僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

今度はトイレットペーパーやティッシュペーパーが

2020年02月29日 | 日常のいろいろなこと

我が家では、夕食を終えたあと、モミィが塾に行ったり家の中で勉強をしたりしている間、妻と外へ歩きに出るのが一つの習慣となっています(必ず毎日、というわけではありませんが)。

それまでは決めたコースを1時間ほど歩くだけだったけれど、去年の秋、駅前にイオンが5年ぶりに新装オープンした。そのおかげで、最近は駅まで歩き、イオンの中へ入ってブラブラしてから帰ることにしているので、歩くのにも楽しみができた。1階のスーパーやフードコート、2階のいろいろな専門店などをぶらついて、ついでにちょっとした買い物もできるので、なかなか便利です。

そして一昨日の夜のこと。
1階のスーパーの中をぶらついていた時、僕は思うところがあって妻に「ティッシュペーパーを買っておくわ」と言って、カゴにティッシュ5個入りを1パック入れた。ティッシュは家にもまだあったけれど、それまで何となく気になっていたことがあったので、そうしたのです。

今回の新型ウイルスが原因でマスクが品切れで手に入らないというニュースを見るたびに、僕は1973年(昭和48年)のオイルショックの時のことを思い浮かべていました。あの時の異様な光景は今も目に焼き付いています。

仕事からの帰り、駅から家までの途中に薬局があったのですが、その前にものすごい人数の人たちが押しかけているのを見てビックリしました。何が起きているのかさっぱりわからないまま帰宅してニュースを見ると、中東の国々が石油価格を引き上げたことから「紙がなくなるかもしれない」という噂が立ち、これをマスコミが取り上げたことからトイレットペーパーやティッシュを大量に買い込もうとする客が殺到したということだった。

今回のマスクの品切れ騒動を見て、年配の人たちの中には、この47年前のオイルショックのことを思い出した人も多かっただろう。

僕もその一人で、しかも前述したように、その時の光景があまりに強烈だったので、マスク騒動を見ながら、マスクとティッシュはあまり関係はないけれど、何となくオイルショック当時の騒動が再現しそうな強迫観念のようなものがあった。そこでイオンの店内を歩きながら、取りあえずティッシュを1パック買ったというわけ。

するとその翌日、つまり昨日ですけど、テレビで「SNS上でトイレットペーパーが無くなるとのデマが広がっている」とのニュース。なに、それ? と思って詳しく見てみると「新型コロナウイルスの影響で、中国から原材料を輸入できなくなってトイレットペーパーが不足するというデマ情報が拡散した」という内容だった。

実際には、トイレットペーパーの原材料は中国に依存しておらず、これはまったくのデマだということをニュースでは報じていたのですが、どうやらその報道が引き金になって、日本中の人たちが一斉にトイレットペーパーを買いに走る、という現象が起きたということでした。同様にティッシュぺーパーも買い占められていると。それが昨日のお昼のことです。

そして、昨日の夜、また僕たちは歩きに出たのですが、イオンに入り、昨日買ったティッシュペーパーの売り場へ行くと

昨晩はあれほど山のように積まれていたティッシュペーパーはひとつも無く、隣に置かれていたトイレットペーパーもゼロ。売り場のその部分だけ、何にも品物がない、という異様な光景に出くわしたのです。

そのあと、専門店の方にある薬局「ココカラファイン」を覗きましたが、そこでもトイレットペーパーやティッシュはマスクと同様「完全品切れ」でした。

ふ~む。「SNSのデマ情報」だけなら、ここまでのことは起きなかったと思うけど、それがテレビで報道されると、それがデマであろうがなかろうが、「トイレットペーパーが品薄になっています」と報じられただけで、またマスクの二の舞にならぬよう、と、心配する人々はお店に殺到するんですよね。

SNSのデマ情報はむろん悪質だけど、テレビ報道も集団心理を煽るので、こういう報道にはもう少し慎重になるべきだと思います。実際、在庫は十分あるそうで、買い占めが殺到しなければ大丈夫ということですから。

それにしても、買い占め騒動が起きる前夜に、イオンの中でふと「ティッシュペーパーを買っておいた方がいいかも」と思ったのは、「虫の知らせ」というやつだったのかも知れません。ま、トイレットペーパーは買っていませんけど。

