僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

うぅ… 日本 悔しいPK負け 

2010年06月30日 | スポーツの話題

いや~、もう、ホントに残念、残念ざんね~ん。

初のベスト8まであと一歩だったので、余計にざんね~ん。

W杯決勝トーナメント1回戦の日本対パラグアイの試合。

延長戦でも決着がつかず、まさに「死闘」と言える試合だった。
いや「死闘」より「死守」という言葉のほうがふさわしいか。
それほど日本は、守りに守った。とことん守り抜いた。

攻めても攻めても日本のディフェンスやキーパーが立ちはだかる。
パラグアイの監督や選手たちが、いったい何度頭を抱えたことか。
まさに日本はゴールを死守し続けたのだ。

パラグアイの激しく執拗な攻撃を、日本はゴール前でことごとく跳ね返した。

しかし攻撃面では迫力を欠き、ボールをうまく支配できなかった。

今朝のニュースでは何度も日本のチャンスのシーンが映し出されていたが、僕が見ていた限り、日本に惜しいところは何度かあったが、決定的チャンスというほどのものは、ほとんどなかった。逆に相手は、何度も何度も怒涛のように日本のゴールに攻め寄せ、
「あぁ、もうダメ! やられたぁ!」
と目を覆うシーンがどれだけあったか…数え切れないくらいである。
パラグアイが決定的チャンスを逃すたび、僕は深いため息をついた。
この120分の間で、僕は1年分以上のため息をついたに違いない。

もはや試合の流れの中では、勝てそうに感じられなかった。
早くPK戦になってくれ…と祈った。
PK戦になれば、実力より運が物を言う。
しかも、今大会のGK川島は、絶好調である。
ひとつやふたつは、止めるに違いない。

そして、予定通りPK戦に持ち込んだ…まではよかったのだが。
うぅぅぅぅぅ…。
ご承知のとおり、残念な結果に終わってしまった。

PK戦での敗北は、言ってみればジャンケンで負けたようなものだ。

しかし…である。
だからと言ってそう簡単にはあきらめられることではない。
口惜しくて口惜しくて仕方ないし、未練は当分断ち切れそうにない。

「ニッポン、よくやった」と「ニッポン、勝った」とでは雲泥の差がある。
ベスト8に進出する機会など、今後、僕が生きている間に、二度とあるかどうかわからないしなぁ。

う~~ん、駒野! こんなときに外すなよ。 入れてほしかったなぁ~。

10年前のシドニー五輪での、サッカーの準々決勝を思い出す。

日本対米国の試合だった。

日本は終盤まで2対1とリードしていたが、試合終了間際に追いつかれた。
その時も、延長戦で決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。

そして日本のエース、中田英寿が失敗して、準決勝進出を逃した。
あの中田でも、ここ一番のPKを外すのだ。

古くは94年W杯アメリカ大会、ブラジル対イタリアの決勝戦でもPK戦となり、イタリアのエース・バッジオが最後に外してブラジルが優勝した。

だから、PK戦というのは運ひとつであり、その分、非情である。
仕方ない。そう、思わなければ仕方ない。
負けたのも仕方ない。あぁ、松井や本田のシュートが入っていれば…
と悔やんでみても、これもまた仕方ないことである。

まぁ、大会では1勝もできないだろう…という僕の予想は見事に外れた。
駒野のPKが外れたのは痛いが、僕の予想の外れたのは、よかった。
このあとは、勝ち上がってきた強豪国の試合をじっくり楽しもう。

やっぱりニッポンの選手たちには、お疲れさまでした、と言わなければね。

あぁ~。 それにしても、またもや
深いため息が…。

 

 

 

 

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わが家に本田選手が登場…?

2010年06月28日 | モミィの成長日記

本来ならもっともっと大きく報道されるはずの大相撲問題。
サッカーW杯の熱狂の陰に隠れているのは、まだ不幸中の幸い…か?

いま、大相撲の存続そのものが危ぶまれるような親方や力士たちの集団賭博と暴力団との癒着問題は、これまで、いかに大相撲の世界が甘やかされてきたかを如実にあらわしている。「徹底的に膿を出す」と武蔵川理事長は言っていたが、困ったことに大相撲界そのものが今や「膿」なのだから、これを出しちゃったら何も残らない。つまり大相撲は、膿を出したとたんに消滅する。

モンゴル勢ら外国人力士に対して、なんで日本の相撲取りはこんな弱いのだろう…と情けなく思っていたが、相撲より賭博の勝ち負けを気にしているのだから弱いはずである。僕も栃若時代以来の大相撲ファンだったけど、最近の相撲はまるで面白くない。日本人力士が真剣にやっていないのだから、面白いわけがない。しかもこんな力士集団だから、八百長なんて日常茶飯事だろ。

そして今回の問題も、「罪人」を特定し、「トカゲの尻尾切り」をしてウヤムヤにしてしまう魂胆なんだろう。警察も、なぜか大相撲の世界にメスを入れることを渋る。昔、大相撲の八百長を暴露した2人の人物がいて、間もなく真相を詳しく会見で述べる…と言っていた直前に、2人とも同じ病院で、同じ日に死ぬという「事件」があった。病院の発表は単なる病死、であったが、恐ろしい話である。相撲界は、暴力団とも国家権力とも、グルになっているのではないか。

こんな大相撲を、もはや「国技」とは呼べまい。いっそこれからの世界に目を向けて、サッカーを「国技」にすればいい。今の日本の子どもたちは相撲などに見向きもしないのに、これをまだ「国技」と呼ぶのは、説得力がなさ過ぎるような気がする。

そういうことで、今行われているサッカーW杯で、日本の本田選手が意気込んで「優勝を目指します」と言っているけれど、まぁ優勝までは言うまい。しかし、岡田監督が公言したベスト4に実際に進出したら、これはもう、サッカーを日本の「国技宣言」してもいいのではないか。サッカーは世界で最も競争率の高いスポーツである。それを国技とし、国際社会で揉まれるほうが、閉鎖的な大相撲よりもはるかに実態に見合ったスポーツ教育と国を愛する心を、将来ある子どもたちに育むことができるのではないだろうか。

あぁ…(ためいき)

それにしても、このブログも毎回サッカーの話題ばかりである。
今日の話題も、大相撲で始まったけれど、結局サッカーへ流れ着く。

  …………………………………………………………………………

さて、わが家に日本代表選手が現れた? 
それも、今をときめく選手である。

 

    


モミィが身にまとう代表ユニフォームの背番号18は本田のナンバーだ。

実はこのユニフォームは4年前のW杯ドイツ大会直前の時に買ったもの。
当時生後6ヶ月だったモミィにこれを着せて大人たちは喜んでいたのだが、乳児用のサイズがなく、着せてもダブダブだった。

それが、4年後の今大会では、ちょうどいいくらいのサイズになってきた。

がんばれ、背番号18、本田~!

