮ってもらいました。
この旅行で2人一緒に写っている写真は、唯一この写真のみです。

この広場の横にテロが起きたランブラス通りがあります。

 

 

 

 

 

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日曜日は疲れます

2017年08月21日 | 日常のいろいろなこと

昨日は朝7時前にこのブログをアップしてから、急いで朝の用事を済ませた後、出かける支度をして、3人で中央区大手前の天満橋OMMビルで行われた「大阪私立学校展」というのに行ってきました。そこでは、大阪の全ての私立中高の入試担当者が集まって「進学個別相談」に応じるというイベントがあったのです。

中学受験を目指すモミィは、今、どこの学校を受けるか、あれこれ思案中。塾の先生や妻と相談しながら、また、何度か受けてきた模擬テストの自分の成績(いわゆる偏差値)と希望校のレベルを比較したりしながら、さらに塾の友だちとの情報交換なども含めて、いろいろと悩んでいる、というか、それを楽しんでいるというか、ま、そんな日々を過ごしています。学校は夏休みなので、この時期は塾が学校みたいなもの。だから、よけいに身辺の話題は受験の話が中心になるんですね。

それにしても、モミィも気が多い。あの学校がいいな、と言ってるかと思えば、この学校もいい。いや、あの学校もよさそうだと、「候補」は当初2校ほどだったのが、今では5つも6つも名前を挙げています。受験に関するモミィの相談相手は僕ではなく妻ですが、妻は妻で、モミィの苦手な算数を、参考書やテキストを買ってきて、自分が先に勉強し、それをモミィにわかりやすく教えるということもしています。

この間、テーブルの上にこんな参考書が置いてあるのを見て、思わず笑ってしまいました。


  


今年1月から放送されたドラマ「下剋上受験」のモデルになった人も編集に関わっているテキストなんだそうです。そういえばこのドラマ、放送当時は2人で熱心に見ていたようです。この間はレンタル店からブルーレイを借りてきて、また繰り返し見ていたので、今度は僕も見ました。実話に基づくとはいいながら、ちょっと極端な話ですが、僕の好きな深キョンこと深田恭子が出ていたので、結構楽しめました(笑)。

と、そんなことで、昨日は天満橋にあるOMMビルの「大阪私立学校展」へ行ったわけですが、ここは僕が数年前まで耳鳴りのTRT療法で通っていた大手前病院の前にあります。そういえば、大手前病院にも長い間来ていません。耳鳴りは相変わらずやかましいですが、完全に「あきらめモード」に入ってますわ。

いや~それにしてもこの「大阪私立学校展」。ものすごい人の数に驚きました。この催しは今年の5月にもあって、行ったのですが、そのときはそれほどでもなかったのに。やはり、受験が近づいてきているからでしょうね。

地下鉄駅から会場へ行く通路が、小中学生とその家族で埋め尽くされ、会場へ行くまでに多くのスタッフが「真っすぐこちらへ進んでくださ~い」などと大声で誘導している。ぞろぞろと、ただ列について行くだけ。やっと会場に着いたと思ったら、入口も人・人・人で溢れ出さんばかりの大混雑。どうなることかと思いましたが、何とか入って、人混みに押されながら、モミィが希望していた幾つかの学校のブースをめぐり、話を聞きました。 


 
 会場の中は超満員。
 お目当ての学校のブースへ行くのも一苦労でした。
 

どの学校も懇切丁寧で、9月の文化祭にはぜひ遊びに来てください、とか、11月にはプレ入試があるのでそれを受けると合否の目安がつきます、とか、中高一貫なので高校入試はなく、ひたすら大学入試に向けての勉強ができます、とか、その他いろいろなお話を、各学校から聞かせてもらいました。

お昼過ぎになったところで会場を出て食事。それが終わると、モミィはまた行きたいと言うので2人は会場に戻り、僕だけ先に帰ることにしました。

やれやれ。人混みは苦手なので、ぐったりと疲れてしまいました。

そのまま一人で地下鉄とバスを乗り継ぎ、わが家に帰ってすぐにテレビをつけ、チャンネルを高校野球に合わせました。昨日、大阪桐蔭を相手にまさかの逆転サヨナラ劇を演じた仙台育英と、広島の広陵の対戦だったけれど、画面を見てびっくり。5回の裏を終わったところで6対1で大きくリードされていたのでした。結局10対4で仙台育英は敗れ、悲願の初優勝は今年もならず。もうひとつの東北勢、岩手代表の盛岡大付もそのあとの試合に出てきたけれど、10対1のワンサイドゲームで敗退してしまいました。

夕飯を作ってビールを飲み、妻とモミィの帰るのを待ちながらテレビを見ていたら、6時前に2人が帰ってきました。
「ただいま。あぁしんどかった。ふんぎゃぁ~」
とモミィは、床に大げさに倒れました。

夜はみんなで大河ドラマ「おんな城主 直虎」を見ました。

「嫌われ政次の一生」という題で、高橋一生演じる政次が最期を迎えるシーン。井伊家を守るために嫌われ役に徹した政次が、徳川側の家来の罠で処刑場ではりつけにされるのですが、直虎は、敵に処刑されるぐらいなら自分で、と、自ら長槍で愛する政次を刺す、という衝撃のシーンがありました。(ネットではこのシーンに号泣したという人が続出。早くも「政次ロス」が広がっているとか)