 

 

 

 

 

 

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全国の学校も休校に

2020年02月27日 | ニュース・時事

いま、27日(木)の午後8時過ぎです。

先ほどのニュースで

安倍首相が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、来週の月曜日(3月2日)から、春休みが明けるまで、全国の小中高校や特別支援学校を臨時休校にするよう要請すると表明しました。

つまり全国の学校が休みになるわけですよね。ま、大阪はその前に休校を決めていたようですが。

う~ん、それもやむを得ないか。
今のウイルスが学校に拡がれば、それこそ大変だから。

とはいえ、これまで後手後手に回っていた政府首脳が、批判を気にしてか、いきなり全国の学校を休校、というのも、ちょっと極端の感を免れないし、共働きの家庭などで子供の面倒を見られないという人たちも多くおられるので、そのへんは難しいところですけど。

我が家では、
さっき夕飯を終えて塾に行ったモミィは、そのことをまだ知りませんが、たぶん塾でこのニュースを知るのだろうと思います。

お気楽なモミィのことだから、
「わ~い。学校、休みやぁ~」
と、喜ぶんでしょうか。でも、友達に会えないとか、外へ遊びに行きにくいとかになると、がっかりするかも。

これが来年だったら中三で、高校入試を直前に控える時期なので、どうなっていたことやら。

この先が本当に心配です。
「騒ぎ過ぎ」と言っている人(ホリエモンなど)もいますけど、それでも楽観は禁物だと、心配性の僕は思うのです。

ご承知のように、連日、ニュースやワイドショーなどでこのことが取り上げられています。

そんな中で、今はひとごとのようにワイワイ言っているテレビのコメンテーターたちの中で、一人でもこのウイルスに感染したらどうなる? と思う時があります。じゃぁ、その番組はどうなるんでしょうね。

冗談ではなく、マスコミや芸能界にも感染が拡がるという時が来るかも知れない。自分や家族の身に及ぶ可能性だって、ないとは言えないし。

心の準備だけは、一応しておかなければならないと思います。

 

 

 

 

 

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大相撲春場所も中止にして!

2020年02月25日 | ニュース・時事

またまた新型コロナウイルスの話です。
このところ、この話ばっかりですけど、
やはり気になりますものね~。

毎日毎日、全国で感染者が増えて行きます。
学校の先生や子供まで、感染しています。

アイドルたちのコンサートなど、多数の観客が集まる数々のイベントは中止となり、大人数での食事とか居酒屋なども避けるようにと言われている。たぶん、僕たちがほぼ毎月行っていた梅田のバイキングのレストランも、お客は激減しているか休業しているか、だと思う。

僕の母校の近畿大学も、全国の付属高校なども含め、卒業式と入学式を中止したと言うしね。

また、結婚式を挙げられないというカップルの嘆きも紹介されていた。あるスポーツジムでも感染者が出て休業。中国人客が誰も来なくなり、廃業に追い込まれた旅館もあった。新型ウィルスはますます各方面に甚大な影響を与えつつあります。

いま思うと、あのカルロス・ゴーンも、
日本を脱出してよかった~と、思ってるやろうね。

昔、小松左京の「日本沈没」という小説がありました。小説はベストセラーになり、映画にもなって、その映画も驚異的な大ヒットになりました。

そして、
今の新型コロナウィルスの騒動は「日本沈没」を思い起こさせるのです。

成り行き次第では「日本沈没」ならぬ「日本滅亡」となってしまうのではないかと、そんなあり得ないだろうことまで、僕は心配しています。

 …………………………………………………………………

僕が住んでいる大阪は、中国人が一番多く観光に来ている街なのに、まだ感染者は1人だけです。東京や千葉、神奈川、愛知、和歌山、北海道などに比べて非常に少ない。

それは、まあ、ちょっと不思議だ。

テレビのワイドショーでも、石原良純が「なんで大阪がたった1人だけなのか?」と不思議がっていた。

でも、今はそうであっても、これからがね~。
何かの拍子で大阪にドドっと感染が拡がる可能性は大いにあります。

いま、最も気になるのが、3月に大阪で行われる大相撲春場所です。

サッカーやプロ野球でも大勢の観客が集まるので中止や延期が叫ばれ、東京五輪の開催すら危ぶまれるかの報道がされる中、大相撲のように、館内に多くの客(それも多くは高齢者)がひしめいているあんな場所こそ、最も感染率が高いように思われます。