…というとウソになる。
4年前のW杯ドイツ大会には本田は出場していない。
当時、背番号18をつけていたのは小野伸二だった。
サッカー大ファンの長男(モミィのパパ)が、小野のファンだった。

じゃーん。振り向けば、本田ではなく、小野でした。
 
           


       

 

ちなみに、下の写真は…
モミィが生後6ヶ月でダブダブのユニフォームを着ていた頃です。
半袖も、ダブダブで長袖になってしまっています(笑)。
 (2006年4月・グアム旅行で)
 
        

   

 

 


~ 追伸 ~

先ほど、ブログの編集画面を見て、目を疑いました。
最近、このブログの訪問者数(IP)も嬉しいことに、200を超えることが多く、ランキングが約143万ブログの中で、5000位前後という順位が出ていたのですが、昨日(27日)は、およそ想像もつかない 1184という訪問者数が出ていました。500はおろか、1000を超えるなどということは、かつてなかったことなので、びっくり仰天している次第です。
ランキングも、約143万ブログ中、266位となっていました。
昨日は更新していませんが、W杯の話題を扱うと
これだけアクセスが増えるってことでしょうか。やはりサッカーの威力はすごいですね~。
ぜひ、相撲に変えてサッカーを国技に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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W杯 パラグアイとウルグアイ

2010年06月26日 | スポーツの話題

昨日は、朝から晩までサッカーW杯の日本の対デンマーク戦の勝利に湧いた。
自国開催以外では初の1次リーグ突破に、テレビ局は終日大騒ぎだった。

あの瞬間…。午前5時半前に、3対1で試合終了の笛が鳴った。やった~!
「ほんまかいな?」
…とほっぺたをつねりたくなるほど、出来すぎた日本の勝利であった。
これがドラマなら「現実には起こり得ない話」と一笑に付するところだ。。
それが、なんとまあ、「本当の出来事」だったのだから驚いた。

気がつくと、缶ビールが4本、カラになっていた。
朝からビールかよ、と言われそうですが、お正月以来です(と弁解)。

チャンネルを、みのもんたの「朝ズバ」に変えると、そこは歓喜の渦。
当然のことながら、全てのテレビ局がこの調子であった。
8時からの各局ワイドショーも、お昼のニュースも、夕方も、夜も…
とにかく、これでもか、というほど同じシーンを何度も見せられた。

大阪のローカル局では、本田、遠藤、岡崎の得点トリオを、
「大阪出身の本田、ガンバ大阪の遠藤、兵庫県出身の岡崎」
とのことで、関西勢大活躍!…と、これもドンチャン騒ぎムード。

でもサッカー好きの僕たちは、「何度見てもいい」と思うけれど、
関心のない人は、どのチャンネルをかけても同じ画面…にうんざりだったろう。
まぁこんなこと、二度とあるかどうかわからないので、我慢してください。

 ……………………………………………………………………………


  W杯の優勝は、アルゼンチンだ !

さて、きょう、1次リーグすべてが終了し、ベスト16が出揃った。
日本は、29日、南米のパラグアイと対戦することが決まっている。

さっそく、次回の対戦相手のパラグアイとはどんなチームか…
そんな解説が、あちらこちらのテレビ番組で行われていた。
サッカーの戦力分析というより、パラグアイのお国の紹介も多かった。
なんだか、世界の地理・歴史の勉強みたいだったけど。

パラグアイという国は日本人の移民が多く、日本との親交も深いそうである。
地理的には、アルゼンチンやブラジルと接している。

ふ~ん。パラグアイなぁ~。
アルゼンチンと国境を接しているパラグアイ。

「パラグアイ…パラグアイ…」とつぶやきながら…
あ、そうだ! と思い当たった。

去年の9月にアルゼンチンのブエノスアイレスへ旅行をした時のことだ。

車で市内を案内してもらっていると、窓からフェリー乗り場が見えた。
聞けばラプラタ川の対岸にある国、パラグアイに行くフェリーだという。

川の向こうへ行くだけなのに、フェリーで1時間もかかるそうである。
はぁ~、ラプラタ川って大きな川やなぁ…と改めて感心した。
と同時に、ここから1時間で外国に行けるのか…という驚きもあった。

「行ってみたいなあ、パラグアイへ」と、好奇心が渦巻いてきたが、
どんな国かも知らずに行って、トラブル巻き込まれても困る…
ということで、それは「ふと思っただけ」のことにしておいた。

パラグアイという国名を聞いて、そんな思い出がよみがえってきたが、
今、このブログを書きながら、南米の地図を確認すると、びっくりした。

なんとまあ…。
ブエノスアイレスからフェリーで1時間というのは、パラグアイではなかった。

それは、パラグアイではなく、ウルグアイだったのだ。
なん~や、そら。
僕は、アルゼンチン旅行から帰った後、ずっとパラグアイだと思っていた。
完全な記憶違いですがな。恥ずかしい~。

パラグアイとウルグアイ。
ちょっと似てますよね。いや、言い訳してるんじゃありませんが。

改めて南米の地図を見てみます。

 

 

 
アルゼンチンの右端、赤く塗っているのが首都ブエノスアイレスです。

なるほど。確かにブエノスアイレスからウルグアイは目と鼻の先だ。
パラグアイは、アルゼンチンの北側で、ブエノスアイレスからは遠い。

3日後の29日の午後11時、日本が対戦するのは、このパラグアイなのだ。

一方のウルグアイも1次リーグを1位で突破してきた強豪国だ。
このウルグアイは、今日、決勝トーナメントの先陣を切って韓国と戦う。

きょう→ 韓国 対 ウルグアイ
29日 → 日本 対 パラグアイ

なんだか、面白い組み合わせだ。
いや、面白がっている場合ではない。
ともに日韓のサッカー史に残る大一番になるだろう。

そして…
韓国はウルグアイに敗れ、日本はパラグアイに勝つ。
そういう結果になるだろうというのが、僕の「大予想」である。
(と言っても、正確には予想ではなく、切なる
期待です。あはは)

さて、いよいよ今回のW杯の優勝国の「大予想」もしなければならない。

今回は、去年旅行したこともあって、アルゼンチンを応援している。
だから、アルゼンチンがきっと優勝するはずなのである。
(といっても、これは期待ではなく、根拠のない予想です。あはは)

ほんなら日本はどうなるねん…?

