先日の「チコちゃんに叱られる」という番組で、子供たちの「言い間違い」に関する話題が出ていました。先生に「お母さん」と呼んだり、エスカレーターをエレベーターと言ったり、タレントの「あばれる君」を「がんばる君」と言ったりするような事例が出ていました。まぁ、間違いは大人でもありますからね。
そういえばつい先ごろ、モミィがテレビでロシア・ウクライナ問題のニュースを見ながら、
「ロシアの大統領っていうたら、むかしゴンチャロフという人がおったやろ」
と言った。
「ゴンチャロフ? あのなぁ」と僕は思わず笑ってしまった。
「ゴンチャロフはチョコレートとかのお菓子を作ってる会社やん」と言うと、
「えっ、違うの? でも世界史の授業で習ったで」と再びモミィ。
「それはゴルバチョフや。まだソ連時代の人で書記長やったけど、改革をしはってソ連最初の大統領にならはった人や」と講釈を垂れる僕でした。(後から調べるとソビエト連邦の最初で最後の大統領だった)。
ゴルバチョフとゴンチャロフ。
たしかに似ている。モミィも面白い間違いをしますわ。
さて、僕はこの「言い間違い」とか「聞き間違い」の話は昔に糸井重里の「言いまつがい」という本を読んでからすっかり病みつきになり、その手の間違いを見聞きするたびにメモしています。ほんとにおもしろい話が続々と出てきます。今日は「新人社員の言い間違い・聞き間違い」の話をちょっと書いてみます。
4月に会社に就職して社会人になりたての若い人の話には爆笑してします。
主に電話を受けたときの応対や、上司にそれを知らせるパターンとして…
「あ、もしもし、係長さんいます?」
「あ、もしもし、〇〇課長さんに変わってくれる?」
「あ、もしもし、こちら〇〇というものですが」
などと電話がかかってきた時の、新人職員の対応ですが、笑ってしまいます。
「あ、係長はいま打ち合わせ中です」と言うべきところを
「いま打ち合い中です」と言い間違った。係長はボクシング中?
「あ、課長はあいにく電話中です」というはずが、
「課長は相変わらず電話中です」と言ってしまった。課長はいつも電話してるの?
「えっと、部長はいま取り込み中ですが」と言うところを、
「いま取り組み中ですが」と言った。部長は相撲取りか?(笑)
ほかにも、
電話の相手に「おはようございます。いつもお世話になっております」と、何度も機械的に繰り返していると、つい「いつもおはようございます」と言ってしまったり。
「夜分まことに恐れ入りません」なんて言ったり、
「少々お世話になっております」な~んて言ったりね。
ある新人女性は「こちらマーケティング部だけど、主任いる?」という電話を受けて、主任にこう告げた。「主任、豆天狗さんからお電話です」
マーケティング部という部署を知らなかったとしても「豆天狗」とはね~
よくもまぁ、そんなうまいこと聞き間違えますよね。
また、
松丸さんという人からの電話には「マシュマロさんからお電話です」とも。
いずれも、言われた上司は一瞬どう思ったのでしょうね(笑)。
ま、これらは雑誌なんかに載っていた話ですから、
真偽のほどはわかりませんけど(笑)。