大相撲春場所も、他のイベント同様に中止にすべきでしょうね。

 

 

 

 

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篠山マラソンも中止 アルゼンチンからの訪日も

2020年02月23日 | 日常のいろいろなこと

毎日毎日、新型コロナウィルスのニュースが流れ続けています。そして「今日、新たに何人が感染しました」などと「新たに」という言葉が決まり文句のようになってきました。

きょう新たに きょう新たに きょう新たに

ほんまに、どこまで拡がって行くねん!

一昨日の金曜日は、2か月に一度の病院へ行く日だった。でも、和歌山県の病院でコロナウィルスの感染もあったし、病院そのものに対する不安があるので、気が進まない。僕が通うのは大きな病院だし、患者もいっぱいいる。今回は検査がなく診察だけなので、正直言えば、病院の窓口で薬だけもらって帰れたらそれでいいんだけど、診察を受けなければ薬は出してもらえないしね~

で、その日は朝早くから家を出て、病院へ行きました。着いた時間が早かったし検査もなかったので、僕が一番に診察室に呼ばれました。

「不整脈のほうはどんな具合ですか?」
と医師の先生。なかなかイケメンで、言葉づかいも丁寧な方です。
「えぇ、まずまずです。でもやっぱり、お酒を飲みすぎると不整脈の発作が出る確率が高くなるようで」と僕。
「そうですね。ビールをグラス1杯飲んだだけで発作が出る人もいますしね」
そんなやりとりを交わしているうちに、僕は先生がマスクをつけていないことに気がついた。

思えば、病院内で見かけた医師、看護師、技師、事務員、売店職員、掃除のおばさんたちは、全員が例外なくマスクをしていた。でも、この診察室にいたイケメン先生はマスクをしていない。

そこで、
診察が終わって部屋を出る時、僕は冗談交じりの口調で、
「先生も多くの患者さんを診ておられるのですから、新型ウィルスをうつされないように、気をつけてくださいね」
と言った。すると先生はふと真顔になり、
「そうですね。ふむ。私がマスクをしていなかったら、逆に患者さんのほうが怖がられるかも知れませんね」
そう言ってから、少し笑った。
別に僕はマスクについては何も言っていないのにね。
僕が今日最初に診察室に入った患者なので、たぶん、先生はそのあと、急いでマスクをつけたんじゃないか
と、勝手に思っています(うふふ)。

それにしてもコロナウィルスの影響はいろんなところに出ていますね。

いろんなイベントが中止や延期になっていますし、大阪でも500以上のイベントの中止・延期が報じられていました。

マラソンもね。
3月1日の東京マラソンと8日の名古屋ウィメンズマラソンは、エリートランナーを除く一般ランナーは参加できなくなったとのこと。また関西のニュースでは、3月1日に予定されていた丹波篠山マラソンが中止になったことが伝えられていました。

この篠山マラソンは、僕が初めて参加したフルマラソン大会でした。翌年、2度目のフルマラソンも同じ篠山マラソンでした。そしてその年の秋に3度目のマラソンとして、ニューヨークシティマラソンを走りました。

僕にとっては限りなく思い出の深い篠山マラソンですが、初めて走った時はまだ「第2回篠山マラソン」だったのに、今回は第40回だそうです。あれからもう38年も経ったのですね。これまで中止なんて一度もなかったのに、40回目にして初めての中止とは。それだけ今は異常な事態なんだということが、これひとつみても、わかります。


 
初のフルマラソンは1982年で「第2回大会」でした。
写真は4時間台で完走直後、妻が撮ってくれました。
若かったあの頃~(注:「神田川」の一節です~ )


そして新型ウィルスの影響は、我が家にも及びました。

これまでもブログに何度も書いてきましたが、妻の姉の息子であるヒロユキが20年以上前からアルゼンチンに住んでいます。2009年に妻の姉と妻と僕の3人でアルゼンチンへ行き、ヒロユキと愛妻のソルちゃんと会ったのがきっかけとなり、翌年の2010年から去年までの10年間、毎年必ず3月に2人が日本へ来ていました。そして僕たちも、モミィを含めてその都度、一緒に食事をし、カラオケを楽しんでいました。