パラグアイに勝った日本は、次の相手はスペインかポルトガル。
これには大苦戦が予想されるけれど、ここで勝てば、夢の4強進出だ。
しかし、その次の相手は、間違いなくアルゼンチンになるだろう。
ここまで行くのも大変だけど、行ってもアルゼンチンには負ける。
そしてアルゼンチンは、決勝戦でブラジルを倒して優勝するのである。
とまあ、そ~ゆ~ことです。

 ………………………………………………………………………

ブエノスアイレスのレストランで料理人をしている甥のヒロユキが、
W杯期間中は、レストランもガラガラで、ゆっくり休めて嬉しい…
と言って、自分たちもサッカーが見られるのを喜んでいるようだ。

この国も、南米諸国の中でも典型的なサッカー一辺倒の国なのだ。

それにしても、今回のW杯の南米勢の強さはきわ立っている。
アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイに加え、本命のブラジル、
そして期待薄だったチリまでも、先ほど1次リーグを突破した。

出場5チームすべてが1次リーグを突破するという威勢のよさである。
ヨーロッパやアフリカ勢がふるわないのとは対照的である。

この南米5チームを、もう一度地図で眺めてみると…
チリもパラグアイも、ブラジルもウルグアイも、ぐる~っとアルゼンチンを囲む形で位置している。

ズバリ、今大会の優勝国は南米で、それも本命ブラジルでなくアルゼンチン。

南米の中心で優勝を叫ぶ。

それが、今回のアルゼンチンなのだ。

がんばれ、マラドーナ。

…日本代表の話から、えらいズレてしまいましたけど、ご勘弁を。

 

 


 

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W杯 日本快勝 決勝トーナメントへ

2010年06月25日 | スポーツの話題

 

 


                  

       

             

 

 

 

 

 

 

 

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W杯 未明の実況中継

2010年06月23日 | スポーツの話題

サッカーW杯もいよいよ佳境に入ってきた。
日本時間の昨夜から1次リーグ各組の最終戦が始まった。

E組のオランダとG組のブラジルは早々と決勝トーナメント進出を決めたが、他の大半のチームは、この最終戦で結果が決まるという大事な局面である。どの試合も、目が離せない。

まず、昨夜午後11時からA組2試合が行われ、ウルグアイとメキシコが決勝トーナメント進出を決めた。前回準優勝のフランスはチームがガタガタの状態で、南アフリカにも破れ、結局1勝もあげることができず敗退し、また、南アフリカも、フランスには勝ったものの、開催国では史上初めての1次リーグ敗退となり、両チームにとって、屈辱の幕切れとなった。

そして今日の未明3時半からB組の2試合が行われた。
いや、行われた…というより、現在試合が行われている最中だ。
今、僕がこれを打っているのは、午前3時50分である。

午後11時から試合が始まった1次リーグA組はテレビ中継があったけれど、
午前3時半から始まるこのB組は、スカパー以外にテレビ中継がない。
うちにはスカパーなどないので、テレビで観戦することができない。

しかし、このB組は、ギリシャ対アルゼンチン、ナイジェリア対韓国の2試合で、4チームとも決勝トーナメントへ出場できる可能性がある。この日の試合の結果でどうなるのか…僕が応援しているアルゼンチンはほぼ当確だと思うけれど、気になる韓国は勝ち上がることができるのか…どうしても見ておきたい試合である。

テレビで見られないのなら、せめてリアルタイムで試合経過を知りたい。そう思って、きょうは午前3時過ぎに起きて、3時半から始まる2試合の速報を、いまパソコンの前で眺めながら、このブログを打っている…というわけです。

今、パソコン画面はナイジェリア対韓国戦の経過が文章で出ている。
そして何分かに一度、それが自動更新される(映像は出ません)。

ゲームは韓国が優勢に進めていたようだが、前半12分、ナイジェリアが1点を先制した。その後も画面は刻々自動更新されていくが、分刻みで試合経過が詳述されているけれど、得点はそのままだ。しかし、そうしているうちに、前半38分、今度は韓国がフリーキックで1点を入れて同点に追いついたことが画面に出た。
大事な時間帯にこうして同点に追いつく韓国は、やはり粘り強い。

そして前半戦が終了。いま4時半。うっすらと夜が明け始めている。

一方のアルゼンチン対ギリシャは、前半を終えて0対0である。

ここまで勝ち点3の韓国は、ナイジェリアを下して、さらにギリシャがアルゼンチンに敗れれば決勝トーナメント進出が決まる。しかし、ナイジェリアに2点以上の差をつけられて敗れると、1次リーグ敗退が決まる。また、引き分けか1点差での敗戦の場合は、ギリシャの結果次第…という状況だ。つまり、ギリシャが負ければOKという状況。

ナイジェリアは、この試合で2点差以上をつけて韓国を破りたいところだが、先制しながら追いつかれたことで、暗雲が垂れ込めてきた。

…と、こう書いているうちに、後半が始まり、4分に韓国が早々と得点。
2対1と逆転した。おいおい、ナイジェリア、しっかりせえよ。

先日、日本がカメルーンに勝ったとき、韓国のメディアは、
「韓国の勝利に刺激を受けたのか、日本も勝ちました」と報じていた。

まるで韓国のおかげで日本が勝ったかのような言い方は、韓国が明らかに日本を見下している証拠でもある。といっても、今年、日本は韓国に2連敗(しかも完敗)しているのだから、えらそうなことは言えませんけどね。

しかし本番のW杯では、なんとか日本が韓国より上に行ってほしい。
そのためには、韓国にはこのへんでお引取りを願う…というのがいい。
だから、本音を言うとナイジェリアを応援している僕なのである。
「ナイジェリアよ、2点差をつけて、韓国を破ってくれ!」

アジアから決勝トーナメントに進出するのは日本だけでいいのだ。
これで停滞気味だった日本のサッカーも、世界にアピールできるのだ。

とまあ、心の狭い考え方だけれど、それが正直な気持ちだった。

韓国が逆転したとたんにがっくり。試合速報への関心が薄れてしまった。
…とこう書いていると(こんなんばっかりやがな)、いま(5時ジャスト)ナイジェリアが同点に追いついた。2対2。う~ん。面白くなってきた。見たいなぁ、こんな試合をテレビで…。

アルゼンチン対ギリシャの方は、後半32分、アルゼンチンが得点を入れた。
あちゃ~。これで、韓国ががぜん有利になった。

たとえ韓国がナイジェリアに1点差で負けても、韓国、ギリシャ、ナイジェリアがすべて1勝2敗で並ぶが、得失点差では韓国がトップ。アルゼンチンに次いでB組2位で、決勝トーナメントに進出できるわけだ。