それやこれやで、長かった日曜日が終わりました。

モミィにとって何もないのは週に一度、日曜日だけです。

で、たいていはどこかへ出かけるのですが、外が暑いこともあり、もう、ホントに疲れますね。

今日、月曜日の朝を迎え、何となくホッとしているところです。

 

 

 

 

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大阪桐蔭 まさかの逆転サヨナラ負け

2017年08月20日 | スポーツの話題

いやぁ、まさか、ねぇ。
こんなことってあるんだろうか。

昨日の高校野球3回戦の第4試合。
大阪桐蔭対仙台育英の一戦。
1対0と大阪桐蔭が1点をリードして、
9回裏2アウト走者なしまでこぎつけた。
あと1人で勝利。明日の準々決勝に進む。
だが、そこから仙台育英は粘りを見せて、
ヒットと四球で2アウト1、2塁とした。
そして次に信じられないシーンが飛び出すのだ。

次打者が打った球はショートへのゴロだった。
ショートの選手が一塁へ送球する
タイミングは十分間に合ってアウトだ。
「よし、やったぁ!」と僕はテレビに拍手した。
食事をしながら見ていたので、ビールを一気にグイッ!
画面でも、大阪桐蔭の選手が飛び上がって喜んでいる。

試合終了。
と、誰もがそう思った時、一塁の審判がなんと、
「セーフ」と、両手を広げたのである。

はあ?
どうなってるの?

「一塁手がベースを踏んでいなかったんですね」と解説者。
VTRを見ると、確かに一塁手はベースをまたぐ格好で、
ベースをちゃんと踏んでいないように見えた。
一瞬ポカンとする大阪桐蔭の選手たち。
テレビを見ているこちらも茫然となる。
「やれやれ頼むで、ほんまに」

そして2アウト満塁となって試合が続行される。

そしてついに
仙台育英の次の打者が、まるでドラマのように

センターの頭上を越す長打を放ったのだ。
走者2人が生還し、劇的な逆転サヨナラ。
大阪桐蔭が、高校野球史上初となる、
2度目の甲子園春夏連覇を逃した瞬間だ。
選手たちは人目もはばからず号泣していた。

う~~~~~ん。
甲子園には魔物がいるっていうけれど。
それは、ほんまにほんまやなぁ

試合開始の午後5時頃からテレビの前で、
緊迫した投手戦を見守っていたけれど、
まことに痛恨の結果に終わってしまった。
それも、まさかの「一塁ベース踏み忘れ」からだった。
解説者がこんなことを言った。
「あの場合、満塁だったので、ショートの選手は
二塁に送球してアウトを取るのが普通なんですけどね」
それが一塁へ送球し、一塁手があわてたのかもしれない。
いや、もちろんそんなことはわからないし、
選手を責めるのはあまりにも気の毒である。

しゃ~ないですわ。負けは負け、ですからね。
「まさか」のシーンを呼び寄せた仙台育英が立派だった。
最後まであきらめないというのが、高校野球の真髄だしね。

それと、僕は以前から高校野球では東北を応援していた。
いつか青森の光星学院と大阪桐蔭が決勝で当たった時、
僕は逆に光星学院を応援したこともあったほどだった。

過去の甲子園で、唯一優勝経験のないのが東北勢だ。
仙台育英もそうだが、何度も決勝戦まで進出した。
しかし、ことごとく壁に阻まれて優勝できなかった。
何とか東北勢に優勝してもらいたいと願ってきた。

遠い昔、僕が北海道自転車旅行をしていた時、
つまり1969(昭和44)年の夏の甲子園は、
青森県三沢高校の太田幸司投手が力投し、
決勝では延長18回を投げ抜いたが引き分け。
翌日、力尽きて敗れ、優勝を逃したというドラマがあった。
そして、今もまだ、あと一歩、優勝に届かない。

だから、昨日大阪桐蔭が敗れたのにはがっかりしたが、
相手が仙台育英であったことが救いだった。

甲子園は今日からベスト8が始まる。
このうえは、仙台育英高校に頑張ってもらい、
東北の地に、初めての優勝旗を持ち帰ってほしい。

特に僕は、東北の都市の中でも、仙台には一番多く行っており、
馴染みの深い街であるので、よけいにその気持ちが強い。

今日から仙台育英を心を込めて応援します。
大阪桐蔭の分まで、頑張ってくださ~い。

あ、他にも東北勢は盛岡大付がいましたね。一緒に応援します。
両チームが決勝戦で当たったら、うれしいですけどね~

 

 

*過去ブログでも、何度も東北勢にエールを送っています。例えば

暑い!熱い!高校野球決勝へ 2013年

仙台育英 東北勢初優勝へ 2015年

(このほかにも当ブログの「東北勢」で検索すると沢山出てきます)

 

  

 

 

 

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ビールが体に良い理由 → うどん一玉は角砂糖14個分

2017年08月19日 | 心と体と健康と

先日「うどん一玉は角砂糖14個分」という本を読みました。著者は牧田善二という医師で、銀座でクリニックを開業されており、専門は糖尿病だそうです。
(今、糖尿病と打ったつもりが間違って「頭脳病」と打ってしまいました。
「頭脳病」って、どんな病気やねん!)