今年もまた3月が近づいて来たので、ヒロユキたちと会うのを楽しみにしていたのですが

先日、妻の姉からメールがあって、今回はヒロユキたちは日本に来ないことになった、という知らせでした。アルゼンチンでも、日本は新型ウィルスが蔓延している国だと報じられているので、訪日は難しいに違いない。また、仮に出来たとしても、こんな時に日本へ来て、あちこち出歩くのは、外国から見れば極めて感染のリスクが高い、と思われることだろう。

そんなことで、今回はヒロユキとソルちゃんに会えない。
でも、やむを得ないですね。
残念だけど。


 
 ヒロユキ、ソルちゃん、モミィ。
 次はいつ、会えるんだろう。

 

 

 

 

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ふぞろいのタコヤキたち

2020年02月19日 | 日常のいろいろなこと

モミィはまだ少し咳をしているし、妻も時々咳き込んだりしているが、2人ともほぼ普通の体調に戻りつつあるようだ。

家事をするのは僕も慣れているけれど、やはり妻とは分担があるので、彼女が十分に動けなかったらそれをカバーするのは、慣れないことをやるということになり、戸惑いもあったり、ストレスになったりもする。

長距離ウオーキングに出るのも控えていたし、またここ数日、雨が降ったり寒風が吹きすさんだりしたので、余計に外出がしにくかった。買い物以外は家の中にこもり、何やかやと用事を終えると、ゴロゴロしてテレビを見たりすることの多い数日間で、なんとなく気分が晴れなかった。

で、今日は気分転換をしようと、夕食で、かねてからモミィがしてほしいと言っていた「たこ焼き」を作ることにした。元々たこ焼きは作るのが面倒だし、食べたければ冷凍のものを買ったりしていたので、ここ1年ほど自家製のたこ焼きはしていなかった。でも、とにかくモミィが喜ぶので今日は久しぶりにそれを作ってみよう、ということになったわけです。

たこ焼き粉に水と卵を混ぜ、熱したホットプレートに流し込む。入れるものはタコと、細かく切ったこんにゃく(我が家はこんにゃくも入れる)、天かす、かつお節など。

このホットプレートは一度に26個が作れる。これを4回繰り返すのだから、かなりの量である。僕らは作りながら食べ始めた。そのあとすぐ、モミィがクラブ活動を終えて学校から帰って来た。今日は朝に「夕飯はたこ焼きやで」と言っていたので、モミィは「たこ焼き、たこ焼き~」と言いながら帰宅。素早く着替えて手を洗い、直接プレートのたこ焼きを取って口に入れたとたん「ぎゃぁ、熱い!」と叫んだ。そりゃそうだ。いったんお皿に取って、ある程度さまさなければねぇ。

 

 
なんだか見た目がごちゃごちゃしていますけど。
これを、くるりとひっくり返すタイミングが、
けっこうむずかしい(こともないか?)

そしてだいたい焼き上ったところです。
形はバラバラ(笑)。見栄えはしませんけどね~

名付けて「ふぞろいのタコヤキたち」です(笑)。

でもまぁ、味はトロリとして美味しかったですよ(自画自賛)。

 

これを4回繰り返して焼きました。
1回に26個だから合計100個余りですね。
それを3人で食べ、残ったのはわずか数個。

モミィも妻も、
病み上がりなのに、
食欲だけは旺盛ですわ(笑)。

ひょっとして、
僕がひとりで半分以上食べたのかも知れませんけど。

 

 

 

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今度はインフルエンザに

2020年02月14日 | 日常のいろいろなこと

何の因果だか知れないけれど、新型コロナウイルスが猛威を振るい続けているこの時期に、土曜日からモミィが扁桃腺が腫れて声がかすれ、咳き込んでいた。それに続いて今度は妻が熱を出し寝込んだ。

と、ここまでは11日に書きました。

その翌日のこと。
妻が近所の医院へ行き診察と検査を受けた結果、なんとまぁ、インフルエンザと判明した。コロナウイルスでなかっただけマシだけど、もう何十年もインフルエンザには縁がなかった妻が、よりによってこんな時に罹るなんてねぇ。