やっぱり韓国史上で最強のチームと言われるこの集団は、しぶとい。
リードされても点を取り返す根性は、日本代表をはるかに上回っている。

…ということで、結局いま、速報画面に「試合終了 2対2」と出た。
もうひとつの試合では、アルゼンチンが2対0でギリシャを破った。

これで韓国は1勝1敗1分けで、決勝トーナメント進出が決定した。
韓国にとっても、自国開催以外では初の16強への進出である。

日本も同じように16強へ進出を決めたら、また韓国のメディアは、
「韓国に勇気をもらって、日本も勝った」などと言うのだろうか。

ここはひとつ、日本はデンマークに引き分けではなく、勝って決めたい。
2勝をあげて、韓国を少しでも見返してやりたい。
しかしなぁ…。
デンマークは強い。強いチームなのだよ、本当に。

テレビでは「引き分けでもいいんだから」と言っているけれど、元々日本のサッカー選手たちは、1戦必勝のトーナメント形式である高校サッカー出身者がほとんどだから、サッカーは勝つべきものであり、引き分けでよいという概念は、そもそもない。これがサッカー先進国と違うところなのだ。リードしても手堅く守りきることが苦手というのも、その延長線上だ。

だから「引き分けでもいいんです」と、日本のマスコミが騒げば騒ぐほど、なんだか悪い予感がしてしまうのである。

ともあれ、明後日の午前3時半から、日本対デンマークの生中継がある。韓国だけが決勝トーナメントへ進出し、日本は1次リーグで敗退…なんて、絶対にイヤだ~。また4年間、悶々としなければならないもんね。


ところで、話は変わって、ポルトガルに7対0で大敗した北朝鮮のことだけど、スポーツ新聞などでは、監督や選手たちが、自国に帰ると「罰」として「炭鉱行き(強制労働みたいなもの)」が待っている…と報じている。
真偽のほどはわからないが、もし本当だとしたら、批判を浴びせるのはともかく、44年ぶりにW杯に出た選手たちに、結果が悪過ぎたからと言って「刑罰」を与えるというのはひどすぎる。全力を尽くした北朝鮮の選手たちが、あまりにも気の毒だ。

その道理で行くなら、前回ドイツ大会でアホみたいに簡単なシュートを外してしまった柳沢などは、切腹処分にしなければならない。
(柳沢さんすみません。冗談です)。

さ~~~て、あと2日だ。

デンマーク戦まで、どうにも落ち着かない時間を過ごさなければならない。

 

 

 

 

 

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父の日

2010年06月21日 | 日常のいろいろなこと

世間はサッカーW杯に明け暮れる日々だけれど、昨日20日は父の日であった。

母の日が5月の第2日曜日というのは有名だが、父の日は影が薄い。
6月の第3日曜日だそうである。覚えても、すぐに忘れてしまう。

最近は、こどもの日、母の日、父の日だけでなく、「孫の日」やら「いい夫婦の日」やらと、ナントカの日がどんどん増えてきている。そのうち、「姪の日」「叔父の日」「従兄弟の日」「又従兄弟の日」「はとこの日」「ヒイばあちゃんの日」なんて出てくるかもしれない。

その点、父の日は広辞苑にも出ており、伝統ある日だと言えよう。

6月に入ると、百貨店やスーパーでは、どこへ行っても「父の日に○○をプレゼントしよう」「父の日にお寿司を食べよう」「父の日にトンカツを食べよう」などと、売り場に垂れ幕が舞い、どれだけボンヤリ過ごしていても、父の日が近づいてきていることに気がつく。まあ、なんで父の日に寿司やとんかつを食べるのか、わからないけれど。

しかし、母の日と父の日との間には、歴然たる差があることも事実である。

母の日には、どことなくロマンチックな香りが漂う。
5月のさわやかな風と新緑に囲まれた季節に、カーネーションをプレゼント。いかにも素敵だなぁ。
「おかあさん、ありがとう」の言葉もピッタリの季節である。

一方、父の日の方はどうか。
6月の梅雨時の、鬱陶しいジメジメした季節の真っ只中だ。
もらうプレゼントはネクタイやベルトなど、ぎゅうぎゅう締め付けられるものばっかり…。会社で締め付けられるわ…家でも締め付けられるわ…と、母の日とはずいぶん趣が違うみたいに思える。

それでも、やっぱりこういう日が存在するのはうれしい。

僕は今年も、息子のお嫁さんから、父の日のプレゼントをもらった。
もらったものは、言うまでもなく僕が世の中で一番好きなものです。

 

    

 
19日にもらったので、その夜のW杯日本・オランダ戦を見ながら、
ちびりちびりとやっていました。

毎年、毎年、もらってばかりである。
バレンタインデーにもホワイトデーがあるのだから、父の日にもそれも対応する何かあったらいいのにな~と思う。まさか「こどもの日」にお嫁さんに贈り物をするというのもヘンだしね。

そうだ。今度は「息子の嫁の日」というのを作ってください。

参議院の選挙公約に入れておいてくれませんか? 民主党さま。
                   あるいは自民党さま。
                  もしくはその他の党さま。

要するに、どこでもいいんですけど…。

 

 

 

 

   

 

 

 

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日本惜敗 これでいいのだ

2010年06月20日 | スポーツの話題

サッカーW杯。昨日の日本対オランダ戦は、1対0でオランダが勝利した。
で、優勝候補オランダの壁は厚かったのか…?

それほどでもなかったなぁ…という感じですよね。
「ひょっとして、このまま引き分けるかも…」
という期待が、前半を0対0で終了した時点で、湧き上がってきた。

試合前、日本は2点以上の差をつけられだろう…と思っていた。
韓国がアルゼンチンに4対1で完敗したことも念頭にあった。
しかし、負けたのにナンだけど、試合終了時、僕はホッとした。
オランダ相手に1対0の惜敗。
これはなかなか賞賛すべき結果ではないか。

先ほど終わったばかりのE組のもう一つの試合は、
デンマークがカメルーンに2対1の逆転勝ちで1勝目を挙げた。
これでデンマークは日本と同じ勝ち点3で並んだ。
しかし、得失点差では、日本がひとつ上回っている。
オランダに2点差で負けたデンマークと、1点差で負けた日本との差だ。