さてこの本ですが、タイトルを見ると一目瞭然ですが、うどん(そのほか麺類全般)の一玉を食べただけで、角砂糖14個を食べたのと同じ糖分を摂ったことになり、同様に、ご飯、パンなど、すべての炭水化物には驚くべき量の糖質が含まれている、というのが主題です。

つまり甘いものだけが糖質ではない、ということですね。炭水化物を摂れば摂るほど糖分過剰になり、著者は「炭水化物は諸悪の根源」という表現までされています。なんだか、お米やパンや麺類の業界から「営業妨害だ」と非難を浴びそうですけどね。それに、食卓からご飯、パン、うどんなどを外すと、日本人の食生活が成り立たなくなるのではないかとも思うのですが、それはまあ別の話として、この本には、炭水化物がいかに糖質が多く体に害があるかということが、力を込めて書かれているわけです。

なぜ体に害があるかというと、糖質の摂取によって血糖値が上がり、それが太る要因になる、というのですね。それによって生活習慣病にかかりやすくなり、いろいろと身体に悪影響が出てくる。特に糖尿病患者には、炭水化物は絶対に避けるようにと指導している、ということなんだそうです。

そしてこんなことも書かれています。
血糖値を上げるのは糖質のみであり、さらに体脂肪のもとになるのも脂質やたんぱく質ではなく糖質で、「糖質を抜けば血糖値は上がらず、太りません」。体内でエネルギーとして燃焼するのはまずブドウ糖なので、そのブドウ糖の量が少なければ次に脂肪が使われて燃焼するから太らない、という理屈なんだそうです。

そういう根拠を示して、炭水化物はとるな、ということを著者は主張されています。では何を食べればいいんだ、という問いには、牧田医師は「野菜と豆だけを食べていれば太ることなく健康長寿になる」と書かれていますが、ま、それは極論だとしても、ステーキや唐揚げのほうが炭水化物よりはずっと体にいい、ということも力説されています。

この本を読みながら、じゃぁ僕が大好きなビールとかのアルコール類はどうか?と、毎日運動しているのにお腹が少々ポッコリしているのが気になる僕は、そう思いました。ま、ビールはカロリーが高いから炭水化物と同じようにダメなんだろうなぁ、と思っていたのですが、途中からそのアルコールのことについても書かれていました。それが何とまあ、こんなふうに書かれていたのです。

アルコールそのもので太ることはありえない。お酒のカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれ、体内ですぐ燃焼し、蓄積されない。これが「お酒は太る」がウソであることの理由その1。

理由その2は、お酒は低糖質であるという事実。糖質の摂取が血糖値を上げて太る要因となるわけだから、糖質の含有量の少ないお酒に太る原因は見当たらない。お酒の中でも最も糖質が多いビールでも、ごはんやパンなどの炭水化物に比べれば、かわいいほどの少量です。しかも最近では「糖質ゼロ」や「糖質オフ」のビールも発売されていますから、これを選べばいっさい問題なし。日本酒やワインには僅かながら糖質が含まれていますが、これも血糖値を上昇させるほどの量ではありませんのでご安心を。焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は糖質ゼロです。糖質たっぷりのフルーツジュースよりも、よほど健康的な飲み物といえます。これらの糖質ゼロの蒸留酒を選び、おつまみに低糖質のメニューを選べば何も怖れることなどありません。のびのびとお酒を飲みましょう。

というようなことです。

この部分を読んで僕がどう感じたか。
これはもう、書かなくてもおわかりだと思います(笑)。

「お酒の中でももっとも糖質が多いビールでも、ごはんやパンなどの炭水化物に比べれば、かわいいほどの少量です」

そうか。ご飯やパンに比べるとかわいいほど糖質が少ないんだ!

自分にとってこんな都合のいい話はありませんよね。うふふ。
もし家族にそれを伝えたら、
「またそんなことを言って、たくさん飲もうと思ってる」
と笑われそうですけど。

以上、そういう本を読んだという話でした。
アルコールを好まない方には、何が面白いのか? という話ですけど。

ふ~む。それにしても、ご飯やパンやうどんやラーメンやそばなどが「諸悪の根源」なんて書かれても、それらを抜いた食事というのは、特にお酒を飲まない人たちにとっては「無茶なこと言わないでよ」となるでしょうね。

僕みたいなノーテンキなアルコール好きには好都合な話でしたけど。
それに最近は、ビールやハイボールの「糖質ゼロ」を買ったりしてます。

ちなみに、この本の著者である医師は、もちろん炭水化物はいっさい摂られないようですが、夕食時には主にワインを飲んでおられるそうです。

要するに、この人もお酒好きじゃない?
 

 

 

 

 

 

 

 

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ビールは体に良い ?

2017年08月18日 | 心と体と健康と

たいていの人は自分に都合のいい話には熱心に耳を傾けます。僕などは特にそういうタイプです。その典型的なのが、以下の話です。

僕はビールが大好きなのですが、そもそもビールは体に良い、というのが、遠い遠い昔から、ず~っと僕の頭の中に焼き付けられているのです。なぜビールが体に良いと思ったのかは、45年前にさかのぼります。

あれは1972(昭和47)年の夏。結婚・就職をした年の翌年でした。2月に札幌で日本初の冬季五輪が開催されたのですが、9月にミュンヘンで夏季オリンピックが開催されました。当時、五輪競技でも最も好きだったのが陸上の男子マラソン(当時女子マラソンはまだ種目になかった)でした。ミュンヘン大会では、日本の宇佐美や君原に期待したのですが、君原の5位が最高で、日本勢のメダル獲得はなりませんでした。それはまぁ、それとして。