モミィはインフルエンザではないが、今も声が十分には出ないし、時々咳き込む。でも元気に学校へ行っているし、今日は帰宅してから、昨晩に作ったバレンタインチョコを持って、何軒かの友だちの家を回って配っている。回復してよかった。一方、妻のほうも今日あたりは、だいぶ回復してきたように見える。

で、僕はといえば、変わりなく元気です。

その代り、買い物以外はほとんど外出することはない。まぁ、あの新型コロナウイルスに感染したら大変だから、むしろ外出はしないほうがいいとも言える。だから今は家の中にいる時間が長い。家の中にいる時間が長いということは、ついビールを飲んでしまうということになる(なんで、そうなるねん?)。

おかげで、ここ数日はまた飲み過ぎですわ。

でもね。先日も書きましたが、新型ウイルスはアルコールに弱いそうだから、アルコールをせっせと摂取するのも消毒のひとつじゃないでしょうか。

そんなわけありませんけど、まぁ、そういうことにしておきましょう。

大阪のお隣の和歌山県でも、病院で医師ら2人の感染者が出ています。もう日本中のどこで感染者が出てもおかしくない事態になってきました。

いったい、これから、どうなることやら。

日々のニュースから、目が離せません。

 

 

 

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今度は我が家に問題が

2020年02月11日 | 日常のいろいろなこと

横浜港の豪華クルーズ船の新型コロナウィルスはますます広がりを見せ、今後は船内だけでなく、国内にも広がる可能性がいよいよ強まって来た。

そんな折、我が家でもギョギョっとすることが起きている。

8日の土曜日。モミィが部活の吹奏楽部の発表会があり、それが終わってから、部の仲間たちとカラオケへ行ったそうだ。夕方に帰って来た時、モミィの声がかすれている。ゴロゴロと喉を鳴らすが、何を言っているのかよくわからない。「お前は森進一か?」と言いたくなるようなかすれた声だった。

「のど、が、いたい、ねん。声が、出ぇへん、ねん」
それだけの言葉を聞き取るのが精いっぱいだった。
「そんな、声が出ぇへんようになるまで、歌わんといたらいいのに」
と、僕は、つい笑ってしまった。

しかし、翌日の日曜日の朝はもっと声がかすれていた。
妻が念のため熱を測らせると、37度少しあった。
時々、「ゴホ、ゴホ」と咳もする。これは単に歌い過ぎで喉を痛めたのではなく、風邪を引いたのか?

それにしても今こんな時期に、喉が痛み、咳が出て、熱も出るなんて。
まさか、新型ウィルスではあるまいが、何か気になる。
インフルエンザ、ということも考えられるし。

で、モミィは日曜日はぐたっとして、1日中、寝ていた。

そして翌月曜日、学校を休み、妻が医院へ連れて行った。

「どうやった?」
と、医院から帰ってきた時、妻に聞くと、
「扁桃腺が腫れているだけで大した事ではないそう」

熱は36度台に下がっていた。
モミィは医院からの帰りに、妻にイオンで買ってもらったお寿司をおいしそうにパクパク食べている。まぁ、やれやれ、だった。

そして今日11日の火曜日。幸いにして祝日なので、モミィは学校が休みだ。でも、塾でテストがあるというので、午前中だけ出かけた。昼前に帰ってきて、声はかすれたままで、時々咳き込むけど、発熱はなく、食欲も普通なので明日はもう学校へ行けるだろう。

しかし、今度は妻が珍しく「しんどいから、少し寝てくるわね」と言って部屋にこもった。昼からはず~っと布団に入り、ほぼ寝ていた。食欲はなく、熱が出ていた。モミィがマシになったと思ったら、今度は入れ替わりに妻が病気だ。

もしかして、モミィから感染したのだろうか。妻は普段からいたって健康で、めったに寝込むことがないのに。まぁ、8日の土曜日の夜から日曜日、そして医院へ行った昨日と、モミィに寄り添っていたのだから、これはもう究極の「濃厚接触」である。看病の疲れも出たのだろう。

そんなことで、
今日の午後は、モミィは勉強をしたりスマホを見たりして過ごし、僕はいい天気だったので朝から干していた布団や毛布を取り入れたり、買い物に行ったり、カレーを作ったり、洗い物をしたりと、家事をして過ごした。