ということは、25日未明に行われる日本対デンマークの直接対決で、
引き分けても日本が決勝トーナメントに進出できる、ということである。

予断は許さないが、ゾクゾクするような展開になってきた。

ところで…まだW杯が始まる前の話だけれど、
元サッカー選手で、解説者兼タレントの小倉隆史が、
とあるバラエティ番組で日本代表の成績予想をしていたのを思い出す。

「初戦、日本はわずかなチャンスを生かし、カメルーンに勝ちます」

「次のオランダ戦は、惜しい~、という感じで、残念ながら負けます」

「最後のデンマーク戦は、手堅く引き分けに持ち込みます」

「そして日本は1勝1敗1分けで、決勝トーナメントへ進むのです~」

そう言った。

ほんまかいな…? ええ加減なことを…。
そう思って見ていたが、なんだかそのとおりの筋書きになってきた。

「元選手で解説兼タレント」というのもバカにできないな~と思った。
(いや、まあ、全部をバカにしているわけじゃありませんが)

今はひたすら小倉隆史の予想がズバリ的中することを祈るばかりである。
こうなれば「引き分け」でも「勝ち」でも、いっしょだもんね。

がんばれニッポン。 

念願の決勝トーナメント進出まで、もう一息でっせ~。

 

 

 

 

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運命の日…7月11日

2010年06月18日 | ニュース・時事

いきなり余談ですが、2週間ほど前から右手の手首と指が痛み出しました。
グーを握ると、指の関節が痛み、手のひらがほてる感じでした。
おまけに、右腕全体が、付け根から手の先まで、けだるくて重い。
だから、なかなかパソコンを打つことも出来なくて…。
ブログも、ほとんどアップできない状態でした。
医師によると、手の使い過ぎによる腱鞘炎、ということでしたが、
なんだか、次から次へと、こんなことばかりです。トホホ。
今は少しマシになり、パソコンもかなり打てるようになりました。

でも、まだ、あまり長い文章は打てません。
「のんさん、ブログは短い方が読みやすいですから」
と、元職場の後輩が言ってくれました。

なんやそら。
喜ぶべきか、嘆くべきか…これまた、トホホです。


  ……………………………………………………………………

さて…

今、テレビのニュース番組やワイドショーはてんやわんやである。

超ビッグなネタが、これほど一度に重なるのも珍しい。

               

ひと~つ → サッカーW杯。

明日のニッポン対オランダ戦の「戦力分析」など、喧々囂々の大騒ぎだ。

ふた~つ → 大相撲協会の野球賭博に関する暴力団との癒着の問題。

たび重なる相撲界の不祥事に、「名古屋場所を中止せよ」の声も上がる。

みっつ~ → 注目の参議院選挙に向けて、いよいよ各党が動き始めた。

管首相の具体的政策も見えないままの選挙突入には批判が噴出している。

…と、まあ、今はこの3つの大きな話題で持ち切りである。


それにしても、その3つの話題が、ひとつの日に集結するっていうのも…
偶然が偶然を呼んだとしか思えない。

7月11日は、本当に大変な日になりそうだ。つまりその日は…

サッカーW杯の決勝戦の日。

そして、大相撲名古屋場所が初日を迎える日。

さらに、参議院選挙の投票日。…なのですよね。

すべての道は、この日に通ず…ってことでしょうか。

暦を見ると、この日は仏滅ですけど…

 

 

 

 

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のんアルコール

2010年06月17日 | 心と体と健康と

1ヶ月に一度、松原市の徳洲会病院に不整脈等の定期検査で通っている。

血液検査で不整脈薬の血中濃度や、不整脈から起きる脳梗塞を防ぐために服用しているワーファリンの「効き具合」の数値、あるいは糖尿病の HbA1c という数値や肝臓の数値などを毎回調べてもらっているのである。

ほとんどが標準の範囲内なのだが、毎回、必ず高いのが、肝臓の数値だ。
特に「ガンマGTP」というのが、高い。
これは、アルコールによる肝臓のダメージ度をあらわす数値だという。

酒好きの僕にとっては宿命のような高い数値ではあるが、やはり気になる。
基準値範囲は12から49なのだそうだが、僕は大体100前後と、かなり高い。
最近では159という数字もあった。

「少しお酒を控えられた方が、肝臓にも、不整脈にもいいでしょうね」
と、主治医はやさしく提言してくれる。
「お酒を飲むと気分が悪くなる薬もあるんですけど…そこまではねぇ」
主治医は僕の酒量ならまだアルコール中毒まではいかないと思ったのだろう。

それでも僕は、アルコールがなければ夜を過ごせない人間である。
禁酒どころか、週1回の休肝日も作れない。

これではいかん!

僕はついに「禁酒」を決意したのである。
…とまあ、年に一度くらいはこんな決意をするのであるが、いつも挫折する。
禁酒は3日と続いたためしがない。

しかし、今回は頑張った。

今月14日が検査日だったので、その1ヶ月前から禁酒を決意した。
決意したが、これも例によって挫折した。
挫折したが、くじけずに、再びチャレンジした。
これが今までと違うところだ(…と自分を褒めている。あはは)。

今月の1日から検査日の14日までの2週間、1滴の酒も飲まなかったのだ。

よ~くそんなことができたものだ、と自分でも感心する。
普通では、2週間もお酒を飲まない、なんて絶対にできない。
それができたのは、ひとえに「ノンアルコールビール」のおかげであった。

コスパのトレーニングから帰った時の食事には、特にビールは欠かせない。
そのビールのつもりで、「ノンアルコールビール」を一気に飲むのである。
これがまたよくできていて、本物のビールとほとんど味が変わらない。
最初の頃は、脳がビールと勘違いしたのか、軽い酔いを感じたほどだ。

ノンアルコールビールにはいろんな種類が出ているけれど、
僕が一番気に入っているのはキリンの「フリー」というやつだ。
何種類も試してみたけれど、これが一番僕の口には合う。

キリンの「フリー」が存在したおかげで、2週間の禁酒も可能だったわけだ。
ビールの変わりにウーロン茶、というような芸当はできない僕なので、
このノンアルコールビールには、大いに感謝しなければならない。

そして2週間の禁酒を終えて血液検査に臨んだ結果はどうであったか…

「これまでで一番いい数値ですよ」と主治医が感心した口調で言った。

即座に僕は「実はね、先生…」と、僕は医師の耳元でささやいた。
「今月に入ってから2週間、禁酒をしたんですよ。うひひ~」
「へぇぇ! そうなんですか。いやぁ、それで肝臓の数値が落ちたんだ」
そのガンマGTPの数値は、63であった。
たしかに、これまでで一番低い数値だった(まだ基準値には及ばないが)。

ガンマだけでなく、GOTとかGPTとかの肝臓数値もガタッと落ちた。
この2つは、いずれも基準値範囲内におさまっていた。

「頑張っているのですねぇ。禁酒はこれからも続けられるんでしょ?」
と医師が言ったので、僕は首を横に振り、
「そんなこと、できますかいな。また今日から飲みますねん」
と言ったら、医師は「わはははは」と大声で笑った。

それでも、これから休肝日を作ることに自信ができた。
ノンアルコールビールを飲めばいいのである。これなら、できる。

これはまさに、「のんアルコール」なのであります。

 

 

 

 

 

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日本、カメルーンに勝ったぞ~!

