今日は体調に関する話ですけど…
長年悩まされていた心房細動(不整脈)は、去年2月のカテーテル手術によって改善されましたが、それでも、心拍が少し乱れてしんどい時もあります。
それはまぁいいんですが、最近は持病の腰痛は相変わらずのうえ、両手両脚がだるくなってきたり、肩が痛かったり肘が痛かったり、声がかすれ気味になってきたり、全身のバランス力が悪くなってきたりと、少しずつ体が弱ってきているような気がしています。そう思ったらよけいに気持ちのほうも落ち込んだりして、どうもパッとしませんわ。
まぁ、いちおう何種類の薬も飲んでいるので毎月かかりつけ医へ通っていますが、やっぱり加齢から来ているのも多々あるかと思いますし、仕方ないんでしょうね。
以前にも書いたことがありますが、
そんな時は、僕の好きな田辺聖子さんが、エッセイの中でこんなことを書いておられたのをメモしているので、それを読んで自分を納得させています。
若さや栄光を失うとき…われわれは乗り換えしなければいけない。
新しい行く先を求めて。
「体力低下、気力減退線にお乗換え願いま~す」
その連呼を耳にとめて、人ははっと我に返る。
いつまでもこの線でいいと思っていたのは、誤りだった。
ここから別の線に乗り換えて生きなくてはならないのだ。
…そうやって、乗り換え乗り換えして乗り継ぎをしつつ、
終点までやってくるのが、人間の一生かもしれない。
…という文章です。
僕なども、
「若さや栄光」なんかはとっくの昔になくなっていますが、
それでも「いつまでもこの線でいい」と思ってここまで生きてきました。
でも、生きている限り、やはり「乗り換え」や「乗り継ぎを」しながら、
「終点」へ向かうんですよね。
今、この言葉が、強く心の中に染み込んできています。
もっとも、外見からはそんなふうには見えないのか、
先日わが家に選挙の依頼で来られた元市議会議員の男性は、
僕を見て、
「うわぁ、元気そうやねぇ」
とちょっと驚いた様子でした。
ま、自分で言うのもナンだけど、僕は年より若く見られるんですよね。
だから、普段、妻とテクテク散歩をしていると、近所の奥さん方も、
「お二人ともお若いですね~」
と言われたりします(…自慢か?)
まぁ、見かけはともかく、体のほうは、そろそろ、
田辺聖子さんの言う「終点」に向かい始めている、
という自覚を持つことが必要なのかな~と思っている今日この頃です。