妻には、昼はうどんを作り、それは食べてくれたけど、どうも食欲が湧かないようで、夜は、少しのご飯に海苔と胡麻をかけて食べて、すぐにまた寝てしまった。

なんだか淋しい祝日になってしまった。

テレビではず~っと新型コロナウィルスの情報が流れ、我が家では声のかすれたモミィと、熱を出して寝込む妻。

元気なのは僕だけだ。

いま、もう午後10時を回った。

明日起きたら、今度は僕が風邪を引いていた、
ということだけにはならないように。

 

 

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豪華クルーズ客船も大災難 新型コロナウィルス

2020年02月06日 | ニュース・時事

新型コロナウィルスによる肺炎は、いったいどこまで広がるのでしょうか。毎日毎日、ニュースを見るたびに、世界中で感染者数や死者数が増えてきています。日本の感染者数も中国に次いで二番目となってしまった。ミクロネシアという太平洋の島国では、日本を中国同様、新型ウイルスの感染国と指定し、日本からの入国を拒否することになったという。海外では日本も中国と同じように見られ始めているようで、まことに憂慮すべき事態になってきました。

特に、このところ連日大きく報じられているのが横浜港に停泊中のクルーズ船ですよね。これまで10人の感染者がいたというのが、今日(2月6日)の午前にさらに10人が感染したと発表された。これで、船の中だけで20人の感染者が出たということになる(日本全体では45人)。船内での検疫は継続中とのことだから、まだまだ増え続けることが予想されますね。

このクルーズ船は途方もない巨大な船で、わが町の沿線にある「あべのハルカス」を横にしたくらいの大きさだという。それで乗船しているのが3,700人で、そのうち1,000人余りが乗務員だそうだ。

豪華客船といえば、僕は「ポセイドンアドベンチャー」とか「タイタニック」みたいな映画の中でしか知らない。よく旅行社の前に「世界周遊クルーズ」というポスターが貼ってあるけれど、金額は1人100万円以上もする。海外旅行へはこれまで20数回行ったけれど、さすがに一回の旅行でこれだけの金額を費やすほどの肝っ玉はありませんでしたね。

でも、こういう超豪華な旅は僕の柄に合っていないし、それほど行きたい! とも思わなかったけれど、憧れている人は多いだろうなと容易に想像がついた。実際、今回は中高年の乗客が多いということなので、長年憧れていたクルーズがついに実現! というご夫婦も多かったはず。その夢の旅行が実現したと思ったら、まさかこんな最悪の事態に巻き込まれるとは。本当に運が悪い。お気の毒過ぎます。

クルーズは15泊16日だったそうだけど、その最後にこんなことになり、これからあと2週間、つまり14日間も船の中。それも自由に動けず、狭い自室に閉じこもりきりという生活とのことです。僕だったら耐えられるかどうか(でも、耐えなきゃしょうがないですよね。外に出ると感染が拡大するんだから)。

このニュースで一番気になったのは、持病があって毎日薬を飲んでいる人が、手持ちの薬が無くなったらどうするのか? ということだった。僕も心房細動の薬と、心房細動が出た際に脳梗塞にならないように血液をサラサラにする薬を毎日欠かさず飲んでいる。海外旅行に出る時は、万が一、予定通り帰国できないようなアクシデントが起きた場合に備え、旅行日数の3倍ぐらいの数の薬を持って行く。

しかし、今回、船内に閉じ込められた一人の女性が「薬がなくなったので大変な思いをしています」とテレビの電話取材に答えていた。他にもそういう人が沢山おられるだろう。それは本当に大変なことだと心配していたが、今日、薬が必要な人はその薬の名前を書いて提出すれば無料で提供される、ということになったことが報じられたので、他人事ながら一安心した。

また、今、世間ではマスクが不足して、ほとんどの店は品切れかつ入荷の見込みもなしという。つい少し前は、駅前のイオンで、マスクが「お一人様1袋限定」で売られていたようだが、3日ほど前に妻が行ってみると、どこの薬局もマスクはすべて売り切れ。アルコール消毒液だけは、最後に寄った「キリン堂」という薬局で、ひとつだけ売れ残っていたので買ってきたという。