そのマラソンで金メダルを獲ったのがフランク・ショーターという選手でした。
途中から独走態勢に入ったショーターが走り続ける姿が、ずっとテレビで映し出されていました。そのとき、アナウンサーがこんなことを言ったのです。

「このショーター選手のスタミナの秘密は実はビールなんですよね。彼はとてもビールが好きで、1日に2~3リットルは飲むそうです。それが、この驚異的なスタミナを生み出す原動力になっているそうなのです」

あぁ、このアナウンサーの一言が、僕の人生を変えたのです。

もともとビールは好きな僕だったので、これほど自分にとって都合のいい話はありませんでした。

その後僕はマラソンを始め、30代から50代前半まで、平凡な記録ですが、フルマラソンを20回ほどと、100キロマラソンを3回完走しました。そして「ビールはマラソンのスタミナを生み出す原動力」というショーター選手を常に思い浮かべながら、ビールを飲み続けたのです。

おかげで、マラソンをやめた今でも、ビールなしでは生きていけない体になってしまいました。

思えばあのアナウンサーの一言で、大変な影響を受けたものです。あれ以来飲む量が増えて今日に至っています。それからもう、45年もの歳月が経ちました。

しかし、さすがに近年は飲む量をセーブしなければとは思っているのですが、思うだけで一向に実行に移せません。まあこの歳になれば、いつ病気になって、いつ命が果てても仕方ないわ、と思うのですが、モミィがいるだけに、現実にはそうもいきません。もう少し長生きすることが自分のつとめだと思いますしね。だから節制しなければ、と毎日思いながらも、意志が弱いのでついズルズルとやってしまいます。いつまで経ってもダメなわたしです。

そんな中途半端な思いを抱きながら日々を過ごしているのですが、最近、これまた自分にとって都合のいい話にめぐり合いました。それでまた、元気が出たというか、ビールをはじめとするアルコールへの「罪悪感」が消滅したというか

それについてはまた、明日お伝えします。

 

 

 

 

 

 

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もし飛行機が半ドアだったら?

2017年08月16日 | 旅行

飛行機の事故やトラブルが相変わらず多いですね。

僕の住んでいるところから大和川を挟んですぐ向こうに八尾飛行場というのがあります。わが家の上空も、ヘリなどがしょっちゅう飛んでいます。一昨日、その八尾飛行場から出発した小型機が、奈良県の山添村というところの山中に墜落して2人が死亡するという事故が起きました。

余談ですが、僕が住む藤井寺市とこの奈良県山添村は友好都市の交流提携を結んでおり、うちの息子たちも中学生の頃、学校行事として山添村へキャンプへ行ったことがあります。

それが一昨日の14日の出来事でした。

そしてその前々日。32年前に日航機が墜落して520名の死者を出した8月12日と同じ日に、ご存知のように、羽田発の全日空の旅客機で、機体付近のダクトが破損し機内の気圧が急激に低下するというトラブルが発生。羽田に引き返して緊急着陸したというニュースが流れました。その時、機内で、頭上から酸素マスクが降りてくる様子や、乗務員の緊急放送の音声などが動画で流されていましたが、乗客の人たちの恐怖はどれほどのものだったろうかと思います。

乗客の中にはこの日が日航機墜落と同じ日だということも知っていた人が多かっただろうし、羽田から伊丹空港へのルートも同じだし、出発時間も同じ午後6時。そしてなんという偶然か、トラブルが起こったのも伊豆大島周辺で、時間もほぼ同じだったという。搭乗前から何となく気になっていた人もいたかも知れないけれど、そんな時に緊急放送やら酸素マスクやらとなると、生きた心地がしなかったでしょうね。ともあれ一人の怪我人もなく無事着陸できて何よりでした。

こんなふうに、航空機事故やトラブルのニュースは後を絶ちませんね。

考えてみたら、あんな大きくて重いものが空を飛ぶのだから、気象状況や機体そのものに何か異状が発生すれば、ただでは済まないだろうとは思います。知り合いの中にも、絶対に飛行機に乗らないという人がかなりいるし、飛行機に乗って旅行するときは必ず息子夫婦に書置きをして、自分たちがいなくなった場合の後始末のことを頼んでおく、という女性もいます。僕などはあまり深く考えないほうだけど、そういう人たちも沢山いるんですよね。

僕は飛行機で恐ろしい目に遭ったということはないけれど、ちょっとしたトラブルはありました。

2004年に妻と2人でラスベガスとサンフランシスコへ旅行した時のこと。帰国の便に乗り込み、飛行機はサンフランシスコ空港を飛び立ちました。

離陸して間もなく安定した飛行に入りました。

外国への旅を無事に終えて飛行機に乗り、あとは日本に帰るだけ、という時のホッとした気分はなかなかのものです。僕は全身に心地よい揺れを感じながら、目を閉じ、旅行中のいろんな体験を思い浮かべたりして、やがてウトウトとまどろんだ。…と、まあ、ここまではよかったのですが。

飛行機が飛びはじめて約30分後に、機内放送があった。英語放送の後に流れた日本語での放送を聞いて、僕は自分の耳を疑った。放送はこう言ったのです。

「当機は後部ドアがきちっと閉まっていません。最悪の場合は空港に引き返すかもしれません」

おいおい、半ドアかよ?