2010年06月15日 | スポーツの話題

「予想」は見事に外れた。
そしてその予想が外れたことが、とても嬉しい。

どう転んでも勝てないだろうと踏んでいたサッカーW杯の日本代表。
相手はアフリカ大陸の雄・カメルーン。
せめてなんとか引き分けに持ち込んで、次への望みをつないでほしい…

それがどうだ。日本は「予想に反して」カメルーンに勝ってしまったのだ。

自国開催以外のW杯で、初めての勝利を挙げたニッポンである。

ぱちぱちぱちぱち。

  …………………………………………………………

前半39分に、遠藤 → 松井 → 本田とつなぎ、鮮やかに先制した。
ガンバ大阪の遠藤と大阪出身の本田。ええぞ~、大阪勢!
(そう言えば、岡田監督も大阪やったなぁ)

しかし、そのあとが…。
途方もなく長かった。

前回のドイツW杯では、ブラジル相手に先制点を入れた日本。
しかし、前半終了間際に、ロナウドに痛恨の同点ゴールを決められた。
そして後半は一方的に点を取られ、完敗した。
どうも、そのブラジル戦が目にチラついて困った。
だが、今回は、無事にリードを保ったまま前半を終了した。
ホッと胸をなでおろす。

後半は、いよいよカメルーンが攻勢に出てきた。
どどど~っと日本ゴールめがけて攻め込んでくる。
「うぅぅ…、危ないっ!」
そんなシーンが何度もあった。

…同じく前回のドイツW杯を思い出す。
日本は初戦でオーストラリアと対戦し、1点をリードした。
試合終了まであと6分というところまでリードしていたのだ。
ところがどうだ。
日本は土壇場で同点に追いつかれたあと、立て続けにゴールを許す。
終わってみれば3対1で屈辱の逆転負け。史上最悪の試合だった。

あぁ…
目の前のカメルーン戦を見ながら、またもその光景を思い出す。
そういえば、今日のカメルーンのユニフォームは上が黄色、下が緑色。
あのときのオーストラリアも全く同じ、上が黄色、下が緑色だったなぁ。

なんとなく、悪い予感が胸をよぎる。

それにしても…
相手にリードされたときはあっという間に時間が経つというのに、
日本がリードすると、なんでこんなに時間の経つのが遅いのだろう。

試合終了まであと30分。
あと25分。
あと20分。
あと15分。
時間よ、急げ! 早く試合終了の笛にたどり着け!

ハラハラドキドキ、ハラハラドキドキ。
相変わらず時間は進まない。心臓に悪い。胃に悪い。
その間、カメルーンは攻める、攻める。
どんどん攻めてくるのだが、本来の迫力に欠けていたのが幸いだった。
日本は全員がよく連携して、懸命に守り、時には反撃に転じた。

しかし、あと数分…のところで大ピンチ。
相手シュートがゴールのバーに当たってはね返った。
「ぎゃぁ~~」と叫ぶ。

さらにカメルーンがゴールの至近距離からシュート!
「ぐわぁっ~~」と叫び、思わず目をつむる。

しかし、いずれも運は日本に味方した。

ロスタイムの4分も経過し、待ちに待った試合終了の笛が鳴った。

暗雲がたちこめていた岡田ジャパンが、起死回生の初戦勝ち。

よかったなぁ。
まさか勝つとは思っていなかっただけに、なんだかものすごく得した気分だ。

次は19日のオランダ戦。
日本は上昇機運に乗っていい戦いをしてほしい。

しかし、決勝トーナメント進出への道はまだまだ厳しい。
カメルーンが予想外に弱かったからである。
日本はおそらくオランダには勝てないだろうから、
カメルーンがオランダにもデンマークにも負けたとしたら、
日本はデンマークと引き分けても、一次リーグを突破できない。

あとはカメルーンが、次の試合から急に強くなって、
デンマークあたりに勝ってくれることを祈るばかりである。
カメルーン対デンマーク戦は、カメルーンを応援しよう(わけわからんけど)。

次のオランダ戦は、日本はどう転んでも勝てない(…でしょうね)。
引き分けることすら、至難のワザと思われる。
日本がカメルーンを破ったのでオランダも気を引き締めてくるからだ。

…という、この予想が、またまた外れてくれることを祈る。

 

 

 

 

 

 

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新首相就任と僕の耳鳴り

2010年06月06日 | 心と体と健康と

このたび、管直人さんが新しく内閣総理大臣になった。

「あべふくだ あそうはとやま かんなおと」

と五七五調で覚えておけば公務員試験ぐらいには役立つかもしれない。
まあ、そんなことはどうでもいいけれど…。


「新首相就任」と聞くたびに、自分の耳鳴りの忌まわしい記憶が蘇る。
何の因果か、僕が突然の耳鳴りに襲われたのは「新首相就任」の日だった。
忘れもしないあの日。…3年前の、2007年9月26日。
福田康夫氏が首相に就任したその日に、僕の耳鳴りが発症した。
つまり福田政権と僕の耳鳴りとは、同時スタートだったわけだ。

あぁ、それなのに、それなのに…。

福田さんはその1年後の2008年9月24日に早々と退任してしまった。
しかし耳鳴りの方は「退任」ではなく「留任」であった。とほほ。

そんなことで、次は麻生さんが就任したけれど…
この人も1年後の2009年9月16日に退任。
僕の耳鳴りは、ここでも「留任」である。
同日、鳩山首相が誕生した。

そして鳩山さんは、なんと8ヶ月で退任した。
今度の管さんは、耳鳴りが発症してから4人目の首相である。

あぁ、それなのに、それなのに…。

僕の耳鳴りは、今もず~~~~っと留任中である。

どなたか僕の耳鳴りに「退陣要求」をしてくれませんか…?  

