テレビの歌番組を聴きながら用事をしていたら、僕の好きな水森かおりが出てきたので手を休めてテレビを見た。「鳥取砂丘」とか「五能線」を歌ってくれるのかと思ったら、自分の持ち歌ではなく、昔、日吉ミミが歌ったという
「世迷い言」
という歌を歌ったのだけど、僕の記憶にはない歌だった。
でも作詞が阿久悠で作曲が中島みゆきというので聴いていたらこんな歌詞が…
♪ 真夜中 世の中 世迷い言
上から読んでも下から読んでも
世の中 バカなのよ~
つまり、「ヨノナカバカナノヨ」という回文ですね。
いわゆる「たけやぶやけた」みたいな。
へぇ~ こんな回文の入った歌があったんや、と水森かおりを眺めながら思ったんですけど…
僕は回文が好きで、これを聞いた時、村上春樹さんの著書で
「またたび浴びたタマ」という本を思い出した。
この本のタイトル自体がすでに回文ですよね。
ここにはいろんな回文が載っていたのですが、中でも「これは面白い!」と膝を打った回文があり、どうしても忘れられないので今日のブログのネタにします。
「世の中ね 顔かお金か なのよ」
という文章ですわ。上から読んでも下から読んでも、
「よのなかね かおかおかねか なのよ」ですよね~
あまり品の良い文章ではありませんけど、まぁ、言葉の遊びですから笑って済ませましょう。
それにしても、この文も、「世迷い言」の歌詞も…
世の中というのは「バカ」だったり、「顔かお金か」だったり。
あまりいいように表現されていませんね。
でも案外、当たっているのかも。
知らんけど(笑)。
さて、
5月も今日で終わりですね。
今年は台風の影響とかで早くも梅雨入り宣言があり、ちょっとうっとうしいですね。天候がパッとしないと気持ちも滅入りがち。
つい「世の中バカなのよ」とボヤいてしまいたい?