そして放送では、機体が小刻みに揺れ続いているのはそのせいだ、ともつけ加えた。「心地よい揺れ」と感じたのは扉にすきまがあいていたから? それを乗務員が今まで気がつかなかった? ウソみたいな話だ。 

それから間もなくして、「これからサンフランシスコ空港に戻ります」との放送があった。そうそう、早く戻ってくれ~

結局サンフランシスコ空港に戻り、飛行機から下ろされ、長いあいだ待合ロビーで待たされたあと、別の飛行機に乗り換えて再びその空港から飛び立ったのが、1回目の離陸から4時間後の午後4時過ぎでした。宵の口に大阪へ着くはずが、夜更けの到着になってしまったわけ。

で、それから約1年が経ったころ。
テレビでこんなニュースを見て、びっくりしたのです。

福岡空港を出発して名古屋へ向かっていた全日空機が、高知空港に緊急着陸したというニュース。その理由に驚いたのです。なんと、ドアがきちんと閉まっていないことを示す警告灯がついたからだという。また「半ドア」ですわ。

「へぇ~。同じことがあるもんだなぁ」と思いながらニュースを見ていると、高知空港に降りた飛行機はさっそく機体の「精密検査」を受けた。しかしドアはちゃんと閉まっていたということでした。つまり、操縦席の警告灯のほうが誤作動をしたらしい。「犯人」はドアでなく、警告灯だったのです。
な~んだ、それ。

そのニュースを見て、ふと思ったことは…

僕らが乗っていたあの飛行機も、本当はドアには異常はなく、警告灯が誤作動か何かしたんじゃないの? サンフランシスコ空港に戻って「精密検査」をして、ドアはちゃんと閉まっていたけど、今さらそんなことを言っても乗客は納得しないだろうから、格好つけて別の飛行機に乗せちゃえ、なんて。

そんなことは、ないですかね~

 

 

 

 


 

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森高千里の ロックンロール県庁所在地

2017年08月14日 | 日常のいろいろなこと

学校の夏休みも真っ最中で、お盆休みも真っ最中ですね。

モミィは学校の宿題と塾の勉強などで結構忙しい毎日を送っています。勉強と言っても、机に座り、教科書やテキストやノートをにらんでいるばかりではなく、遊びか勉強かわからないようなこともやっています。そのひとつに、面白いものがあったので今日はそれをご紹介します。

モミィは国語は得意で算数が苦手というタイプなのですが、社会科では、歴史は得意だけど地理はイマイチです。そこで、壁に日本地図と世界地図を張って、テレビでどこかの地名が出ると地図で確認をさせる、というようなこともしているのですが、なかなかねぇ、身につきません。

たとえば、県庁所在地ですが、「兵庫県の県庁所在地はどこ?」という質問には、大阪から近い場所だけに「神戸」と答えられるのですが、「では愛知県の県庁所在地は?」と聞くと、「えぇ~っと横浜!」と答えたりするのです。

「横浜は神奈川県の県庁所在地やがな。愛知県は名古屋やで~」
と、僕はがっくり。

だから「群馬県の県庁所在地は?」などと尋ねても、モミィに答えられるはずがない。「ちゃんと覚えるようにしなければ」と何度も言ったのだけれど

モミィが定期的に歯のケアを受けている歯医者さん(女性)が、いつも健診の時にモミィと賑やかにおしゃべりをするそうですが、モミィが「地理が難しいねん」という話をすると、「じゃ、これをインターネットで聴いたらいいのよ」と教えてくれたのが

森高千里の「ロックンロール県庁所在地」という歌でした。

モミィが家に帰り、タブレットでその「ロックンロール県庁所在地」を聴き始めたので、のぞいてみた。森高千里の作詞作曲だそうです。

♪ 北海道は札幌 お次は~ (♪ サッポロラーメン)
♪ 青森 秋田に岩手の盛岡~ (♪ わんこそば わんこそば)
♪ 福島 山形 宮城は仙台~ (♪ 笹かま 笹かま)

という具合に進み、最後は「♪ 沖縄の那覇~」でしめくくり。

いちおう、その地方の名物名産も歌詞の中に盛り込まれているので、そういう周辺知識も身に着くでしょうしね~

モミィはこの歌を何度も繰り返して聴きながら歌っている。
実に楽しそうにやってる。これなら、そのうち暗唱してしまうに違いない。

な~るほどねぇ。
単純に暗記するだけのものは、こんなふうにして覚えるのが一番でしょうね。

森高千里にこんな歌があったとは、僕は知りませんでした~

ご存知の方も多いのかもしれませんが、こんな歌です 

 

森高千里 『ロックンロール県庁所在地 (2015 Ver.)』【セルフカヴァー】

 

 

 

 

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頸動脈のエコー検査の結果は

2017年08月13日 | 心と体と健康と

1月半ぐらい前のブログに、目がまぶしくなったことを書きました。

数分間、視界が真っ白になってほとんど物が見えない状態。眼科で診てもらうと、これは目から来た症状ではない、とのことで、
「一時的に血流の異変があったり、動脈硬化のような症状があったりしたときに、目に影響が来ることがあるので、念のためかかりつけの医院で頸動脈のエコー検査をしてもらったらいいと思います」
そんなアドバイスを受けました。
と、そこまではこのブログに書きました。

その数日後の7月初旬が、月に一度の診察の日だったので、主治医にそのことを告げると、
「わかりました。じゃぁ次回にその検査をしましょう」
ということになり、1か月後の今月初旬に、頸動脈のエコー検査を受けました。