 

 

 

 

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夏樹静子さんと心身症

2010年06月03日 | 心と体と健康と

前々回のこのブログで、ミステリー作家として有名な夏樹静子さんの「椅子がこわい 私の腰痛放浪記」(1997年刊)という本のことを紹介した。耳鳴りや不整脈、腰痛、手首・足首の痛み、睡眠障害ほか、何やかやと身体のトラブルに悩まされている僕は、先週末にこの本を読み、はかり知れないほど大きな衝撃を受けた。

今日はそのことについて、書いてみたいと思います。

まず、著者の「まえがき」をそのまま引用しますと…

私は、1993年1月から約3年間、原因不明の激しい腰痛と、それに伴う奇怪とさえ感じられるほどの異様な症状や障害に悩まされた。考えられる限りの治療~最後に、どうしても最後まで信じられなかった唯一の正しい治療法に辿りつくまで~を試みたが、何ひとつ効なく、症状はジリジリと不気味に増悪した。私は心身共に苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされて、時には死を頭に浮かべた。

夏樹静子さんは1938年(昭和13年)生まれだから、発症当時は55歳だった。

夏樹さんは「考えられる限りの治療を試みた」と書かれているが、大学病院の診察から民間療法まで、西洋医学も東洋医学もひっくるめて、よくもまあこれだけの治療法があるものだな~と驚き、かつ感心した。

夏樹さんの症状は、「激しい腰痛と、それに伴う奇怪とさえ感じられるほどの異様な症状や障害」だったので、とりあえず整形外科で診察を受けた。レントゲン検査の結果、どこにも異常は見当たらなかった。

そのあと、知人や仕事上の付き合いのある人たちから「あの先生は名医だから一度診てもらったら?」といろいろな療法を勧められ、夏樹さんは、その中には非科学的で半信半疑のものもあったけれど、治したい一心で、言われるままにそれらの治療を受けるのである。

お灸と鍼が腰痛に効くとのことで、灸頭鍼の先生を紹介されて治療を受けた。
また、大学の体育学部の助教授から「置き鍼」の治療を受けた。
しかし、なんの変化もなかった。

また、低周波の機械を取り寄せて、就寝前にそれを使うのを日課にした。
しかし、改善しない。

ひょっとしたら内臓の疾患から来ているのかも、という医師から全身の精密検査も受けた。超音波、胃カメラの検査まで受けたが、結果は異常なし。

福岡在住の夏樹さんは売れっ子作家だから、痛みで椅子に座れないからといって何もしないわけにはいかない。腹ばいになって執筆し、打ち合わせで上京する時は飛行機の2人分の座席に寝転がり、タクシーにも座席に横たわって移動する。編集者と話すときも、ソファに横にならなければならない。

夏樹さんは、さらに次々と、ありとあらゆる治療を試みるのである。

ある病院では、この腰痛の原因はマッスル・ウィークネス(筋肉弱化)だから、運動をするべき、と言われ、近くのプールに通う。

股関節が悪いのかも…と言われ、その部分のレントゲンを撮る。

高塚光さんという先生から「手翳し療法」というのを受ける。
痛むところに手を翳(かざ)すだけで治る…というのである。

お手伝いさんが「家の中に動かない水があるとよくないそうです。お庭の池の水を抜いたほうがいいんじゃないですか?」と言うが、夏樹さんは「そこまで非科学的なことには頼れない」と否定する、しかし後日になり、「やはり何でもやったほうがいいのかな…」と思い直し、水を抜く。

ある時は、作家の遠藤周作氏夫人の長年の腰痛が1回の気功で快癒したと遠藤氏が書いていた切り抜きを知人が持ってきてくれたことから、気功を受ける。

次に、足の裏を揉むと腰痛が治ると言われ、その治療院に出向く。

病院で腰部のMRIを受ける。

筋弛緩剤とアリナミンの注射を続けて打ってもらう。

民間の特殊なマッサージ療法も受ける。

「野菜スープ療法がよく効くそうよ」と勧められ、それを試す。

「サウナ療法がいいよ」と言われ、やってみる。

腰や背中にテープを貼る療法や、熱湯で患部を温める温熱療法も試し、赤外線を患部に照射する器具を勧められると、その器具を取り寄せる。

「この症状は“冷え”から来ているのではないか」との助言を受け、居間とダイニングに絨毯を敷き、ホットカーペットを敷く。

カイロプラクティックと鍼の治療院へ通う。

曽野綾子さんがエッセイで「眼鏡の度が合わないと腰痛が起きる。眼が良くなったら、腰痛も完全に治った」と書いているのを読み、眼科へ行き、眼鏡が合っているかどうか診てもらう。

「整体研究所」というところへも、訪ねて行く。

冷温浴…熱いお風呂に浸かるのと腰に冷水のシャワーを浴びせるのとを交互に繰り返す療法…も試してみる。

あげくの果てには、ある先生から、
「あなたには霊が憑いています。供養してあげてください」と言われて、お墓参りをしたり、仏壇を祈祷してもらったり…。


こうした日々を、夏樹さん自身も、
「涙ぐましいといおうか、凝りもせずといおうか…」
と、述懐しておられる。

それらのすべての療法は、結局、何の効果もなかった。

さて一方、医師から「いつまでも第一線で仕事をしていたいという心の執着が痛みを生むのでしょう」と言われ、自律神経失調の薬をもらい、「自立訓練」というものも、教えられるままに実践する。鎮痛剤と安定剤、あるいはうつ病の薬まで処方される。つまり「心因性」という診断も、何人かの医師は指摘していたのである。

発症から1年3ヶ月の時、夏樹さんは外科病院に入院し、「腰痛はストレス性」と診断された。そして、「のんきにやってください。頑張らない人生が大切です」とアドバイスされたりした。

それからある精神神経科へ通うようになるのだが、そこの医師は内面に踏み込んでくれず、次々精神安定剤が処方されただけだった。夏樹さんは、医者は腰痛がよくならないから、仕方ないから心因性と言っているのでは…と疑う。

これほど激しい痛みが、心因性とは、夏樹さんには信じられなかった。
あくまでも、これは肉体的な疾患で、たぶん難病の一種なんだろう、と考える。

そうなのだ。
僕も、それと全く同じ考え方をする一人なのである。

胃痛や頭痛のたぐいなら心因性と言われてもわかる気がするが、腰や尾骶骨や背中に激痛が走る症状まで心因性だと言われてもなぁ…。

僕も耳鳴りが発症したときは、頭がジージー鳴って夜も眠れず、吐き気を催し、不整脈もひどくなったので、耳鼻科、内科から胃腸科、循環器科、脳神経外科、心療内科と渡り歩いた。しかし、行く先々で「ストレス、ウツ、男の更年期、自律神経失調、気にしすぎ」など、いろんなことを医師から言われた。そして、それらがすべて身体ではなく、「心」から来ている病であることに愕然とした。「そんなアホな」と言いたかった。僕がそんなビョーキになるはずがない、と反発した。