この新型ウィルスはアルコールに弱いそうだ。だからアルコール液で手を消毒するのが良いらしい。僕は毎日アルコールを飲んでいるので、口の中は十分に消毒されているのかな、と思っているが、むろんそんなわけありませんわね。

中には人の弱みに付け込む悪いヤツがいて、マスクを買い占めて、ネットで高額で転売するという人間も出てきているそうだ。まったく、ひどい話だ。

新型ウィルスの感染は、クルーズ船の中でも、今後ますます広がって行きそうな気配だし、そのほか、日本全国、特に僕が住んでいる大阪なども感染者がまた出てきそうな気がする。

人混みに出ないように! と言ってもねぇ。
僕は自宅にずっといても何の支障もない人間だけれど、それでも外出するのが好きだからウロウロする。でも仕事をしている人たちはもっと大変ですよね。朝の通勤の満員電車にも乗らなければならないだろうし、人と話したり食事をしたりも必要だろうし、お店で働く方はいろんなお客さんと接触しなければならないしね。

この新型ウィルスは4月頃がピークで、気温が上がってくる6月から7月にかけて終息に向かう、との話なので、まだまだこれからです。

自分だけは絶対に大丈夫、と、ほとんどの人は思ってかも知れませんが(僕もそのうちの一人ですが)、注意するに越したことはありません。

皆さん。どうか、お気をつけください。


*今、2月6日(木)のお昼の12時半です。
 感染者の数字はまだまだ増えて行くと思いますが。

 

 

 

 

 

 

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メガネを落としただけなのに

2020年02月02日 | 日常のいろいろなこと

いま話題の映画「スマホを落としただけなのに」のタイトルを真似してみました(笑)。

最近、少しずつ物忘れがひどくなってきたように思うんだけど、まだ物を無くすというところまではいかない。まあ、スマホや財布や家の鍵などを、「あれぇ? どこに置いたんだろ?」というのはしょっちゅうあるけれど、家の中を探し回ったら、リュックに入れっぱなしだったとか、上着のポケットに入れたままだったとか、玄関の隅にポイと置いたままだったとか、そんなことで、一時的に無くなっても、探したら出てくるのです。

しかし、
この前は本当に物を無くしてしまいました。

去年の12月16日、定期検査で徳〇会病院へ行った日のこと。病院を終えて、お昼前に妻とイオンで待ち合わせ、買い物をして家に帰った。そしてその日の夕方に、メガネがないことに気がついた。リュックに入れておいたはずなのに

「あれ、おかしいなぁ。メガネをリュックに入れて、病院へ持って行ったことは間違いないのに。どうしたんやろ?」と、リュックの中の隅々まで調べたけれど、出てこない。

僕は昔から軽い近視と乱視だが普段はあまりメガネはかけない。でも、パソコンを打つときや、離れた場所からテレビを見る際にはかける。病院の待合は、かなり離れた位置にテレビがあるので、待ち時間に見たりする。だからメガネを病院へ持って行き、その日もメガネを取り出してかけたことは間違いない。

しかし、テレビを見るのをやめた時にメガネをケースにおさめ、リュックに入れたはずなのだが、そのリュックの中にないということは

きっと病院内のどこかへ置き忘れたのだろう。

そこで病院へ電話をした。電話に出た女性に「今日の午前に診察に行った者ですが、メガネを無くしまして。そちらの病院に忘れたのかなと思ってお電話させていただきました」と言ったら、「少々お待ちください」と言われて待ち、しばらくしてから別の女性が電話に出て、「え~っと、いま調べてみたのですが、メガネの忘れ物は、ございません」という答えだった。

電話を切って「不思議やな」と僕。
妻も「そうねぇ、不思議ね~」と。

まぁメガネが無くては1日も過ごせない、というものでもないので、そのまま1ヵ月以上が過ぎた。さて、そろそろ新しいメガネを作るか、と妻に言ったら、
「でも、ホント、どこで紛失したんやろねぇ」
と妻が改めて首をかしげたあと、
あの日、病院の帰りにイオンで買い物をしたわね」と口にした。
「あぁ、イオンで待ち合わせたね。でも、あそこではメガネはリュックに入ったままのはずで、出していないからねぇ。落とすはずがないよ」
「でも、わからないわよ。何かの拍子で

