僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

ヨガ体験…ハマる予感

2013年07月13日 | 心と体と健康と


駅前のSビル4階にあるコスパは午前10時から開くのだが、10時前になるとエレベーターの前は会員の人たちで一杯になる。僕は人ごみや行列が苦手なので、それより数十分ズラせて行くようにしている。しかし昨日はそうも言っていられなかった。10時半から始まるヨガのレッスンを受けるため、10時ちょうどぐらいには、エレベーター前の人ごみの中にいたのである。そこに顔見知りのミッちゃんがいて「あ、のんちゃん、どうしたん? 今日はえらい早いやん」と声をかけてきたので「ヨガをやろうと思って…」と僕は小声で彼女に説明した。


ロッカーで着替え、ジムに入ったのは10時10分ぐらいだった。ヨガのレッスンが始まるのは10時半だったので、まだ早いかなぁと思いながら、念のため「スタジオB」をのぞいたら、すでに多くの女性が中にいて、それぞれヨガのマットを敷き、数人でおしゃべりをしたり、マットに寝転んだりしながら、開始を待っている。中には荷物だけポンと置かれているマットもある。


ややっ、これは…。早く場所を確保しなければ、と、僕は入り口近くにいた年配の女性に「すみません。ここは靴を脱いで入るのですか?」と尋ねたら、「入るのは靴のままでええよ。やるときは脱ぐけど」と言いながら、「(ヨガを)やらはりますのん?」と聞いたので、「えぇ」と返事すると、「マット、持ってきてあげるわ」と奥へ走って行き、マットを抱えて自分たちのグループの横にそれを敷いてくれた。「ここで、やらはったらよろし」。ご親切な方である。


僕は約20分間、ちょこんとマットに座って待っていた。どんどん人が増え、マットが増え、間もなく満員になった。総勢40名近く。男性は?…と見渡すと、僕のほかに2人いた。あ~、よかった、と、わけもなくホッとする。


そこへ、スリムを絵に描いたような細身で脚の長い若い女性が「どうも~」とにこやかな笑顔を浮かべて入ってきて中央に立った。インストラクターである。そのとたん、う~む、これは来週もその次も、いや、これからず~っと参加しなければ…と、まだヨガも始まっていないのに思ってしまった僕なのである(笑)。


「では、マットに仰向けに寝転んでください。両手をあげて思い切り全身を伸ばしてくださぁい」…という感じで、45分間のレッスンが、始まった。


さまざまなポーズを取るのだけれど、思ったよりハードである。そのポーズのまま、静止している時間がかなり長い。「うぅ…」といううめき声のようなものもどこからか聞こえてくる。どんなポーズの時も、インストラクターのお姉さんは「息を止めないでくださいね。常に呼吸を意識してください」と随所にその言葉をはさみ、「息をとめると力が入ります。やわらかく、楽に、呼吸をするのが大事です」と、静かな口調で、やさしく語りかけるのである。


しかしまあ、いろんなポーズがあるものだ。仰向けになって両足を抱え、右に左にゴロゴロするのも簡単なようで、むずかしい。さらに「仰向けに寝転んで、右足を左足に組むようにしてかけて、右手を両腿の隙間に差し込んで、両手で左太ももを抱えます~」なんて言われると、それがどういうポーズなのだかさっぱりわからない。わからないまま適当に足を抱えると「あ、それは足が反対ですよ」と、お姉さんに言われてしまった。そこで隣や前の人のポーズをチラリチラリと目で確かめながらやることにした。次々といろんなポーズを続けていくと、冷房が効いているにも関わらず、背中が汗でジワジワと濡れてくる。ひとつのポーズが終り、「はい、楽にしてくださ~い」と言う声がかかると、皆さんホッとしたようにマットにバタッと倒れこむ。


四つんばいになったあと、身体をまっすぐ伸ばして、片手と片足を上げて静止するようなポーズもあったが、僕などはバランス力に乏しいのでグラグラ揺れてしまう。床についているほうの手と足に、グ~ッと力も入れなければならない。なかなか大変である。みんな歯を食いしばるように頑張っている。そんなとき、インストラクターのお姉さんが「は~い、呼吸を忘れないようにしてくださいね。呼吸ですよ。ため息ではありませんよ」など、思わずクスッと笑わせる。


それやこれやでヨガの45分間は、あっという間に終わってしまったのである。いや~、楽しかった。そして、確かに体の各部分が強くなったり柔らかくなったりするような気分になる。慣れてくるともっと楽しんでやれるに違いない。それに、いろいろなポーズを徹底的に体に覚えこませたいので、ぜひこれからも続けよう…と思った次第である。


かつてヨガの本を買って自宅で一人でやったことがあるが、三日坊主に終わってしまった。やはり長続きするためには、こういうスタジオで、大勢の人と一緒にやるということが、僕みたいに持続力に乏しい人間には必要なのかもしれない。いろんなポーズを取りながら、自分が気持ちいい~と思う時は一緒にやっている人たちも気持ちいいだろうし、自分がしんどい時は他の人たちも同様にしんどいのだ…というような体感を共有できるのがいい。スタジオ全体に、何か「連帯感」のようなものも生まれてくる。その雰囲気をより高めてくれるインストラクターのお姉さんが、これまたいい。(なんのこっちゃ…?)


ハイ。そんなことで、これから毎週金曜日は「ヨガの日」に決めました。お勧めくださったジンさん、ありがとうございました。

 

 

 

コメント (8)
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