暗い部屋で、座ったまま、首筋にヌルヌルしたゼリー状のものが塗られ、冷たい棒のようなもの(プローブと言うそうですが)で首筋をにょろにょろと撫でられる。目の前のモニターで、自分の頸動脈の様子が映し出されているのだけど、もちろん僕などが見ても何がどうなっているのかさっぱり分からない。右の首筋、左の首筋と一通りの検査が終わった後、そのモニターを見ながら医師の説明を受けたのですが、
「う~ん」と、医師はちょっと言葉に詰まりながら、
「これが血管の断面ですね~。そして、これが血管を輪切りにした画像ですが」
そして、医師は画面の一部分を指差して、
「ここ(血管)の中に、カスのようなものがくっついていますよね」
言われてみると、そうだなぁと思う。
「首の下の部分はこのとおり、きれいなんですが。首の上のほうにくると、血管にカスのようなものがたまって、少し狭くなっています」

つまり?

「動脈硬化ですね」
ふ~ん。そうなんだ。でも
動脈硬化ってよく聞くけど、どんなものか、よく知らない。

医師は僕の前回の血液検査の結果をパソコン画面で確かめながら、
「ふつう、コレステロールがたまることが多いんですけど、あなたの場合はコレステロールの数値は高くないし。で、血圧も正常ですし。血糖値も高くないし…。これと言う原因は明言できませんが」と言う。そして、心房細動とも関連性はないということでした。でも首筋の血管がスッキリしていないことは事実なんですよね。

血管が狭まっているということは血液の流れが悪くなる可能性があるということですが、いま僕は、心房細動が起きた際に血栓ができないよう、血液をサラサラにする薬であるワーファリンを服用していますが、それは動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞を予防するためにも効果はあるそうです。
「ワーファリンがますます大事になってきますね」
と医師は最後にそう言いました。

ということで、エコー検査は終わりました。

まあ、年齢も年齢だから、体のいろんな部分が損なわれてくるのは仕方のないことだと思います。この検査結果には、何のショックも受けませんでした。

結局、この動脈硬化も、これ以上悪化させないためには、やはりバランスのとれた食事と適度な運動、という、あらゆる症状にあてはまる「好ましい生活習慣」を実行していくほかない、というようなことでしょうね~

それをちょっと頭の中に入れておくことにします。

 

 

 

 

 


 

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「山の日」 といえば 思い出すことは

2017年08月11日 | 思い出すこと

今日は「山の日」で祝日だそうですね。
「山の日」?
そんな祝日、あったっけ?

と、日曜・祝日とは縁のない生活を送る僕は、カレンダーを見て思うのです。いつも通っているスポーツクラブでは、僕は「平日会員」なので、土・日・祝の休日は行けません。でも、うっかり今日も行くところでした。もし行ったら受付のスタッフから「すみませ~ん。きょうは祝日なんですけど」と言われて、スゴスゴと引き返していたところです。

小学生のモミィも今は夏休み中なので、余計に「祝日感」というものが希薄になっていますが、今年の場合はたまたま金曜日に当たり、そのあと土・日と、そしてお盆休みが続き、働いている人たちにとっては嬉しい祝日となるのかも知れませんね。うちの長男も次男も、今日から16日まで6連休だと言っていました。その点、僕は市役所に勤めていたので「お盆休み」というのはなく、あまりピンときませんけど。

ところでこの「山の日」は、去年から始まったそうです。昔のことだったらよく覚えているのですが、去年や一昨年のことなどすぐに忘れてしまうので、こんな祝日が制定されていたことも全然記憶にありませんでした。

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する

というのがこの祝日の趣旨だそうです。当初はお盆休みに直接つながる8月12日が予定されていたそうですが、その日は、1985年、日航機が群馬県の山岳地帯の一つである御巣鷹の尾根に墜落し、520名という史上最多の死者を出した日でもあったので11日にした、と言われています。

う~ん。あの悲惨な事故からも、もう32年経つんだなぁ。自分の長い人生の中でも、テレビニュースで心底から気が動転したのは、この事故の報を聞いた時と、東日本大震災の発生時の津波の映像を見た時の2回です。それほどの大きな衝撃を受けた日航機の事故でしたが、それでも4人の方が生存されていたというのは、まさに奇跡でした。


さて、僕は、山そのものは昔から大好きでした。中学生の頃、山好きの友だちに誘われて、近くにある生駒山や信貴山へよく行きました。もちろん登山というようなものではなく、ハイキングのレベルですけど、山中を流れる小さな川の横で、数人で飯盒炊さんをしたりすると、そんな時は、ふだん感じたことのない解放感に満ちた気分を満喫できたものです。

高校に入り、今度はクラブ活動で山岳部に入りました。いよいよ本格的な山登りに挑むんだ、という気合い十分でした。新入生歓迎会で、先輩たちから「おまえ、見かけによらず根性あるな!」と言われました。「見かけによらず」というのは、僕が小柄で童顔だったからだと思います。じゃ、なんで「根性あるな」と言われたのか?