医者は、よう治さんから、あんなこと言うとんねん。

そんなふうに、医師たちを恨んだものだった。

夏樹さんがここで同じことを書いておられたので、わが意を得た思いだった。

しかし、この本の後半では、一人の医師との出会いで、夏樹さんの症状が劇的に治癒するのであるが、それが、信じたくなかった「心身症」であったことを彼女自身が認めることによって、改善の第一歩が踏み出されるという展開だったので、僕は大きな衝撃を受けたのであった。

ここまで書いて…
あぁ、疲れてきました。
続きは、また次回にします。ふ~う。

 

 

 

 

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アホの市長は目立つ

2010年06月01日 | 議会&役所

地方議会議員はアホであっても目立たないけれど、市長がアホなら目立つ。
理由は簡単である。
地方議会議員は一つの自治体に何十人(またはそれに近い数)が存在する。
「玉石混交」という言葉があるが、議員たちの個人レベルもさまざまである。地域のために日夜奔走する熱心な議員もいれば、箸にも棒にもかからないアホ議員もいる。しかし人数が多いのでごちゃまぜになり、アホでもなかなか目立たないのである。

その点、市長はひとりだけだから、アホはよく目立つ。

鹿児島県阿久根市の竹原信一という市長がその典型例だ。

この市長の言動については、数年前からなにやかやと報道されてきているのでご承知の方も多いと思うが、僕も長く公務員生活を送って来たが、この竹原市長ほど私的感情を前後の見境もなく撒き散らし、かつ身勝手な理屈でやるべき義務を果たさず、市政を混乱させ続けている市長を、これまで見たことも聞いたこともない。しかも彼が、住民から人気があるというのだから、余計タチが悪い。

竹原市長は2008年夏に初当選したが、選挙活動中から自分のブログを更新していた。これは当時、公職選挙法に抵触する可能性があったが、それがその後の市長の進む道を暗示していたようでもある。

2009年1月のブログで竹原市長は「阿久根市議会で最も辞めてもらいたい議員は?」と題して市議の不人気投票を実施した。

これを新聞記事で読んだ僕は、思わず笑った。
最初は面白い市長だな~、と思った。

僕自身、38年間の市役所生活のうち26年間を議会事務局で過ごしているので、イヤな議員も大勢見てきた。不人気議員の投票なんかしたら面白いやろな~、と思っただけではなく、実際にこっそり「出来の悪い議員ベスト5」なんてものを作って、親しい職員に見せてゲラゲラ笑っていた時期もあった。

しかし、このあと、竹原市長の言動は、どんどんエスカレートする。

市職員の給与が高額であるとのことで、市長は各課ごとに職員の給与明細を掲示したところ、ある職員(係長)がそれをはがした。一部の市民が職員に無理難題を押し付け、最後は掲示板を指差し、「お前ら、月給泥棒だろ」などと悪態をつき、円滑な説明も出来なくなるなど、職務に支障が生じる…とのことで、はがしたのであろう。

給与が高ければ、減額する方向に持って行くの通常の方法だ。
公務員の給与が高い、減らすべき、というのはまともな主張である。

しかし…やり方というものがある。
市長がいきなりヒステリックに叫ぶと、職員の不安感は増幅する。
一方、市長の職員・議員に対する攻撃的姿勢は、市民にとっては心地よい。

2009年2月に市議会は市長不信任案を可決すると、市長は議会の解散権を行使して議会は解散。出直し市議選が行われたあと、新しく構成された議会は、再び市長の不信任案を可決し、ここで竹原市長は自動的に失職した。

しかし、出直し市長選挙に出馬した竹原市長は、また当選するのである。

職員や議員をボロカスに言う竹原市長は大衆受けをするのだろう。その市民の絶大な支持の元で、市長はいよいよ増長する。

掲示物をはがした係長を懲戒免職する。つまり、クビである。
係長の訴えを受けて鹿児島地裁がクビを取り消すよう判決を出す。
しかし、市長はブログに「中身のない判決」と書き、従わなかった。
徹底的に根に持つタイプ…と言えよう。

ブログで市長は今度は裁判官月給一覧表を揚げ、「おカネ持ちが判決」と書き、いかにも素人受けのするような「義憤」をぶち上げている。

そのブログで、市長は今度は調子に乗り過ぎて非難される。
2009年12月のことだ。
「高度医療のおかげで、障害者を生き残らせている」
と書いて、大きな問題になった。

議会は当然竹原市長を批判するが、悲しいかなその声には威勢がない。
はっきり言って、まるでだらしない議会なのである。

市長は「改革断行」のもとに、さらに強引な実力行使が目立つようになった。
言うことを聞かなければクビにする、と職員を脅し続ける。

自分は選挙で勝つ、という絶対の自信を持つ市長は、あらゆることに対立的姿勢を鮮明にし、反市長派排除のために議会を挑発し、市役所は重い空気に包まれ、市民たちには疲れが見えているという。

さらに…
自分の意に沿わない報道をする新聞・テレビのカメラが議会の傍聴席に入ると、
「あんなのが入っていれば、もう議会なんて出ないもんね」
ということで、竹原市長は本会議への出席を拒否し続けているのである。
そして、議会に諮らずに自分で勝手に「専決処分」を行う。

「専決処分」とは、ある案件を決定したいのだが、議会を開く時間がないときにやむを得ず市長が専決で行い、次の本会議で議会に報告をするという制度である。何でも専決をしていい、というわけではないのだ。それを議会に提案もせず、次々専決をするとは、それこそ、独断と偏見であり、議会無視、住民無視そのものではないか。

本来の政策を論じる場に出ることを拒否し、感情の向くままにルール違反を平気で繰り返すことが、住民福祉の向上につながるはずがない。

普通では考えられない行動だ。
いやしくも住民の代表として選ばれてきた議会が本会議を開くというのに、市の総括責任者である市長が出席しない(それも感情的な理由)というのは、にわかには信じ難いほど幼稚である。誰か、諌めたり進言したりする人間はいないのか?

「改革はいいけれど、混乱はもうたくさん」と、市長をずっと支えてきた後援会幹部も、最近はうんざり気味だそうである。

朝日新聞鹿児島総局の三輪千尋さんという若い女性記者が、先日「記者有論」というコラム欄でこう書いていた。

竹原市長は、信念を貫くつもりなら言葉を尽くし正々堂々と戦ってほしい。そうでなければ市民の心は離れていくだけだ。

繰り返し言う。アホの議員は目立たないが、アホの市長は目立つ。

阿久根市は、議会も市長もアホである、というのが本日の結論です。

 

 

 

 

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