そこで、1月下旬、つまりメガネを無くしてから1ヵ月半も経ったある日、僕はひとりでウオーキングをした帰りに思い立ち、イオンに寄って、食料品売り場のレジのそばにある案内所の女性に、メガネの落し物がなかったかを尋ねた。さらに、メガネはケースに入った状態で、ケースもメガネも共に色は黒で、紛失した日は12月16日だと、細かく説明をした。

それを聞いた女性はパソコンを操作して何かを探した後、僕に、
「それらしきものが一件あります」と言ったのでビックリした。
「でも1ヵ月以上経っていますので、すでに警察署のほうへ移されているかも知れませんね。とにかく、防災センターに確認してみます」
防災センター? そういうのが、このイオンの中にあるのだそうだ。

女性が今度は電話で何かを話し始めたが、話の内容はこちらまで聞こえない。電話先はその防災センターというところだろう。しばらく話したあと、女性は電話を切って、
「それは今も防災センターで保管しているそうです。お客様のものかどうかはわかりませんが、そちらでご確認願えますか?」
と言って、防災センターの場所を教えてくれた。

で、僕はいったんイオンの外に出て、ぐるっと回った場所に従業員入口というのがあり、教えられたとおり、そこへ入った。するとまたドアがあり「防災センター」と書かれている場所へ行った。ひっそりして、正面の窓口の中には警備員ふうの男性や女性の姿が見え、いわゆる万引きなどをした人も、まずここへ連れられてくるんだろうな、と思われるような緊迫感のある場所だった。

そこで僕はまた先ほどと同じことを繰り返し、窓口の女性がパソコンで何かを確認した後、横にいた警備員ふうの男性にそれを伝え、男性が奥の突き当りにある部屋に入って行った。

そして、ビニール袋に入った眼鏡ケースを持って戻って来た。
「これに間違いないでしょうか?」
と、彼がビニールから取り出した眼鏡ケースを見た瞬間、100パーセント間違いないことがわかったので、
「あっ、僕のに間違いありませんわ」
と声を上げながらケースを開けると、馴染みのある僕のメガネが出てきた。

「あぁ、これこれ、これ。よかったぁ!」
と、僕は思わず快哉を叫んだ。

「ではこちらにお名前などをお願いします」
と、用紙を渡され、住所・氏名・生年月日・電話番号などを記入。そして身分証明として「運転経歴証明書」を見せて手続きは終わった。

相手の男性もニコニコしながら一緒に喜んでくれ、
「見つかってよかったですね。サッカー台にあったそうです」と言った。

えぇっ?
「サッカー台?」 

聞いたことのない名称だ。
「それってどこですか?」

男性の説明によると、レジを済ませた品物を、カゴから出して袋に入れたりするカウンターのことをサッカー台と呼ぶそうだ。あぁ、あれのことか。

あの日、妻とイオンの食料品売り場で買い物をして、それをカウンターで袋に入れ、さらにリュックに入れた。その拍子に眼鏡ケースがリュックから出てしまい、2人ともそれに気づかずその場を離れたということになる。

しかしまぁ出てきてよかった。これで「メガネの愛眼」へ行って新しいメガネを購入する必要もなくなった。

それにしても、病院へ行った帰りにイオンに寄り、リュックに食料品を詰めたのは覚えているが、なんで眼鏡ケースが外へ出たのだろう? しかも、僕も妻も2人ともその場を離れる時に気がつかなかったとは

あの日、2週間禁酒をして臨んだ病院の検査で、肝臓の数値が正常値近くまで下がっていたので、僕は大いに喜んだ。その帰りに寄ったイオンで、缶チューハイやアテを買い、早く家に帰って2週間ぶりにグイっと飲もう、と心の中で浮かれていたことは事実だ。どうやら僕の分身であるメガネ君も同じように浮かれていて、その拍子にリュックから飛び出して「サッカー台」の上をピョンピョン跳ねて僕らの目の届かないところへ行ったりしていたのに違いない。

さて。
その日の夜。

この話を、モミィにしたところ、

「気ぃは確かか? のんちゃん」
と言われてしまいました(笑)。

 

 

 
  一ヵ月半、行方不明だったメガネです。

 

 

 

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