たぶん、しゃべる声が誰よりも大きかったからでしょうね~

その歓迎会の席で、自己紹介や何か芸をするのですが、その時僕は、大好きだった舟木一夫の「あぁ、青春の胸の血は」を歌いました。自分で言うのもナンですけど、僕は昔から歌がうまいのです(あはは)。先輩たちも「おまえ、歌うまいなぁ」とほめてくれました。そして初めての山は神戸の六甲山への登山でした。そして、その六甲山からわずか数ヵ月後、僕はクラブを辞めたのです(なんや、それは?)。つまり、僕の山岳部での活動は「あぁ青春の胸の血は」を歌ったことと六甲山へ登ったことだけ、ということになります。

なぜそんなに早く山岳部を退部したかと言うと、授業が終わった後の部活の練習がとてもきつかったからです。一例を挙げると、体重が僕の倍近くもありそうな先輩を肩車して、長い距離を歩いたりするのです。もともと身長が低いのに、こんなことをしていたら、15歳の僕の身長はこれ以上伸びないんじゃないか、という懸念が芽生えてきたからです。それで仕方なくやめました。

その代わり、と言えるかどうかわかりませんが、毎週のように高校の同級生と、主に六甲山へ日帰りで登山したり、テントを張って一泊したりして、それが高校生活での一番の楽しみでした。

「山の日」というと、そんなことが懐かしく思い出されます。


で、最後に、前述した舟木一夫の歌のことですが

僕は舟木一夫の大ファンだったのですが、中でも「あぁ青春の胸の血は」は力強く、テンポもよく、勇気も与えてくれた大好きな歌でした。でも、近年は舟木一夫がテレビの懐メロ番組に出ても、歌うのは「高校三年生」や「学園広場」ばかりで、この歌をテレビで聴くことはまずありません。ところが

あの籠池のおっさんの森友学園が設立しようとしていた小学校「瑞穂の国記念小学院」の校歌が、なんと舟木一夫の「あぁ青春の胸の血は」だったのです。あれにはビックリしましたねぇ、ほんと。

テレビニュースで「この小学校の校歌は、こんな歌だったのです」とナレーションが入り、舟木一夫のこの歌が流れはじめたのです。その時は一瞬、ギクッとしたほどです。テレビ画面では、それを聴いた保護者のひとりが「これはどなたが作詞・作曲されたものですか?」と質問をしている音声が流れ、それに対して籠池側が「調べればわかります」という変な答えをしたところで画面は切り替わりました。おいおい。この歌を、こんな小学校の校歌に勝手に使うなよ!

ほんまに、森友学園は何を考えとんねん!
こんな学校の名誉校長になった安倍夫人も、おかし過ぎるわ。

そんなことを思いましたね。

「山の日」から話はどんどんズレていきました。
ま、いつものことですので、ご勘弁を。

 

「あぁ青春の胸の血は」

 

 

舟木一夫が「山」を歌った曲も添付します。
僕はこの歌も大好きです。
これを「山の日」のテーマソングにしてほしいですね。

「はるかなる山」

 

 

 

 

 

 

 

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のろのろ長寿の台風5号

2017年08月08日 | 日常のいろいろなこと

おはようございます。

昨日は1日中、台風5号の動静に注意をしながら過ごしていました。朝には、モミィが午後から夜まで毎日通っている塾の先生から電話があり、「今日はお休みにしますので」との連絡。外は少し明るくなったなと思ったら急に暗雲がたちこめザザ~ッと強い雨が降ったり、断続的に強風が吹いたりと、安定しない状態でした。

この台風5号は先月21日に小笠原諸島の近海で発生し、今日で18日になるとのこと。過去には1986(昭和61)年の19日が最長だというから、明日にはこの記録に並ぶことになります。それで「長寿台風」とか「ノロノロ台風」とか呼ばれていますね。

大阪は昨日の夕方から夜にかけて台風の中心が通過するというので、やはり心配で、ずっとテレビをつけていました。民放は通常番組を流していたので、台風情報はニュース番組の中でしかやりませんでしたが、NHKは番組内容を変更し、休みなく台風に関する情報を流してくれていました。さすがに、こういう時のNHKはとても有り難い存在です。

僕たちが住む大阪は、普段からあまり台風の被害というのがありませんが、昨日は「記録的短時間大雨警報」という聞き慣れない警報が出たりしていました。ぞっとするような名前の警報ですね。

テレビ中継でも、いつもは和歌山県の白浜や紀伊半島南端の串本あたりからの実況が多いのですが、今回はそれらに加えて、大阪駅前や難波のグリコの看板の前から台風の実況中継が行われていたのも珍しいことでした。それだけ大阪も風雨が強かったということでしょう。

また、テレビを見ていると、上のほうに「開設避難所」という字幕が流れ、各地で設置された避難所が出ていたのですが、そこにいきなり「大阪府藤井寺・市民会館別館」と出たのでびっくりしました。さらに、隣の羽曳野市に避難勧告の字幕も出たので、これはひょっとしたらここにも避難勧告が出るかもしれない、と思い、妻がかねてから用意していた防災グッズの入ったリュックを出してきて、懐中電灯とかを点検し、いざという時に備える態勢をとったりしていました。

が、外はかなりの風雨でしたが、メチャメチャひどい、というほどでもなく、いつもどおりの時間に、いつものように寝て、今朝を迎えました。

先ほど、朝5時半頃に外を見ると、風はやや強いものの雨は降っておらず、大阪は何となくもう大丈夫かな、という雰囲気です。甲子園でも昨日中止になった高校野球の開会式が、今日は行われそうですしね。

しかし、台風は現在、石川、富山付近を通過中ということで激しい雨が降っているようですが、近畿でも、特に滋賀県の北部、先日行った琵琶湖の上のほうで河川が氾濫したりして、洪水や土砂災害の警報が出続けています。

今日は西日本は、雨は上がって猛暑となる見込みとのことですが、台風はこれから関東北部、東北にかけて大雨などの被害をもたらす危険性もあるそうなので、まだまだ予断を許しません。

ノロノロせず、一刻も早く勢力が衰えて、消えて無くなってほしいです。

それにしても、日本がいかに「長寿大国」とはいえ、台風まで「長寿」とは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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京都タワーとサブウェイ

2017年08月06日 | 旅行

 

奥琵琶湖のホテルに泊まった翌朝、レストランの窓から撮りました。
昨日は天気が不安定でしたが、今日は晴れ間も見えるいい空模様です。

朝食を済ませてチェックアウトし、駅まで10分ほどの道を歩きました。
道路もひっそりとして、駅までほとんど人の姿は見えなかったです。


 

駅の前もひっそりと


マキノ駅からまた新快速(姫路行き)に揺られて1時間余り。京都駅で降りて京都タワーへ上がることにしました。 

この旅行はJTBで申し込んだのですが、そこでもらった「京都・びわ湖 旅の過ごし方BOOK」という冊子の中に「京都タワー展望室入場券」というのが入っていました。ということで、大人770円、小学生520円という料金は4人とも免除でした!


  

京都タワーのパンフレットによると、「展望室の高さは地上100mで、先端の避雷針を含めると131mの高さで、近年の超高層タワーに比べると高くは感じられないかも知れませんが、規制のある京都市街ではもっとも高い建造物。だから京都の街並みを、まるで地図のように見渡すことができます」とありました。確かに展望室に上がると、京都市内が見事に360度一望できました。


 

展望室は、こんなふうになっています。

ここにたくさん設置されている双眼鏡は無料で、子ども用に踏み台も用意されていますので、小さな子でも一人で見られます。


 
 ガラスの上には、主な名所が記されています。


 
 タワーのすぐ下に東本願寺が見えました。


 

 遠くに清水寺が。
 ズームで撮ると


 
  清水の舞台も見えました。


タワーからの風景の中でも、特に面白かったのは京都水族館でした。ひとつの双眼鏡を小さな女の子が覗いていたのですが、その子が、「あ、イルカが見えた!」と叫び、横でお母さんらしき人が「よく見えるでしょ」と言っている。その子が双眼鏡から下りたとき、思わず僕はそのお母さんに「水族館の中まで見えるのですか?」と尋ねた。「ええ、よく見えますよ」と笑顔で「どうぞ」の仕草をされたので、僕もそのままの方向にあった双眼鏡を覗いてみた。すると、「あっ、ホントだ」。野外プールのようなところにイルカらしきものが水しぶきを上げているのだ。ちょうどイルカショーが行われている最中のようだった。これはモミィやケイに見せてやらなければ

 そこで、別の場所にいた2人に声をかけ、「水族館でイルカが見えるで」と、その場所へ連れて行った。そして、まずケイが双眼鏡を覗いた。覗いたとたんに「ほんまや。イルカがおるわ」と声を弾ませた。先ほどのお母さんが、ケイとモミィが交互に双眼鏡を覗き合う様子を目を細めて眺めておられた。


  
  一生懸命に双眼鏡を覗くケイ。


  
この丸で囲んだ部分がタワーから見える京都水族館です。

これをズームにしてみると、

 

こんなふうに見えます。

ただの景色だけではあまり面白がらないケイも、これには双眼鏡に釘付けになっていました。

そんなことで、京都タワーでは思っていた以上に楽しく過ごすことができました。

タワーから降りて、さて遅いめの昼食をとろうと、京都駅のレストラン街に行きましたが、やはりケイやモミィはどの店にも大した関心を払わず、「昨日のサンドイッチ食べた~い」と言い出したので、また地下のポルタへ下りて、昨日と同じサブウェイ(SUBWAY)へ行きました。

4人でサンドイッチを食べながら、僕が、
「サブウェイはパンの生地とかトッピングとかドレッシングとか野菜の量とか、いろいろ細かい注文をせなあかんから、ややこしいやろ?」
と言うと、モミィが、
「でも、ここのサブウェイは日本語がわかるからええわ」
と、突拍子もないことを言い出した。
はぁ? 何を言ってる?


「あのロサンゼルスのサブウェイは大変やったもんね」
と言うので、初めてモミィの言葉の意味がわかった。

去年末の3人でのロス旅行の最終日、僕は高熱が出て1日中ホテルの部屋で寝ていた。その時、モミィは妻と2人でホテルに近いビバリーヒルズの街を歩き、そこにあったサブウェイに入ったそうだ。店ではもちろん日本語など通じない。当時、英検3級へのチャレンジ中だったモミィが、妻と力を合わせながらカタコトの英語で注文をして、自分たちが食べるものだけでなく、僕にもサンドイッチを持ち帰ってくれた。その時のことをモミィは、京都のサブウェイに入ったことで、思い出したのだろう。 

「そうやね。外国では食べるものの注文って、ホントややこしいからね~」
そう言いながら、僕は「タンドリーチキン」にかぶりつきました。
(今日もまた、ビールなしの外食です。ぐすん)

ちなみに、この時、モミィは「生ハム」、ケイは「ロースハム」、妻は「ローストビーフ」を注文していました。

その後また京都地下の土産物店などをめぐり、夕方5時過ぎに戻ってきました。

やれやれ

何ごともなく、全員元気で無事に旅行が終わり、ホッと一安心でした。

 

 

 

 

 



  

 

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